ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 佐久間は一人じゃなかった。

    女の子と手を繋いでホームに立っていた。

    夢だと思いたかった。

    でも夢じゃなかった。

    ちゃんと現実だった。


    佐久間の肩よりも小さい女の子が袖を引っ張ってスマホを見せた。

    女の子が嬉しそうに笑えば、佐久間も嬉しそうに笑った。


    あれが中学の時、私にしたような手を繋ぐということじゃないのは、わかってしまった。


    私はあんな顔、見たことない。

    きゅん

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    真野澪さんをフォロー

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  3. 今はバイト帰り。頭が朝から痛い。

    「とりあえず早く帰ろう」
    そう思い駅へ向かった。

    駅…
    「頭がフラフラするー」
    ひどかったのでベンチで休むことに。

    「あれ?花梨ちゃん?」

    「平川先輩」

    「どうしたの?こんなところで」

    「頭が痛くて」

    「ちょっとごめん」

    「きゃっ」
    先輩は私をお姫様抱っこしタクシーに乗せてくれた。

    「じゃあOO町のO番までお願いします」

    「わかりました」
    そう言い運転手さんは車をだした。

    家の前…

    「ありがとうございます」

    「ううん早く家に帰ってゆっくり休んで」

    「代金…」

    「いいよ」

    「ありがとうございます。じゃあまた」

    「またね」
    そして平川先輩は行った。

    きゅん

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  4. 私には一つ年下の弟がいる。お父さんの再婚で血の繋がらない家族になった。

    「おはよう。羽斗。」
    「おはよう。莉穂,今日も早いね!」
    「ま,まぁね!」

    私は叶わない恋をしている。羽斗が好き。
    でもいくら血が繋がってなくても姉弟で付き合うのは…いいの。見ているだけで,幸せだから…

    「ねぇねぇ莉穂って今日暇?水族館のチケットが余ってるんだ!行かない?」
    「…行きたい…。」

    姉弟で出かけることだってあるよね?
    ♢午後♢
    「莉穂!こっちこっち!」

    羽斗はいつもは王子様だけど,今日はなんだかはしゃいでて可愛いって思ったり…

    「ここで告白すると必ず成功するってジンクスがあるんだって!」

    ドキンッと心臓が跳ねた。
    告白したら君はどうする?なんて困るに決まってる。
    暗い気持ちになっていると,不意に羽斗の顔が近づいてそっと囁かれた。

    「好きだよ」

    彼は不適に笑って,私のほっぺにキスを落とした。

    きゅん

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  5. 妖精の歌が導く先には、
    「運命の人」が!?

    それも彼は今、大人気のアイドルで!?

    「俺、あんたに一目惚れなんだけど?」

    「へっ!?」

    きゅん

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  6. 毎日同じ車両に乗っている彼のことが気になっている。
    今日も少し遠くからスマホをいじっている彼の横顔を眺める。
    今日もかっこいいな、と見とれていると、ふと彼が私のほうを向いた、ような気がする。
    ばれた!? と思い顔をすぐに背ける。見ていたなんてばれたら不審者だから。

    電車を降り、改札に向かう途中、「待って!」という声が聞こえた。
    違う人のことだろうと思って気に留めなかった。
    待ってという声は止まない。
    走って私の目の前に現れたのは、同じ車両の彼。
    制服が違うから、違う駅で降りると思っていたのに。

    「毎日、俺のことを見てる人、ですよね?」
    ばれた気まずさから少し間を空けて、小さい声で「はい」と答える。

    「俺、前からあなたのことが気になっていて、俺のこと毎日見ているからもしかしてって思って……」
    身をかがめて肩で息をしていた彼が背筋を伸ばした。

    「一目惚れしました。付き合ってください」

    きゅん

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  7. 放課後、帰宅中の私はスマホとにらめっこをしながらホームで電車を待っていた。

    昨日、片思い中の他校生と連絡を交換した。
    仲良くなるために何かメッセージを送りたくて、でもどうすればいいかわからなくて、私は彼のプロフィール欄をじっと見つめていた。

    あーあ、もう向こうから連絡でもくればいいのに。

    そう思った瞬間、電話が鳴った。画面には彼の名前。

    「ももももももしもし!?」
    『テンパりすぎ。今駅だろ。一緒に帰ろうぜ』
    「え、なんで知って‥‥‥」
    「横」

    耳元と真横から全く同じ声がして、私は言葉を失った。
    見慣れない制服を着こなす彼は私の横に平然と並び話し始める。
    胸の鼓動が音が聞こえていないか心配で、でも彼の横にいられることが嬉しくて。

    神様、私に勇気をください。
    この片思いが実りますように。

    きゅん

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    ういみみうさんをフォロー

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  8. ふぁー(´º`)やっとバイト終わったー
    午前だけだったけど疲れたー

    「美蘭ちゃん!!ちょっと待って!!」

    この声は....京汰先輩だ!!

    「このあとお茶でもどうかなって聞こうと思ったらもういなかったから(´˘`*)」

    『え?ごめんなさい!お茶ですか?何か悩み事でも....』

    ぽん。
    頭に先輩の手がのったのがわかった。

    「最近美蘭ちゃん頑張ってるからね。疲れてないかなって思って」
    『あ...ありがとうございます///』

    「それに...美蘭ちゃんのこと大切に思ってるからね。」

    『ふぇ?!////////』
    せ...先輩が...え?!

    「ふふっ駅の近くに行きつけのカフェがあるんだ。そこで続きを話してあげる」

    先輩が私の手を取って歩き始めた。
    すると桜の花びらが風にのって肩に落ちてきた。
    まるで恋の訪れを知らせるかのように....

    きゅん

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  9. 昨日は、徹夜だった。

    そりゃ、普段作ることのないチョコレートを、料理できる系女子に見せたくて、一人で作ろうとすれば、そうなる。

    「あれ、ゆりか、クマできてない?」

    先輩が私の頬を包み込んで、目の下を撫でた。

    触れられた場所が熱くなる。

    だけど、そんなことしてる場合じゃない!

    慌てて、鞄から昨日作ったチョコレートを取り出す。

    「りょ、遼太先輩、これ!今日バレンタインだから」

    ガサゴソと箱を取り出すと、先輩が

    「え、俺に?ゆりか、超嬉しい。ありがと」

    とすごく喜んでくれて安心する。

    先輩の笑顔に胸が高鳴った。

    受け取った先輩は、突然、手を後ろから回して、私をぎゅっと抱きしめた。

    「あーもう、ゆりか好き。可愛い。可愛い。」

    私の首に顔を埋めて呟く。

    ドクドクと脈打って心臓が壊れそうだ。




    ただ、先輩!ここ駅のホームですから!

    ━━━━━先輩の溺愛は平常運転。

    きゅん

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  10. 「鏡夜、今日通院の日だから駅で大丈夫」
    ホームのベンチで座る幼なじみの愛海が言った。

    愛海の病気は、中学の頃、高熱で発症した後に出来た、脳の腫瘍がだんだんと記憶や神経を蝕む病気らしい。
    ここ最近、明らかに愛海の記憶力が落ちていた事に気付いていた。

    愛海はいつか俺たちの事も忘れてしまう。
    そう考えると怖くて震えが止まらない。

    けれど愛海はもっと怖いはずで…
    泣き虫なのに無理して強がるから、いつの間にか愛海は人に弱みを見せなくなった。

    「大丈夫だよね。きっとあたしはまだ大丈夫」
    自分に言い聞かせるように愛海が言った。
    小さな手をギュッと握りしめて。

    アナウンスが流れて、愛海が立ち上がった。
    あまりにも泣きそうな顔をするから
    「大丈夫」
    そう言って髪をクシャっと撫でた。

    本当は、その小さな体を強く抱き締めてやりたいのに。
    小さく笑った愛海に、無力を突き付けられた俺は泣きそうになった。

    きゅん

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  11. 「やっぱりやめよう…っ?絶対バレちゃうって!」

    「大丈夫、変装してるから」

    「そういう問題じゃないよ!」

    こっちは今にもバレそうでヒヤヒヤしてるのに…

    今大人気モデルの桐矢くんだとバレたらどうなることか…

    「それとも朱里ちゃんは俺といるのヤダ?」

    う…その不安そうな目やめてほしい…

    不覚にもキュンとしてしまう

    「っ…そういうわけじゃないけど…」

    「じゃ、いーよね」

    「よくないよ!」

    なんでそうなるの!

    「ふはっ…」

    「っ…」

    あーもうやだ…なんだかんだ言ってこの屈託のない笑顔が好きで…

    ファンに見せたり撮影の時に見るような笑顔じゃない…自然な私だけに笑いかけてる笑顔が…

    「ん?どうしたの?」

    「う、ううん!なんでもない!1時間経ったら帰るよ!」

    「じゃ、行く前に充電ね」

    不思議に思った次の瞬間チュッとリップ音が

    「隙あり」

    意地悪な笑顔も、大好き

    きゅん

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    小桜 ひまりさんをフォロー

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  12. 今日はクリスマス!

    なのに、私は一人で駅前のツリーを見てる。

    悲しすぎる!

    私も好きな人はいる!

    けど、それは叶わない…

    だって、相手は先生なんだもん!

    あーあ、このツリーを先生と見れたならなー…

    「一人かよ。悲しい奴だなー、お前(笑)」

    え?

    「せ、せせ、先生!?」

    ヤバイ、嬉しすぎる!

    「おう!…て、俺も人のこと言えねーな(笑)」

    「何でこんなところに?」

    「そりゃー、仕事終わったし、お前がクラスで「ここのツリー、きれいなんだよ!」って騒いでたしな!」

    「きいてたの!?」

    「そー言えば、今日クリスマスかー…」

    「んじゃ、これやる!」

    「え?マフラー?」

    「おう!サンタからのプレゼントだ!」

    「あ、ありがとう…」

    「風邪引かないうちに帰れよー!」

    そういいながら先生は、私の髪をクシャッとして行った。

    先生がくれたマフラーは、とても暖かかった。

    きゅん

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  13. 突然だが、私はあいつが好きだ。
    使う電車が同じで、駅で会うと一緒に帰る男子のクラスメイト。
    それが楽しくて…駅の階段を降りる時には少しかがんであいつがいないか確認するほどになってしまった。
    今日もそうしていると…

    「何してんの?」
    「ぬぁ!」
    「ぬぁ!って変な声w」

    そう笑っている。

    「うるさいなー!」
    「はいはい、ごめんごめん」

    ははは、とそう笑う顔が好き。
    なんて、言える訳がない。

    「最近どう?部活とか」
    「俺?いやもう寒くて寒くて」
    「そりゃよかったね」

    違う
    ホントはもっと心配したい
    恥ずかしいだけなの…




    その傍にいたいだけ。
    もっともっと一緒に笑いたい。





    でも…



    こんなしょうもないことで笑いあえる関係を壊しそうで怖い。
    そこにいたいだけなのに…
    どうしてこんなに辛いの…?
    どうしてこんなに胸が痛いの…?





    ねぇ、私の方にも振り向いて…

    きゅん

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    御垣 千夏さんをフォロー

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  14. いつも帰りの電車先生がいるのに…

    今日は違う電車で帰ったかな⁇

    まあ顔あわせなくてよかったかも…

    部活の顧問と職員室で泣きながら、文句

    言ってたのをさりげなく見られてたから

    先生が目ていたのを知ってるから…

    そう思って駅に置いてある自転車に乗り

    帰ろうとした時

    「宮本!」

    後ろから大きな声で私の名前が呼ばれた

    でもこの声を私は知ってる!

    走って傍に来て、少し無言

    「宮本…あの…」

    「はい…」

    「勉強頑張れよ!」

    「……⁇」

    先生顔赤い///

    もしかして…私を励まそうとして…

    先生のその気持ちだけで嬉しい!

    走ってまで来てくれた!

    「はい!」

    笑顔で返した

    恥ずかしくて頭を下げて帰ってしまった!

    もっと話が出来たのに…

    馬鹿な私!

    きゅん

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    パクトミさんをフォロー

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  15. 「私も柊だけだから…///」

    と、いつもツンツンな俺の彼女…麻耶が言った。

    さっき逆ナンされた俺。
    逆ナンなんかめんどくさかったけど…

    「…かーわい。」

    「なっ…!は、早く行くよ!」

    可愛い彼女を見れたからたまにはいいか。

    きゅん

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    黒瀬玲さんをフォロー

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  16. 「あっ……」


    目の前の光景に、足が地面に縫いつけられたかの様に止まる。


    学校帰りの私の視界に映ったのは、仲良さそうに腕を組んで歩く2人の男女だった。


    男性の方は近所に住んでる大学生で、私の幼なじみ。


    年上で頼れる彼の事をずっと好きだった私に、本人が『オレこの人とつき合う事になったんだ』と残酷な紹介をして来たのはつい1ヶ月前の事。


    「ハハッ…相変わらず仲いいんだ……当たり前だよね、まだつき合い始めて一月だもん……」


    本当は私が、あの人のポジションに立ちたかった。幼なじみとしてじゃなく、恋人として笑い合いたかった。


    だけど私は知っている。幼なじみがどれだけ彼女を大切にしているのかを……愛しているのかを。


    「お願い………もう少しだけ時間を下さい」


    ちゃんと心から、祝福出来る日を作るから。


    胸元をきつく握りしめた右手に、冷たい雫がポトリと落ちた。

    きゅん

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    棗 海桜さんをフォロー

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  17. 「今日で会うのは最後にしよう」
    「え…?」
    キミの瞳が揺れたけれど、いまさら僕は引き返せない
    「やだよ!なんで!?いままで、二人で頑張ろ、って話してたじゃん!」
    「僕はもう、恋愛に飽きた。疲れたんだよ」
    「やだ!好き!」
    僕の肩を揺さぶるキミのまっすぐな瞳が、いまは苦しい
    「私を見捨てないで!あんたが好きなんだってば!」
    ごめん。僕も最後まで一緒だと思ってた。でも、キミが病気がちな僕のせいで地方の大学を断念した、って聞いたんだよ

    いまの僕はキミの邪魔だ

    「僕のことは忘れて生きて」
    「あんた無しで生きてけるわけないじゃない!」

    パシンッ

    初めてキミに殴られた。べつに痛くはない。

    ただ、心が痛い

    「ねえ、待ってよ!」
    キミの手を振り払って改札に向かう

    「じゃあな」

    僕は、キミの笑顔が大好きだった
    でも、もう、その笑顔は僕ではつくれない

    ごめん
    そして、
    ありがとう

    きゅん

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  18. 奈々は、幼なじみで中学まで一緒に登下校をしていた。
    高校は、別々になってしまったが、1か月前の奈々の誕生日にやっとの思いで告白して、付き合えることになった。
    今日は、『付き合って1か月記念日だね!デートしよっ!』と奈々が誘ってきた。
    それなのに、HRが終わってから先生に雑用を頼まれ現在、集合5分前。
    「はぁ、はぁ、居たっ。」
    駅前の噴水の前にいる、奈々を見つけ息を整え声をかけようと近づく。それなのに、目の前まで来ても俺に気づかない。
    スマホ見ながら、嬉しそうにしてるし…
    「奈々っ。」
    俺に気付いて欲しくて、腕を引っ張った。
    手を引っ張った時に見えた画面、、1か月前に告白し日に2人で撮った写真だった。
    その写真見て、嬉しそうだったの…
    『あ、漣!来てたんだ。』
    「うん、遅くなってごめん」
    『全然、大丈夫!』
    上目遣いで俺を見上げてきて、デートを楽しみにしてくれてたんだと思えた。

    きゅん

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  19. 今日は友人何人かと隣街の夏祭り。
    同じ方向で電車が一緒だったみたい、前に同じクラスの大輔くん。
    「大輔くん?」
    振り向くとやっぱり、大輔くんだ。
    「失礼ですけど、どなたですか?」一瞬、わからない様子。
    「めぐみです」
    「あ〜わからなかったよ。ごめんごめん。じゃ、行こうか」
    「こないだは助けてくれてありがとう。」
    「聞いたら、悪いかも知れないけど、あの人って誰?」
    「恥ずかしい話。私の好きな人で初めは優しくされて好きにな 
     って告白するとそれを面白がってみんなに言ってあげくに女の
     子とラブラブしてた。認めたくなくて…でもこれじゃい
     けないと思い、中学卒業と同時に片思いも卒業したんだ。」
    「ひどい人もいるんだなぁ」
    「私。見る目がなくて…」
    「違うと思う。初めから、見る目があるなら、誰も苦労
     しないし、いろんな経験していくから…」頭をポンポンしてくれた。
    心の中でもう恋が始まった。

    きゅん

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  20. やっと見つけた。


    百合音は、俺のこと覚えていないだろう。


    でも、必ず思い出させて、


    俺を好きになってもらわなくては。


    百合音、大好きだ。


    百合音と出会った12年前からずっと。

    きゅん

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  21. 蒼君との待ち合わせの為に駅に着くと女子達に囲まれている蒼君がいた。
    「あっ…」
    どうしよう。声かけようにもあんな綺麗な人達ばかりだと声かけずらいよ。ずっと後ろを向き歩き出した時だった。
    「…どこ行くの?」
    「…っ!?蒼君!?」
    あたしの腕を掴んでいる蒼君。
    「理奈見えたから来るのかと思ったら来ないし」
    「それは…」
    しどろもどろになり下を向くとクイッと顎を持たれ蒼君の綺麗な顔が目に入り込んだ。
    「…理奈は俺の彼女なんだから」
    「…う、ん」
    「…理奈以外の女子に興味無いから心配することないよ」
    「で、も…」
    「でも?」
    「あんな綺麗な人達だったら自信持てないよ…」
    「…別に他の誰が綺麗だろうが俺には関係ない。理奈が可愛すぎるから」
    「っ…!?それより、カフェ行こ!」
    恥ずかしくなり話題を変えたらギュッと手を握られた。
    「うん。行こっか」
    蒼君が彼氏で本当に良かったなって思った。

    きゅん

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