おひとつ、屋根の下ー従兄弟と私の同居生活ー
恋愛(ピュア)
0
三ツ葉和奏/著
- 作品番号
- 1391617
- 最終更新
- 2017/12/31
- 総文字数
- 48,106
- ページ数
- 77ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 14,605
- いいね数
- 0
中学三年の秋、
私は二つ年下のイトコにいきなりキスをされた。
高校二年の初夏、
あのキスから無視しているイトコの家に居候することになった。
「あのキスは忘れる。無かったことにしよう」
『……んだよ、それ』
「達久?」
『そうやってまた、ミコ姉は俺の感情ごと無視するんだ』
あの優しかった男の子は、この二年の間に豹変した。
私を噛み切るような怒りは、ひしひしと肌に突き刺さるようで、
『ミコ姉なんか大嫌いだ』
そう言って為された二回目の口づけが、彼を許せない理由になった。
start:16.12.16
私は二つ年下のイトコにいきなりキスをされた。
高校二年の初夏、
あのキスから無視しているイトコの家に居候することになった。
「あのキスは忘れる。無かったことにしよう」
『……んだよ、それ』
「達久?」
『そうやってまた、ミコ姉は俺の感情ごと無視するんだ』
あの優しかった男の子は、この二年の間に豹変した。
私を噛み切るような怒りは、ひしひしと肌に突き刺さるようで、
『ミコ姉なんか大嫌いだ』
そう言って為された二回目の口づけが、彼を許せない理由になった。
start:16.12.16
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