病室の窓から

恋愛(ピュア)

みやまん/著
病室の窓から
作品番号
1226880
最終更新
2015/06/23
総文字数
547
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
12
いいね数
0

私はどうやら死ななかったらしい

目の前に広がる病院の天井と、身体を包み込む真っ白な寝具がそう告げている

車の行き交う道路に飛び出した子供の身代わりとなって、私はトラックに跳ねられた

中々大きいトラックだったのに…私の身体は意外と丈夫なようだ

正直に言うと

子供を助ける為に道路に飛び出したのではなかった

道路に飛び出したら子供が居たから助けたのだ


私はあのとき死のうとしていたんだ


私はどうやら死ねなかったらしい

目次

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop