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  1. 156件ヒットしました

  2. 「ねぇ、拓」

    「ん?」

    「今日ホワイトデーだよ?」

    「あー」

    「お返しは?」

    キラキラした目で俺を見る雪


    「はいこれ」

    俺はさっき買ったキャンディーを

    手渡す


    「えっ!くれるの!やった」

    いただきまーすと

    雪は食べ始める



    「なぁ、知ってる?」

    「んー?」

    「ホワイトデーのお返しには
    意味があるらしいぜ?」

    「へぇ!そうなんだ!」


    すると雪は何か思いつたかのように

    俺の方を向いた


    「じゃぁさ!キャンディの意味は?」

    「知りたい?」

    「うん!」

    「じゃぁ耳貸して」

    雪は俺に耳を向ける


    俺は雪にだけ聞こえるように

    ボソっと

    「あなたが好きです」

    「へっ!?」

    雪の耳は真っ赤

    可愛い…ヤツ

    「キャンディの意味だけど?」

    「だよねー…って、え!?」

    「好きだよ、雪」

    そう言って俺は

    雪の唇にそっとキスをした

    きゅん

    3

    藤咲 夢芽さんをフォロー

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  3. 私は高校二年、彼は県外の大学に通う二つ年上
    一年の体育祭に同じグループになり好きになって私から告白
    同じ時間を過ごせたのは半年、県外に出た彼は長期休みには帰ってきてくれ遠距離でも順調だった
    ホワイトデーも終わった週末、部活を終え携帯をみると
    『急だけど今日の最終電車で帰るよ』
    うそ、嬉しい私は家に帰ってすぐデパートに向いデパ地下で有名なチョコレートを少し買い駅に到着した

    寒いけど待つのなんてへっちゃら
    電車が入ってきた
    ホームから彼の姿を見つけた

    「おかえり」「ただいま」
    お互いに抱き合った
    「急にごめんな」
    「ううん会えて嬉しいよ、これバレンタイン渡せなかったけどチョコレート少しだけど」
    「あっ」彼はバックから同じメーカーの包み紙を出す
    二人は笑いあった
    「ホワイトデーも過ぎたけど二人でチョコ食べたいなって思ったの」
    「俺も」
    二人は温かい缶珈琲とココアを買いチョコを食べさせあった

    きゅん

    3

    松浦澄水さんをフォロー

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  4. 「見て見て、柊弥からバレンタインのお返し貰っちゃった!」
    「私も貰った! てか柊弥みんなにクッキーあげてるらしいよ」

    なんて、女子が楽しそうに話しているけど、私は内心複雑だった。
    だって確かに、朝からクラスの中心でモッテモテの彼、近藤 柊弥は、女子全員にバレンタインのお返しを配っていた。
    でもただ1人、私は、私だけは、何も貰っていないのだから。
    別に欲しいわけじゃないし、地味な私を忘れてしまうのも分かるけど。
    けどさすがに1人だけ忘れられてるとなると、ちょっと傷つくわけで……。
    と思っていると、机の中に何か綺麗にラッピングされた箱があるのに気付いた。
    「……?」
    開けてみると、キラキラの可愛い飴が敷き詰められている。
    「綺麗………」
    メッセージカードには「from syuuya」の文字。
    「忘れられてなかったんだ…」


    ホワイトデーのお返しの意味に気づくのは、もう少しあとのお話。

    きゅん

    2

    秋月りつさんをフォロー

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  5. 「恨みっこなしね」
    そう言った。
    亜美と私は親友でライバルだった。

    バレンタイン当日、2人で賢人を呼び出して、初めて好きな人に告白した。
    「ごめん、すぐには答え出せない」
    そう言って賢人は答えを保留にした。

    私は告白しただけで満足しちゃって、今日がホワイトデーだなんて覚えてもいなかった。
    「俺、あの時ああ言ったけど、凛しかいないってずっと思ってた」

    誰もいない家庭科室。賢人に呼び出されて2人きり。

    「ごめん、賢人、亜美の所に行って」
    そう言って家庭科室から逃げ出そうと賢人に背を向けた。
    「は?」
    賢人の声に体は逆らえなくて、それでも精一杯言葉で抵抗する。

    「私は告白だけでもう満ぞっ…」
    私の言葉を遮る様に、賢人は私を後ろから抱きしめた。
    「そんなの無しだろ、俺の気持ちはどうなんの」

    耳元で響く声は弱々しくて、
    賢人の腕の力はぎゅぅっと強くなる。

    こんなの嫌なのに、亜美ごめん。

    きゅん

    52

    大雅 ゆかりさんをフォロー

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  6. 「先生ー ちょーだい!」

    『なにを? 』

    「何言ってんの! バレンタインのお返しだよ?」

    『 え? 貰ったけど俺、返すなんって言ってないよ?』

    「そっか...そうだね...言ってなかったね」シュン

    お預けくらった子犬みたいで、かわいい‪w

    『なんで泣きそうになってんの? 』

    「なんでって それは... お返し貰えなかったから...」

    いじめすぎたかな? ギュッ

    『泣くな、ちゃんとあるから 』

    「本当? あるの?」 チュッ

    『 どう?彼氏の 俺にしかできない最高のお返しだろ?』

    「もー///大好き!!」 ギュッ

    泣いたり、赤くなったり、笑ったり忙しいやつだな‪w

    『 俺も大好きだよ』 チュッ

    きゅん

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    太陽花.*・゚さんをフォロー

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  7. 「はい」

    急に渡された青い箱

    「バレンタインのお返し」

    毎年律(りつ)には必ず渡しているバレンタイン

    「どうしたの?」

    毎年律のお返しといえばケーキ屋さんでおごってくれることなのだが…

    「今年は特別だから」

    「え?」

    「今年こそは幼なじみとしてじゃなくて彼女として受け取って欲しい」

    え?信じられない…

    「本当に?」

    「こんな時に冗談なんか言わない」

    そう言って顔を赤くする律

    「私もずっと好きだった」

    そう言って私の目から涙か落ちた

    「俺と付き合ってください」

    「はい!!よろしくお願いします」

    きゅん

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    ☆♪莉心✼♡さんをフォロー

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  8. 「はい」
    登校中にそう言われて渡されたいかにも高そうな箱。
    「何これ」
    「何これってチョコのお返し」
    事も無さげに彼はさらりとそう言い放つ。
    「いや、なんとなくそれは分かるけど何この高そうな箱は?」
    「開けてみれば」
    言われて私は箱の蓋をそっと開けてみた。
    「何これ」
    2度目の何これ炸裂、但しさっきより語気は強め。
    「ネックレス」
    「それは見れば分かる!」
    「返す」
    言いながら彼にその箱を押しつける。
    「はっ?なんで」
    「なんでも何も!私があげたの安物のチョコ何個かじゃん。それに恋人でもない男にこんな高そうな物貰っても怖いし、重いわ」
    つい早口で捲し立ててしまう。
    「じゃあ、どうしろと」
    項垂れる彼
    「恋人だったら別にいいんだけどね」
    チラリと彼を見る
    「…なんだそういうことか」
    察しのいい彼にはどうやら伝わったようだ。
    「改めて俺と付き合って下さい」
    「はい喜んで」

    とある男女の茶番劇

    きゅん

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    四つ葉 幸菜さんをフォロー

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  9. 「まぶしっ…」

    窓から差し込む光から思わず目を背ける。

    そのまま教室の壁時計に目を向けた。

    「やば!」

    4:45…。部活開始の時刻から45分経ってる‼︎

    多分6時限目の途中から寝始めてそのまま1時間も…。

    とりあえずノートを片付けて部活に行かなきゃ、と思っても部活はあと15分だけだ。

    明日怒られたらそれでいい。

    そう思ってノートを片付けていた時、ノートの間からメモが1枚落ちた。

    《今すぐ屋上に来い》

    荷物を教室に置いて猛ダッシュで屋上に行く。

    「遅えよ!いつまで待たせる気だよ」

    「ごめん、寝てて。あはは…」

    と言った途端、後ろからハグされた。

    「バレンタインの返し。遅くなってごめんな」

    嬉しくて涙が溢れる。

    「何泣いてんだよ」

    ハンカチで涙を拭われた。

    「あと、誕生日おめでとう。」

    私の誕生日は今日だった。

    人生で最高の誕生日になりました。

    きゅん

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  10. 「さやか❗はい♪お返しです🎵」
    「あっ、先輩~ありがとうございます」
    私には彼氏がいるのに、いつもお世話になっている先輩にチョコを渡したのです!
    「さやか、さやかに、彼氏がいるのは知ってるけど…」
    「なんですか?」
    「さやかが、好きなんだ」
    「先輩…」
    「気持ちだけ受け止めてくれ!」
    あっ、先輩知らないんだ❗彼氏と別れていること
    「気持ちだけって言わないでください。」
    「なんで?」
    「私… 先輩の事が、好きですから❕」
    「なんで、彼氏とは?」
    「別れています」
    「じゃあ」
    「はい🎵よろしくお願いします」

    きゅん

    2

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  11. 「待ってたよ。」
    「ごめん。遅れて」

    「ごめん、それで用って?」
    「帰りながら話そう。あ、もう電車が来る急ごう」
    そう言い彼は私の手を握り離れないようにと電車に飛び乗った。
    一言も話さない彼、私の最寄り駅に着いた時、彼も一緒に降りた。
    (…もう一駅は?)

    彼の行動に疑問があった私は振り返りかけた瞬間に彼は私を抱き寄せた。しかも後ろから。突然の事に驚いた私に彼は小さく呟いた…

    「今日…ホワイト、デーだから…」
    シャラン…私の胸元には銀色に輝く星のネックレスがあった。

    「綺麗だ。ねぇ…これってっ」

    彼に聞こうとし振り返ろうとするが、彼はそうしまいと私を抱く腕に力を入れる。

    「み…見るなよ」

    ちらっと見えた彼の顔は俯いて居たが私と同じくらい真っ赤で彼の口からは白い息がうっすら漏れて居た。
    「…大事にする。」
    「…当たり前だ」

    私は彼の手に手を重ねた
    ありがとう

    きゅん

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  12. 「ねぇ、先輩。」

    委員会で一番仲がいい後輩が話しかけてきた。

    「これ、バレンタインのお返しです。」

    そっか、今日はホワイトデーだ。

    「ありがとう。」

    「先輩…やっぱり二歳差は大きいですかね?」

    二歳差…

    「私はありかな。」

    「じゃあ先輩!俺の事男として見てください。」

    可愛い弟のような後輩がかっこよく見えた。

    そんなこと言われたら意識するに決まってるじゃん。

    きゅん

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  13. 『お前、今日の放課後居残りな。』

    確かに先生にそう言われたのが約1時間前。


    「先生遅っ!自分から居残り命令出したくせに何してんの⁈」

    本当に忘れてるんじゃないのか。ううん、絶対私の事を放置してるに決まってる。

    「…ちょっといたずらしてやろうっと。」

    そう思って私は黒板消しを掴んでドアに挟もうとした。至極簡単だけど効果は絶大なはず。
    しかし、現実は甘くない。ドアに挟もうとした途端に、先生が帰ってきた。

    先生は私と握っていた黒板消しを見た途端に全てを把握したらしく、ニヤリと笑った。

    「せ、先生が待たせるからいけないんですよ!!」

    顔を真っ赤にした私の頭をぽんぽんとなで、小さな紙袋を私の前に差し出した。
    「先生、これって…」

    「待たせて悪かったな。他の生徒が校舎から出るのに時間がかかっちまった。お前と俺だけの秘密にしたかったからさ。バレンタインのお返し。本当に…ありがとな。」

    きゅん

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  14. 「お菓子ありがとう!」

    なんでお菓子をくれたのかはわからないがこいつの手料理は美味しい。

    「お前、今日が何の日だか知らないのか?」

    今日ってなんかあったっけ?
    誕生日?いやいや、とっくのとうにすぎたし…
    私は首を傾げるとため息をつかれた。

    「今日はホワイトデーだ。」

    ホワイトデー…
    「今日だったんだ…それで…ありがとね。バレンタインでたくさん貰ってると思うから大変だね。」

    めっちゃモテるからね。
    またもやため息をつかれた。

    「バレンタインはお前からしか貰ってない。」

    なんで?もしかして…誰からも貰えなかった…モテないのか?

    「来年はもっとたくさん作ってあげるからね。」

    チョコ好きだもんね。

    (いつになったら俺の気持ちに気づいてくれるんだ?素直に好きって言いたいんだよ)

    彼の気持ちに気づかない鈍感女子と、長年の片思いをしてるのイケメン男子の恋物語はまだ、始まらない……

    きゅん

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  15. 「それ、誰にあげるんですか?」

    たまたま目に付いた高級チョコの紙袋。

    「誰だと思う?」

    普通は彼女だと思うけど。
    長田さんに彼女はいたっけ?

    まぁ、別に、
    「誰でもいいですけど」

    わたしには、関係ないし。

    今日も何だかんだ残業で。
    世間は、ホワイトデーだけど、
    わたしには、3月14日というただの平日。


    「少しは気にしろよ…」

    ポソリと横で呟くのが聞こえた。

    「何か言いました?」

    パソコンの画面から長田さんに目線を移す。
    その瞬間。

    「これ、お前のために買ったやつだから」

    そう言いながら、差し出されたのは先程の紙袋。

    「え?こんな高価なもの頂いちゃっていいんですか?…さすが、先輩。お金持ちですね」

    マジマジと手渡された菓子袋を見つめる。

    「ばか。…本命だっつの」


    そう言う長田さんの顔は真っ赤で。


    「え」


    不憫先輩男子×鈍感後輩女子の、恋の始まり…?

    きゅん

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  16. 「なぁふゆ」
    そう呼んだのは私の隣の席の好きな人、千景くん。実は先日のバレンタインの日にチョコを渡して告白した。返事はもらってないけど・・・
    「な、なによ」
    ドキドキしてるのを隠すのに必死。
    「ふゆかわいい」
    い、いつもはこんなこと言わないのにっ!!
    「お、思ってないこと言わないで!」
    「いつも思ってるよ?」
    なんか今日の千景くんは甘い!?
    「ど、どうしたの!?なんかへん!」
    「ふーん、そんなこと言うんだ?」
    カバンからゴソゴソっと何かを取り出して
    「じゃあこれはお預けかな?」
    「そ、それって、」
    「うん。先日のチョコのお返し、と」
    “俺の気持ち”
    「え!?」
    「俺も好きだよ。勇気出してくれてありがと、1ヶ月待たせてわりい、これから宜しくな」
    「きょ、今日って!?」
    「何、知らないの?」
    “ホワイトデーだよ”
    って。

    入っていたのはピンク色のマカロン

    きゅん

    6

    星宮 空さんをフォロー

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  17. 番外編 【翔】

    遡るとこ5分程前

    華音「あの...翔くん。着いてきてくれないかな?」
    目に涙を浮かべて言うのを放っておける訳もなく

    翔「ああ。」
    と言って着いていくと校舎裏の木陰で少し待っててと言われる

    男「ねぇ、答えは?約束のホワイトデーだよね?」
    強気な男と困り顔の華音

    華音「何度言われてもムリです...」
    男「何で?彼氏いないでしょ?」

    歩み寄る男に後退る華音

    翔「返してくんね?」
    待ちきれず出ていくと不安そうな華音の髪をクシャっとする

    男が悔しそうに戻っていくと

    華音「ありがとう、翔くん...カッコ良かった//」


    期待していーのかよ?
    翔「おう」

    少し赤くなるのを隠すのにまた髪を撫でてみる///

    きゅん

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  18. とうとうホームルームが終わった

    あーあ
    結局もらえなかった…先生からのお返し
    しかもうちのクラスの担任だから、HRの間も何度か目があったのに逸らされたし…
    一か月前に本命だって言って渡した生チョコのこと忘れてるのかも?
    部室で着替えようとしたその時、校内放送が流れた
    「えー生徒の呼び出しをします。2年A組松木さん。至急数学準備室に来なさい」
    私?あ、もしかして今日が期限の提出物を出してなかったから…!
    私は急いで向かった

    「す、すみません!提出物なら、明日必ず…」
    準備室に入るなり、そう言いかけた私に先生は言った
    「手出して」

    「はい。俺からのお返し」

    手の中にはハートの形をした小さな箱…
    「ごめんな、本当はもっと早く渡したかったんだけど…でもここなら誰にも邪魔されずに気持ちが言えるからさ」
    え?
    「松木。好きだ。もう離したくない…」
    突然の告白に私の目に涙が滲んだ…

    きゅん

    8

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  19. 17時。
    業務終了のチャイムが鳴る。

    まだまだ仕事は残ってるものの、腕を思いっきり伸ばして、伸びをする。

    そこに…
    「こら咲田。真面目に取り組め」

    なんて、意地悪に笑う春永さん。

    「今は、休憩中だからいいんですよ~」

    唇を尖らせると、

    「生意気な奴だな~」

    そう言いながら、頭の上に乗せられた冷たい物。

    「わわっ!」

    転がり落ちる寸前で両手で受け止める。

    ピンクのパッケージの可愛らしい飲み物。

    『いちごオレ』

    「それ、バレンタインのお返し。
    チョコ、さんきゅーな。」

    振り向きざまに笑う彼。

    「安すぎますよー!」

    なんて文句を垂れながら、ぎゅっと握りしめる。

    いつも残業の彼は、今日は定時上がり。

    そう…
    今から、春長さんは彼女に会いに行く。


    高級チョコの紙袋。
    いつもより整った髪型。
    嬉しそうな笑顔。

    あー…痛いなぁ…
    甘い甘い。いちごに心が痛くなった。

    きゅん

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  20. 卒業式兼ホワイトデー。
    先生からお返しを頂き、告白もする。
    他の友達もついてきた…。
    礒沼先生「お!告白…?」
    塚田「礒沼先生!柄本先生呼んで下さい!」
    礒沼先生「はーい!」
    「えっ」

    柄本先生「おぉ」
    「先生…!」
    先生「あ!ホワイトデーなのでお返し!…ん?あぁ。ツーショット!」
    「え?!」
    先生「ほら!撮るよ!」

    パシャ

    先生とツーショット…!

    「ありがとうございます!」
    先生「こちらこそありがとう!」

    「あの…。」
    先生「どうした…?」
    「伝えたいことがあって…。」
    「2年の始め辺りから思っていた事で…。
    その…先生と生徒という関係なので…気持ちを伝えるだけになりますが…
    好きですっ!!」
    先生「ありがとう!そうっすね…気持ちだけ…受け取ります。」
    「ありがとう…ございます!」
    先生「…高校でも頑張れ!夢を追い続けて!
    「はい…!ありがとうございました…!さようなら…(泣」

    きゅん

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  21. 「帰ろ」

    いつも私の帰りを待ってくれる優しい幼なじみ。

    「ちょっと待ってっ!
    これしまわないと。」

    これというのは今日の朝いろんな人から貰ったチョコのことだ。


    「それ誰から貰ったの?」

    「知らない人とか顔だけ知ってる人とかかな。」


    見たことはあるけど名前は知らないんだよな。

    「でも男の子って背が高くて怒ってるように見えるから怖いんだよな。」


    まあでもチョコ渡してくるぐらいだから怒ってはないんだろうけど。

    「ねえ、それって男から貰ったチョコなの?」

    「そうだよ。バレンタインあげてないのにっ」


    突然後ろから抱きしめられた。

    「ん!?どうしたの?」


    「その男達はきっと好きって気持ちを伝えたかったんだと思うよ。」

    え!そうなの!

    「じゃあ俺が今チョコ渡したら俺の気持ちも気づいてくれる?」

    「それって……」

    「うん好き。」



    「……私も。」

    きゅん

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