意地悪なきみの隣。
恋愛(学園)
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hopiam**/著
- 作品番号
- 1210794
- 最終更新
- 2016/03/20
- 総文字数
- 86,575
- ページ数
- 214ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 11,114
- いいね数
- 0
いつも私をバカにしてくる。
「へ〜西野でも課題終わったんだ」
「え、忘れたの?ほんとだっせえよな」
「おっせーなのろま。行くぞ!」
「なんでこんなのも理解できねえの?だからバカって言われるんだよ、バーカ」
いつしかそれが私の日常になっていて。
言い返しても、はね返される。
そして、たまに不思議なことを言うの。
「まあ、西野は昔からおっちょこちょいだからな。心配なだけ」
「……だから昔のことは知ってるっつってんだろーが」
「今日はキツネ以外も回ろうか」
「西野、早く俺が誰か気付いてよ。俺、もうそろそろ限界だって」
ふにゃっと笑ったりくしゃっと笑ったり、
寂しい顔をしたり悲しい顔をしたり。
いつもきみは私にとってわからない存在。
でも、いつも隣にいる。
今日はなんてバカにされるんだろう。
どんな不思議な言葉を言ってくるのかな 。
今日もゆっくりと過ごそう。
意地悪なきみの隣で。
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