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  1. 291件ヒットしました

  2. 「また明日」

    たった一つの約束が私たちを繋いでいた。

    あの日、ピアノを弾いていると、知らない男子が忘れ物を取りに来た。

    その時弾いていた曲をきっかけに私たちは意気投合し、毎日、音楽室で話すようになった。

    「この曲弾ける?」

    「やってみる」

    「すげえ。めっちゃ上手い」

    目を輝かせて私の手元を覗き込む君が好きだった。

    他愛ない話も楽しそうに聞いてくれる君が好きだった。

    なのに...君は昨日言った。
    「彼女できたから、明日から来れない」

    来ないとわかってるのに、私は今日も君を待っている。

    君と出会った日の曲を弾きながら。

    ふと窓の外を見ると、君と一人の女の子がいた。君の笑顔は私は見たことのないほどの満面の笑み。
    あんなに近くにいたのに、今はこんなにも君が遠い。

    涙が頬をつたう。

    ねえ戻ってきてよ。

    消えない想いを抱えて、私はまた君との思い出の曲を弾き始めた。

    きゅん

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    白木かれんさんをフォロー

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  3. 1時間目。いつもなら机に顔を伏せて寝ている時間だけど音楽の時間は別!音楽室には神川先生のかっこいい歌声と綺麗なピアノの音が流れている。神川先生の授業では普通の音楽の授業とは違ってバンドなどのJPOPを歌うことが多いので私は凄く大好きだ。
    「じゃあ、俺が今歌ったとこ歌ってみようか」
    話し声も相変わらずかっこいい…♡
    私は思わずうっとりしてしまう。
    神川先生は音楽担当でもあり、隣のクラスの担任でもある。私の担任じゃないから授業以外で話す事は無いけど…私はもっと先生に近付きたい。でも人見知りの私にそんな度胸なんてない。
    先生29歳だしイケメンだし彼女居るんだろうなぁ…もし居なかったとしても一回りも年下の子供になんか興味ないよね…
    私ももう高2…先生の居るこの学校にいられるのもあと1年ちょっとだ。
    無理だって分かってる。
    でもこの気持ちはどうしても伝えたい。
    神川先生…私はあなたのことが…

    きゅん

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    猫屋敷 鏡風さんをフォロー

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  4. 職員室から帰る途中。美しいピアノの音色が聞こえて来る。
    私「なんだろう?」
    音につられてやってきたのは音楽室。
    ガラガラ…
    ピアノを弾いていたのは、テニス部のクールな前田くんだった。
    私「前田くん、ピアノ弾けたんだね!かっこいいなぁー」
    思ったことを口にすると、
    前田「ちょ、え///見てたの///恥ずかしすぎるんだけど///」
    そのままどこへ行くのかと思いきや、カーテンで顔を隠して悶えている。
    私(え、あのクールな前田くんが、え、照れてる、え、可愛すぎ!)
    前田「ちょ、あの、これは、えっと、見なかったことにして…?」
    そしてなぜか近寄ってきて…
    前田「俺とお前だけの秘密だから」

    きゅん

    2

    白百合 さくらさんをフォロー

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  5. 先輩っ!トランペットの運指教えてください!」

    「運指表見ろよ」

    「見たけど分かんないんです!」

    「…たく……座って。教えるから。」

    私、桐生玲は吹奏楽部でトランペットを始めた。初心者だから何もわからなくて、トランペットパートの七瀬葵先輩に運指を聞こうとして、今に至る。

    「桐生、ここはこう」

    私と葵先輩の手が重なる。少しだけドキドキする。葵先輩はかっこよくて凛としてて、モテるのに鼻にかけてなくて優しい先輩。

    「桐生、下の名前何?」

    「玲ですけど…?」

    「ん。じゃ今から玲な。桐生って呼びにくい」

    『玲』

    先輩の声で紡がれる自分の名前は私の胸を高鳴らせた。ときめきと、ほんの少しの特別感。ただ呼びにくいだけなんだろうけどね。

    「葵先輩」

    「なに?」

    私、葵先輩のこと、好きになっちゃいそうです…。

    きゅん

    3

    鈴咲 音彩さんをフォロー

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  6. 「バイバイ穂希(ほまれ)、明日楽しみにしてるよ!」
    「バイバイ!」
    笑顔で遥に手を振る。
    明日、私はみんなの前でフルートを吹く。
    吹奏楽って、楽しいんだけど人の前に立つと緊張して上手く演奏できない。
    プレッシャーに押し潰されそうになりながら、最後の1小節を吹き終わる。
    「穂希?」
    「桜翔(さくと)、くん」
    桜翔くんは…私の彼氏、だったりする
    「まだやってたんだ?」
    「明日、失敗したくないから…」
    私は吹奏楽部なのに軽いあがり症、だったりする。
    「あんだけ練習してたじゃん。穂希ならできるよ」
    私の頭を軽くなでると、ふわりと笑って手を差し出す桜翔くん。
    「帰ろ、穂希」
    突然のことに頭がパニックになる。
    「さ、桜翔くんっ!?」
    「行こっ!」
    下駄箱まで走り切った桜翔くん。
    「明日、応援してるから」
    私はいつも、桜翔くんに助けられてばかりだ。

    きゅん

    6

    小波陽菜さんをフォロー

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  7. 「ねぇ、"ピアノくん"」

    扉越しに聴こえる彼女の声。
    彼女は"ピアノくん"が誰であるか知らない。
    ひょんなことから、僕は彼女の恋愛相談に乗っている。とは言え、僕は気の利いた返事をする訳でもなく、ただピアノを弾いて彼女の語る言葉に耳を澄ませているだけ。
    それが彼女の望みだから。

    「今日の曲はなんだか悲しいね」
    (それはきっと、君の心が悲しいからだ)

    ぐず、と鼻をすする音が聴こえる。
    それだけで胸がつきん、と痛みを訴えた。

    「私、振られちゃったんだぁ。あはは、こんな泣いて、馬鹿みたいでしょう」
    (君の悲しい音は聴きたくない…)

    馬鹿なんて思うわけがない。君が彼をどれくらい想っているか、僕はずっと聞いていた。
    できることならいっそ馬鹿にしてやりたい。
    そんな男やめて僕にしとけば良かったんだって。
    けれど、
    ーー綺麗な音色。また聴かせて。
    彼女の冴えない僕への唯一の望みはそれだけなんだ。

    きゅん

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    江口ゆのさんをフォロー

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  8. 放課後にどこからか綺麗なピアノの音色が聞こえて来た。
    音楽室だろうと思った私、紺野 美来は、走っていった。
    そこにいたのは同じクラスの河森 翔真くんだった。
    明るい系の私と暗い系の翔真くんはあまり話すことは無い。
    でも翔真くんのピアノの音色はすごく綺麗だった。
    何より君の真剣な瞳がすごく綺麗だったので思わず私は出てしまった。
    「好きです!」
    「は?」
    「ピアノに真剣な君が大好きです!」
    「ごめん。形のないものなんて信じられないし、紺野さんが恋してるのは俺じゃない。」
    「違う!勝手に決めつけないでよ!私は、君が真剣だから好きなんだよ!」
    「ありがとう。俺も本当は今野さんが好きだった。でもこんな俺なんかがと思って自信が持てなかった。
    ごめん!今度は、俺から言わせて。好きです!付き合って下さい!」
    「はい!安心して私も同じ気持ちだから自信もって!」
    それから放課後、毎日来るようになりました。

    きゅん

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    南澤 美来さんをフォロー

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  9. 「雪くん、今日も来たよ」

    雪くんが亡くなって、1年が経つ。
    名前の通り雪みたいに儚げな雰囲気を持つ男の子だった。
    そして、今でも私の好きな人。
    いつものようにイスに座ってピアノを弾き始める。
    雪くんに教わって、私が唯一弾ける曲、雪くんが一番好きな曲。
    私は今でも雪くんが好き、大好きなんだよ。
    涙が一粒だけこぼれた。

    「ねえ、それなんて曲!?」

    私は驚いて固まった。
    目の前に、無邪気に笑う明るい笑顔があった。

    「ごめん、わからない。題名がないの、この曲」
    「そうなの?俺この曲好きだな」

    彼はそう言うと懐からバイオリンを取り出して弾き始めた。
    ピアノとはまた違う、透明で力強い音色。
    私は驚いて頰を紅潮させた。

    「すごいね、バイオリンが弾けるなんて!」
    「ありがとう。俺、太陽!転校なんだ。よろしく!」

    雪くんとの思い出の音楽室で出会ったのは、太陽みたいに笑う男の子だった。

    きゅん

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    天川ゆずりさんをフォロー

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  10. 「雪くん…。また、今日も来たよ」

    雪くんが亡くなって、もう1年が経つ。

    名前の通り、雪みたいに儚げな雰囲気を持つ男の子だった。
    そして、今でも私の好きな人。

    いつものように私はイスに座り、ピアノを弾き始める。
    私が雪くんに教わって、唯一弾ける曲、雪くんが一番好きな曲。

    私は今でも雪くんが好き、大好きだよ。
    涙が一粒だけこぼれた。

    「…ねえ、それなんて曲!?」

    私は驚いて固まった。
    目の前に、無邪気に笑う明るい笑顔があった。

    「…わからない。題名がないの、この曲」

    「そうなの?俺もそれ弾いてみたい!」

    彼はそう言うと、懐からバイオリンを取り出し弾き始める。
    意外、バイオリン弾けるんだ…。
    ピアノとはまた違う、透明で力強い音。
    すごい…。
    私は頰を紅潮させた。

    「俺、太陽!転校生なんだ。よろしく!」

    雪くんとの思い出の音楽室で出会ったのは、太陽みたいな男の子だった。

    きゅん

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    天川ゆずりさんをフォロー

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  11. 「加藤。お前まだ練習してたんだ。」

    思わず、びくっとなる。
    アルトサックスの音が、裏返る。
    振り向くと、海里の顔が目の前にあった。

    「っ、近い。」

    だめだ、こんな事で照れてたら。
    ソロコンテスト、優勝したら

    ……告白してやるんだから。

    「本番、来週か……。
    にしても、加藤がソロコンかぁ。」

    「何か、問題でも?」

    私は少し怒りながら聞く。
    すると海里は、少し照れ笑いしながら、

    「いやぁ、問題はないけど。

    ……二人で、吹きたかったなぁって。」

    「じゃあ、ソロコンが終わったら、
    いつでも演奏に付き合うよ?」

    「じゃあ、優勝しないで。」

    ………へ?

    「なっ何でよ。
    優勝したら告白しとやろうと思ったのに!」

    思わず心の声が漏れる。

    「だって、優勝したらさ
    ソロコン終わらないじゃん。

    でも、優勝しなかったら
    ソロコンが終わるし、

    ………俺が、すぐに告白出来るじゃん。」

    きゅん

    3

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  12. アタシは佐藤くんが好き。

    今日もいつものように下校しようとしていた。
    音楽室の前を通ったときにピアノの音がした。

    すごく優しい音色。
    でも、どこか悲しい。

    誰が弾いてるか知りたくて覗いてみた。
    そしたら佐藤くんだった。

    「さ、佐藤くん?」
    「牧村」
    「もう一度弾いてみてよ。アタシ、佐藤くんの音色好き」
    「ありがと」

    いつもクールな佐藤くんが笑った。
    その笑顔の破壊力と言ったら言葉にできないほどだった。

    「アタシ、佐藤くんのことが好きなの」

    思わず出た言葉に自分で驚いた。
    佐藤くんはキョトンとしている。

    振られる…………

    「俺も………ずっと前から牧村のことが好きだった」

    予想外の言葉に気絶するかと思った。

    「さ、佐藤くん」

    佐藤くんに駆け寄り、抱きついた。
    そして、キスをした。

    甘く優しいものだった。

    これから二人でたくさんの音色を奏でていこうね。

    きゅん

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  13. 私は今日も音楽室に向かう

    誰もいないこの時間、決まって私はここに来る

    私にとって大切な時間

    なのに

    ♪~~~♪~~~

    誰かがピアノを弾いている

    帰ろうとしたが
    聴こえてくる音楽に足を止めた

    私がいつも弾いてる曲

    無意識に音楽室の扉を開けた

    音が止まる
    その場に居づらくて去ろうと思ったら、

    「待って!」

    呼び止められた

    「君の邪魔をしてごめん
    けど、僕は君の曲を聴きにきただけなんだ」

    その言葉に、思わず振り返った

    そこにいたのは、前から気になっていた先輩だった

    「お願い!弾いてくれない?」

    深呼吸をしてから、弾き始めた
    流れに身を任せ、止まることなく弾き続ける

    弾き終わると

    「やっぱり、好きだな」

    先輩の一言にドキッとした

    「僕、いつも聴いてた
    君の曲を聴くと元気になるんだ
    これからも、聴かせてよね...」

    先輩、もちろんですよ...

    きゅん

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  14. 呼ばれた理由もわからず、呆れるくらい綺麗な笑みを浮かべている意味もわからないので、げんなりした表情を隠さずに何を言い出すのかと見ていると、笑みを深めた澄晴が手を差し出した


    既視感のある
    私をここに無理やり連れてくる時にしたのと
    同じ状況


    さっき松井さんに友達になろうと差し出された手に
    そっと触れるか触れないかでさわったのが嘘みたいに、
    私はそれが普通の事みたいに
    呆気なく澄晴の手に自分の手を乗せた


    目の端に驚いた表情の変人他三人と松井さんが
    見えたけれど、
    多分、今一番驚いているのは私だと思う


    なんでこの手は落ち着くんだろう
    白くて綺麗な、ピアノを習っていると言われれば
    なるほどと納得するしなやかな手
    チャラそうな顔からは全然想像つかないのに






    手をとった先にあった顔は、
    これ以上ないってくらい、甘いものだった

    きゅん

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  15. カチッ

    壁時計の長針の音が響いた。

    鈴木くんは赤い顔のまま、居心地悪そうに視線を泳がせる。

    このままじゃ心臓が持たない。

    「な、奈々ちゃんの手首、細いよねっ」

    何か喋らなきゃと思ったのか、鈴木くんがそんなことを言った。

    「……そ、そうかな…」

    「うん、だって見て」

    手の隣に彼の手が伸びてくる。

    「全然違うでしょ?」

    「て……手首細いのって、ピアノに向いてない?」

    心臓がバクバクしていて、いちいち吃ってしまう。

    「いや、そうじゃなくて」

    「……な、に?」

    「女の子だな、って……」

    鈴木くんは耳まで真っ赤だった。

    でも、わたしのことを真っ直ぐ見ていた。

    嬉しくて、でも、すごく恥ずかしい。

    胸がきゅうっと締めつけられて、呼吸が止まりそう。

    耐えきれなくなって俯いたら、

    「はは、変なこと言っちゃった、ごめんね」

    鈴木くんの照れたような声が降ってきた。

    きゅん

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  16. ポロロン、ポロロン……。
    ピアノの音だ。音楽室から聞こえる。
    不思議と胸の中に染み込んでくるような音に、私は思わず音楽室をのぞいた。

    「!」

    そこにいたのは、学校1の不良と名高い相澤くんだった。
    逃げよう、と思ったとき、運悪くもバチッと目があってしまった。

    「清水、だよな。俺がこんなことしてたって言ったら、どういうことになるかわかってんだろうな……?」

    ひゃいっ。

    「あ……」

    ポロリ、と頬を涙がつたった。
    ぎょっとしたように相澤くんが目を見開く。

    「悪い……怖がらせすぎたか……?」

    おろおろしている相澤くんは、意外なことに女子の涙に弱いらしい。
    でも……そういうんじゃなくて。

    「すごく、上手で……感動して」

    止まらない涙に私が困っていると、相澤くんは私の髪をくしゃっとした。

    「うっせーよ、バカ」

    ほえ、と上を見る。
    相澤くんの顔が赤い。

    「見んな」

    きゅん

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    あん独楽さんをフォロー

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  17. 実は今、絶賛詰んでいる。
    部活中、なんと。
    音楽室の鍵を外から掛けられた。

    しかも一緒にいると
    ドキドキする先輩も置いていって。

    「先輩、ここは強行突破しましょう!」

    「ドア、もし壊したら
    どうなるか分かるよね。ポンコツ。」

    「ポンコツじゃない……」

    「本当にお前はバカだな。鈍感。」

    誰が鈍感だ………って、え?

    「俺に可愛い顔しといてよー、」

    え、急に何すか。

    「惚れさせたのが悪いんだぞー。」

    惚れさせたとは何ですか。

    「あ、俺は鍵持ってないよ。」

    持ってないんかーい。

    「あー
    食べたいくらい可愛いバカだなぁ。」

    とか言うと、
    私のおでこに先輩のおでこを当てる。

    距離近っ……。思わず私は目をそらす。

    「ほーら、早く。
    抵抗しないと助けが来る前に襲うぞー。」

    先輩は、私の体を
    先輩の方に思いっきり引き寄せた。



    その時、何かチャリンと掠れる音が聞こえた。

    きゅん

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  18. 『忘れ物に今更気付くとかお前は抜けてるな』
    『すみません…
    音楽のノート何てほぼほぼ使わないので、ファイルから抜けてたのに気付かなかったんです…』
    『言い訳は良いから取ってこい』
    『ガチャっ…』
    そう言いながら先生は音楽室の鍵を開けて、音楽室へと入って行った。
    『バタンっ…』
    私は後ろ手に音楽室特有の重くて分厚い扉を閉めつつ音楽室の中央へと進む。
    『先生。さっきの嘘です』
    『は?』
    先生は私の言葉が理解できないような顔をしてそう言った。
    『その…二人っきりに成りたくて嘘をつきました。
    すみません』
    本当、自分勝手だなと思いながら、私は気まずい気持ちになり、うつむく。
    『なぁ…そーゆー事マジで辞めてくんない?』
    『すみません…』
    私は更に罪悪感にかられる。
    『二人っきりに成りたいとか可愛い事言うな…
    俺も男なんだからな…』
    『え…んっ!』
    『チュッ…』
    『こーゆー事
    したくなっちゃうだろ?』

    きゅん

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    十六夜 零さんをフォロー

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  19. 私は"野いちご学園"の吹奏楽部員。

    今日も、大貴(たいき)君という後輩と一緒にパート練習をしてる。

    「あのっ、先輩っ!!」

    「どうしたの?分からないとこでもあった?」

    「いえっ、違うんです!!」

    「えっ?じゃあ、どうしたの?」

    「えっと………その………///」

    あれ?

    大貴君もしかして……………

    照れ…………てる?

    「先輩っ!!僕、ずっと、先輩のこと好きでしたっ!!つっ、付き合ってください!!///」

    きゅん

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    陵 真志さんをフォロー

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  20. 「美香先輩すみません!待たせてしまって…」

    しょんぼりとした様子で、私の可愛い後輩君は謝る。
    弟のように可愛がっているから、ついつい構いたくなってしまう。

    「私との約束の時間に遅れてまで何してたのかなー?」
    「それは…その…チョコ断ってました」

    予想外の言葉に驚く。

    「え?何で貰わなかったの?ハル君チョコ好きじゃん」

    昔から甘いものが好きで、この時期になるといつもそわそわしていたのに…。
    私の言葉に、ハル君は少し顔を赤く染める。

    「俺、好きな人以外からチョコ貰いたくない」
    「えー。せっかく持ってきたのに…」

    毎年あげていたから、今年もつい作ってしまった。
    しょうがない。自分で食べるか。
    バックから取り出した、赤い箱を見つめる。
    するとハル君がそれを取り上げて、中のチョコを一粒口に入れた。

    「好きな人以外から貰わないんじゃないの?」
    「はい。俺、先輩以外からチョコ貰いません」

    きゅん

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    安久呂 流可さんをフォロー

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  21. 昔から一緒にピアノを弾いていた幼馴染。発表会では毎年2人で連弾をする。

    今も来月の発表会に向けて練習中。

    「衣玖そこ良い。でもここはもう少し優しくひかなきゃ。」
    「あ、そっか。紗菜もここ手首使って弾かなきゃ。」
    「その方がいいね」

    2人で感想やアドバイスを言いながら練習を進めていく。
    お互いの個人曲は知らない。

    「紗菜、俺の個人曲聴いてくれる?」
    「いいよ」

    衣玖が弾きはじめたのは、
    エドワード・エルガーの『愛の挨拶』。エドワード・エルガーが婚約記念に贈ったとされる、愛をテーマにした曲だ。

    「この曲は...俺の、紗菜に対する気持ち。」
    弾き終えた時、衣玖が言った。

    「じゃあ...返事ね。」
    そう言って私が弾いたのは、
    エリック・サティの『ジュ・トゥ・ヴ』。
    日本語で、"あなたが好き"と訳されるもの。


    「紗菜が好き」
    「私も、衣玖が好きだよ」

    こうして両思いになりました。

    きゅん

    4

    S.T♪さんをフォロー

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