ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「…居残り練習はほどほどにー」
    「!びっくりした…部活帰り?」
    持っていたボールを落としかけた。扉の入口に立っていた彼に驚く。

    「何か用?」
    「自分の彼女と帰りたくて待ってちゃわりーかよ」
    「えっ」
    悪くないけど、と口ごもる私につられて彼の頬が赤くなる。照れるなら言わなければいいのに。
    すぐに片付けようとした瞬間、ドォンと全身に響くような音がなった。

    「花火?」
    「今日花火大会だったっぽいな」

    隣に並んで空を見上げる。
    夜空に彩り良い光が散らばる様子にしばらく見惚れていた。だから不意をつかれた。
    突然目の前に彼の顔があらわれて、ふにと素早く唇をかすめ取られる。キスされた、と認識する時には既に彼の視線は花火に向けられていて。
    「…なんだよ。花火見ろよ」
    「見れるわけないでしょ…何今の」
    彼はふいと赤い顔を背けると、
    「自分の彼女にキスしちゃだめなのかよ」
    と開き直り宣言をかました。

    きゅん

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  3. 今日から花火大会。幼なじみの美香と一緒に行くはずだったけど、部活の後片付けを部長に命じらた。今日こそ告白しようと思ってたのに…美香には、ごめんとメールで誤った。部長に怒りを感じながら、ボールを拾っている。片付けが終わり、美香の家に行って誤まろう。下駄箱で靴をはいて、門まで歩くと、美香がいた。
    「美香!」
    「ごめん。待った?」いきなり男の声がした。
    「大丈夫だよ!圭太。」美香の声がした。
    そして二人は、手を繋いで、歩いて行った。
    俺は失恋した。どうしようもない心の声を叫んだ。

    きゅん

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  4. 部活終わり。

    私は体育館へと向かっている。

    私は一学年下の後輩・島崎くんと付き合ってる。

    今日は花火大会。

    できれば2人だけで花火を見たいなぁ・・・

    島崎くんはバスケ部。

    もう終わったかな?

    「島崎くんっ!」

    ・・・あれは、島崎くんと同じ学年の女子たち?

    島崎くんって、女子に人気だったっけ。

    「私と、花火見ませんか?」

    えっ、そんなの・・・私がっ・・・

    「あのっ、私が島崎くんと一緒に花火見たいっ!私が島崎くんのこと好きなのっ!」

    ・・・な、なんかみんなから視線を感じる?

    やっぱいわなきゃよかった?

    そう思ったけど。

    とんっ

    「そんなこと言わなくても、一緒に行くつもりだったけど?俺は先輩とずっと一緒にいたいし。」

    え、これは、壁ドンっ!?

    「なにその顔。なんか可愛いし。」

    ほんと、島崎くんは、なんだかずるい!

    きゅん

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  5. グランドにしゃがんだまま
    顔を上げない夏海。

    「夏海、立てって」

    「…嫌っ」

    ガキの頃から、気が強くて。


    「私のせいで負けたんだよ」

    負けず嫌いで。


    「キャプテン失格じゃん…私…」

    責任感も強くて。

    絶対に泣かず
    男に甘えないコイツが可愛くて

    俺は、イジメたくてしょうがない。


    「こういう時は
     悔しいって、可愛く泣けよ!」

    「…嫌」

    「イヤイヤ星人かよ。めんどくせぇ女」

    「咲夜が言ったくせに」

    「は?」

    「小6の時」

    「何をだよ?」

    しゃがんだままの夏海が
    俺を見上げた。

    うわっ///

    こいつ、なんてテレ顔してんだよ。

    マジ…可愛すぎだろ///


    「泣く女とは…
     絶対に付き合いたくないんでしょ?」


    …うっ。勘違いすんなって!

    それは
    どうでもいい女達のことであって

    オマエが泣く時は
    抱きしめてやるから…

    たまには俺に、甘えに来い。

    きゅん

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  6. 「描きたいので
     椿先輩の手、貸してもらえますか?」


    放課後の美術室。


    「僕、大好きなんです。
     先輩のあったかい手」


    目の前に座るしずく君が


    「僕以外の手を握りしめたら
     泣いちゃいますからね」


    机の上の私の手に
    長い指を絡めてきたから


    「ひゃっ!」


    ビックリしすぎて
    手を引っこ抜いちゃった。



    何…今の? 恋人繋ぎ?

    私達、付き合ってもいないのに。



    「しっ…しずく君」

    「はい?」

    「デッサンしたいんじゃないの?」

    「したいですよ」

    「じゃあ、私の手を
     握る必要って無いよね?」

    「何言ってるんですか? 椿先輩」

    「…?」

    「僕が描きたいのは、
     僕の熱で頬を染めている
     椿先輩の顔ですよ!」

    「ふぇ?」

    「可愛い反応っ」

    「///」

    「そのテレ顔。僕だけに描かせて」

    「なんでっ?」


    「椿先輩のこと、大好きですから!」

    きゅん

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  7. 「っあ!」
    ‥‥今日はホントにツいてない。登校中、犬のフンに足を突っ込むわ、部活中にボールが顔面に強打するわ。
    「ほんとやだ‥‥」
    「大丈夫⁉︎怪我してない?」
    先輩たちが吹っ飛んでくる。おでこを強打したからか、視界に星が点滅している。
    「うわ、赤くなってんじゃん!冷やさなきゃ」
    先輩は私のおでこをさすりながら、顔を顰めた。
    「如月、立てるか?」
    そのとき、頭上から声をかけられた。
    「大丈夫です、逸生先輩」
    一人で立とうとすると、足元がぐらりと歪んだように見えた。
    「無理するなよ。ほら、来い」
    先輩が私の手を引いて、水道のある場所まで連れていこうとする。
    「いいですよ、一人でいけます」
    「階段から落ちたら、もっと大怪我するぞ。試合が近いからって、無理はするな」
     ホント最悪。この人に見られるなんて。っていうか、なんでいるの?引退したんじゃなかったの?


    つづく。

    きゅん

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  8. 「ねぇ真白·····ぼくが教えてあげるって言ったのに他の奴に何ノコノコついて行ってんの?」

    『いや·····だって誠くんほかの女の子達と仲良く話してたから·····』

    彼は不満そうにそのかわいい顔と裏腹な表情を私に向ける

    誠くんは紅葉の総長でみんなから慕われ恐れられている

    「何それ·····俺がダメって言ったらダメなんだよ」

    そんな苦しそうな表情されても私の方が何倍も嫉妬して、自分が嫌になっちゃうのに

    『なんでそんなに意地悪するの·····』

    瞳から今まで我慢していたはずの大粒の涙が溢れ出し、そのまま誠くんを睨みつける

    「もう何その泣き顔·····ほんと真白ムカつくよ·····そんな可愛い泣き顔見せられたら俺もう·····」

    誠くんは視線をずらして髪の毛をクシャッとすると頬を赤らめる

    『好き·····真白のこと好きだから·····もう他のやつのとこ行くな』

    きゅん

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  9. 練習、頑張ってこいよ?
    (頭ポンポン)
    今週末試合あるんだろ?
    見にいくから!
    お前のドジっぷり、楽しみにしとくわ笑

    きゅん

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  10. しーーーーーんっと静まり返った、薄暗い、美術室。
    ここにいるのは、私だけ。

    本当は、美術部の可愛い後輩たちが、いるはずなのになぁ。真面目に一人でデッサンなんて…、何て言うか…寂しいな、なんて。思ってみたり。

    「何、描いてんの?」

    「…?!」

    一人きりのはず…だったのに。誰?この爽やか少年。

    「ちょっと見せてよ。」

    ドタドタッガッシャーン!!

    この、ほんの数秒で何が起こったのかというと…
    漆黒の布でできている私の制服が、なんとびっくりカラフルに!ってそんな解説してる場合じゃなくて…

    「ちょっ?!だいじょーぶ?…なわけ、ないよね。ほんっとにごめん!!驚かすつもりは全くなくて…」

    「これっ、俺のジャージなんだけど、こんなんでよければ…ほらっ、きっ、着替えて来なよ。」

    「うん…あり、がと。」

    そして、だぼだぼのジャージに身を包んだ私は、あまりに甘すぎる香りに、………気絶した。

    きゅん

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  11. 「先にシュート外した方がジュース奢りな」

    部活終わりの体育館で浦田君のドリブルの音だけが響く

    早速一本、浦田君がシュートを決める

    ガッツポーズした浦田君の右腕に筋肉が浮き出る

    たった一本のジュースのために一本のシュートに真剣な浦田君が愛おしい

    「次、岸本の番」

    パスされたボールを受け取る

    集中してボールを投げようとしたとき、

    「…かわいい」

    突然耳元で囁かれて手元が狂ってしまう

    「よっしゃ、俺の勝ち!」

    「はぁ⁉︎最低!」

    結局、自販機に200円入れる

    100円の炭酸をお揃いで2本

    「岸本、金欠なんじゃねーの?」

    からかうように浦田君が言う

    「いーの、大丈夫」

    浦田君と一緒に炭酸を飲める時間が買えるなら200円なんて安いもんだ

    なんて絶対浦田君には言わないけれど

    きゅん

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  12. 「はぁ……」

    今日も来てしまった。憂鬱な放課後が。

    「部活行きたくないなあ」

    サボってしまおうかと思って靴を履いてグラウンドに出てきたけど、熱心に練習をしているサッカー部を目にして罪悪感に駆られてしまった。


    「乃愛?」
    「わ、翔空……」


    後ろからトンっと肩を叩かれ振り向くと、サッカーのユニフォームを着た彼氏の翔空がいた。


    「またサボってんの?」
    「違うもん……」


    「馬鹿だなあ」って呟いたかと思えば急に後ろから抱きしめてきた。


    「え、翔空?」

    「充電してあげるから。ちゃんと行っておいで」


    急に抱きしめられたのと、グラウンドで人の目があるのとで頭が焦って心臓がバクバクしてる。


    「と、翔空!もう大丈夫!ありがとう!」
    「あぁ、そう?」


    頭をポンポンとしながら「行ってらっしゃい」と言ってそのまま部活に戻って行った。



    ずるいよもう……

    きゅん

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  13. 「礼、部室で転がってんなって」

    「俺、グランド行きたくない…」


    「部活、ずる休みする気かよ?」

    「満開の桜なんて見たくないから…」


    「礼がふったんだろ?美咲ちゃんのこと」



    畳に転がる俺を
    裕太は足で突ついて来て


    「大好きすぎて別れるなんて
     礼の心ん中、マジ意味不明~」


    あきれ声をぶつけられたけど。



    しょうがなないじゃん。


    美咲と一緒にいると
    ドキドキで心が暴れまくって。


    美咲が他の男の前で笑ってるだけで、
    イラついて。


    心の荒波に
    俺が絶えられなくなったんだから。




    1年前。満開の桜の下。

    美咲に一目ぼれした俺。



    1年経っても、別れても

    美咲への想いは、膨れ上がる一方って……




    「他の男に取られても、知らねぇぞ」



    それは、絶対に嫌。


    嫌だけど……



    美咲と一緒にいるのも苦しい俺は

    どうしたらいいんだろう……

    きゅん

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  14. 高校二年生の私は男バスのマネージャー。
    もともと中学まではバスケをしていたんだけど、
    大きな怪我をしてボールを持つのが怖くなった。
    それでもバスケは好きだからマネージャーをやっている、と言うか。

    大会の一週間前。
    みんな気合が入っていていつも暑い体育館の温度がさらに上がっているような気がする。

    一仕事を終えて、みんなが練習しているのを見ていた時ボールが私の方に飛んできた。

    「先輩!!」

    一年生の子が誤ってこっちに投げてしまったのだろう。
    自分の方に向かってまっすぐ飛んでくるボールがあの日を思い出させる。
    怖い。

    ぱしっ。
    誰かがボールをキャッチした音がした。
    それでもなお怖くて体がすこしも動かない。

    ——ぎゅっ。

    「大丈夫。」

    背中をさすってくれるのは幼馴染のアイツ。

    「俺がいるから。」

    体の力が抜けてへなへなと座り込む。
    部活中のことも忘れて無意識に体を預けていた。

    きゅん

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  15. 「大地君…これって///」

    「居残りトレーニング」


    部活後の体育館。

    なぜか私は、壁ドン状態で
    目の前には、大好きな顔が。


    「美咲は、バレーボールの試合で
     勝ちたいんだよな?」

    「勝ちたいけど…」

    人の何倍も練習している
    でも、レギュラーにも選ばれない。


    「私…センス無いのかも…」

    「美咲が弱いのは、メンタルだろ?」

    「えっ?」

    「戦う前から、精神面で負けてるんだよ」

    メンタルか。
    考えたことなかったなぁ。


    見惚れちゃうほど綺麗な大地君の顔が
    迫ってきて。

    ひゃっ!

    私は思いきり、顔を逸らした。


    「俺に壁ドンされたくらいで
     ドキドキしてるようじゃ、試合は勝てないな」

    「だって…」 
    顔、近すぎ///


    「これから部活の後は
     毎日、俺とメントレな」

    「二人だけ?」

    「明日はもっとオマエに迫るから、覚悟しとけよ」

    顔、近すぎだってば///

    きゅん

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  16. 僕...君のこと好きなんだ
    返事はあとでいいよ。
    振られるかもしれないし。

    「ごめん」待った?
    返事くれる?

    えっ ほんとに
    すっごいうれしい
    今日からよろしくね チュッ

    きゅん

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  17. 「コード、見てください!」

     わたし、桃木綾乃は赤城先輩に作成中のゲームのコードを見てもらっている。
     でもどうしてもバグがでて、プレイできない。

    「おー、すごい! 綾乃ちゃんも成長したね」
    「ありがとうございます!」

     先輩が褒めえくれた!
     それだけでわたしは舞い上がる。でもこれは恋じゃない。恋なんて感情は無いから。

    「んー、ここにコロンが抜けてる。それと―――」

     先輩の説明が始まる。でもどうしても眠くなってしまう。うとうと……

    「綾乃ちゃん? 聞いてる?」

     でも、聞こえないほど眠気に襲われていた。

    「綾乃ちゃん?」と言って先輩はわたしの頭を掴み髪をクシャっとして顔を上げさせた。

    「綾乃ちゃん、ぼーっとしないで」

     わたしの顔が赤くなる。
     これは恋じゃない。でも恋という感情があったら、……この先輩を好きになる。

     その様子を扉の影で黄瀬が見てたことは別の話。

    きゅん

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  18. 壁打ちをしている柚木くんは音楽室の四角い窓にぴったりと収まっている。

    太陽に照らされた柚木くんは眩しい。

    「戸崎さん!」
    私に気づいた柚木くんは、手を振ってくれた。

    真剣な表情を浮かべていた顔を綻ばせる、その瞬間が好きだ。

    「今日って部活の日?」
    柚木くんの声はまっすぐに私の元へ届く。

    「自主練してるのー」

    「本当、好きなんだね」

    本当は私が自主練をしているのは、ホルンが好きだからだけじゃなくて、柚木くんが好きだから。

    頑張る柚木くんを見たいから。



    見上げた窓にはホルンを吹く戸崎さんがぴったりと収まっている。

    ホルンを吹く戸崎さんは綺麗だ。

    「柚木くんも自主練でしょ?柚木くんこそテニス大好きじゃん」
    笑う戸崎さんをもっと近くで見たいと思う。

    本当は俺が自主練をしているのは、テニスが好きだからだけじゃなくて、戸崎さんが好きだから。

    頑張る戸崎さんを見たいから。

    きゅん

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  19. 「椿のこと、ずっと見ててもいい?」

    春輝くんの凛とした瞳に見つめられ。

    私の心臓は
    溶けそうなほど、うずきだした。

    もしかして……私、告白された?

    そんなことないよね?

    春輝くんは陸上部の部長で。
    普段から
    女子が群がるほどのイケメン。


    「椿の走るフォーム、綺麗だからさ。
     参考にさせて欲しくて」

    え?

    「頼む!」と
    頭を下げた春輝くんに

    「いいよ」と
    微笑んでみたけれど。

    告白されたって勘違いした自分が
    恥ずかしすぎ///

    顔が勝手に、熱を帯びて。
    頬が、火照っていく。

    その時、春輝くんが
    私の顔に、スポーツタオルをかけた。

    「隠して」

    私の顔を隠すってこと?

    「今の椿の顔、ヤバすぎだから」

    私、そんなに醜い顔しちゃった??


    「ライバルを増やしたくないから……
     そのテレ顔……
     俺以外には見せないで……」


    ……
    ……

    それって、どういう意味?

    きゅん

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  20. 『俺と別れて』

    中学の卒業式。
    彼からの第二ボタンを期待していたのに。
    受け取ったのは、別れの言葉だけ。

    『高校で真剣に、サッカーをしたいから』

    それ、本心だった?

    違う高校に入って10か月。
    今日は元カレの高校のサッカー部との練習試合。

    コートの真ん中にいる元カレと
    コートの外に立ちつくす私。

    視線が絡んで、私は動けない。

    「マネージャー、どうした?」

    キャプテンに呼ばれ、慌てて元カレに背を向けた。

    「アイツ、マネージャーの知り合い?」
    「元カレで……」
    「アイツがねぇ~」

    ため息混じりの甘い吐息が、私の耳を包み。
    いきなり、後ろから。
    キャプテンに抱きしめれた。

    「ちょっと……やめてください///」
    「まだ好きなの?アイツのこと」
    「……わかりません」

    この感情が『好き』なのか。
    『憎しみ』なのか……

    「離さないよ。
     俺は綾のこと、アイツに渡したくないから」

    きゅん

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  21. 高校2年生の春、先輩の引退も近づいている。

    「まやおつかれ〜!」

    みんなが帰っていく中私は1人残る。
    ふぅーっと顔を上げたそのとき、茶髪でサラッとした短髪のさわやか系男子がこっちを見て近づいてくる。1年生だ。

    「僕のこと覚えてます?」

    いきなり話しかけられ、私は固まる。

    同じ中学の後輩?それだったら流石に覚えてる。私はジーッと見つめて思い出す。

    「あ、西南中の子だ!一個下で唯一のスタメン!私の代の男バスと接戦だった。(西南が負けた)」

    敵なのにいろいろかっこよくて、私が一目惚れをしてしまった相手。もう会うことないかと思っていたけど、まさか高校が同じだなんて。

    「覚えててくれてたんですね!俺、あの時の先輩が忘れられなくて。」

    にっこりと微笑まれ、私の顔の温度が上がる。
    覚えてくれてたんだ。
    勇気を出して近づいたあの日のことを。

    これから最高のスクールライフが始まる予感。

    きゅん

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