ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 今日も今日とて、おれ、只今、生徒会室に軟禁中。

    もはや反省文も高速仕上げ。

    生徒会副会長ちゃんの監視も緩んできてる今日このごろ。


    「いやー、全校巻き込んじゃったね。

    クラス全員参加の罰ゲーム付きかくれんぼ。

    罰ゲームは人それぞれで。

    カップル数組、誕生したよ」


    「先輩が鬼だったんでしょう?

    必死で全員を見付けたそうですね」


    「そりゃ必死にもなるよ。

    じゃなきゃ、罰ゲームだし」


    「罰ゲームって、どんな?」


    「全校生徒の前で、愛しい彼女にキスする」


    おれの愛しい彼女は目の前にいる。

    まじめでツンデレな副会長ちゃん。


    「それ、先輩にとって罰ゲームになるんですか?」


    「めっちゃなるよ」


    確認してみよっか?

    おれは彼女をハグして、キスして。


    「せ、先輩っ」


    「ほらね、この顔。

    かわいすぎるから、おれ専用。

    公開キスなんて絶対ヤダね」

    きゅん

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  3. 罰ゲーム付きのかくれんぼに巻き込まれた。

    鬼から逃げて、教室に戻って。


    教室にはあんたがいた。

    おれと同じで、まだ見付かってないらしい。


    あと3分で終了だ。

    罰ゲーム回避できたと思ったけど、甘かった。


    「ラスト2人まとめて発見!

    罰ゲームも2人まとめてやっちまえ!」


    ブレイクダンスやってるおれは、実は社交ダンスもできて。

    罰ゲームは“クラスの前で社交ダンス”。


    全員発見して上機嫌な鬼が、スマホのメモをおれに見せた。


    え?

    あんたの罰ゲームって……。


    「し、仕方ないな」


    固まってるあんたの右手をつかんで、おれの左手の上に重ねる。

    あんたの左手は、おれの肩に。

    おれはあんたの背中に腕を回す。


    「おれについてくればいいから」


    あんたの罰ゲームの相手がおれだったこと、嬉しい。

    “好きな人と手をつなぐ”


    誰かがスマホでワルツを流し始めた。

    きゅん

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  4. 昼休み、クラスメイトの発案で、罰ゲーム付きかくれんぼをしている。


    「ヤバ、ほとんど見付かってるじゃん」


    きみは、おれの隣でスマホを見てる。

    何人かがSNSで実況中継してしてるんだ。


    屋上へ続く階段の踊り場。

    この先のドアは封鎖中。

    普段ここは人通りがない。


    「鬼が手ごわすぎるな。

    足が速くて動体視力がよくて勘も鋭い」


    突然。


    「そりゃどうも!

    ってことで、罰ゲーム頑張れ!」


    鬼の彼は嵐のように去っていく。


    罰ゲーム、か。

    “気になる女子に試合の応援を頼む”

    きみが隣にいる今がチャンスだな。


    と、きみがスマホのインカメラを起動した。


    「罰ゲーム、写真撮るから付き合いなさいよ」


    「おれと?」


    「だ、黙って写ればいいの!」


    それ、どんな罰ゲームだろう?

    期待していい?

    “気になる男子と一緒に写真を撮る”

    そうなら、嬉しいな。

    きゅん

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  5. 昼休み、ぼくは校内を駆け回っている。

    罰ゲーム付きのかくれんぼに巻き込まれた。


    提示された罰ゲームに戸惑っている。

    “女子とイルミネーションを見に行って証拠写真を撮る”


    罰ゲームをやらないのはアンフェアだ。

    誘うとしたら……先輩、かな……。


    ふと。


    「うちの学年の誰かに用事?」


    振り返ると、先輩がいた。

    あまりのタイミングに、ぼくは固まる。


    「た、ただのかくれんぼで……」


    キョトンとする先輩に説明しようしたら。

    廊下に響く「発見!」の声。

    鬼に見付かってしまった。


    「ってことで罰ゲーム、イルミデートの写真よろしく!」


    先輩がますますキョトンとする。

    まずい、このままじゃ誤解される。

    ぼくにはデートの相手なんていないのに。


    誤解を解くには。

    デートの相手を見付けるには。


    「先輩、あの、今週の土曜日――」


    勇気を、出してみます。

    きゅん

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  6. 昼休みの化学室に、女バスのエースが駆け込んできた。


    「先生、そこ動かないで!」


    「は?」


    「罰ゲーム付きのかくれんぼ中!

    先生の白衣、隠れるのにちょうどいいの!」


    おまえが、おれの後ろにピタッと貼り付く。

    背中が触れ合ってる。

    まいったな。


    と、開けっ放しのドアから、金髪のいたずら坊主が登場した。


    「おれのクラスのやつ来て……るよな、そこ発見!」


    「ムカつくー!」


    「ってことで罰ゲーム、次のテストで全教科平均以上!」


    「化学と数学で死ねるって!」


    仲いいな、おまえら。

    ムッとした自分に苦笑。

    おれの精神年齢も、こいつらと大差ない。

    おまえの頭に、ぽんと手を載せる。


    「ま、おれに任せろ。

    化学でも数学でも教えてやる」


    「先生、マジ助かるー!」


    おれの前では、その子どもっぽい笑顔でいてくれよ。

    じゃなきゃ、間違いを犯しそうだ。

    きゅん

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  7. 昼休み、先輩が満面の笑みでぼくの教室に飛び込んできた。


    「かくれんぼに協力して!

    きみも一緒に隠れてよ」


    「は、はい!?」


    ぼくは教卓の下に引っ張り込まれた。

    先輩が近すぎる。


    「きみは、かくれんぼと鬼ごっこ、どっちが好き?」


    先輩は目をキラキラさせてて。

    先輩の望む答えなんて、丸わかりだ。


    「か、かくれんぼです」


    「同じだね!

    今ね、クラスで罰ゲーム付きのかくれんぼやってて。

    あたしが見付かったら、ふりふりワンピの刑なの。

    冗談じゃないよ」


    見付かってください。

    たまに「ボク」と言う先輩のかわいい格好、期待してしまう。


    教室のドアが開く音がして、男の先輩の声が聞こえた。


    「おれのクラスのやつ、来てねぇか?」


    誰かが「いません」と答えたけど。

    かくれんぼの鬼は勘がいいらしくて。


    「おっしゃ、発見!」


    ぼくの期待が実現する。

    きゅん

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  8. 昼休み、突然。

    幼なじみのおまえが、おれのクラスに駆け込んできた。


    「隠れられる場所、ない!?」


    「隠れるって?」


    「かくれんぼ!」


    「はぁ?」


    おまえはロッカーの中の掃除道具をベランダに放り出して、中に入った。


    「ドア閉めて!

    このかくれんぼ、罰ゲーム付きなの。

    あたし、見付かったら告白しなきゃいけなくて」


    告白って誰に? と思いつつロッカーを閉じる。


    と、おまえのクラスの問題児が教室に飛び込んできた。

    迷うことなくおれを見て、ニヤッとする。


    「おれのクラスのやつ、来てんだろ?

    背中の後ろのロッカー、怪しすぎ」


    だよな。

    おれは問題児に場所を譲る。


    あっさり見付かったおまえは、掃除道具入れから出てきた。

    おれに向かって言う。


    「あたし、あんたが好き」


    「わざとわかりやすい場所に隠れただろ?

    まあ……おれも昔から好きだよ」

    きゅん

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