ケータイ小説 野いちご

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野いちご10周年記念コンピレーションアルバム『ずっとずっと、大好きな君のそばで。』

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野いちご学園の新着投稿

    • 憧れの先輩
    • 放課後
    • 屋上
    • 後ろからギュッ

    『え、あ、あの、先輩…?』
    私、鳳明音はひとつ上の日向翔先輩に後ろから抱きしめられている。
    『どうしたんですか…急に…』
    「どうしたのって、後ろから抱きしめてんの。」
    いや、それは、分かってます。
    「そんなにあいつの事好きだったの?」
    『っ!!は、はい…』
    あいつとは、私の幼馴染の事だ。
    ずっと片思いしていて、やっとの事で告白をしたら、振られた。
    それで1人屋上で、気持ちを整理していた。
    「あいつの事忘れろなんて言わない。徐々にでも良いから俺の事好きになってよ。」
    『えっ…。』
    好き…?
    「だから、俺は鳳さんが好きだって言ってんの。」
    『うそ…。でも、先輩…彼女さん…。』
    「彼女とは、別れたよ。好きな人が出来たって言ったら、あっさりと(笑)」
    知らなかった…。そんな、噂だって聞いてない。
    「まずは、俺の事知ってもらわなきゃ。これから、よろしくね、明音。」
    そう、耳元で囁かれた。

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    • 同級生

    「俺さ、好きな人いるんだ。」

    そういって微笑む幼馴染みの彼はとても愛おしそうな瞳をしていた。

    「そっか。」

    私は無理矢理作った笑顔で彼にそう言った。

    彼の笑顔が好きだから。

    彼の優しいところが好きだから。

    彼の無邪気さが好きだから。

    私はこの思いを封じなければならない。

    「今日、告白するんだ。」

    そう言う彼に胸がズキズキと痛んだ。

    「す、好きな子ってどんな子?」

    どうして、聞きたくもないことを聞いてしまうのだろう。傷つくだけなのに。

    「ん~、優しくてがんばり屋で寝顔がかわいい。あと意外とツンデレ?かな。」

    寝顔って…もう私に勝ち目なんかないじゃん。

    「ねぇ、そ、の、子の、名前は?」

    これが、最後で、一番聞きたくて聞きたくない質問。

    「俺の世界で一番大事で愛してやまない幼馴染み。」

    「好きだよ」

    彼はそう言って私の頬にキスを落とした。

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    • 同級生
    • 登校中
    • 駅前
    • 頭ぽんぽん

    「あのー、すいません。」

    駅の改札を出たところで、声をかけられた。

    『え、はい。』

    「これ、落としました。」

    と、彼の手の中には、私のものであるキーホルダーが。

    バックを確認すると、チェーンから外れていた。

    『あ、ありがとうございます!』

    「大切なものなんでしょ?気をつけなね。」

    ポンポンと、私の頭を撫でて歩き出した。

    これが、彼(佐野優樹)との出会い。

    突然の事で訳が分からなかったけど、心臓の音だけが、うるさくなったのだけは分かった。

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