この『感情』は何色ですか?

恋愛(ピュア)

臼井天栗/著
この『感情』は何色ですか?
作品番号
1402836
最終更新
2017/01/23
総文字数
1
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
1
いいね数
0
桜が咲き始めた季節。
俺ーー。優輔の元に届けられた大きな箱。
差出人は最愛……ではない、祖父からだ。

『お前の友達になってくれるだろう。』

その短いメッセージと共に入っていたのはーー。
ピンク色のショートヘア、ピンクと白のワンピースを着て、小さい体を丸めて箱の中に蹲る1人の少女だった。

「なんだよ、これ。」

恐る恐る背中のスイッチを押すと、少女はゆっくりと目を開き、エメラルド色の大きな目を輝かせながら立ち上がり、俺を見て微笑んだ。

「私、サクラ!君の名前は?」

これが、俺とサクラの出会いであり、俺の最初で最後であろう恋の始まりだった。

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