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  1. 48件ヒットしました

  2. 「はい、ホワイトデーのお返し」
    幼馴染と毎年このやり取りをしている。
    昨年は白地にイニシャルの刺繍がされている高そうなハンカチをもらってしまったので、そのお返しとして今年はちょっといい材料でホールケーキを作った。これでおあいこになればいい。
    今年は気楽なの値段のものだといいんだけど。

    がさがさとラッピングを解くと出てきたのはハンカチではなかった。
    「何これ……」
    短い起毛がある、細長い箱が入っていた。さらに、その中にネックレスが入っている。
    「や、去年は何も考えずにハンカチを贈ったけどさ。ハンカチって『別れ』の意味があるらしいのな」
    そんなの初耳だよ。

    「俺、お前と別れたくないから。でも幼馴染はやめたいから。ネックレス貸して、後ろをむいて」

    言われるがままに背を向ける。首に時々触れる彼の手が、魔法のように私の体温を上げていく。

    「すげー耳真っ赤。俺も人のこと言えないんだろうけど」

    きゅん

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  3. 「先生、食べてくれたのかなぁ…」

    私には入学式の時に一目惚れして今は担任の佐野先生がいる。
    佐野先生にバレンタイン、チョコを渡した。
    その時一緒に渡してた子もいたしな…

    なんて考えて早、一ヶ月。
    やっぱり先生にとって、私はただの生徒だよね…なんて考えていた。

    「はーい、じゃあ今日はここまでにします。」

    その時。佐野先生と目があった。そして何故かニヤリとメガネの奥の瞳が妖しげに笑った気がしたんだ。

    放課後、「おい、愛実、待て。」
    先生に急に呼び止められた。

    「なんですか…?」
    「なんですかじゃねーよ、今日、なんの日だよ」
    「今日?わかりませんね、さようなら。」

    そう言って走り出そうとした瞬間、先生に後ろから抱きしめられた。
    「お前からのチョコ、超うまかった。今度は俺からのホワイトデーだ。俺のことやるよ。」

    「先生!?何言って…っん…」

    先生からのキスはクッキーの味がした。

    きゅん

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  4. 「ホワイトデーのお返しなんだと思う?」
    『あ、そっか』
    「忘れてたとか言わないでよ」
    『あはは……』


    ホワイトデーなんてことすっかり頭から抜け落ちていた。


    「お返し当ててみてよ」
    『へ?えっと、飴?』
    「ざんねーん、正解は俺とのデート」


    なんて笑顔で言うに私は呆然とする。


    「なんてねウソ、アクセサリー買うよ」
    『ぇ、一緒に出かけないの……?』


    颯太と出かけられると喜ぶがそれは嘘だった事に心が沈む。
    だって、アクセサリーよりもデートの方がしたい、なんて言葉は飲み込んだ。すると


    「分かった、アクセサリーじゃなくて、紡の欲しいの一緒に選びに行こう」
    『いく!行きたい!』


    颯太とデートができるなんて嬉しいなぁ。
    なんて、密かに弟である彼に好意を寄せている私は
    まるで羽が生えたように舞い上がる。
    そんな私を颯太が愛おしそうな目で見ていたことは全く知らなかった。

    きゅん

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    雨乃星夏さんをフォロー

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  5. 「…はよ」

    「あ、おはよう流星!」

    「おー」

    「流星の家って、この駅からすぐ?」

    「歩いて5分?」

    「ちか!……ていうか、なんで急に家呼んでくれたの?今日ってなんかあったっけ?」

    「……まぁ」

    「……??」

    「ほら、着いたぞ」

    「わ、流星の家きれー」

    「…早く入れよ」

    「あ、うん…お邪魔します……」

    「ここ、俺の部屋」

    「え、あぁ、入っていーの?」

    「当たり前だばーか」

    「っ……!お邪魔します、」

    「おう」

    「…!?え、え…!?な、にこれ……すごい!!」

    (大きいケーキとキラキラ飾り付け…!?)

    「本気で忘れてたのかよ」

    「え…!?」

    「今日は、ホワイトデーとお前の誕生日だろ」

    「あ……!

    「…ばーか」

    「な、そこまで言わなくてもいいじゃ……んっ……」

    (キ、キス……!?いきなり……!!)

    「明日の朝まで2人きりでお祝いしようぜ、愛佳」

    きゅん

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  6. 好きな人に渡せなかったパレンタイン、、、
    でもそれで良かったと思ってる
    気持ちを伝えて関係が壊れるより
    伝えないでこのまま近くにいれる方がいい

    生徒会室
    先輩はいつもここで机に突っ伏してる
    「先輩、何考えてるんてすか?」
    「ホワイトデー、、、」
    「ホワイトデー?ああ、お返し、、、
    ふふっ、モテる人は大変ですね」
    「お返しじゃない、
    本命のやつにバレンタイン貰えなかったから何かあげようと思って」

    先輩は整った顔で私を覗き込んできた

    「で、何が欲しい?」

    そして先輩はさらに顔を近づけ耳元で

    「ちなみに俺はお前が欲しい」


    自然と涙が溢れてきた


    「私は、、、私も、先輩が欲しいです
    パレンタイン、、、渡せなくてごめんなさい」


    先輩の大きくて温かい手が頭を撫でる
    来年のバレンタインはたくさんの気持ちを込めて渡そう

    きゅん

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  7. ホワイトデー

    それは日本の企業が利益目的で
    バレンタインの反対として勝手に作った日


    ホワイトデーもバレンタインも
    俺には関係ない、そんな風に思ってた
    でも今は、、、


    「先輩、何考えてるんですか?」
    「ホワイトデー、、、」
    「ホワイトデー?ああ、お返し、、、
    バレンタインたくさん貰ってましたもんね
    ふふっ、モテる人は大変ですね」

    「お返しじゃない、本命のやつにバレンタイン貰ってないし、、、
    だから何あげようかなって

    何が欲しい?」

    「えっ?私ですか?」



    「そう。ちなみに俺はお前が欲しい」



    耳まで真っ赤にするお前が、、、

    「で、何が欲しい?」

    「私は、、、私も、先輩が欲しいです、、、
    バレンタイン、勇気出なくて渡せませんでした、、、
    ごめんなさい」

    バレンタインもホワイトデーも俺には関係ないと思ってた
    でも最高にいい日かも、、、

    きゅん

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  8. 誰もいない教室。
    帰りを知らせるチャイム。


    ガラッ

    「よかった、まだいた」
    扉を開けて入ってきたのは髪染めてピアス開けてるクラスの男の子。


    「あの、これ貰って、ください、、、」
    いきなり彼は私の目の前にリボンの付いた箱を渡してきた
    「何?これ」
    「ホワイトデー」
    「私バレンタイン誰にも渡してないけど」


    「お返しじゃなくて、俺の好きって気持ち」


    びっくりして顔を上げると彼は耳まで真っ赤にしていた。
    「あの、開けていい?」
    プレゼントの箱を開けると出てきたのは桃の花のネックレス。




    「で、それがパパから貰ったネックレス?」
    「そうだよ、これはママの大事なものなの」
    「ただいま〜」
    「あっ、パパ帰ってきた!」




    桃の花の花言葉は『私はあなたのとりこ』

    きゅん

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  9. 第二資料室。ここは私が好きな人と二人っきりになれる唯一の場所「せーんせい」「何ですか結菜さん」相変わらずカッコいいそして今日も私は先生にアタックする「はぁーいい声好き!付き合って!」「君も凝りないですね、無理です」先生が赴任してからずっと告白してるけどまるで相手にされない。けど今日くらい優しくしてほしかった。覚えてないのかな。チラッと見ても気づいてくれない「先生」「どうしました」「なんでもない」やっぱり覚えてないよね、楽しみにしてたのに教室に夕日が差し込む。もう帰ろういつもなら気にしないけど今日は傷ついた。「先生、私帰るね」「、、、」「じゃーね」ドアに手をかけると「待って」「何?先生」「これ」先生の手を見るとチョコがあった「覚えてたの?」「当たり前でしょだって」「だって?」

    「好き女の子から貰ったチョコですよ」「えっ」「付き合うの君が卒業するまで待つならいいですよ」「マジか」

    きゅん

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  10. 「ん、」

    2人きりの廊下。
    ぶっきらぼうに差し出された好きな人からのチョコに、私は心を踊らせた。
    でもドキドキしているのがバレないように平然を取り繕う。

    「別に余ったから渡しただけだし、お返しとか良かったのに」

    って、私の馬鹿!
    これじゃせっかく同じクラスになったのに……意味無いじゃん!!

    こうやって私はいつも素直になれずに強がる。
    伊織もどちらかと言えば無口だし、面倒くさがり屋で、そもそも彼女とかつくらなさそう。
    きっとこれ以上進展しないんだろうな……

    「……じゃあ期待してるわ」

    「え?」

    思いがけない言葉に、わたしは驚く。

    「不器用な葵が頑張って作るチョコ、来年もほしい」

    「…なんで不器用って知ってるの」

    私は若干トゲついた言葉を放つ。

    「寝不足だったじゃん、バレンタイン前後の時」

    伊織は見ててくれたんだ。

    私は、また、伊織の言葉に好きが溢れる。

    きゅん

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  11. 「よっ。」
    部活が終わって帰ろうとすると、下駄箱で声をかけられて振り向く。

    立っていたのは、同じクラスの男子。

    「あれ?こんな時間まで学校にいるの珍しいね。誰か待ってるの?」

    「そ、2時間前からずっと待ってた。」
    2時間!?

    「何時に部活終わるのか知らねーし。」
    ポンッ
    そう言うと、ぶっきらぼうに私の頭の上に何かを乗せる。

    「え?何これ?」
    頭の上に手を伸ばして受け取ると、

    「お前今日何日か知らねーの?」
    片手でボサボサッと頭をかきながら、顔は真っ赤になっている。

    「3月14日・・あ、ホワイトデー?って!私、バレンタインあげてないけど!誰かと間違えてる?」
    モテるから、たくさん貰って返す相手わかんなくなっちゃったとか・・?

    「んなわけねーだろ。俺が渡したいから渡してんだよ。言うきっかけが欲しかった。ずっと前から好きだった。」
    いつもふざけてばっかのくせに、真剣じゃん・・。

    きゅん

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  12. 黙々と食器を洗う水の音が響く中、彼はずっと頬杖をついたまま「機嫌治った?」と聞いてきて。
    私は蛇口を止めながら「早く帰りなよ」と冷たく言い放つ。

    ホワイトデーのお返しをもらった。
    可愛い小箱のそれはお菓子で「ありがとう」と伝えると彼はひとつ頷いた。
    そして、全く同じ小箱を他の女子たちに配ったのだ。
    嬉しくて舞い上がった私の気持ちは急降下に冷めて、1日無視を決め込んでいると部活が終わる頃に彼はやってきてひたすら謝られていた。

    「だって義理でも貰ったもんは返さなきゃだろ?」
    「そうですかーわたしは義理と同列なんですねー」
    「拗ねんなよ」
    「拗ねてない。悲しいの!」

    「…オレさ、寝る前絶対お前のこと考えるんだよね」
    「はい?」
    「今起きてんのかなとか、風呂入ったかなとか。明日はバイトないし何しようとか、色々」

    「毎日お前のこと考えてる。それじゃダメ?」
    「…っそんなんで絆されないから!」

    きゅん

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  13. 「刈谷君の好きな人、クラス1可愛いらしいよ」

    「絶対桜だ!」

    「そんな訳無いよ〜」

    人間とは思えない花の様な笑顔に苦しめられる。

    こんな振られ方、あり?

    こんなだったらバレンタインに告ってさっさと玉砕しとけば良かった。

    最悪――。

    ***

    「音海」

    一番見たくない顔。一番聞きたくない声。

    「何で泣いてんだ」

    「……っ」 

    「何で泣いてんだ!」

    「……クラス1可愛い子が好きなんでしょ」

    「は?」

    「桜ちゃんの所行きなよ」

    震えた声で突き放したのに、何故か箱を差出された。

    「……開けろ」

    言われるまま開け、チョコと共にあった紙を見る。

            『好きだ』

    「え……?」   

    「そのままの意味だよ」

    「でもクラス1可愛い子が好きだって……!んむっ」

    温かみが、唇に触れた。熱が立ち上る。

    「馬鹿。好きな奴が宇宙一可愛いに決まってんだろ」

    きゅん

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  14. 「ゆーちゃん!ゆーちゃん!」
    と誰かを呼ぶ声が教室に響いていた
    「ねー、優依?」と今度は私の知ってる声が響いた

    「ん〜?」と言いながら廊下に出た

    「はい!優依!バレンタインのお返し!」
    そう言ったのは親友の優香だ。

    「ありがと!」と言い綺麗にラッピングされた物を受け取る

    「開けてみて!」ワクワクしながら言う優香
    可愛いなぁ〜なんて思いながら開ける

    そこには綺麗な薄紫のペンダントが入っていた
    「可愛い…ありがと」ちょっと照れくさくなって顔を背けてしまった

    「それより、楓太?何してるの?」

    「僕からのお返しはねぇ〜?僕あげる!」

    …僕あげる?ボクアゲル…ぼくあげる?

    「何その顔…僕いらないの…?」

    「え、だって楓太…ものじゃないでしょ?」

    「はぁ…この際だから言うけど僕…優依が好き。付き合って下さい」

    それは、突然の"廊下での告白だった"

    あなたなら返事はどうする…?

    きゅん

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  15. 「おい、結花。何ちゃっかり帰ろうとしてるんだよ。」

    日直の仕事が終わったところ、教室は既に私と悠真の二人になっていた。

    なんで?て言われてもね…


    「学校のお泊まりする訳には
    行かないじゃん」

    悠真は「天然…」と呟きながら頭を掻いていた。

    「て事で帰るね」

    何に対しての天然かは分からないが私は帰ろうとした。

    「おい、今日なんの日か知ってるか?」

    と聞いてくる悠真に「い〜や?知らない」という。

    「ホワイトデーだよ」
    と呆れたように悠真が言う。

    「ほい、お返しな…一応本命…」と小さめの声で言い、ラッピングされた箱を渡された。

    「よく覚えてたね。」

    と私が言えば

    「当たり前だろ。初恋の相手に貰ったやつだし。」

    「じゃあ今は好きじゃないの?」
    といじるように言えば
    「す…き、だぞ…。だから俺と付き合え」

    と真っ赤な顔で言われ此方も釣られて真っ赤になってしまったのだ。

    きゅん

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  16. キュ、とシューズの擦れる音がした。
    顔を上げるとそこには制服に着替えた彼が居て、私は持っていたモップを手に首を傾げる。

    「どうしたの?」
    「…今日、14日っす」

    無口で口下手な後輩が喋った。
    それだけで驚いている私の頭では、それを聞いて察することができず。

    「えっと、何かあったっけ?」

    彼の顔が渋くなる。
    私の返答は間違えだったらしい。

    彼はムスリとしたまま手提げの小さな紙袋を差し出した。そこでやっとホワイトデーの存在を思い出し、まさかこんなお返しがくるとは…と再び驚いた。

    「え、もらっていいの?」
    「チョコ美味かったんで」
    「ありがとう。…でもこんなちゃんとしたもの返されちゃうと、まるで本命のやりとりみたいになっちゃうよ」
    「オレはそのつもりですけど」
    「………は?」

    視線を逸らしたまま頭を掻いてそう呟いた彼の耳は真っ赤に染まっていて、モップの音がカランと体育館に響いた。

    きゅん

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  17. 「さようなら。多間先輩」
    私は校門前で文芸部2年の多間先輩に別れの挨拶をする。
    「白上!!!」
    「…はい」
    どうしたんですか?
    大きな声出して…。
    「これ……。
    バレンタインのお返し…」
    多間先輩が持っていた星柄の袋を私に差し出す。
    「ありがとうございます!!!」
    私はそれを喜んで受け取る。
    「ブックカバーだ…。
    使っていない事は知っているが…贈りたいと思って…」
    動物だ…。
    ブックカバーには沢山の動物が。
    …可愛い。
    「大事に使いますね!」
    「ああ……」
    「でも驚きました。
    貰えると思ってなかったので」
    さっき部室で他の男子部員達がクッキーを渡している時、多間先輩は黙々と本を読んでいたから。
    「白上にだけ渡したら…おかしい…だろ……」
    おかしくないですよ。
    多間先輩が私の事を好きって、部員全員知ってますから。
    「多間先輩って、可愛いですね!」
    「俺は可愛くないよ。
    白上は可愛いけど」

    きゅん

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  18. 「来栖」
    「先生!」
    「はい。バレンタイン、ありがとね」
    サラサラと揺れた黒髪が先生の長い睫毛をなぞったのが甘かった。
    やたっ!
    心の中でガッツポーズ、浮足立った。
    長い指が包んでいるそれを受け取ろうとして、ずしん、と心に重石が乗る。
    胸が苦しいのに、心臓だけは活発に活動していて。
    「あ、ありがと、せんせっ!」
    取り繕った笑顔と共に、掠れたお礼をぶつけた。
    全然思ってないのに。
    仮面が剥がれる前に、その場を走り去った。
    先生、気付いてましたよね?
    本命だって。
    あの甘い雰囲気に、声に、優しさに、笑顔に、惹かれた。
    ずっと我慢してた、先生だからって。
    それでやっと伝えられて、終わり方がこれだなんて。
    先生、罪な人ですね。
    酷い。
    先生のこと、好きで、嫌いです。
    頬に温かいものが伝った。視界に水が溜まり、陽が射す。
    やめて、思い出す。反射具合が全く一緒。

    先生の、薬指にはまっていた、指輪と。

    きゅん

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  19. 廊下を歩いているとチャイムが鳴る。
    するとちょうど前からやって来たのは担任の先生だった。
    そのまま教室に入ろうとした時、先生に腕を引かれて呼び止められる。
    「わっ、なんですか先生」
    「これ、お返し」
    「え?」
    私の頭の上にちょこんと何かが乗る。
    手に取ってみると、小さい袋にラッピングされた三種類のマカロンだった。
    「今日ホワイトデーだろ?
    チョコ貰ったお返し。
    あれ美味しかったよ、ありがとう」
    「え!?お返し貰えると思ってなかったです。
    ありがとうございます!」
    嬉しくて顔がニヤける。
    あの時本命だと言えなかったのが悔やまれるが、これはこれでヨシとしよう!
    「大切に食べますね!」
    そう言って笑って見せると、先生は私の腕を引いて耳元で
    「それ、他の子にはあげてないからみんなには秘密ね」
    意地悪そうに笑って私の髪をクシャりと撫でてから教室に入っていった。

    なんだあれ・・・ずるすぎる!

    きゅん

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  20. 今日は3月14日ホワイトデー
    そしてたくみとの一年記念日

    でも最近倦怠期?なのか最近一緒に帰ってくれなくなった

    別れたいのかなぁ

    「優里、今日の放課後ちょっといいか?」

    「たくみ?いいよ」

    別れ話かと思い気持ちがずんと重くなった
    時間がたつのが速くてもう放課後になってしまった

    「優里、お待たせ」

    「大丈夫。そんなに待ってないよ」

    「なんか元気ない?」

    「そんなことないよ。それで用事って?」

    「優里に言いたいことがあって」

    「えっなに?」

    「いつもありがと。これ、大したものじゃないけど」

    「…」

    「えっごめんいやだったか」

    「そんなことない。ありがとう」

    ギュっ

    「大好きだよ、優里」

    「ありがとう。たくみ」

    「優里は?」

    「だぁい好きだよ」

    一緒に帰ってくれなかったのはプレゼントを買ってくれてたかららしい
    私の勘違いで良かった

    きゅん

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  21. ホワイトデー。

    そんな甘い響きのイベントはチョコをあげた人にしか関係がない。
    私と尋の間には縁のないイベントだ。

    尋にあげても食べないから、私はバレンタインをあげないし、お返しもない。

    「愛弓、これあげる」
    そのはずだったのに、尋は私に小さな紙袋をくれた。

    淡い水色の紙袋には私たちの間には普段ない甘酸っぱさが詰まっていた。

    「何これ?今日、ホワイトデーだよ」

    「だからこれホワイトデー」

    「あげてないのに?」

    目と目が合った瞬間、逸らされる。
    「っ一年も待てるかよ」

    『来年は作れよ』
    バレンタインの尋の言葉が頭の中を反芻した。

    「私、尋からもらってばっかりだね」
    そんな言葉で恥ずかしさから目を逸らした。

    「じゃあ愛弓の時間、俺にちょうだいよ」

    「時間?」
    予想外の言葉に首を傾げた。

    「俺の彼女になってってこと」
    その瞳に掴まった。
    やっぱり尋の頰は真っ赤だった。

    きゅん

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