虹ヶ丘高校、2年A組は、クラスのみんなが仲が良く、最高のクラスと、土屋楓は思っていた。
しかし、その実態は、嫉妬、憎悪、歪んだ愛……と黒い感情が渦巻いており、今にも爆発しそうな状態だった。
ある日、生徒36人を乗せた修学旅行行きのバスが、こつぜんと姿を消す。
出口のない壁の中に閉じ込められた楓たちは空腹、暑さ、そして恐怖に怯えることしかできない。
そんな中、耳をつんざくような鐘の音が、鳴り響き、1本の細い糸が、天から降りてくる。
これは何者かによる実験か?
それとも、命を賭けたゲームなのか?
果たして主催者は?
その目的は?
さらにスパイの存在が、持ちあがり……。
非日常に突如として、放り込まれた生徒たちの、心の奥底に潜んでいた黒い感情が、目覚めた時、悲劇は起きる。
最後に生き残るのは誰……?
最後まで読むと、ニンゲン釣りゲームのすべてがわかります……。
驚愕の真実をその目で確かめてください。
冒頭に2ページ、プロローグを付けたしました。