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  2. 熱があった日から
    朝はいつも秋が迎に来てくれる様になった
    家から1つ曲がった角で私を待ってくれてる

    そしていつもの笑顔で
    「風ちゃんおはよー♪」
    って言うから私も少し微笑んで
    『秋おはよう、いつもありがとう』
    そうしたら頭を撫でてくれる

    いつの間にか私の生活に"秋"と言う存在が溶け込んでいた

    でもそれは嫌ではなくて心地の良いもの
    だけど私はそれに答えられていない
    ちゃんと言葉にしていない

    『ねぇ、秋』
    「ん?どうしたー?」
    『私…秋の事を好きになった』
    そう言うと秋笑顔で私を見て

    「うん、知ってたよ」
    『…なんで?』
    「だって俺の方が好きだから、風ちゃん見てたら解るもん!」
    そう言った秋は私の手を引いた

    「風ちゃんすきだよ」
    真剣に言った

    秋の1つ1つの言動が自然に私に溶け込んでいく

    きゅん

    15

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  3. あれから秋は私に構うようになった

    「風ちゃん!おはよー今日も可愛いね♪」
    『…おはよ』
    「どうしたの?」
    『…別に何もない』
    「体調悪いんでしょ?」

    確かに朝起きて調子が悪かった
    でも親にも気付かないように振る舞っていた
    それなのになんでこの人は気付いたんだろう

    『なんで分かったの?』
    「そりゃ気になる子の変化は気付くでしょ?」
    『…え?』
    言われた言葉が衝撃的で思わず歩く足を止めていた

    「まさか気付いてなかったの?あれだけアピってたのになぁ…」

    だからやたらと構ってたのかと納得しながら
    ボーッとしてたら目の前手が延びてきた
    反射的に目を瞑るとおでこに冷たい感触があった

    「熱あんじゃん、送って行くから休みな」
    『秋学校遅れる』
    「俺が真面目に受ける様に見える?」
    『…見えない』
    「正直者め」
    と笑いながら私の手を引いた
    ドキッとしたのは私だけの秘密

    きゅん

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  4. 先生の用事で帰りがすっかり遅くなってしまった
    辺りは暗くなっていて
    近所の不良校の前を通りかかったら
    何人か生徒らしき人たちが溜まっていた

    「あ、あの子可愛くね?」
    「本当だ可愛い、声掛けてこいよ」
    「おっけ、ねぇねぇ何してるの?」
    最悪だ、目を付けられ話しかけてきた

    『…』
    「あーあ、無視されてやがるぞー」
    「うるせーよ、こっち来い」
    腕を捕まれてしまった

    『ッ!離して』
    「いいから来い!」
    あーもうダメかと思った時

    「あ、風ちゃん」
    『秋!助けて!』
    「ん?どうし…おい、手離せ!」
    「え、あ、秋さん!ヤバイ行くぞ」
    「あ、あぁ」
    そして去っていった

    『あの、ありがとうございま「ここら辺治安悪いの知ってるよね?」…はい』

    知っているから何も言えず下を向いた
    そんな私に気付いたのか少し微笑み

    「とりあえず、今日は送ってあげるから」

    と言い頭に置かれた手は凄く心地いい物だった

    きゅん

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  5. 私の家の近くに柄の悪い男子校がある
    その前を通ると自然とあるくのが速まる

    その道を歩いてた時
    声をかけられたことが始まりだった

    「ねぇ、ねぇってば」
    声をかけられたのに気付かず
    そのまま素通りで歩いていると

    トントンと肩を優しく叩いてきた
    振り向くと見るからにチャラそうな人がいた

    「君だよ?あ、今失礼なこと思ったね?」
    『…うん、チャラそうって思ったってか何?』

    「おーイメージと違っていぃ」
    『…だから何?ってか誰?』
    「あ、俺?俺は秋そこの生徒、そんでもって風ちゃん?の定期を今拾った人」
    「はい」と私の手を取り定期を渡してくれた

    『あ、ありがとう』
    そうしてニコッと笑うとその人も笑った

    「いいえー」
    『でも名前…定期か』
    「正解♪あ、風ちゃん遅れちゃうよ?」
    『あ、やばっ』
    私は走り出す

    「バイバーイ」
    と角を曲がるまで手を降ってくれた
    何だかまたすぐ会いそうな予感がした

    きゅん

    7

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