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  1. 127件ヒットしました

  2. 「菜月ちゃんさ、文化祭何展示すんのか決めたの?」
    文化祭、うちの部は好きな絵を展示する。
    楽だしいいと思ってたんだけど…
    「空を描こうとは思ってます」
    全く決まらない。
    「クロッキー帳、見せて」
    私はクロッキー帳に、毎日空を描いてる。
    空の表情が好きだから。
    「っ…!?何、これ」
    皐月先輩の手には私のクロッキー帳。
    「どうしまし…あ」
    忘れてた。
    こっちのクロッキー帳は、皐月先輩の観察用に使っていた。
    「忘れて、ください」
    皐月先輩の顔が見たことないほど真っ赤に染まっている
    「やだ」
    「ごめんなさい、好きです」
    溢れる気持ちを声に乗せてみると、皐月先輩の口角が上がる。
    「菜月ちゃん、俺のこと大好きすぎだから」
    やっぱり、皐月先輩はいじわるだ。
    「大好き、ですけどなんですか?」
    きっと今の私の顔は先輩より真っ赤だ。
    「付き合おっか、菜月ちゃん」
    「っ…はい!」
    先輩は、ほんとにずるい。

    きゅん

    11

    小波陽菜さんをフォロー

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  3. カリカリ…
    静かな美術室にお手本のリンゴをデッサンする音だけが響き渡る。
    何故か、私と学校イチモテる先輩と二人きりで。
    1見チャラチャラしてる見た目とは違って絵が凄く上手い。
    でも私の苦手なタイプだから早くデッサンを終わらせて一刻も早く帰りたかった。
    「きゃ…」
    私は焦り過ぎて筆を床にぶちまけてしまった。
    「ハイ、大丈夫?」
    それをさっと拾って私に笑顔を向けた先輩。
    「ありがとうございます…」
    何か意外だな。
    笑顔がこんなにも素敵だったなんて。
    って私なんて事考えてんの!するとその時だった
    -ゴロゴロッ!
    「きゃぁぁ!!」
    「うわ、こりゃ近くに落ちたな」
    私は昔から雷が大の苦手。
    もうヤダ…
    -ポンッ…
    「ちょ、先輩何してるんですか!?」
    「大丈夫だから。雷、苦手なんだろ?」
    頭をポンポンされながら、ぎゅっと抱き締めてくれた。
    先輩…見直しました。
    ねえ、先輩?
    好きになっても良いですか?

    きゅん

    4

    青リンゴ꙳★*゚さんをフォロー

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  4. 「じゃ、今日は終わり。また明日。」

    いつもの様に部活が終わり、みんなが帰る。私は残るけど。
    私は美術室に1人残り、絵を描く。コンクールに何度も入賞しているから、特別扱いなんだ。

    たまに、息苦しくなるけど…
    でも、嬉しい事がある。

    「やぁ、奈々瀬ちゃん」

    秋斗君が来る事だ。
    彼は学校の王子様。『才色兼備』が似合う人。だからすごくモテる。

    去年の文化祭で、私の作品を見て、興味を持たれた。
    毎日来てくれて、話ながら絵を描く。

    「毎日ごめんね?来てくれて…」

    『来たくて来てるの』といつもの様に言うと思ったら、

    「…いつになったら分かるの?奈々瀬の事好きって。」

    「ヘッ…」

    私も、

    「好き、です。」

    そう言うと、秋斗君は優しく笑ってくれた。

    「「付き合ってください。」」

    きゅん

    6

    ネコリスさんをフォロー

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  5. 「まさかの....
    村上くんとペアなんて....。」

    ナニコレ雨でも降るんじゃないか
    ってくらい私の鼓動は高鳴っていく。

    「ねえ、舞彩。」

    __え。
    今下の名前で.......

    「な、何?」
    笑顔を作るので精一杯。

    「いや....って、
    舞彩の絵うますぎ!!」

    私の作品を
    まじまじと見てくる村上くん。

    恥ずかしいからみないでよ....
    そう言おうとした時
    村上くんの右手は私の頭にあった。

    「頑張って優秀賞とろうな!!」

    ものすごく可愛らしい笑顔で
    私の髪をクシャッとしている。

    髪が乱れるなんてことは頭になくて、
    ただずっと村上くんを見てた。

    きゅん

    9

    星名 さとみさんをフォロー

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  6. みんなが来るまでの美術室で、先輩と2人きりの1時間が私の密かな楽しみだ。
    洸先輩は、かっこよくて何でもできる完璧な人。
    私はちらっと洸先輩を盗み見た。

    「なんか遠いなあ…」

    「何が遠いの?」

    「それは洸先輩です…。…!?」

    洸先輩!?
    いつの間にか先輩が近くにいて、私の独り言が先輩の耳に拾われたようだ。

    「なんで俺?結構近くにいるじゃん。ほら」

    そう言って先輩はますます距離を詰めてくる。
    近い近い近い!

    「いやっ、物理的にではなく…」

    「心理的に?」

    「そっ、そうです!」

    まさにそれ!

    「…森さーん。さすがに俺傷つくよー?」

    「えっ!?」

    私、先輩を傷つけてしまった…?

    「はあ…せっかく俺がその心の距離を縮めようと頑張ってたのに、森さんはそれを遠いって」

    「ーーっ!」

    先輩は、心の距離を縮めようとしてくれていたんだ。
    ……今度は、私から距離を縮めていこう。

    きゅん

    2

    天川ゆずりさんをフォロー

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  7. 大丈夫か俺?

    可愛すぎて円香(まどか)のこと
    見てられないんだけど・・・

    俺は美術部の里中悠太(ゆうた)

    同じクラスの円香にお願いされて
    円香の似顔絵を描いている

    窓の外を見ている円香

    円香のまつげ
    スッゲー長いんだな

    右目の斜め下に
    ホクロがあって

    ぷっくりした
    弾力がありそうな唇

    円香の顔を見れば見るほど

    『やっぱ俺
    円香のこと好きだ』

    と自覚してしまう・・・

    円香を見てると
    だんだん俺の顔が赤くなって
    それが円香にばれないかと
    ドキドキしながら目をそらしてしまう

    でも円香を見ないと
    描けないし・・・

    そんな俺に気づいたのか
    円香が俺を見た

    ヤバい!

    こいつに見つめられたら
    俺、正気じゃいられなくなる・・・

    「悠太くん、描けた?」

    「ごめん、まだかかりそう」

    いつもなら描き終わっているけど
    今日は特別ゆっくり

    もっと円香のこと
    見ていたいから!

    きゅん

    4

    秋風さらさんをフォロー

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  8. 「ほら、入って」

    昼休み、憧れの先輩に呼び出された。

    「…ここなら、誰もいない。」

    そう言って先輩は私の腕を取り、引き寄せる。

    「…好きだ」

    そんな夢のような言葉を私に向けて?

    私だって先輩のことがずっとずっと大好きだった。

    付き合うことができたらな、恋人同士になれたらな、なんて何回も思った。

    でも、人気者の先輩とは違って私は地味で目立たない。

    だから、こんな恋なんて叶わない_

    そう思っていた。

    でも、そんな私を好きだと言ってくれた。

    「…です、私、すごく…嬉しいです…」

    体が震える、足にも力が入らない。

    そんな私の体をグイッと引き寄せて優しく抱きしめてくれる。

    トクン、トクン…

    先輩の鼓動。

    こんな近くで大好きな先輩を感じることができるなんて

    「俺と、付き合ってくれ」

    「…はい!」

    私は幸せ者だ、世界一の幸せ者だ。

    そして彼の唇が私の唇に触れた。

    きゅん

    4

    藍澤さやこさんをフォロー

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  9. 私はモデルをしている。
    モデルといってもファッション誌を飾るものではなく、絵のモデルだ。

    『モデルになってほしい』

    最初、それが自分に言われたとは思えなかった。
    しかも女子から人気の皐月先生にだ。
    思わず後ろを確認すると、「君に言ってるんだよ」と笑われた。

    モデルとしてスカウトされてから三ヶ月。
    静かな美術室の空間
    油絵の具の変な匂い
    三時間じっと座る事

    沢山の事に慣れたのに

    「ちゃんと、こっち見て」

    皐月先生の顔を見る事には、未だに慣れない。

    「ねえ、モデルをしている時、何を考えているの?」

    言えなかった。
    皐月先生に見つめられると、先生の事しか考えられなくなってしまうのだ。




    モデルが終わった日、先生は絵のタイトルを教えてくれた。

    「独占欲」

    絵の中の私は顔を赤くして、熱に浮かされた恋をする少女の顔をしていた。

    恋をする事とは、誰か一人を独占する事なのだ。

    きゅん

    13

    赤井リボンさんをフォロー

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  10. 「先生。まだ動いちゃだめですか?」
    「ごめんね、舞香さん。もう少しだから。」

    放課後、益井先生にモデルを頼まれた。先生が好きな私は断りきれなくて。


    「ねぇ先生、今まで告白された数は?」
    「うーんそうだな…覚えてないや。」

    数なんて覚えてないほど、だってことだ。きっと。

    「私が今好きだっていったら?」
    「嬉しいかな、もちろん。」

    こんな態度。先生は皆にこうだ。
    そういじけてると、先生が私に質問してきた。

    「じゃあさ逆に僕が舞香さんに好きっていったら?」
    「先生、また冗談を……。」
    「冗談だと思うんだ…。」

    最初はからかってると思ってた、だけど目つきは真剣で。

    「ごめん詰め寄りすぎたかな?」
    「もう、先生!出来たなら帰りますよ。」

    いすから立ち上がり帰ろうとすると

    「でも、さっきの質問の答え。ちゃんと考えてきてね。」

    とウィンクをしてきた。

    本気ですか、もしかして?

    きゅん

    6

    恋好 テラさんをフォロー

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  11. ん、よし。やっと完成したぁ!
    筆とパレットを置いてぐーっと体をそらす。
    その勢いで後ろが見える。

    『やっほー。お疲れ様!』

    ん?...!?

    バッと体を戻し、もう一度、今度は普通に後ろを振り向く。

    「雄太(ユウタ)!いつからいたの!?」

    後ろには、片手に缶コーヒーを持った私の彼氏、雄太がいた。
    『ん?、15分くらい前から?
    ...あ、はいこれ。疲れてるでしょ?』

    そう言って持っていたコーヒーを私にくれた。
    あ、私がブラック嫌いなの覚えててくれたんだ。

    「ありがと。じゃなくて!そんなに前から?集中してて全然気づかなかった..。話しかけてよかったのに...ごめんね。」

    『奈美を邪魔したくなかったし。それに、絵、かいてる時の奈美も好きだし。』


    終わるまでそばで待っててくれたり、苦手なもの覚えててくれたり。
    ちょっとしたことだけど、そういうところも大好きだなぁ。

    きゅん

    4

    三奈さんをフォロー

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  12. 「先輩」
    「あ、来た来た」
    美術室の扉を開けると、窓の外を見ていた先輩は振り向いて笑った。
    「絵が完成したって…」
    「うん、そう」
    何処か楽しそうに、白い布が被せられたイーゼルに目をやった。
    そこに立て掛けられたキャンバスに描かれた絵は一度も見たことは無い。
    「やっと、完成したんだ。思ったより時間かかっちゃったけど…まさか、卒業間近までかかるとはね」
    くすくす、と笑う。
    窓から射し込む柔らかな光に照らされて、元々色素が薄い先輩の髪は金にも見える。
    (綺麗…)
    内心ドキドキしながら言った。
    「それ、見せてくれるんですか?」
    「勿論。その為に呼んだんだから」
    先輩は一気に布を取り払う。
    「それ…」
    「君だよ。…ずっと、好きでした。最後にごめんね」
    「私、も…先輩が好きです、ずっと…!」
    思わず先輩に抱きつくと、ふわりと抱き締められる。甘い、声がした。

    「僕はもーっと好き。大好きだよ?」

    きゅん

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    葵月 玉兎さんをフォロー

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  13. 先輩「いつもありがとうね。」

    私は今月に先輩の絵のモデルをすることになった。

    私「私も楽しいですし大丈夫です!
    モデル私なんかで本当に大丈夫ですか?」

    すると先輩は話を聞いてなかったのか

    私の髪をいじりだした。

    先輩「綺麗だね?」

    私「髪ですか?ありがとうございます!
    手入れするの大変なんですよー笑」

    先輩「えらいえらい」

    先輩はそのまま私の頭に手をおいてポンポン
    と撫でてくれた。

    私「せっ先輩?」////

    私の顔は今絶対に真っ赤だ
    恥ずかしい。そんなの先輩に見られたくないよー

    先輩「この絵のタイトルなにか教えたっけ?」

    先輩は突然そんなことを言ってきた。

    私「そういえば知りません。なんて言うんです
    か?」

    すると先輩は顔を近付けて…
    チュッ

    先輩「タイトルは君に触れたいだよ?」
    と意地悪に言った。

    きゅん

    6

    『野の花』さんをフォロー

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  14. あの箱は、駅前の洋菓子店の数量限定のチョコレート。
    あのラッピングは、有名チョコレート店のロゴが入ってる。
    あの紙袋は、手作りかな?気合入ってる…。
    「先輩。大量ですね」
    「おう。今年は去年よりも多いな」
    今年が最後のチャンスだから…。
    先輩は何でもないことのように、それでも嬉しそうにそれらを一つにまとめる。
    私はその間、キャンバスに視線を向けていた。
    頭がくらくらするのは、きっと油絵具のツンとした臭いのせいだ。
    「水樹は今年もくれないの?」
    「そんなに貰って、まだ欲しいんですか?」
    「えー?だって大事な後輩からも貰いたいじゃん?」
    大事な後輩、ね。
    別にどうでもいいけど。
    「あげませんよ」
    少しがっかりしたような表情で、先輩は帰っていった。
    その後ろ姿を見送りながら、今年も渡しそびれてしまったチョコを一人頬張る。

    先輩には絶対にあげない。
    だって、あげる前にもう答えが分かっているから。

    きゅん

    3

    安久呂 流可さんをフォロー

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  15. 「…沙羅(さら)まだ残ってたの?」

    「うひゃっ…あ、先生?」

    「ははっ、びっくりしすぎ。…絵何かいたの?見せて」

    「あ、だ、だめです!」

    「え~、なんで?先生には見せてくんないのかぁ…」

    恥ずかしいよ…

    だって…

    「笑わないで下さいね?」

    描いたの先生だもん

    「…俺じゃん!なんか嬉しい」
    先生は無邪気な笑顔でニコッと笑う

    「…すごいね、ここの線とか細か…」

    「あははっ…卒業最後に描いたのが先生でよかった!これ、あげます!先生に」

    「まじ?!…うれし」

    「私がいなくなってもこれ見て私の事思い出してください…っ」

    「…ずっと忘れないでっ…下さいっ」

    なんでっ…

    泣きたくなんかないのに…

    _ぎゅ

    「…へ…先生…?」

    「ごめん…卒業…するまで我慢しようって決めてたんだけど…」

    …嘘…

    「沙羅…卒業したら俺の彼女になって下さい」

    …っ…

    「…はいっ」

    きゅん

    1

    一 織さんをフォロー

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  16. 「で…………きたぁ」

    「下手すぎ」

    「うわ。出たよご帝王様」

    「あーはいはい良かったねー」

    そう軽く返すのは幼なじみの柚琉(ゆずる)。
    絵はうまいんだけど、憎まれ口は叩くわ毒舌だわで毎回こんな風に揶揄い、揶揄い返されみたいな。

    「お前、全部平面的すぎる。影もシワも描けてねーじゃん。だから平面女とか言われる………」
    「わー!わー!で!どうすればいいんですか!柚琉様ー!」
    「ここにオレンジで影入れて、ここに濃いピンクでシワ描いて。スッスッて感じな。」

    言われた通りに従うと、立体的に絵が浮かび上がった。

    「ほんとだ!」
    「うん。上手く描けたじゃん。」
    「でしょー!」
    「やれば出来る」


    柚琉はそう言って頭をポンポンって叩いて自分の席に帰る。


    「ばか………」


    そんなに絵が上手くて色の載せ方のアドバイスも的確なくせに、柚琉は私の頬が赤かいのには気づいていない。

    きゅん

    4

    朽葉真鈴さんをフォロー

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  17. 「タカやん、もし、もしもだぜ?
    今、俺が何らかの魔法アイテムで女に変身したとするじゃん。
    この状況だぜ。どうするよ。」

    「いやー、そこは襲うだろ、ゴリ政、お前こそ変身したらさ」


    この状況とは、放課後、ふたりっきり、ヌードデッサン、片方全裸の三拍子どころか四拍子が揃った美術室の事だ。
    俺は、部活の課題であるヌードモデルのあてがなかったためこうして珍肉番付大関、「肉体だけは鋼」の異名を持つゴリ政に頼んだのだ。
    ゴリ政は己が女になった妄想で大興奮している。
    ゴリ政のゴリラがでかくなっているのか証拠だ。
    きったねぇなぁ。

    「そんなもん、お前にバンバンやらせてやるよ!」

    ゴリ政がそう高らかに宣言したその時、扉が開いて同じ美術部の槇村さんが入ってきた。

    「ごめん!モデル見つからなかったの。私も混ぜて!」

    ゴリ政は真っ赤になった。赤ゴリラだ。
    ゴリ政のゴリラも最高潮を迎えている。

    きゅん

    3

    猿モネラさんをフォロー

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  18. 私が生まれて初めて恋したのは、お兄ちゃん。
    それは、高校生になっても変わらない。


    「ねぇ、お兄ちゃん」

    「何だよ?」

    「さっきの人、彼女?」

    「は?」


    傷つくのがわかっていて、兄と同じ高校に入学した。
    校内で、兄が女の子と歩いている時は大概彼女だ。

    「お前には関係ない」

    「…あるよ」

    「え?」

    "だって、お兄ちゃんが好きだから"

    …言えないけど。


    「お兄ちゃん、見た目だけはいいから」

    「…どういう意味だよ」

    ううん…本当は見た目だけじゃない。

    勉強もできて、スポーツもできて、本当は優しいお兄ちゃん。

    「彼女さん、騙されてるんじゃないかなって」

    「うるせーよ」

    他人であることが、羨ましい。

    そんなことに嫉妬しても、しょうがないのに。

    私はただの、妹ー…

    わかっているのに、お兄ちゃんを好きなことは止められない。

    叶っちゃいけない、恋なのにー…

    きゅん

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    日南あゆむさんをフォロー

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  19. お昼休みに私、夏日は自分で作ったお弁当を食べながら俺様で有名の紅月君の絵を書いていた
    『おい、夏日まだかよ』
    『あと少し』
    絵に集中して紅月君を見て絵を見てをしているといつの間にか紅月君が消えている
    カタンと立つと後ろから紅月君の手が絵の額に優しく触れた
    『もう!ふざけてな…『お前が悪い』
    『何で⁉︎私ただ絵を描いて良いって言ったから!』
    『………鈍感馬鹿』
    私の頬に紅月君の唇が軽く触れる
    『俺を惚れさせた罪、しっかりと償えよ』
    そう言って紅月君は私の額にデコピンした

    きゅん

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  20. 「君、ちょっと手伝って」
    「え?」
    いや無理です、という前に
    決して優等生タイプではない
    この男の先輩に手を捕まれ連れ出される。
    いや、学校内見学中なんだけど!?
    パニックに陥ったままの私をよそに
    涼しい顔でずんずんと前に進むこの人。
    「はい、そこに座って」
    「え」
    「はい、座る!」
    両肩を押されて椅子に座る。
    一体何が?
    「そのまま、じっとしてて」
    急に真剣な顔になると
    今までの空気感が変わった。
    何者か分からない大学生は
    スケッチブックと鉛筆を取り出し
    何かを描き始めている。
    「じゃーん!」
    裏返したスケッチブックに
    思わず目を見張る。
    「す、すごい」
    そこには私が描かれていた。
    こんなに素晴らしいものに、
    今まで出逢ったことがなかった。
    「でしょ?」
    自慢げに見せる先輩の顔はとても綺麗。
    「題は、君に一目惚れ」
    ──ドクン
    遠くで鳴る吹奏楽の打楽器の音は
    まるで私の鼓動みたいだった。

    きゅん

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