―もっと、刺激的な恋を。―

一人暮らしの俺の部屋に心当たりのない宅配物が届いた。伝票によると中身は本のようだが、本から現れたのはまさかの魔女……！？ 「おめでとうございマス、あなたは見事、ケリー魔法魔術学園２年後期の進級課題人材として選ばれました。 今この瞬間からあなたは恋する魔法を請け負う事になりました。ご協力のほど、よろしくお願い致しマス」 「……とりあえず帰って貰ってもいいですか？　ここ俺のうちなんで」 「帰る事はできません。課題対象のあなたに恋の魔法をかけるまでは、帰って来るなと言われていマス。なので強制的に居候させていただきマス」 「いや、帰れよ。何が強制的だ」 「課題をやり遂げないと私は進級できません」 「知るかそんなもん、帰れ」 半ば強制的に魔女の課題に付き合う羽目になるのだが……。

このお守りを十年後の夏に見つけたのは、本当にただの偶然だったのだろうか。

クラスに必ず一人はいる、どちらかと言えば影の薄い、目立たない私。小谷彩月。 男女の区別なく仲良くできるのが、私の理想なのに、現実はそううまくいかない。 そんな私に降りかかった災厄。 告白する間もなく、好きな人に彼女ができていた。 「失恋には新しい恋だよ」 親友の麻衣子はもっともらしく言うけれど、気持ちは当然ながらついていかない。 そんな時。 小学生時代に私を好きだと言って追いかけ回して来た＂けんちゃん＂と再会した。 お互いがお互いの事を覚えていたので心配がよぎるものの、彼はキャラ変し、ほとんど私を無視する塩対応男子と化していた。 「冷たいよ！」 「おお、なんだよ、急に」 「その塩対応、なんとかなんないの？　いい加減腹立つんだけど！」 ムキになり、彼と関わっていくうちに、私のハートは修復され、そして恋へと変わっていく。 高二女子の初々しい恋愛を綴った、ピュアなラブストーリー。 ＊＊＊ おそらくはラブコメです。 ＊他社企画となりますが、『ポプラキミノベル小説大賞』で優秀作に選ばれました(^ ^)☆選評が楽しみです♫

　俳優業に就く大林 叶多は、役の心情を掴めず、悩んでいた。今回の仕事を成功させれば、世間での知名度も上がるのに、上手く演じきれない。 　大切な人を失う感情とは？ 　自問自答し、やがて大きな闇が叶多を襲う。

　僕が再び人間として生まれ変わるには、神様の条件をクリアしなければいけない。 ＊＊ 　何らかの理由で死んだ僕は、例外の魂として神様に招集された。 無茶苦茶な二者択一を選択し、僕は天使業を始めた。 再び人間として生まれ変わる為には、９万９千１の魂を無事に成仏させなければいけない。 最後の魂を迎えに行った時、僕はようやく神様の趣向を理解する。