君の隣にいる人は

恋愛(その他)

もりあこ/著
君の隣にいる人は
作品番号
1271839
最終更新
2015/11/04
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
完結
PV数
0
いいね数
0
隣にいれるだけで幸せだったのに
欲張りになってしまうのは
あなたのせいです…




栗島 紗奈 (Kurisima Sana)

小野 冬唯 (Ono Toui)

2人の甘く切ないラブストーリー



「私のこと好きじゃなくていいから…!!」

私 栗島 紗奈は自分で言った
この言葉に死ぬほど後悔している


1年前

大学2年生の時 小野 冬唯に
告白したセリフが冒頭のセリフだった

あの頃冬唯には好きな女の子がいた

笑顔の似合う素敵な女の子で

私と冬唯、そしてその
川浜 杏 (kawahama An) ちゃんは
同じサークル 同じ学年
ということもあり、仲良くなるのに
そう時間はかからなかった


私は冬唯のことを高校時代から
ずっと好きだったのに
告白を出来ずにいた

でもなんとか頑張って冬唯と
同じ大学に入れたのだ

でも、大学には今まで以上に
多くの人がいて
可愛い子だって沢山いるわけで…

そんな時 冬唯が

「俺、好きな人できた」


私は相手が誰なのかすぐに検討がついた

「杏ちゃんでしょ!?」

頼む、違うと言ってくれ…!

そんな願いも叶わず

「え!俺言ったっけ?」

顔をあかくしてそう言う冬唯の目を
私はちゃんと見ることが出来なかった



でも、間もなくして発覚した

杏ちゃんに彼氏がいるということ


その事を聞いた冬唯が悲しむ姿を
見て心が痛んだのと同時に、
喜んでしまう私は最低だと思う


だから、私はそこに、

弱ってる冬唯に漬け込んだのだ


こんな辛い事になるなんて
この時の私は思いもしなかった


「…な!…さな!!聞こえてますかー?」

「…っ!あ!うん!」

目の前に冬唯の顔がいて驚いた

「講義も終わったし帰ろうぜー
腹減ったしなんか食うか!」

「そうだね!そうしよ!」


このとおり今ラブラブ!!!

なんてことはなく、
私たちは1年も付き合っているのに
手をつないだこともキスをした事も無い。



私は身代わりだから
私が望んで身代わりになったんだから
どうこう言える立場じゃないのに

やっぱり寂しいな…って思ってしまう


それでも 冬唯は私を大切に
してくれてる。と思う

記念日にはデートに誘ってくれるし
体調を崩した時には看病だって
してくれる

これ以上の幸せなんてないはずなのに

冬唯の

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