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  2. 〜もし、涼星が美術部の後輩だったら〜

    「ちょっと、何その露骨なアピール」
    「別に、先輩に欲しいとか言ってませんよ」

    そう皮肉る彼は、生意気な後輩。
    絵なんて到底縁ない様な性格をしているくせに、彼の絵は見入ってしまうほど繊細で。

    今回、その涼星くんが描いた絵は板チョコ。

    確かにうまいけどさ。
    欲が丸見えなんだよ。
    それが涼星くんの、絵に嘘をつけないいいところなんだけど。

    「…じゃあ、せっかく持ってきてあげたけど、遥真君にあげ…」

    言い切る前に手にしていた箱を奪われた。

    「貰います!」

    さっきまでの強気はどこに行ったの。

    目を輝かせる涼星くんは尻尾を生やし、激しく左右に揺らしているように見える。

    「あれ?
    先輩、遥真がなんたら言ってましたけど、その紙袋に何も入ってないじゃないですか。
    もしかして、僕だけ?」

    ……そうだよって言っても、そのまま子犬のような目で見てくれるの?

    きゅん

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  3. 先輩は使っていた筆を置き近づいてくる。

    ゆっくりと後退る。

    「何故逃げる?」

    自分でも分からない。

    私の手が積み重ねて置かれていた資料に当たりバサリと、音を立てて床に落ちた。

    それに一瞬気を取られていると先輩が大きく足を踏み出し、目の前に迫っていた。

    背中が壁に当たりもう逃げることは出来ない。

    身体が固まる。心臓が五月蝿い。

    先輩を近くに感じ息をするのも苦しい。

    私は顔を見られず先輩の襟元を見つめる。第1ボタンまで留めネクタイがきっちりと締められている。

    その上には白い肌と喉仏が見える。

    「君はいつも俺の目を見ない。」

    近くで落とされた低い声に肩が震えた。私はその声が苦手だった。

    先輩の額が私の肩に乗り重みを感じる。

    「逃げないで、」

    熱い吐息、色気を孕んだ声。

    「俺だけを見て。」

    ーー心が震えた。

    きゅん

    9

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  4. 「彩乃せんぱーい、そろそろ帰りませんかー?」
    「あ、もうそんな時間?じゃあ帰ろっか!」

    …私はこの学校の美術部のメンバーの中で人一倍創作意欲が強い方で、よく皆が帰っても残って絵を描いてることが多い。
    …そんな私を慕ってくれてかなのか、いつも私が帰るまで残っていてくれるのが後輩の裕人君。

    「さ、鍵閉めるんで出てくださいよー。」
    「はいはい。…ごめんね?いつもこんな時間まで。」
    「え?別にいいですよ?俺、先輩のこと好きですし。」
    「…え?」

    …好き?
    裕人君が?私のこと?…嘘?

    「あはは…冗談…だよね?」
    「う、嘘でこんなこと言いません!…俺、先輩の事になると周りのこと手につかなくなって…それに、先輩と2人、っていうこの時間自体が幸せだったり…。ははっ、俺…惚れすぎですね。…でも、それくらい好きなんです!」

    …それを聞いたか否か、私は嬉しさのあまり満面の笑みで裕人君に抱きついていた。

    きゅん

    5

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  5. 美術の授業で、

    「おー、加恵やっぱ絵うめーな」
    いきなり誰かに肩の上に体重をかけられる。
    この声は…

    「勇太!重い!」

    やっぱり…
    私の文句に耳を貸さず、幼馴染の勇太はその体制のまま絵に見入っている。

    「勇太、自分の絵は終わったの?」
    諦めて私が質問する。
    「手つけてない」
    笑いながら彼はそう返す。

    「笑い事じゃない!何で美術選んだの…」
    「…1番ラクそうだったから」
    相変わらずな彼の答えにわたしは落胆する。

    「勇太も絵上手いんだから描きなよ!何で出来るのにやらないかなぁ…」
    「まあまあ、そんなに怒んなって。」

    ブツブツ文句を言う私の頭を撫でながら言う。
    「さて、俺も描くか」
    そう言って自分の席へ戻る勇太。

    やっぱり絵を描いている彼はかっこいい
    そんな事を思いながら、さっきなでられた頭が熱くなって行くのを感じた。

    きゅん

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  6. 「ん・・・」

    私は、美術部に所属している高校2年生。

    —————ガラっ

    扉の音がして、幼なじみの冬真(とうま)が入って来る。

    「また来たの~?」

    「そんなうざそうにすんなよ」

    部活中に毎日遊びに来る冬真。

    「暇なら部活入れよ~・・・うっとうしい」

    スケッチブックを閉じながら言う。

    「そんな来てほしくないのなよ」

    「うん。帰って」

    「冷たいな~・・・」

    「うっざ。そろそろマジでうざくなってきたのでさよなら。お帰り下さい」

    「———————っ・・・もう来てやんねーから」

    「どうぞ」

    うざいな~と思いながら言うと、冬真が私の横に座る。

    「何よ」

    「俺、ここにいたい」

    「・・・何で?」

    「お前といたいんだよ。なんか文句ある?」

    「・・・生意気」

    きゅん

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  7. 「これが俺の気持ち」

    「こんな絵を見せられても理解できない」


    この高校で出会った時と同じ英語の授業中にふたりでサボって美術室に来たんだ。


    きっと君は鈍いから気づかなかっただろ?
    俺は小さい頃から君しか見てなかった。

    俺は写真を一緒に撮る勇気がなかったから目に焼き付けて君の絵を描くようになったんだ。


    このスケッチブックには君しか描かれてない。
    これは君を描いたスケッチブックのほんの一部だ。


    「ほんとにストーカーだったとは、、」

    スケッチブックを見終わった君は俺の思った通りの言葉を言った。


    「小さい頃から君しか見れなかった」

    「だったらなに?」


    そうやって突き放すのは親しい人だけだから俺は君から好かれてるって思っていい?


    君は俺のことを好きって自惚れていい?



    この返事はまだ先でいいから…



    いつか俺の隣で一緒にパーティーに出席してくれないかな?

    きゅん

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  8. 賑やかな場所は嫌いだ。だから教室はきらい。
    図書室と美術室は好き。

    今日は何を描こうかと思案していたら、急にこの部屋が一気に華やぐ。

    王子ともてはやされてる海王寺駿。
    どうしてそんな人が!?

    「あの、ここはあなたが好んでくるような場所じゃ……」

    「そりゃどうも。悪いけど、俺、こういった場所の方が落ち着くし好きなんだよ。お前と同じ理由」

    「……ご、ごめんなさい。勝手に決めつけたりして」

    「全然気にしてねーよ。それより、絵描くんだろ?見てていいか?気に触らなければ」

    「う、うん。でもまだ決めてなくて……あ」

    「ん?」

    「あなた描きたい。だ、だめかな?」

    「……全然、むしろ大歓迎だ」

    快く承諾してくれた。窓際に立つ海王寺くんは本当に絵になる。……考えてみればすごく贅沢。

    「なあ。できたら、俺にくれないか?」

    「えっと、先生に相談してみるね」

    「やった!」

    続く。

    きゅん

    5

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  9. ガラッ…

    「あれ?まだ絵を描いてるの?」

    「あ、せ、先輩…あ、すみません…もう帰りますから」

    私が急いで帰る準備をしているとき…

    「あれ?もしかして…この絵…僕?」

    先輩を書いているのをすっかり忘れていて隠すのを忘れていた…

    「あ、はい…勝手に書いてすみません…」

    「大丈夫だよ…僕を描いてくれてありがとう」

    最終下校の時間になって急いで準備をしていると…

    「ねぇ…さやちゃん…僕…好きなんだ…」

    先輩は後ろから抱きしめてくれた…

    「せ、先輩…?」

    「1分だけでいいからこのままでいさせて…」

    「はい…せ、先輩…あの…私も…す、好きでいても良いですか…?」

    「うん…」

    私は顔を赤くなったのを夕日のせいにした…
    私の初恋は叶った「七夕の日に…」

    きゅん

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  10. 「なーなー、瞬」
    「何ですか、藍先輩」

    キャンバスに向かってる瞬に尋ねる。

    「どうして私なんかを描くんだ?もっと良いモデルいるだろ?」
    「…?藍先輩が綺麗だからに決まってるじゃないですか」
    「~なっ!?」

    ガタッ

    「あっ、動かないで!」

    あまりにビックリして立ち上がってしまった…!

    瞬は『当たり前の事聞かないでください』って顔してる。
    と、とりあえず座りなおそう。

    「藍先輩、あの…」

    ん、今度は顔真っ赤にしてるぞ?

    「足閉じて座ってくださいっ」

    あ~なるほどね。

    「ほら、私ガサツだろ?綺麗なんてお世辞いらないよ」
    「綺麗です!」
    「綺麗じゃない!」
    「あ~も~!」
    「瞬!?いったぁ…」

    壁に押し付けるなんて何考えてんだ!?

    「藍先輩は綺麗です。俺が証明してあげます」
    「…んっふっ太腿をなぞるなっ…」
    「ほら。声も顔も色っぽい」

    舌を出す瞬の笑顔が意地悪すぎる…!

    きゅん

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  11. 壱、誰の手形?
    弐、誰の気配?
    参、誰の歌声?
    肆、誰の手紙?
    伍、誰の香り?
    陸、誰の悪戯?

    「七個目の怪談、知ってる?」

    私は夜の美術室で石膏像を黙って見つめてる遊に尋ねた

    「じゃあジンクスは?好きな人を思い浮かべながらコレにキスすると結ばれるって」

    また無反応

    __本当は分かってる…遊は私とは住む世界が違う人…

    ようやく遊が口を開いた

    「俺がいなくても大丈夫か?」
    「やだよ…遊に傍にいて欲しい」

    私の涙を拭おうとする遊の手に自分の手を重ねる
    でも重ならない…すり抜けていく

    「寂しかったんだな。六つの怪談の犯人、お前だろ?」
    「…うん」

    遊にはお見通しだ
    私は石膏像ではなく遊に触れないキスをした
    私を見守ってくれてた唯一の人

    その時、遊の想い人の真澄ちゃんが入って来た

    「遊先輩?」

    ジンクスを試しに来たのかな
    遊、嬉しそう

    __遊、サヨナラ。幸せになってね…

    きゅん

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  12. 私は、夏美(なつみ)
    美術部の楓(かえで)先輩と付き合ってます。

    でも、まだキスとかはしてないです

    夏美「…先輩。まだ絵を描くの終わらないんですか?」

    楓「…まだ」

    夏美「待ちくたびれた。」

    数分後

    夏美「まだですか?」

    楓「…はぁ
    じゃあ、遊んであげる」

    そう言うと楓先輩は、筆を持って私の鎖骨をなぞってきます。

    夏美「…っん、んん。くすぐったいです。先輩」

    楓「…声出しだから、夏美からキスね。」

    夏美「そっ、そんなこと聞いてません!」

    楓「今決めた。早くして」

    夏美「で、でも…」

    楓「もう、しょうがないなぁ」

    夏美「何がです…」

    ーチュッー

    夏美「…え」

    楓「顔真っ赤。次、夏美から」

    夏美「…あぅぅ」

    ーチュッー

    楓「もっと顔、真っ赤。可愛い」

    夏美「…意地悪です」

    楓先輩に、抱き寄せられた。

    楓「…絶対、俺から離れられるなんて、思うなよ」

    きゅん

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  13. 「わぁ、もうこんな時間!」

    夢中で絵を描いていたらすっかり暗くなってしまった。

    急いで鉛筆をしまう。

    「そう言えば昔、美術部の顧問の先生が謎の死を遂げた後に遅くまで残っている生徒を絵のモデルにする為に絵の中に連れ去るって話があったよね…。」

    1人でそんなことを言っていると

    「君、こんな時間まで残って…早く帰りなさい。」

    声をかけられた。

    思わずビクッとして顔を上げる。

    「す、すいません!」

    そう言いながらせっせと片付ける。

    …あれ?でも確か私、美術室のドア閉めてたよね?

    美術室のドアは建付けが悪く、開閉するときにはガラガラッと大きな音がするのだ。

    …じゃあ、あの先生はいったいどうやってこの部屋に入ってきたの…?

    冷汗が伝う。

    その時、肩に手を置かれた。

    引きつった顔で振り返ると

    「君の絵を描かせてくれ。」

    その言葉を最後に私の意識は途絶えた。

    きゅん

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  14. 静かな美術室
    窓から爽やかな風が入って、私の髪を揺らす。
    美術部員でもない私がここにいる理由は、私を見つめている彼、中学校の頃からの後輩である勇樹くんに絵のモデルを頼まれたからだ。

    崩れた前髪をなおすこともダメなんだから、意外とハードだなぁ そんなことを思っていると、いつの間にかキャンバスの前から移動してきた勇樹くんが私の前に立っていた。

    「前髪、先輩はなおしちゃダメだから」

    サラリと勇樹くんが前髪に触る。その手は一年見ないうちに男の手になっていて、すこしドキドキする。

    「すみません」
    「ん?」
    「ほんとは人物画の課題なんてないんです」

    その言葉の意味がわからなくて私は勇樹くんの方を見る。

    「先輩は、一年離れてた間にすごく綺麗になってて、焦ったんです」


    ずっと、こうして触れたかった


    目を細めて私の頬を撫でる。
    勇樹くんはそう言ったあと優しく私にキスをした。

    きゅん

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  15. 「………ん?何。」

    「別に見つめてない。絵に集中してただけだ。」

    「確かに何も描いていないが…見つめてはいない。」

    「………今度はなんだ。俺から視線を感じる?気のせいだろ。」

    「集中してる。確かに描いていないが…描くものが思いつかないだけだ。…そうだ。モデル。なってよ。絶対綺麗に描いてやる。だからモデルになって。」

    「なってくれるのか?ありがとう。すぐ描き始める。」

    _…30分後。

    「…出来た。どうだ?」

    「上手?嬉しい。けど上手なんかじゃない。」

    「何でって…」

    チュッ……_


    「お前が綺麗だからここまで上手く描けるんだ。俺が上手いわけじゃない。」

    きゅん

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  16. 今日の美術は、人物画の授業。

    くじ引きでペアになった相手と、お互いを描き合う……のだけれど。

    「…………」

    私の相手は、学年一モテるクールな彼。

    動いちゃダメだし、見つめられると緊張するし、なんか変な汗が出て来る。

    「……っ!」

    ときどき私を見る彼の目の鋭さに、少し怯えてしまう。

    「顔、上げて」

    「は、はい」

    怒られてしまった……。

    う~ぅ……早く終わらないかなぁ……。

    「……できた」

    「ど、どんな感じ……わっ、上手!」

    キャンバスには、本当に自分なのかと疑ってしまうほど魅力的に描かれた私が。

    「なんだか、この絵の私の方が魅力あるなぁ……すごいね、ありがとう」

    「そうでもないんじゃない?」

    「え……ごめん、あなたの絵がすごく素敵って意味で……」

    恥ずかしい……なにわたし、調子に乗ってるんだろう。

    「そう言ってくれる本物の方が、よっぽど魅力的だと思うけど」

    きゅん

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  17. 「私達先に上がりますね。お疲れ様。」

    「先輩。お疲れ様でした。」



    「もう少ししたら美術展だろ?アンタもがんばれよ。」

    「先生。美術展の事で相談があるのですが後で聞いてもらっても宜しいでしょうか?」

    「後でなら大丈夫だ。いつもお前は礼儀正しいなぁ?」

    「ありがとうございます。僕は怒ると怖い方ですよ。」

    「これで…一仕事終わり。私と態度違うって…アンタだからこうやってタメ口で話してんだろ?」

    「あのなぁ。俺からしたらアンタすげー信頼してる人なんだからな?だからこそこうやってタメ口で話してんの。」

    「それともこうやって優しい口調で話したほうが良いのでしょうか?」

    「ははっ。やっぱりアンタは見てて飽きない。俺にとっては大事な人にしかタメ口で話さないんだ。」

    「意味。分かんないの?ほんっと鈍感。」







    「アンタの事が好きだから…大切な人だからタメ口で話せるの。」

    きゅん

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  18. 「目覚めたみたいだね?ほーら…暴れないの。っていっても…手足縛ってるから動けないけどね。目も見えないよね…?目隠ししてあげてるんだよ。」

    「大丈夫かい?体が震えているよ?大丈夫…僕だから心配いらないでしょ?」

    「君が今日先輩と仲良くしてたから俺さぁ?寂しかったんだよ?胸のあたりが痛くて…苦しくてさぁ!」

    「君は僕だけのものなんだよ?なのになんで君は先輩と仲良くしてたの?」

    「へぇ?反抗するんだ。そんな子には…」

    「たぁーっぷり…お仕置きしてあげないとね?」

    「まずは僕を傷つけたんだし…君を少しだけ傷つけてあげようかなぁ?」

    「音で分かるかなぁ?コレ」

    カチカチカチッ…_

    「震えているねぇ?音で分かったのかなぁ?カッターだよ。」

    「君の肌を少し傷つけて…君の血を少しだけ…舐めとってあげる…」

    「安心してよ…まだ夜は深い。これからが…」



    「…お楽しみ…だよ?」

    きゅん

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  19. 「久しぶりに部活来たなぁ!でもやっぱり幽霊部員ばっかで僕達しかいないや。」

    「うわぁ!彫刻刀なんて久しぶりに触ったなぁ!うまく出来るかな?」

    「うん!もちろん気をつけるよ!痛い思いしたくないしね!」

    数分後。

    「痛ぁっ?!」

    「た、多分大丈夫!指ちょっとこすっただけだから!え?応急処置しないといけないって…ありがとう。お願いしてもいいかな?」

    「準備室に救急箱があったはずだよ!傷を洗っとけって?痛いのやだなぁ…」

    「ッ__ぃ、いたいぃ…」

    「次は消毒かぁ…僕消毒嫌い…」

    「い、痛い!早く拭き取ってよ…!」

    「い、痛かったぁ…僕泣きそう…でも!応急処置してくれてありがとう!本当に助かったよ!」

    「抱きつかないでって言われてもねぇー?離れたくないし…」

    「なんでって…言わなきゃだめ?…恥ずかしいんだもん…」

    「君の事が好きだったんです。入学して…部活入ってからずっと」

    きゅん

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  20. 私の学校のジンクス。

    『好きな人を思い浮かべながら美術室の石膏像にキスすると両想いになれる』

    別に信じてないけど?
    でも試してみてもいいかなぁなんて?

    真っ暗な夜の美術室に忍び込む。
    さっさと終わらせよう…

    ――遊先輩と両想いになれますように

    チュッ

    結構恥ずかしい!
    でも石膏像ってやっぱ不気味で冷たいな…

    「真澄、何やってんの?」
    「ひゃぁ!?遊先輩!?」

    何でここに…いや、それより見られた!?

    「ふぅん…なるほどね」

    石膏像を見た先輩…ドンッ
    私を壁に追い詰めた!?

    「で、誰を想ってキスしたの?」
    「それは言えません…」
    「俺じゃなきゃ許さない」

    えぇ!?
    先輩が私の顎をクイッと持ち上げて…
    わわっ!

    「もちろん遊先輩です!」

    動転した私の告白に先輩は一瞬きょとんとしたけど。

    「それなら最初から俺にキスしろよ。お仕置きな」

    熱のこもった先輩のキスの嵐…っ

    きゅん

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  21. side:片瀬

    美術の授業、ペアを組んでお互いをデッサン。

    「何でよりによってお前と…」
    「私だってあんたなんかと!」

    いつも俺が素直になれなくて喧嘩になる。
    本当は好きで大事だから笑わせたいのに。

    怒りながらも黙々と課題に取り組むこいつを盗み見る。

    ふわふわ揺れる髪
    潤ってる唇
    やべぇ、触れたい…

    (くりくり大きな瞳も伏せると色っぽい…って目が合った!?)

    慌ててキャンバスに隠れる。

    そりゃお互いを見なきゃいけないのは分かるけど…
    真っ直ぐ見つめてくるこいつの視線が俺を熱くする。
    こいつは俺を平気で見れるんだな、悔しい…

    照れ隠しで描いたへのへのもへじを見てあいつは怒った。

    「そんなに私を見たくないの!?」
    「ばか、好きだから見つめられないんだろ!お前の視線が俺を狂わせるんだよ!」

    あぁもう、格好悪い告白…
    でも顔を赤らめたこいつを更にたまらなく抱きしめたくなった。

    きゅん

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