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  1. 529件ヒットしました

  2. あげはちゃんと買い物。

    龍は行けなくてこれが最大のチャンスだって思ってる。

    「それでねーーーー「危ないよ、あげはちゃんっ」


    君の言葉を遮って、抱き寄せた。

    横を、車が通り抜ける。

    小さなあげはちゃん。
    「なんか、あげはちゃんって危険だよね。
    居なくならない様にGPSつけてく?」


    「黒って、面白いね!!」

    いつもおかしいって言われるけどーー。

    「GPS付けてく?あげはちゃん限定だよ。だってなんかあっても、1番に助けに行けるから!」

    俺の分かりにくい愛情表現。
    仲間におかしいって言われても気にしない!
    だってーーーー

    「あげはちゃんが、好きだから。
    龍のいない変わりに守らせてよ、お姫様」

    君の手の甲にキスをした。

    「うん、ありがとう黒っ」
    君と二人っきりの時間。
    誰にも邪魔させない!

    きゅん

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  3. 「おい」
    急に呼び止められた。振り返ると幼なじみがいた。

    「なに、今日用事あるから先帰るって連絡したよね?」

    「用事ってなんだよ」

    「友達と買い物。」

    「男か?男だったら行かせられないな。」
    不機嫌そうに言う。

    「なんで?まあ女の子とだけど、」

    「そ。良かった。はやく帰ってこいよ」
    そう言って彼は優しく笑って私の頭をぽんぽんと撫でた。


    いつも意地悪なくせに急に優しくされると困っちゃうじゃん。

    ちょっとキュンとしたのはきっと疲れのせい。

    きゅん

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  4. 居なくなったあげはちゃんを、探しに行ったんだけどーーーー。


    「まじかよ」


    見てしまった。


    白があげはちゃんにキスしてるところ。


    白は、俺の双子の弟。


    優しいし、頼れる。
    兄貴さし置き、副総長だし。
    今までなんでも良かった。
    だけどーーーー


    あげはちゃんだけは、手離したくない。

    駐車場では、キス見せられるし、だからカフェでからかってやるつもりで話題振ったのにーーーー

    目の前で、それこそ強引なキスをする白に。


    「白、あげはちゃんに何してんの?」


    あーダメだ。

    柔らかな長い綺麗な髪も、綺麗な肌も。
    純粋な心も、みんな好き。


    奪いますよ、誰にもやらねーよ。

    きゅん

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  5. 「逃げるな! ふざけるな!」


    私の足はおぼつかない様子で、何度もよろけながら走っていく。

    それはもう走っているというものではなく、膝をがくがくと震わせ、何度も階段に手をつきながら前に進んでいくものだった。

    当然、すぐに追いつかれてしまい、私の腕を掴み、勢いよく抱きしめてくる。

    二人して屋上の地面に倒れこむ。

    先輩は私を下に押し倒すと、力ずくで抑え込み、くちづける。

    無理やり口を開かせ、舌を絡め取り、犯してゆく。

    唇が離れたとき、彼は熱を持った瞳で私を見下ろしていた。


    「逃がさねーよ。お前は誰にも渡さねー」

    「先、輩……」

    「お前は黙って俺に愛されていればいい。他の男は見なくていい」


    熱い。

    あまりの激情に私は胸が苦しくなって、泣きそうになる。

    先輩の愛は重たいほどにいとおしかった。

    私も彼を独占したい。

    そう思い、私は先輩にまたキスをするのであった。

    きゅん

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  6. 「ケンカ、やだっ」


    あん時ーー誰よりも早く動いてた。
    誰よりも早く抱き締めていた。


    だって君が儚げに泣くから。
    きっと抱きしめるのは、いつだって白の役目。

    それで、良かった筈なのにーーーー
    キャンディをあげたら無邪気に笑い、その笑顔に一瞬で心を拐われた。

    「やばいな、あげはちゃんーーまじ、可愛い」


    暗い灯りも付けない夕闇の龍の部屋。

    タバコを加えた。
    電気はライターの火のみ。

    やばい、好きになりそう。

    だってーーーー時折れ見せる強さ。
    時折れ見せる涙。


    そしてーーーー笑顔。
    白が抱き締めたら、モヤモヤする。
    龍が旬がーーーーああ、、そっか。
    俺は、もう手遅れかも。

    「ありがとう、可愛い!」

    君の笑顔に囚われてーーーー
    離れない。

    誰にもやりたくない。
    この気持ちを人はーー"独占欲"という。

    きゅん

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  7. 「噛みつきたい、首筋に。痕をつけて、俺の物だという証に」

    お昼休みが終わる頃、彼氏にそんなことを言われた。
    急にそんなことを言ってきたので、私がえぇと戸惑った顔をすると真面目に訊かれた。

    「駄目?」
    「ダメじゃないけど……珍しいね。あ、目立たないようにして。あと痛くないように……」
    「勿論そうする」

    すりすりと狼系彼氏が寄ってきたと思ったら、早速噛みつかれた。割りと深い痕を残すつもりなのか、しっかりとした歯形をつけられた。痛みに顔をしかめていると、舐められたので背筋がぞくりとした。

    「俺以外とあんまり親しくしないで」

    そのまま耳元で囁かれ、私は息を堪えて何度も首を縦に振った。こういう時に素直になってないと、後が恐い。
    彼氏はちょっと満足したような顔で離れた。

    「よしよし」

    今度は私を甘やかしたいのか、優しく頭を撫でてくれた。こういう二面性にいつもやられてしまうんだよね。好き。

    きゅん

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  8. 私は告白された。

    だから彼氏を待たせてしまっている。

    「遅れてごめんね。」

    「ん、何かあったの?」

    「な、なんでもないよ……っ」

    あ、ダメだ。これはバレた。

    「焦ってるの怪しいね。」

    「告白されちゃった。」

    あ、怒っちゃったかな。

    なんて思っていると強く抱きしめられていた。

    「俺のものなのによそ見しないで」

    妬いてくれてたんだね。

    私も強く抱きしめ返す。

    「ちゃんと断ったよ。するわけないじゃん。私には夢羅だけなんだから。」

    「空音」

    夢羅と目があった瞬間、

    「ん……っ」

    唇が重なった。

    「空音、愛してる。」

    そんなのこっちのセリフだよ。

    「うん、私も。」

    私は夢羅の肩に手を添えて背伸びをして自分の唇を彼の頬にくっつけた。

    大好き、愛してるが伝わるように。

    耳まで赤くしている彼が心の底から愛しい。

    私たちの恋はこれからも続いていく。

    きゅん

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  9. 私の彼氏はモテる。

    自分の彼氏がモテるのは嬉しいけど私だけを見てほしくて。

    その様子を見ていたくなくて屋上まで逃げてきた。

    私の彼氏なのに。

    「あぁ〜もうやだぁーっ!」

    大きな声で叫んでみた。

    するとフワッと後ろから抱きしめられていた。

    「なにが?」

    あ、この声は……

    「夢羅!」

    「どこに行ったのかと思った。まあ、ヤキモチ妬いてんだろうなとは思ってたけど。」

    ひ、ひどい。分かってたんだ。

    「だ、だって、夢羅が女の子と話すから…」

    「可愛いなあ。空音は。」

    え、夢羅と目が会った瞬間、夢羅の手が私の頭に添えられて、

    「ん…っ」

    唇が重なった。

    「安心しろ。俺が可愛いと思うのは空音だけだから。」

    私は彼の胸に飛び込んだ。

    「ありがとう。大好き。」

    「ん、俺も大好きだよ。」

    夢羅に恋してよかった。

    私たちの恋はこれからも続いていく。

    きゅん

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  10. ラピスラズリのネックレスをプレゼントした。


    「ありがとう、嬉しい」


    そう言って嬉しそうにネックレスを見つめる彼女が顔をあげて、照れくさそうに自分に笑いかけた。

    俺は手で顔をくしゃりと覆い隠した後、そっと優しい手つきで彼女の首にネックレスを着け、ラピスラズリの輝きに目を細めた。

    ラピスラズリの輝きは深いどこまでも続く海のようなものだった。


    「ねぇ。……キス、したい」


    とろんとした目をしてこう誘われると、断らない男はいないだろう。


    「……お前から言ったんだからな」

    「えっ……ん……」


    優しく重なった唇は甘かった。

    ただ重ねているだけだというのに、心は満たされていった。

    彼女は知らない。この宝石が持つ意味を。

    自分だけが知っていればいい。


    『永遠の誓い』


    だから彼女を永遠に最愛の人であると縛り付ける。

    それが俺の独占欲の証であった。

    きゅん

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  11. いつかこの子が現実に気がついたとき、酷く後悔をし、怯えるだろう。

    こんなにもこの子を抱きしめてめちゃくちゃにキスをして、肌に触れて繋がりたいと思う欲望まみれの男の手によって汚されることが許されるはずがない。

    生徒と教師。

    言葉にして伝えることのできない愛をこの子は受け止めきれないだろう。

    それでも、ほかの男の目に触れることなく、自分だけがたった一人の男だと認識して欲しい。


    こんなに黒くて粘り気のある感情を抱いているのに、無垢なこの子は露知らず泣きながら愛を呟く。

    この子の期待通りの清らかな男でいることは……できない。

    衝動と欲望のどちらかがいつかこの子を壊す。


    めちゃくちゃに抱いて愛し尽くしたいからこそ、壊れることのないよう自分から引き離さなくてはならない。

    なのに、俺はこの子を手放せない。

    逃れられない独占欲が自分を支配していた。

    きゅん

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  12. 嫌な夢を見た。

    嫌すぎて目の前の同級生が見れないくらい。なんで、私がこんなヤツとキスをした夢を見なきゃいけないの。
    まるで私が好……いや、まぁそうなんだけどさ。

    などと一人で奮闘してると目の前のヤツにからかわれた。

    「なーに目をキョロキョロしてんの。もしかして、俺を意識してるのかー?」
    「……」
    「ははは、んな訳ないよな……え、マジ?」
    「違います」

    腹が立ったので、素っ気なく返してしまった。まぁいい。コイツはこう返されても気にしないヤツだ。
    今回だって──

    「マジかよ。意識してるの俺だけかよ」
    「は?」
    「なんでもない。授業始まるぞ」

    え、なになに、てかそっち気にしたのー!?
    いつもなら素っ気ないとかでぶうたれてるのに、困った。
    意識してないって、ずっと前から意識してるのに。
    貴方が夢に出て動揺してるくらいに。
    余計なこと言わないでよ。

    きゅん

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  13. 私はいつも一人で花壇の前で花の手入れをしている。

    誰にも私の姿は目に映らない。その方が気が楽だった
    はずなのに寂しくもあり、私の瞳からは大粒の涙が零れていた。

    「おい」

    顔を上げると学年一の人気者である男子が近づいてきた。焦った私はその場に尻もちをつき、後ずさっていく。

    「あの、なんの用で」

    「ただ花が綺麗だと思ってただけだ。あんたが手入れしてたんだな」

    「私は花が好きで……。学校で誰かが花を見て幸せになってくれたらなって」

    彼は私の隣にしゃがみこむと、私の頭をぽんぽんと優しく撫でた。
    それに赤面した私は両手で顔を隠す。
    だがその手は彼によって剥がされ、近くまで顔が寄せられていた。


    「俺さ、花好きだよ。でも今、花より好きなもんが出来た」

    「え」


    自惚れてはいけない。
    だけど胸の高鳴りが私を支配する。

    ゆっくりと近づいてくる顔に、私は目を背けることが出来なかった。

    きゅん

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  14. もし俺が普通に高校生をやっていれば、あいつとは出会わなかった。

    今まであいつは誰にも見てもらえず孤独の中で泣き叫んでいた。

    だからあの男の元に連れ去られたことが許せなくて、俺はまた荒れ狂う毎日が続いた。

    本当は傷つけたいわけじゃないのに止められない。
    この復讐の業火が俺を話してはくれなかった。

    今はどこにいるかもしれないあいつを想って俺は月上がりが滲む空を見上げた。


    『慎』


    あの少し強気な声で俺を呼ぶ声が聞こえた。

    振り返ってもそこには誰もいない。だが俺はその場から動けず、そのまま立ち尽くしていた。

    俺は手を伸ばし、その髪を撫で後ろから抱きしめる。


    『もうすぐ会えるから。だから待ってて』


    その言葉に後ろから抱きしめる力を強める。

    だがいつしか腕の中から彼女はいなくなっていた。

    いつか、会えると信じて、俺は消えた感触を胸にまた夜の街へと歩いていった。

    きゅん

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  15. 「ほら、春キャベツ食べな」
    「うん! うまうま」
    「兎みたいだな」

    料理上手な彼と屋上でお弁当を食べていた。
    彼は一人暮らしをしていて、毎回美味しそうなお弁当を私が羨ましそうに眺めてると分けてくれる。キャベツ以外にも厚焼き玉子とか美味しくて、気が付けば半分以上食べてた。

    「ご、ごめん私ばっかり……これ食べる?」
    「ん、貰う。うまいな」
    「お母さんが作ったものだけどね。それよりもさ」

    ここで私のトーンが下がった。不思議そうにしてる彼氏に私は太ったことを白状した。彼はそんな私にぷっと笑うと、頭をよしよししてきた。

    「太ったぐらいで嫌いにならないよ。外見も含めて、その……好きだから」
    「そこで照れるな!」
    「ごめっ」

    私は照れ隠しにグーパンしてやった。彼は変なとこで照れる癖がある。

    「これも食べる?」

    それに私が躊躇っているとキスをしてきた。もう、こういう所は照れないんだから……。

    きゅん

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  16. 「あんたなんて大嫌い」


    そう言ってあたしは彼を睨みつける。

    彼は何も動じた様子もなく、腕を組んで冷ややかにあたしを見下ろしていた。



    「それで?」

    「それでって……あんたのそういう余裕ぶっこいた態度が嫌いなのよ」


    流れるような黒髪も、黒曜石のような瞳も。

    彼を構成する全てがあまりにも美しすぎて嫌いだった。

    これ以上近づいてはならないと判断したあたしは彼に背を向け、離れようとする。

    すると後ろから手が伸びてきて、その腕の中に閉じ込められる。

    まるで獲物を捕らえるかのように、あたしの身体は彼の腕に囚われた。


    「ちょっと……離してよ」


    彼はあたしの耳元でそっと囁く。


    「ーーー」


    その言葉にあたしは疼くようなむずかゆさを感じた。

    溶け込んでいく。あたしの中に。

    嫌いなはずなのに。

    どうして胸が苦しくなるのか、この時のあたしはまだ知ることはなかった。

    きゅん

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  17. 「また読んでんのか?」

    マンガを読んでいる鈴菜の所まで行った。

    「これは私の恋の“ばいぶる”だから!」

    鈴菜の手から少女マンガを取って読んだ。

    「興味持った‍?」
    俺は笑顔で返し、
    「帰ろ」と教室を出た。

    鈴菜は走って追いついてきた。
    俺が急に止まったせいか背中にぶつかって、文句を言おうとしてる鈴菜に

    グイっ

    「早く気づけよ。」

    キスが出来そうな距離に近づき、耳元でささやいた。

    鈴菜が顔を赤くしたかと思いきや

    「あ!それ!」

    さっきのマンガの行動と同じに喜んだ。

    まだ、俺の気持ち気づきそうにないな…
    でも、君の笑顔にときめいたことは秘密にしておこう。

    きゅん

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  18. 書斎の整理をしているときだった。

    外側からかけられた鍵が空く音が聞こえ、そちらに目を向けるとあの男が立っていた。


    「少しは進んだか」

    「……進んだ。にしても本多すぎるよ。ガリ勉なの?」



    そう言って少し不敵に笑ったあと、また本棚に向いてハタキで埃を落としていく。

    すると、いつの間にか近づいてきていた彼の手が、あたしの顔の横を通過し、本棚に手を当てた。

    あたしの後ろに彼が立っている。

    彼の呼吸音が耳元で聞こえてきた。

    彼は弄ぶかのように耳元であたしの名を呼んだ。

    甘い響きにあたしは身体を硬直させ、胸元で手を握りしめた。

    それに気を良くした彼はあたしの耳元で再び囁く。


    「俺から逃げられると思うな」


    きっとこの男から逃げることは出来ないのだろう。

    だから、あたしは気付かないふりをする。

    この心臓の音も、火照った身体にも。

    あたしは、囚われの身なのだから。

    きゅん

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  19. 2/14、勇気なく義理と言って渡した。

    お返しがあると期待していたけど放課後になってしまった。

    帰ろうと支度をして…

    「柚、帰るのか?」

    そこには彼がいた。

    「うん。」
    「…これやるよ。」

    可愛い箱だった。

    「義理のお返し。」

    貰えないと思っていたものだった。

    「ありがとう!」
    「……柚は義理だったけど、俺のは本命だから。」

    彼の本気の顔に

    「私のも本命だよ。」

    ギュッ

    「めっちゃ嬉しい!」

    彼は一旦私から離れて

    「最初から言わせて、」
    「柚、俺と付き合ってくれますか?」

    「はい!」


    最後に甘い甘いキスを落とされ、
    バレンタインよりも甘いホワイトデーになった。

    きゅん

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  20. 今日はホワイトデー。
    俺は猛烈に緊張してる。

    だって、一ヶ月前にできた彼女にお礼のチョコを渡さなければならないから。
    多分、彼女はこういうのが好みのはず。
    一ヶ月だけじゃ、彼女の好みなんて隅々まで調べられない。

    たった一人、凄くソワソワしながら勇気を出して渡してくれたんだ。
    俺にとっては仲が良い女友達ぐらいだったのに、こっちが赤面するくらいの告白に一気にやられた。
    だから、凄く大事にしたくて、だからこそめちゃくちゃに悩んで、しかも渡すという難解なミッション……。

    あー、遠くから歩いてくるのは俺の彼女だ。
    あー、クソ恥ずかしいけど、これ気に入ってくれるかな。
    もういい、早く渡そう。

    「これ、ホワイトデーだから……やるよ」

    きゅん

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  21. 「ねぇねぇ、あたしさチョコあげたよね?」

    大好きな幼なじみのところに行き、バレンタインのお返しをねだる。

    「あー、忘れてた」

    この男、信じられない。他の子にはクッキー渡してるの見たよ。それなのにあたしの分だけない…。

    「もういい、嫌い!」

    思わず、彼の頭を叩くと鋭い目で睨まれた。

    「嘘だよ。でも、嫌いならいらねぇな」

    そう呟くといじわるに微笑んだ。

    「やだ、いる」

    「ほら」

    渡されたのは透明な袋に入ったキャンディ。

    あのさ、あたし、バカじゃないから分かるよ。

    「ねぇ。あたしのこと好きなの?」

    「は?」

    「言いづらかったら先に言ってあげる。あたしは好きだよ?ずっと前から…」

    耳まで真っ赤にして、片手で口元を抑える彼。

    もう、当たりでしょ。

    「ねぇ、どうなの?」

    「しょうがねぇから1回だけな」

    数秒の沈黙後、彼の唇が小さく動いた。


    「……好きだよ」

    きゅん

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