ひまつぶしの恋、ろくでなしの愛
恋愛(キケン・ダーク・不良)
完
2
- 作品番号
- 1177405
- 最終更新
- 2016/05/15
- 総文字数
- 120,162
- ページ数
- 286ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 413,240
- いいね数
- 2
「もう、先生ったら……」
私は今日も『かわいい女』を演じる
この男を落とすために
いつわりの恋のゲームに勝つために
* * *
「恋なんて、ひまつぶしのゲームよ」
「本気になったほうが負けなの」
恋より仕事
気ままに男をもてあそぶ高飛車な女
【香月 智恵】
×
「本気じゃない恋なんて、ないよ」
「人は恋するために生まれてきたんだ」
仕事より恋
女たらしの浮気性なろくでなし
【朝比奈 光太】
偶然に出会った正反対の二人は
泣く子も黙るやり手編集者と
やる気のない天才小説家として再会する
「これは運命の出会いだよ」
「何ふざけてるんですか、先生
そんなことより新作書いてください」
「俺、恋してないと書けないんだ
ねえ、だから、俺の恋人になってよ」
「はぁ?」
さて、智恵は恋のゲームに勝って
光太に小説を書かせることができるのか?
この作品のレビュー
光太と智恵。 まるで高村光太郎・智恵子夫妻のような、素敵な名前の二人。 でも、名前の印象とは真逆に、その出会いは切なくもないし純情でもなく。 再会も再々会もまた、何とも言えないギャップや違和感に満ちていて。 お高く留まった智恵の言動に、どことなく、もろさや繊細さが垣間見えます。 光太や後輩女子たちとの関係の中で、智恵自身も気付いていなかった自分の本心に少しずつ近づいていく過程が素敵でした。 何を考えているか不明な光太。 非常にどうしようもない男。 だけど、妙にかわいくて、放っておけません。 一癖あるイケメンが「コミカル」且つ「キュート」、さらに時々きちんと「カッコよく」描かれるのは、汐見ワールドならではの魅力です。 純文学作家、光太の書く独創的で幻想的な文章世界が、二人きりの公園に現れるとき。 キラキラ輝くような風景とともに、光太と智恵は、何を思うのでしょうか。
この作品の感想ノート
♪氷月あや様♪
いつもありがとうございます。
こちらの作品は勢いで書き始め、完結締切に追われて執筆したため、どうも我ながらアラが目立ち……(^_^;)
お見苦しいところが多々あったかと思いますが、読んでくださって本当にありがとうございます。
また読み直して手直ししていかなければいけませんね……小説って難しい!
読ませていただきましたー!
途中からは一気読みでした(*^^*)
高飛車vsろくでなし。
どうなることかと思っていたら、武装解除していくちえこがかわいくて。
ピンチにちゃんと現れる光太に拍手です。
見事なろくでなしっぷりとのギャップが素敵ですね。
ちえこの料理がおいしそうでした♪
胃袋(@脳内)つかまれました(笑)
ラストの風景が本当にキレイでした。
なんて素敵なプレゼント。
ちゃんと仕事を遂行しつつ、自分と相手の気持ちにも向き合えて、希望に満ちた未来が象徴されたシーンですね。
今回もまた楽しい作品を読ませていただき、ありがとうございました♪
汐見 夏衛さんの書籍化作品
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