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  2. 「せーんせ、今日が何の日か知ってる?」


    保健室にある彼専用の椅子に座り、くるくる回って遊んでいた私。そんな私に「危ないですよ」と注意をし、先生は近くの椅子に腰をおろした。



    「いい夫婦の日、ですよね」
    「え、知ってたの?」
    「意外でしたか?」
    「うん」


    問いかけに対して素直に頷いた私を見て、彼はくすりと笑う。そして「それでは‥‥」と言って彼が差し出してきた手のひらには小さな箱が乗っていた。ピンクのリボンを解いて、箱を開くとそこには‥‥




    「ゆび、わ‥‥?」


    シンプルなデザインをした指輪が入っており、先生と指輪を交互に見る。




    「今日は貴女と付き合い始めた記念日ですから」

    彼の優しい声が紡がれる。




    「"いい夫婦”はまだ早いですが、その予約をしてもよろしいですか?」
    「っ‥‥う、ん」


    --真っ赤になり頷く私を見て、先生はまた笑うのだ。それは嬉しそうに。

    きゅん

    20

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