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  2. 出張のはずの耕平が、海沿いレストランのテラスで待っていた。
    他には誰もいない。


    「嘘ついたんですね、出張だなんて」
    「まあそうだな。あんたを驚かせたかったんでね」


    機嫌が斜めになり口を尖らせる茄緒を愉しげに見つめ、耕平は水色の包み紙に、黄色のサテンのリボンがついた長方形の箱を茄緒の前に置いた。


    「バレンタインのお返しだ」
    「え」


    茄緒が受け取り、開けて良いか訊ねると、耕平が頷く。
    包み紙を丁寧に外しアクセサリーボックスを開くと、一粒パールがついたシルバーチェーンのネックレスが入っていた。


    「わあ。すごく綺麗です」
    「着けてやろうか」


    耕平は茄緒の背後に回ると、ネックレスの留め金を留める。


    「ありがとうございます。耕平さん」


    茄緒が顔を赤らめる。


    「あんたは特別だからな」


    耕平は茄緒の頭を撫で引き寄せると、頭に唇を寄せた。

    きゅん

    2

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