年上の彼女サマ。

恋愛(その他)

三城 桜花/著
年上の彼女サマ。
作品番号
1095929
最終更新
2014/08/23
総文字数
1,504
ページ数
3ページ
ステータス
未完結
PV数
75
いいね数
0




「ほら、気をつけなさいって言ったでしょ陸。」

彼女は、転んだ俺に気遣いながら進む。


いつも俺の前を歩いていた彼女は、いつまで経っても俺の憧れの人だった。





「涼子ちゃん、待ってよ。」


彼女の後を追いかける無邪気な子供の自分。







***


目を開くと、陸はベッドの上にいた。




夢の中で伸ばした右手は、現実に引き戻されてもまっすぐ伸びていた。







「涼子...か。」





陸は自嘲気味にフッと笑うと、ベッドから起き上がり、スーツに着替えた。




「今日も仕事、頑張るか。」


陸は住んでいるアパートの部屋から出た。





そのとき陸は、数日後に憧れの人がやって来るなんて思いもしなかった。











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