金木犀のアリア
青春・友情
完
1
竹久祐/著
- 作品番号
- 1093958
- 最終更新
- 2022/12/08
- 総文字数
- 83,852
- ページ数
- 233ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 70,058
- いいね数
- 1
作品名【金木犀のアリア】
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カフェ「モルダウ」に現れる白い猫
猫は電車に乗り、様々な場所で目撃されている
神出鬼没の白い猫
猫はチャイコフスキーを聴きにくる……
リリィとアランの思いを抱いて
時をこえた愛は奏でられる
【金木犀のアリア】完結
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詩月、高校3年の秋。
チャイコフスキー作ヴァイオリン曲
「懐かしい土地の思い出」
ほのかに金木犀が香ってくる。
甘く優しい香り
ヴァイオリンの音が
切なく悲しく、心に響く
すっと、背筋を伸ばしヴァイオリンを弾き始めた詩月
カフェ・モルダウ
リリィの愛した曲が奏でられる
【金木犀のアリア】
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※感想ありがとうございます
*熊川なおたか 様
*囲 章文 様
*氷月あや 様
*叶 遥斗 様
*黒猫○ルビー 様
※レビューありがとうございます
*囲 章文 様
*叶 遥斗 様
*黒猫○ルビー 様
*bi‐ko☆/ 様
★イメージポエムありがとうございます
*囲 章文 さま
この作品のレビュー
この作品の感想ノート
竹久さま
お久しぶりです。
前回、感想を書かせていただいてから、ずいぶん時間が経ってしまいました。
冒頭からラストまで、今日ようやく通して読むことができました。
繊細で且つ大きな物語だと感じました。
私自身、子供の頃、ピアノを習っていました。
課題曲が与えられるたび、舞台に立つたび、ものすごいエネルギーを費やさねば楽譜に込められた意味すらつかめなかったことを思い出しました。
作中では、西洋の楽曲と日本の風物・文化が重ね合わされる描写など、竹久さんの教養深さがうかがえて、尊敬の限りです。
また、少年の繊細と苛烈の危ういバランスが、とても心に残りました。
読者として、一つだけワガママを言わせていただくと、もっと“スポ根”してほしいな、と(変な表現で申し訳ありません)。
「この一曲に懸ける、抑えきれない情熱」みたいなものを、内面の葛藤や周囲への反発も絡めて、もっとガーッと前面に押し出すところを読んでみたいと思いました。
とはいえ、竹久さんの荘重な文章の綾を乱していただきたくはないので、ガサツな読者のワガママなどお忘れくださってかまいません。
「ガーッと」などと表現する時点で、クラシックではなくロックかヒップホップですね……。
素晴らしい作品を、ありがとうございました!
また別の作品も読ませていただきます。
馳月基矢さん
2015/01/23 19:33
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