ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

野いちご学園メニュー

ようこそゲストさん

  1. 1件ヒットしました

  2. 「時計、腕につけるの小学生の時ぶり」


    拓人くんはつけた右腕を高くあげて
    左腕に収まる私の頭を そっと撫でた。


    「なんもいらないのに……ありがとな」



    _拓人くんは左利き……。


    「時間って、あっという間だから、一分一秒でも無駄にしないように」



    続くと必然的に思ってしまう幸せも
    突然失う時もある。


    「すごいね、諸外国の時間も分かるんだ」

    「うん、役に立つことがあればいいけど…」



    私は、裸の拓人くんの首筋や脇から胸にかけての筋肉が大好きだ。


    これから、きっと、厚く成っていく。



    「涙(るい)と世界一周とかしてみたい」


    「うん。英語、任せていい?」



    大好きなその胸に顔を埋めながら
    拓人くんの匂いと鼓動を確認する。


    「涙と世界中で抱き合いたい」


    叶わない夢だなんて思いもせずに

    時に身をゆだねた__


    【いつも左で囁いて】

    きゅん

    6

    有月 海光さんをフォロー

    通報する

▲