森の奥のとある魔導師達の話。

ファンタジー

余.白/著
森の奥のとある魔導師達の話。
作品番号
1327845
最終更新
2016/08/21
総文字数
8,181
ページ数
6ページ
ステータス
未完結
PV数
116
いいね数
0
ある時代の、ある外国の話だ。

その国では、魔法を使うことが出来る魔導師と、非魔導師が共に暮らしていた。

在る者は医者として、また在る者は町娘として。

小さな争いはあったものの、幸せだった。誰もかも。

けれど、平和な日常は呆気ないほどに消えた。

疫病が流行り、雨が降らず、人は心がぼろぼろになってしまった。  

優しい心を持った彼らも、誰かに責任を押し付けたくなった。

誰かが言った。「全ては魔導師のせいだ」と
   
誰かが言った。「魔導師が居なくなれば良い」と
       
人々は言った。「魔導師を殺せ」と

一つの団体は言った。「魔導師の事は任せて欲しい」と

                 
 かくして始まった魔導師狩り。

先導するは人々の希望の光。名は“騎士団”


国の魔導師を一気に駆る計画が実行に移された。

              
 12月の25日だった。
   
 魔導師達はこの日を“聖夜の悪夢”と呼んだ。

               
捕まらなかった多くの魔導師は国外へと逃げた。

しかし、国の森の奥深くで隠れて暮らす魔導師も居た。
       
               
 これは、そんな魔導師達の、何処にでも在る話。

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