獅子王とあやめ姫

ファンタジー

南海こはる/著
獅子王とあやめ姫
作品番号
1207068
最終更新
2022/07/27
総文字数
78,265
ページ数
176ページ
ステータス
未完結
PV数
4,873
いいね数
0
気が付くには、少女は無垢すぎた。

__言ったじゃん、幸せにしてくれるって。

ぽつりと呟いても、誰もいない。


疑うには、少女は純粋すぎた。

__どういう、ことですか。

おそるおそる声を掛けても、彼女は聞こえないふりをするだけ。


立ち向かって行くには、少女は小さすぎた。

__待って!お願いだから話を聞いて!

喉が張り裂けんばかりに訴えても、彼は見向きもしなかった。




なんの力も持たない下町の少女は、大きな権力の波に翻弄される。

その波に打ち上げられた先に待っていたのは……。

__勘違いもいいところだな、薄汚いドブネズミが。

すがるように彼を見上げても、その目は冷たく青く光るばかり。



 パルテノ国の下町で暮らす少女イーリス。

 縫い合わせた糸がほころぶように、彼女の日常は崩れていった……。

❁-------------------------------------❁

初投稿です

読みにくい所が多いかもしれませんが、
物語の行く末を最後まで
見届けて下さったら幸いです.゚・*

※本作品に書かれている内容は、あくまで作品内だけのもので、決して犯罪行為を助長するものではありません。

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop