明日へ馳せる思い出のカケラ

恋愛(ピュア)

南爪祝弥/著
明日へ馳せる思い出のカケラ
作品番号
1323757
最終更新
2016/05/06
総文字数
183,617
ページ数
173ページ
ステータス
完結
PV数
8,360
いいね数
0
「ごめん、俺は約束を守れなかった――」

 遣り切れない後悔だけが俺の胸をきつく締め付ける。

 でもそれは仕方ないんだよね。だって俺はそれほどまでに、自分勝手なワガママで君をひどく傷つけてしまったんだから。

 でもね、それでも俺は前に進むことを決意したんだ。
 許してもらえるはずがないのは分かりきっている。だけど最後に一言だけ、どうしても君に伝えたい言葉があるんだよ。

 脆弱男の馳せる想いは、遠くまだ見えないゴールへと向けられていくのだった。

この作品のレビュー

★★★★★
2016/05/07 11:00
投稿者: ムツミン さん
引き込まれました。

読み応えありました。ラストも感動的で良かったです。 前半は比較的ゆっくりでしたが、6話くらいからの展開には胸を打たれました。 中盤〜後半にかけての鬱展開に読むのがつらくなりましたが、でもそれがあったからこそラストの感動が引き立ったんだと思います。 主人公が男性でしたが、共感する部分も多く、胸に残る言葉もありました。 少し理屈っぽく感じるところもありましたが、しっかりと作品としてまとまっていたと思います。 前半の何気ない描写が伏線になっていたりして、ラストで回収された時にはおっとなりました。 文庫本でじっくり読みたい作品ですね。 次作品も期待しています。頑張って下さい。

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この作品のひとこと感想

すべての感想数:27

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