ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

きみの声を待っている。

嶺央/著

作品番号/1416489
ジャンル/恋愛(純愛)
PV数/50,047
最終更新日/2018/8/20
[490ページ]



音が消えゆく中
きみの声ならよく聞こえた。


*
.
.



「僕達さ、仲良くなろうよ」



ひとりぼっちの私を
優しく引っ張ってくれた

きみの声は




「もっと笑ってよ。
その顔すごく可愛いから」



いろんなことを
私に教えてくれた

きみの声は、



ただ一つだけ。




「美音には教えてあげない」



私が悲しむようなことだけは
絶対に聞かせなかったね。




*
.
.

転校先で出会った
優しくみんなの人気者

染井 奏人 【ソメイ カナト】

×

難聴を患い失聴の危機にいる
ひとりぼっちの少女

吉野 美音 【ヨシノ ミオン】

*
.
.




「もっとそばにおいでよ。
そこじゃ何も聞こえないでしょ?」




もっときみの声を聞いていたい。


きっとそう思った時から


きみに恋をしていたんだと思います。





(…な、と……奏人くん!)





──ねぇ、奏人くん。

私の声は、聞こえましたか?




*.

可愛い二人の
ピュアで切ない焦れったい恋のお話

.*


小説を読む