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  1. 82件ヒットしました

  2. ホワイトデーは私にとって…

    「おい、紗綾、運ぶの手伝えよ」

    最悪のイベント。

    「すでに両手いっぱいなんだけど」
    「まぁ、俺がモテるからな」

    む、むかつく。

    毎年、逆チョコとやらを大量にもらう私の幼なじみ、歩夢。

    私はいつも荷物持ち。

    重そうにしてるから断れないし。
    こんな幼なじみが好きだったりするから、余計断れない。

    「おー、そういえば」

    何かを思い出したようにポケットから小さなチョコが出てきて。

    「これ、やるよ」
    「っ、いらないよ! 女子からのなんて」

    なんて神経してるんだ。
    ほんと、悲しくなる。

    「ちげーよ、これ、俺が買ったやつ。朝、コンビニで」
    「えっ…」

    しばし思考が停止する。

    「俺からのチョコなんて光栄だと思えよ」

    そう笑って乱暴にチョコを投げ渡す歩夢。

    それでも嬉しいなんて思うこの心は、きっとどうかしちゃってる。

    きゅん

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  3. 「はい、ホワイトデーのお返し」
    幼馴染と毎年このやり取りをしている。
    昨年は白地にイニシャルの刺繍がされている高そうなハンカチをもらってしまったので、そのお返しとして今年はちょっといい材料でホールケーキを作った。これでおあいこになればいい。
    今年は気楽なの値段のものだといいんだけど。

    がさがさとラッピングを解くと出てきたのはハンカチではなかった。
    「何これ……」
    短い起毛がある、細長い箱が入っていた。さらに、その中にネックレスが入っている。
    「や、去年は何も考えずにハンカチを贈ったけどさ。ハンカチって『別れ』の意味があるらしいのな」
    そんなの初耳だよ。

    「俺、お前と別れたくないから。でも幼馴染はやめたいから。ネックレス貸して、後ろをむいて」

    言われるがままに背を向ける。首に時々触れる彼の手が、魔法のように私の体温を上げていく。

    「すげー耳真っ赤。俺も人のこと言えないんだろうけど」

    きゅん

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  4. 「俺じゃダメなわけ?」

    自分の席に座り
    綺麗な瞳から、目が離せない私。

    「ホワイトデーの時の返事
     まだ聞いてないんだけど」

    私の前に立ち
    机に両手をついた琉衣君の顔が
    キスされそうなほど近くに迫ってきて。


    ――顔面偏差値、高すぎ///

    熱を帯びた顔を隠したくて
    私はうつむいた。


    「えっと…」

    ホワイトデー 
    琉衣君に告白されたけど

    まだ信じられないというか…

    嘘としか思えないというか…


    「じゃあ、もう一度言ってやるよ」

    ひゃっ? ここで? 

    クラスのみんなの視線が
    私達に突き刺さっているから、やめて!


    「る…琉衣くん。屋上に行こ」

    「なんで?」

    「みんなに見られてるから!」

    「他の男たちが、オマエのことを諦めるように
     見せつけてるんだけど」

    なっ…何それ?


    「オマエのこと
     可愛く見えてしょうがないからさ」

    「…」

    「俺の彼女になって」

    きゅん

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  5. 「先生、食べてくれたのかなぁ…」

    私には入学式の時に一目惚れして今は担任の佐野先生がいる。
    佐野先生にバレンタイン、チョコを渡した。
    その時一緒に渡してた子もいたしな…

    なんて考えて早、一ヶ月。
    やっぱり先生にとって、私はただの生徒だよね…なんて考えていた。

    「はーい、じゃあ今日はここまでにします。」

    その時。佐野先生と目があった。そして何故かニヤリとメガネの奥の瞳が妖しげに笑った気がしたんだ。

    放課後、「おい、愛実、待て。」
    先生に急に呼び止められた。

    「なんですか…?」
    「なんですかじゃねーよ、今日、なんの日だよ」
    「今日?わかりませんね、さようなら。」

    そう言って走り出そうとした瞬間、先生に後ろから抱きしめられた。
    「お前からのチョコ、超うまかった。今度は俺からのホワイトデーだ。俺のことやるよ。」

    「先生!?何言って…っん…」

    先生からのキスはクッキーの味がした。

    きゅん

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  6. 「なぁ、味見てくれよ」

    左隣からかけられた声に思わず眉を寄せた。

    「えー、なんでさ」
    「結実ちゃんにあげるんだよ、このチョコ」

    ズキ。

    やっぱり…。

    「私に頼まないでよね、男子いるじゃん」
    「こういうのは女子の方がいいだろ」

    だから、なんでよりによって私なの。

    キミが私のことをなんとも思ってなくても
    私は違うのに。

    『岡田って話しやすいよな』

    キミが私に言った第一印象。

    そんなのじゃなくて私はずっと、
    結実ちゃんみたいにドキドキする関係でありたかった。

    けど、どうやらキミのドキドキは私に向いてはいなくて。

    私だけが一方通行。

    「なぁ、頼むよ」

    目の前で困ったような顔をするキミ。

    「味見のチョコは全部あげるからさ、な?」

    痛む胸を抱えながら、仕方ないなと手を差しだす。

    「じゃあ、ちょうだい」

    でも本当は、この手のひらはキミからのホワイトデーを待ってる。

    きゅん

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  7. 去年のバレンタイン。

    幼なじみのロッカーに
    手作りクッキーを忍ばせたのに

    お返しも、食べた感想もなし。


    「杏奈、帰ろーぜ」

    今も、友達止まりのまま。


    クッキーに書いた『好き』の返事。

    それだけでも、くれればいいのに…


    「紅真、一人で帰って」

    「用事でもあるわけ?」

    「…ないけど」

    ホワイトデーの今日は
    紅真と一緒にいたくないの。


    「杏奈、まだ俺を待たせる気かよ?」

    「だから、一人で帰ってってば」

    「そうじゃなくて」

    ん?

    「去年のバレンタインの次の日。
     オマエに借りた歴史の教科書に
     書いてあったろ?」

    「何を?」

    「……俺の気持ち」

    へ?


    「なんて、書いてくれたの?」

    「俺の彼女になったら、すっげー溺愛するけど。
     それでもいいの?って///」

    全然気づかなかったよぉ。


    「で、返事は?」

    もちろん。
    紅真に、溺愛して欲しい///

    きゅん

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  8. 「ほどほどにね、吉川さん。」
    「でも、ここまでは進めたいんです。」

    先生に教えてもらいたい問題はまだもう少しある。それに、何より、私が先生のそばにいたいってだけ。
    なんて思ってると、ポン、と頭を撫でられた。

    「あんま、無理しないでくださいね。」
    「っ…」

    ズルい、その笑顔は反則。…もう、好きすぎて困るよ。

    「あの、じゃあ、最後にこれだけ…良いですか?」
    「それはね…」

    先生は、化学の話をするとき表情が少し明るくなる。そんな彼の横顔を見つめながら、私は問題を解いていった。

    「うん、正解。よく出来ました。」
    「ありがとうございます…!」
    「それと…これ、お返しです。」

    そう言って渡されたのは、ピンク色の小さな紙袋。中身を見ると、焼き菓子だ。

    「バレンタイン…ありがと。美味しかった。それと…吉川さんの気持ち、嬉しかったですよ。」

    先生は柔らかく微笑んで、また、頭を撫でてくれた。

    きゅん

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  9. 「ホワイトデーのお返しなんだと思う?」
    『あ、そっか』
    「忘れてたとか言わないでよ」
    『あはは……』


    ホワイトデーなんてことすっかり頭から抜け落ちていた。


    「お返し当ててみてよ」
    『へ?えっと、飴?』
    「ざんねーん、正解は俺とのデート」


    なんて笑顔で言うに私は呆然とする。


    「なんてねウソ、アクセサリー買うよ」
    『ぇ、一緒に出かけないの……?』


    颯太と出かけられると喜ぶがそれは嘘だった事に心が沈む。
    だって、アクセサリーよりもデートの方がしたい、なんて言葉は飲み込んだ。すると


    「分かった、アクセサリーじゃなくて、紡の欲しいの一緒に選びに行こう」
    『いく!行きたい!』


    颯太とデートができるなんて嬉しいなぁ。
    なんて、密かに弟である彼に好意を寄せている私は
    まるで羽が生えたように舞い上がる。
    そんな私を颯太が愛おしそうな目で見ていたことは全く知らなかった。

    きゅん

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  10. 「お返し、やっと配り終わったぁ~」

    「愛翔、おつかれ」

    「全クラス回って、足パンパンだし」

    「チョコ貰うの、断ればいいじゃん」

    「断ってるよ。
     でもロッカーに突っ込まれるんだもん」

    「偉いね、全員にお返しして」

    ――私は、お返しをもらってないけど…


    「愛翔、また明日ね」

    「待って。これ、桜のだから」


    ……鈴?


    「みんなに配ったのとは、違うよね?」

    「桜に、30円チョコなんて返すわけないでしょ」

    「ありがとう…」


    「願掛け鈴だって。願いが叶うらしいよ」

    「じゃあ私、何をお願いしようかな」

    「ごめん。
     俺がもう、願掛けしちゃった」

    私にくれた鈴だよね?

    「愛翔は何をお願いしたの?」


    「高3年になっても
     桜と同じクラスに…なれますようにって…」


    うわぁぁぁ。

    愛翔、顔真っ赤だよ///


    恥ずかしさが伝染しちゃうから。

    テレ顔やめて~。

    きゅん

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  11. 「…はよ」

    「あ、おはよう流星!」

    「おー」

    「流星の家って、この駅からすぐ?」

    「歩いて5分?」

    「ちか!……ていうか、なんで急に家呼んでくれたの?今日ってなんかあったっけ?」

    「……まぁ」

    「……??」

    「ほら、着いたぞ」

    「わ、流星の家きれー」

    「…早く入れよ」

    「あ、うん…お邪魔します……」

    「ここ、俺の部屋」

    「え、あぁ、入っていーの?」

    「当たり前だばーか」

    「っ……!お邪魔します、」

    「おう」

    「…!?え、え…!?な、にこれ……すごい!!」

    (大きいケーキとキラキラ飾り付け…!?)

    「本気で忘れてたのかよ」

    「え…!?」

    「今日は、ホワイトデーとお前の誕生日だろ」

    「あ……!

    「…ばーか」

    「な、そこまで言わなくてもいいじゃ……んっ……」

    (キ、キス……!?いきなり……!!)

    「明日の朝まで2人きりでお祝いしようぜ、愛佳」

    きゅん

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  12. 好きな人に渡せなかったパレンタイン、、、
    でもそれで良かったと思ってる
    気持ちを伝えて関係が壊れるより
    伝えないでこのまま近くにいれる方がいい

    生徒会室
    先輩はいつもここで机に突っ伏してる
    「先輩、何考えてるんてすか?」
    「ホワイトデー、、、」
    「ホワイトデー?ああ、お返し、、、
    ふふっ、モテる人は大変ですね」
    「お返しじゃない、
    本命のやつにバレンタイン貰えなかったから何かあげようと思って」

    先輩は整った顔で私を覗き込んできた

    「で、何が欲しい?」

    そして先輩はさらに顔を近づけ耳元で

    「ちなみに俺はお前が欲しい」


    自然と涙が溢れてきた


    「私は、、、私も、先輩が欲しいです
    パレンタイン、、、渡せなくてごめんなさい」


    先輩の大きくて温かい手が頭を撫でる
    来年のバレンタインはたくさんの気持ちを込めて渡そう

    きゅん

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  13. ホワイトデー

    それは日本の企業が利益目的で
    バレンタインの反対として勝手に作った日


    ホワイトデーもバレンタインも
    俺には関係ない、そんな風に思ってた
    でも今は、、、


    「先輩、何考えてるんですか?」
    「ホワイトデー、、、」
    「ホワイトデー?ああ、お返し、、、
    バレンタインたくさん貰ってましたもんね
    ふふっ、モテる人は大変ですね」

    「お返しじゃない、本命のやつにバレンタイン貰ってないし、、、
    だから何あげようかなって

    何が欲しい?」

    「えっ?私ですか?」



    「そう。ちなみに俺はお前が欲しい」



    耳まで真っ赤にするお前が、、、

    「で、何が欲しい?」

    「私は、、、私も、先輩が欲しいです、、、
    バレンタイン、勇気出なくて渡せませんでした、、、
    ごめんなさい」

    バレンタインもホワイトデーも俺には関係ないと思ってた
    でも最高にいい日かも、、、

    きゅん

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  14. 「あの、これ…」

    「もらえませんよ、こういうのは」

    職員室前、思わず聞こえてしまった男女の会話。

    …そうだよね。
    先生、ホワイトデーなんてもらわないよね。
    同僚の先生でも断られるんだから、私のなんて論外だ。

    ため息をついて遠ざかろうとする。

    「…比奈瀬?」

    すると、ドアを開けて出てきた先生に見つかってしまい……。持っていた箱を思わず隠す。

    「それ…俺に?」

    でも、遅かった。

    「いや、これは…」

    とっさに誤魔化そうとする私。

    「俺にじゃないの?」

    急に不機嫌な声。

    「じゃあ、没収」

    「えっ」

    「他の男にホワイトデーなんか渡さないで」

    「っ…先生、のです」

    正直に白状する。

    「え……マジ?」

    箱を手に、赤く染まっていく先生の頬。

    その表情は……期待してもいいですか?

    きゅん

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  15. 誰もいない教室。
    帰りを知らせるチャイム。


    ガラッ

    「よかった、まだいた」
    扉を開けて入ってきたのは髪染めてピアス開けてるクラスの男の子。


    「あの、これ貰って、ください、、、」
    いきなり彼は私の目の前にリボンの付いた箱を渡してきた
    「何?これ」
    「ホワイトデー」
    「私バレンタイン誰にも渡してないけど」


    「お返しじゃなくて、俺の好きって気持ち」


    びっくりして顔を上げると彼は耳まで真っ赤にしていた。
    「あの、開けていい?」
    プレゼントの箱を開けると出てきたのは桃の花のネックレス。




    「で、それがパパから貰ったネックレス?」
    「そうだよ、これはママの大事なものなの」
    「ただいま〜」
    「あっ、パパ帰ってきた!」




    桃の花の花言葉は『私はあなたのとりこ』

    きゅん

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  16. 「美羽先輩、バレンタインのお返しです」

    「この前、クッキー貰ったけど」

    「こっちが本物ですから」


    年下彼氏の鈴君が、差し出してきたのは…

    「…紙?」

    「ただの紙じゃないです!
     裏を見てくださいよ!」

    ん?

    『甘やかし券』って書いてあるけど…


    「これって…」

    「美羽先輩、誰にも甘えられないって
     言いましたよね?」

    確かに言ったけど……

    「僕に甘えたいって思ったら
     この券を出してください」

    「そしたら、鈴君は何かしてくれるの?」


    「僕が美羽先輩に
     思いっきり甘えちゃいますから!」

    …ん? なんか違くないか?


    「美羽先輩。僕の頭、撫でて~」


    瞳をトロっ。おねだりモードの鈴君。

    可愛すぎ///

    何時間でも
    ナデナデしてあげたくなっちゃう。

    甘えられない私には
    無邪気に甘えてくれる、鈴君の存在が必要だよ。

    いつもそばにいてくれて、ありがとう。

    きゅん

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  17. ドキドキが止まらない

    心臓が暴れて、他人の物みたい


    朝の駅の改札口

    ブレザーが入った紙袋を、胸にかかえ

    瑞樹君が来るのを、待っているけれど…

    怖くなってきちゃった

    教室の瑞樹君の机の上に
    置いておこうかな…


    「姫野?」

    …瑞樹君?

    まだ寒いのに、白シャツ姿って


    昨日

    『寒いなら、これ着ろよ』

    瑞樹君がブレザーを脱いで
    私にかけてくれたからだよね?


    「みっ…みみっ…」

    「姫野って、日本語喋れるよな?」

    ケラケラって
    瑞樹君、笑いすぎだよぉ

    「ブレザー…ありがと…」

    「あったかかった?」

    「…うん。一年中、着てたいくらい」

    ひゃっ
    私の口、何言っちゃってるの?

    「夏は暑すぎだろ?」

    「そうだね…」


    …気まずい


    「姫野さ。来年のバレンタインは
     俺にチョコをくれない?」

    えっ?

    「ホワイトデーに
    俺の制服のブレザー…やるから///」

    きゅん

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  18. 第二資料室。ここは私が好きな人と二人っきりになれる唯一の場所「せーんせい」「何ですか結菜さん」相変わらずカッコいいそして今日も私は先生にアタックする「はぁーいい声好き!付き合って!」「君も凝りないですね、無理です」先生が赴任してからずっと告白してるけどまるで相手にされない。けど今日くらい優しくしてほしかった。覚えてないのかな。チラッと見ても気づいてくれない「先生」「どうしました」「なんでもない」やっぱり覚えてないよね、楽しみにしてたのに教室に夕日が差し込む。もう帰ろういつもなら気にしないけど今日は傷ついた。「先生、私帰るね」「、、、」「じゃーね」ドアに手をかけると「待って」「何?先生」「これ」先生の手を見るとチョコがあった「覚えてたの?」「当たり前でしょだって」「だって?」

    「好き女の子から貰ったチョコですよ」「えっ」「付き合うの君が卒業するまで待つならいいですよ」「マジか」

    きゅん

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  19. 部活で教わったダンスステップ
    こんな感じだったかな?

    ホースを持って
    花壇に水をあげながらターン。

    その時

    「うわっ!」

    聞き覚えのある声が…


    「ま~な~み~」

    怒りマックスの声の主は…

    「はっ…春野先輩?」

    「俺、水びだしなんだけど」


    ひゃっ。

    先輩のジャケット、水が絞れそう…


    「俺に恨みでもあるわけ?」

    「…っ」

    「部活の時の俺、鬼だからな」


    そうなんです。

    ステップができてないと
    先輩は目を吊り上げ、ダメ出し攻撃。

    心へのダメージが、半端ないんです。


    「私、ジャージ取りに行ってきます」

    「俺が着るには、小さすぎだろ」

    「でも…」

    「自分の着るから。問題は、これだな」

    先輩のポケットから出てきたのは
    可愛い紙袋。

    「愛美のために作ったチョコ
     ゴミ箱行きだな」

    私のため?

    普段は鬼先輩なだけに
    イケボにキュンってしちゃった///

    きゅん

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  20. 「ん、」

    2人きりの廊下。
    ぶっきらぼうに差し出された好きな人からのチョコに、私は心を踊らせた。
    でもドキドキしているのがバレないように平然を取り繕う。

    「別に余ったから渡しただけだし、お返しとか良かったのに」

    って、私の馬鹿!
    これじゃせっかく同じクラスになったのに……意味無いじゃん!!

    こうやって私はいつも素直になれずに強がる。
    伊織もどちらかと言えば無口だし、面倒くさがり屋で、そもそも彼女とかつくらなさそう。
    きっとこれ以上進展しないんだろうな……

    「……じゃあ期待してるわ」

    「え?」

    思いがけない言葉に、わたしは驚く。

    「不器用な葵が頑張って作るチョコ、来年もほしい」

    「…なんで不器用って知ってるの」

    私は若干トゲついた言葉を放つ。

    「寝不足だったじゃん、バレンタイン前後の時」

    伊織は見ててくれたんだ。

    私は、また、伊織の言葉に好きが溢れる。

    きゅん

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  21. 「先輩、先輩、今日、なんの日か知ってます?」

    気持ちよく昼寝している横で騒がしい声。

    毎度、笑顔で寄ってくるこいつは、俺の後輩で恋人の姫。

    「今日? 知らね」

    嘘だけど。

    「もうっ、そうだと思いましたよー」

    頬をふくらませて怒る姫。
    それを横目で眺める。

    「まぁ、いいですよ。私、こういうこともあるかと、逆チョコってやつを作ってきたので!」

    「は?」

    今度は素で驚く。

    「ジャジャーン!」

    さっきまで後ろ手に隠していたのか、紙袋が目の前に出てくる。

    中を開けると、いろんな形のチョコがあって。

    なんだよこれ…嬉しすぎんだけど。

    「あー…姫、俺もあるけど、いる?」

    ポケットから昨日用意しておいたクッキーの入った箱を渡す。

    すると、目を輝かせる姫。

    「作ってこないわけねーだろ」

    「先輩……っ大好き!」

    「知ってる」

    俺も大好き、なんて言ってやらないけど。

    きゅん

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