ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「久しぶりだな」
    「だね」
    彼は夢を追いかけて県外に勉強をしに行ってて今日が帰って来る日だった。
    「少し疲れてるんだ家に行っていいか?」
    「えっ!? う、うん」
    それから私の家に2人で歩いて行く。
    すると彼氏が私の手を握る。
    久しぶりだからドキドキしてしまう。
    気が付いたら家の前で私は彼氏を部屋に入らせた。
    入ると彼が私を後ろから抱き締めて来る。
    「お前と離れた2年間地獄だった」
    急な言葉で言葉が出ない。
    すると扉に押し付けられて両手で私の逃げ場を彼が無くす。
    「ど、どうしたの?」
    やっと出た言葉だった。
    「お前の事ばかり考えて何も出来なかった」
    「わ……」
    何か言おうとしたら彼の唇が重なる。
    もう何も考えれない。
    そのまま私も抱き締めた。
    ジッと彼が私を見つめてくる。
    「お前とずっと居たい」
    「うん」
    「もう離れない愛してるからな」
    「私も」
    「愛してるって言えよ」
    「愛してる」

    きゅん

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  3. 「私も柊だけだから…///」

    と、いつもツンツンな俺の彼女…麻耶が言った。

    さっき逆ナンされた俺。
    逆ナンなんかめんどくさかったけど…

    「…かーわい。」

    「なっ…!は、早く行くよ!」

    可愛い彼女を見れたからたまにはいいか。

    きゅん

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  4. 「あっ……」


    目の前の光景に、足が地面に縫いつけられたかの様に止まる。


    学校帰りの私の視界に映ったのは、仲良さそうに腕を組んで歩く2人の男女だった。


    男性の方は近所に住んでる大学生で、私の幼なじみ。


    年上で頼れる彼の事をずっと好きだった私に、本人が『オレこの人とつき合う事になったんだ』と残酷な紹介をして来たのはつい1ヶ月前の事。


    「ハハッ…相変わらず仲いいんだ……当たり前だよね、まだつき合い始めて一月だもん……」


    本当は私が、あの人のポジションに立ちたかった。幼なじみとしてじゃなく、恋人として笑い合いたかった。


    だけど私は知っている。幼なじみがどれだけ彼女を大切にしているのかを……愛しているのかを。


    「お願い………もう少しだけ時間を下さい」


    ちゃんと心から、祝福出来る日を作るから。


    胸元をきつく握りしめた右手に、冷たい雫がポトリと落ちた。

    きゅん

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    棗 海桜さんをフォロー

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  5. 知ってた。
    前からずっと、分かってた。
    君の隣に、俺はいないっていうこと――。

    昔から君の隣は俺だけだった。
    でも俺のせいで、彼女を傷つけて、結局すれ違っていった。
    そして現在。
    君の隣には違う人がいる。
    仲直りは出来たけど、もう側にいれないのが辛かった。

    ああ、何で俺は君の隣に立てないんだろう。
    きっと君を傷つけた罰が当たったんだな。
    君には笑っていてほしい。
    幸せでいてほしい。
    君が今、幸せならそれでいい。

    「優河くん!」
    嬉しそうに笑う君。それを俺は、ただ後ろで眺めている。
    「瑞季?」
    そうやって俺を気にしてくれるのもむしろ逆効果だ。
    君のこと、諦めたくても諦められないじゃないか。
    ああ、好きだ。
    この事を君が知ったら、いったい君はどう思うのだろう。
    俺は知ってる。
    君の隣にはもう、俺は立てないことを。







    だって君は、隣にいる人が好きだから。

    きゅん

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    七瀬優さんをフォロー

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  6. 奈々は、幼なじみで中学まで一緒に登下校をしていた。
    高校は、別々になってしまったが、1か月前の奈々の誕生日にやっとの思いで告白して、付き合えることになった。
    今日は、『付き合って1か月記念日だね!デートしよっ!』と奈々が誘ってきた。
    それなのに、HRが終わってから先生に雑用を頼まれ現在、集合5分前。
    「はぁ、はぁ、居たっ。」
    駅前の噴水の前にいる、奈々を見つけ息を整え声をかけようと近づく。それなのに、目の前まで来ても俺に気づかない。
    スマホ見ながら、嬉しそうにしてるし…
    「奈々っ。」
    俺に気付いて欲しくて、腕を引っ張った。
    手を引っ張った時に見えた画面、、1か月前に告白し日に2人で撮った写真だった。
    その写真見て、嬉しそうだったの…
    『あ、漣!来てたんだ。』
    「うん、遅くなってごめん」
    『全然、大丈夫!』
    上目遣いで俺を見上げてきて、デートを楽しみにしてくれてたんだと思えた。

    きゅん

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  7. 今日は友人何人かと隣街の夏祭り。
    同じ方向で電車が一緒だったみたい、前に同じクラスの大輔くん。
    「大輔くん?」
    振り向くとやっぱり、大輔くんだ。
    「失礼ですけど、どなたですか?」一瞬、わからない様子。
    「めぐみです」
    「あ〜わからなかったよ。ごめんごめん。じゃ、行こうか」
    「こないだは助けてくれてありがとう。」
    「聞いたら、悪いかも知れないけど、あの人って誰?」
    「恥ずかしい話。私の好きな人で初めは優しくされて好きにな 
     って告白するとそれを面白がってみんなに言ってあげくに女の
     子とラブラブしてた。認めたくなくて…でもこれじゃい
     けないと思い、中学卒業と同時に片思いも卒業したんだ。」
    「ひどい人もいるんだなぁ」
    「私。見る目がなくて…」
    「違うと思う。初めから、見る目があるなら、誰も苦労
     しないし、いろんな経験していくから…」頭をポンポンしてくれた。
    心の中でもう恋が始まった。

    きゅん

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  8. なんだあいつ。
    すっげー見られてる気がするんだけど…

    「なぁ、あの女俺の事見すぎじゃね?」

    「制服的にうちの学校ぽいしファンなんじゃないー?」

    ファンかー。だとしたらめんど。

    まぁまぁ可愛いしタイプじゃないっていったら嘘になるけどまぁいいや。今度学校で見かけたら声かけてみようかな。

    ーーーーーーーーー2人が出会う前の辰哉sideのお話でした。ーーーーーーーーー

    きゅん

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    風間陽斗さんをフォロー

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  9. 「あ、雪!」

    「あ……優くん……!」

    そこには私服の優くんの姿が。

    う〜……すっごくカッコいい。

    いつものクールな感じがすっごく増してる。

    でも私だって今日のお洋服、頑張ったんだからね!

    優くんは固まったままで動かない。

    「優くん、お顔、真っ赤っかだよ?」

    「あ、いや……」

    優くんはハッとして、照れ隠しで手を首に持っていく。

    に、似合ってなかったんだぁ……

    うゔ……

    「いや……その、雪が可愛くて……。
    その、服似合ってる。」

    「え……」

    あぁ、照れ隠しだったんだ。

    「ありがと……でも、優くんの方が、か、カッコいい、です……」

    「は……?」

    どんどん真っ赤になっていく優くん。

    「今日は家にするか。」

    「な、なんで?」

    「雪、可愛いすぎて、誰にも見せたくない」

    「え……。」

    ふふふ、と私は笑った。

    私、今、とっても幸せだよ。

    ありがとう、優くん。

    きゅん

    20

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  10. しまった…今の現状を言葉にするならこれに尽きるだろう
    「せっ先輩!お…俺」
    「な、なに?どうした?」
    彼は、高校の後輩だが事あるごとに私について回る。最近では何かを言いたそうにするくせに言い淀んでしまうらしい。
    …こうなったら時間がかかる。
    「ん?聞いてあげるからゆっくり言いな?」
    「うん…」
    この時点で私は彼がはっきりするまで待つつもりだった。
    すると急に彼は自分の髪をクシャクシャとしだした。そしてふぅと息を吐き私に向き直った。

    「お、俺先輩が大好きなんです!」
    「ん。私も好きだよ」
    「え?えっあっ」

    私は分かって居た。彼が何度も何度も校舎裏で練習をして居た事を。分かって居たし彼のそんな所が愛しくて好きになった。
    「あぁ…嬉しいけど」
    ふふっ
    嬉しいのと彼が可愛くて私は笑った。
    そんな彼はまた自分の髪をクシャクシャとしながら両手で顔を覆いながら言った。
    「俺先っ…っ先輩ぃずるいよ!」

    きゅん

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  11. 待ち合わせは一時間前。

    まだ期待してるとこ男なのに俺、女々し過ぎか。

    それ位に好きになってたのは自分だけかよ。

    何なんだよ…

    本を読む手を止めてふと心の中で呟いた

    それさえ君には届かないのにな。








    早く速く目的地に着いてよ!

    何であの身勝手なお父様は私を止めるの?

    例えばキミが貧しい家庭だったって、
    好きなのには変わりないんだから許してよ!!







    この想いを…

    この女々しさを…

    『許してよ!』ねぇ?

    きゅん

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  12. 私の幼馴染の裕翔(ひろと)は、心臓病を患っていて
    3年前、手術でアメリカへ行った。
    裕翔は「待ってて」って言ってくれた。

    本当は行きたい。でも、裕翔を信じて毎年1人で
    年を越す。

    「今年も、帰ってこないの?もう、
    我慢できないっ。」

    私は1人で泣いた。
    毎年この駅前で年を越していた。
    でも今年も、隣には誰もいない。

    「はやく、はやく会いたいよ。」

    私は一人で泣いた。周りの目も気にせず。

    あぁ、もう年越しだ。

    ー5!4!3!2!

    「ハッピーニューイヤー。
    心夏、ただいま。待たせてごめんね。」

    ーいーち!ハッピーニューイヤー!

    「ひ、ろと?ほんとに裕翔なの!?」
    裕翔はバックハグで年越しをしてくれた。
    「うん。そうだよ。心夏、すき。
    俺と付き合ってよ。」
    「……お、遅いよ!どんだけ待ったと思ったの?
    私だって、好き!付き合うに
    決まってんじゃん!」

    きゅん

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  13. 「フラペチーノとパンケーキと…………」
    「待って、俺の小遣い事情考えて!?2つとも値段めちゃくちゃ高いんすけど!」

    ゲームに負けた隼翔の奢りで、今、駅前のカフェに来てる。さっきのを頼んだ私は、隼翔と席に着く。

    「美味しそ~!じゃ、いただきまーす!隼翔くん♡」

    「ん!フラペチーノうまー!あ、パンケーキもふわふわ!やっばい」
    「マジ?フラペチーノどんなん?」

    私の手からフラペチーノをひょいっととってちゅー………と呆気なく飲んでいく隼翔。

    「ちょ、ちょっと………」

    「可愛いカップル〜」

    遠巻きに見ていたカップルさんがニヤニヤこっちを見てる。

    「は、や、と!」
    「ふぁい!」
    「………………勘違いされてるんだってば私たち………その………カップルに……/////」

    「………………瑛美は嫌?勘違いされるの」
    「え?」
    「俺は別にいいんだけど……瑛美のこと好き……………だから/////」

    きゅん

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    朽葉真鈴さんをフォロー

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  14. 私は、同じ部活で1つ年下の後輩に片想いしている。


    「先輩っ! 一緒に帰ろ?」

    「う、うん。 別に良いけど…」


    部活では結構仲良い方だけど…一緒に帰るのなんて初めてだよ。



    「あ、あのさ。藤田くんって好きな人とかいるの…?」


    私の質問に、藤田くんはニヤッと笑みを浮かべた。


    「それって…焼きもちですか?」

    「へ…!?」

    「わ…図星だ!!」


    本当に心臓に悪いよ…。


    藤田くんは、私にどんどん近づいてきて…


    「…ん!?」


    私の首筋にフニャッとした感覚が残っている。



    「先輩が悪いんです…俺をこんなにドキドキさせるから…」

    きゅん

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  15. 「由紀、学校慣れたか?」


    私の目の前を歩いてた彼が、後ろを振り返った。



    「うん…! だ、大丈夫っ!!」



    四月に高校に入学して、担任の先生になったのが彼…藤崎先生だ。



    私と先生は秘密で付き合っていて、生徒と先生以上の関係にいたる。



    しかも…家が隣という偶然にも奇跡的なことがあった。



    毎日一生に通学して、彼の隣を歩けることがどんなにも幸せか…



    でも…いつかこの関係は終わってしまう気がする。嫌、絶対に。



    「由紀…? どこか悪いのか?」


    「ううん…大丈夫、です…」



    涙が溢れてきて地面にしゃがみ込んだ私に先生が手を差し出してきた。



    気づいたら、学校に行く道と反対方向。


    見覚えのある家も…ここってまさかね…?


    目の前には、『藤崎』と書かれた先生の家の表札。



    「気が変わった。今すぐに俺のものにするから。覚悟しとけよ?」

    きゅん

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  16. 私が学校が終わり駅前で歩いている時の事

    前方から私の従兄である大学生の清にぃが居る


    「清にぃ!」


    「凛華!」


    清にぃを見つけた私は嬉しく思いながら駆け寄る
    だって清にぃは私の好きな人なんだもん!


    「もう大学終わったの?」


    「うん、今は帰るとこ!」


    あー、幸せ!
    清にぃと話せるなんて!


    今日の私はハッピーだな!


    すると、後ろから友達が見えて私を見つけた途端に声をかけられる


    あー、私の至福の時が……


    「じゃあ、少し寂しいけど行くね!」


    そう言い後ろを向いた途端に清にぃに後ろから抱きしめられる


    え?何が起こってるの?


    すると私の耳に口を近づける

    「寂しいなんて可愛い事言うなよ……」


    そういった途端に体を離しまたなって声を掛けられる

    そして、去っていく


    友達には彼氏と勘違いされたけど、顔が火照ったままその後ろ姿を見送るのであった

    きゅん

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  17. 高校一年のから好きだった先輩が留学から帰ってきたと友だちからあった
    いま、私は大学一年

    あれから三年が経つ

    「ふぅ…」

    学校終わりにいつもの駅に着くとふと声を掛けられる

    「沙那(さな)ちゃん」

    「え…」

    どこか聞き覚えのある声に振り向くとずっと好きだった涼也先輩がいた

    「久しぶり!元気だった?」

    「すず…や先輩?」

    私はあまりにも嬉しくて言葉が出なかった
    ずっと好きでずっと待ってた人

    「うん、涼也だよ。一番に沙那ちゃんに会いに来たんだ。どうしても言いたいことあって」

    「言いたいこと?」

    「うん」

    先輩は一つ息を吸ってハッキリと言葉にした

    「オレは沙那ちゃんが好きだ。付き合ってくれませんか?」

    「……はい。喜んで」

    ずっと待ってた人
    ずっと好きだった

    やっと想いが通じ合うことが出来た

    私も先輩が好きです

    きゅん

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  18. 私佐倉伶奈は後輩のみっくんこと
    三崎裕くんと駅前のイベントに来ている

    お互いコスプレをしようとなり
    私は魔女のコスプレをして駅前に行った

    どんなコスプレをするかは
    お互い伝えていないので楽しみだ


    「みっくんお待たせ!」

    駅に着くとみっくんはドラキュラの
    格好で私を待っていた

    すごくかっこいい//

    「あ、伶奈先輩おはようございます!」

    「おはよ!ドラキュラにしたんだ〜
    あの…。」

    「なんですか?」

    「超かっこいいね//」

    「なっ、伶奈先輩こそ魔女の格好
    めちゃくちゃ可愛いです!」

    お互い赤面してしまった

    「そうだ、trick or treat?」

    「え?お菓子持ってないよ…」

    「なら先輩にいたずらしないとですね!
    今日は手を離さないでください!」

    繋がれた手を見て私は
    すごく幸せな気分になった


    「先輩、大好きですよ」

    きゅん

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  19. 今日は、同級生の紫音くんと付き合って初めてのデート。


    「紫音くん。お待たせ…!」


    緊張し過ぎて声も裏返って…ドキドキが止まらない。


    紫音くんは同じクラスで、隣の席の男の子。 すごく人気があるの。


    「行こう…」って、紫音くんの出した右手につかまる。


    紫音くんも、ドキドキしてくれてるの…?


    「あ、あのね紫音くん! 私ね、紫音くんとデート出来て嬉しいよ?」


    そう宣言したら、紫音くんは顔を真っ赤に染めて…


    「俺さ…美春のこと大切にする。だから…キスしても良いかな?」


    そんなの…決まってるよ。


    「喜んで…!!」


    紫音くんと過ごした幸せの初デート。 一生忘れないよ…

    きゅん

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  20. 「ねぇ、あの人カッコよくない?」
    「わかる~」

    はぁ、またか。
    予想通り、さっきの噂は私の彼の事だ。カッコいい彼に比べて私は地味子。並ぶには絶対相応しくないのに優しい彼に引き寄せられて付き合ってしまった。あんな噂を聞いたら行きにくくなって──。

    「おはよ、丁度良かった」
    「わわっ、お、おはようございます」
    『えーっ、あんなのと付き合ってるの?』
    『あり得なーい』

    あぁ、まただ。
    彼が私に近寄ってくると、途端にがっかりした声が聞こえる。その度何度も気にするなと彼は言ってくれるが、私は毎回引き裂かれる思いをする。

    「……おいで」

    今日も見かねた彼が私の腕を引っ張って抱き締めてくれた。珍しく人前で。しかも顔も近づけて来て。

    「好きだよ。お前しかいらないから」
    「ん……」

    そっとキスしてくれたのと甘い言葉で私は顔を火照らした。そんな私に彼はクスッと笑った後、またキスをしてくれた──。

    きゅん

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  21. 私は叶わない恋をしている
    相手は…

    「夏美!学校おつかれ様~ よし帰ろ」

    『うん!帰ろっ翔兄』

    兄に恋してるなんて誰にも言えない
    血は繋がってないのに落ちちゃダメな相手

    はぁ、お母さんとお義父さんが再婚しなきければなぁ…
    なんて 親不孝な娘だよね

    「夏美危なっ!」"ブォォン"

    気づいたら翔兄の腕の中

    「危ないだろ?はぁ、よかった無事で…」

    こんなに必死な翔兄は今まで初めてだ

    『ごめんなさい。ありがと…』

    こんな時でも翔兄にキュンときちゃう
    なんで、こんなに辛いんだろう…

    「泣いてる?どうした?」

    『私 最低だっ!どうして再婚したんだろって思っちゃうの』

    もう、伝えて砕けた方が楽

    「んー難しいな なんでそう思うの?」

    『翔兄が好きなの…だからっ…』

    涙のせいで上手く喋れない

    「そっか…俺もずっと同じこと思ってた…2人だけの秘密の恋でもよかったら付き合おうか」

    きゅん

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