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  2. いつもの通学電車。
    息も出来ないほどの満員な電車も、わたしはいつも快適だ。
    だってだって。
    目の前には…………、

    「……あのさ」
    「へ?」

    ハッとすると、電車の揺れに身を任せていた彼がその視線を落とした。
    キョトンと瞬きをしたあたしに彼は小さくため息を零した。

    「……見すぎ。顔に穴あきそう」

    そう言うと、さっさと顔をそらしてしまった。
    その頬は心なしか赤い気がする。
    この人混みからわたしを守るように立っている彼のこと、ジッと見つめてしまう。

    彼の匂いがする。
    嬉しくて、胸がギュッと鳴る。

    わたしは彼の制服の端をツンと握りしめ、電車の揺れで近づく距離に身を任せた。

    見覚えのある駅まであと少し。

    ――どうか。
    どうかもう少しだけ、このままで。

    きゅん

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  3. 毎朝の通学電車。
    私はいつもホームで目が会う
    あなたの事が知りたくて…

    名前も知らなくて
    喋った事もないけれど…。

    今日こそは…!
    挨拶だけでもしたい。

    いつもは隣の車両に乗る私だけど
    今日はあなたと一緒の車両に乗る。

    「ドアが閉まります」
    アナウンスと同時に人が溢れるほど
    電車に乗ってくる。

    あーあ。…挨拶出来なかったし。
    この車両乗らなかったら良かったな。

    私がそんな事を思った瞬間
    「…大丈夫?」
    「…ぇ?」

    私の後ろの扉に手を付き
    私を守るように立っていたのは
    名前も知らないあなただった。

    「いつも隣の車両に乗ってるのに
    なんで今日はこっちに来たの?
    こっち混んでるの知ってるだろ?」

    「あ、の//挨拶…したくて
    あなたに///…」

    「え。…俺に?////」

    「………はい。…変ですよね!
    すみません…いきなり…。」

    「おはよ。
    俺もずっと言いたかったんだ。」

    きゅん

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