ほたるの初恋、消えた記憶
恋愛(ピュア)
完
2
茉珠華/著
- 作品番号
- 1230055
- 最終更新
- 2016/11/01
- 総文字数
- 101,550
- ページ数
- 187ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 137,518
- いいね数
- 2
たくさんの緑に囲まれた小さな田舎町に、一つだけ私が通う緑が丘学園がある。
ある日、その緑が丘学園に転校して来た宮東祐吾。
「初めまして、海野ほたるです。」
挨拶すると、どうしてそんな顔するかな。
「初めてじゃないだろ。」
いえ、初めてだと思います。
宮東祐吾(ぐどうゆうご )
あなたといつ会ったのか、どうしても思い出せない。
「俺を思い出すまで無視するからな。」
え、そう言われても。
「無理に思い出せとは言わない。ほたると過ごした時間を俺は覚えてるから。」
切ない目で宮東祐吾が言った。
祐吾を忘れてごめんね。
祐吾と過ごした時間を必ず思い出すから。
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