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  2. ーガラっ
    「…あ」
    いきなり低音な声が聞こえてバッと振り向けば、そこには若干息を切らした悠がいた。
    「…何してんの?」
    怪訝そうにだだっ広い教室をわたしとをリンクするように眉をひそめる悠。無造作にスクールバッグを肩にかけ、制服のワイシャツの第三ボタンだけはずれている悠がそこにはいた。
    「お前…掃除か?」
    「うん…まあ」
    「班の人誰?」
    どうしてかいつもより低い声に少しだけ驚く。
    「えっと」
    「……お前一人?」
    結果的にはね。
    「みんな用事があるみたいで、」
    「は?」
    悠が少しだけ荒らしくずんずんと近づいてくる。
    「五人もいるのに?お前だけ?」
    妙に尖った喋り方にビクッとする。
    「ごめん…俺がいればちゃんとあいつらに言えたのに」
    わたしが雑巾をもう一度絞ろうとすれば、スッと悠の手が伸びてきてわたしの雑巾を奪った。
    「…手伝ってくれてありがと」
    「バーカ。当たり前だろ」
    悠はきっと優しすぎる。

    きゅん

    5

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