幼なじみであり、
恋人だった彼女が死んだ。
僕ともうひとりの幼なじみを残して
彼女はたったひとりで、
この世界から消えていった。
もう二度と、僕の大好きな
きみの笑顔は見れないと思っていた。
見れない、はずだった。
それなのに。
「やっほーう、元気?」
彼女は僕の大好きな笑顔で、
僕たちの目の前に現れた。
幽霊となって。
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死んでしまった彼女と、
残された幼なじみふたりのお話。
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「やり残したことがあるの」
〝消えないで〟も
〝消えたくない〟も
隠していたけれど、
きっとお互い半透明だった。
2014.07〜
(諸事情により非公開にしています。
申し訳ありませんが、再公開まで
もうしばらくお待ちください)