ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

野いちご学園メニュー

ようこそゲストさん

  1. 4件ヒットしました

  2. ②続き_

    「──ダメに決まってんだろ」

    「え?」
    私の後ろから突然聞こえてきた声。…相良先輩?
    「雅人、そのチョコは俺のだ」
    「はいはい」
    碓氷先輩に渡したチョコを、相良先輩は奪うように受け取る。
    「行くぞ、陽菜」
    先輩に腕を引かれる。
    「ちょ、相良先輩っ!?」

    連れて来られたのは、誰もいない図書室。
    ずっと無言だったから、なんだか怖い。

    「お前、俺にチョコ渡さねえつもりだったのか?」
    「いえ、先輩沢山貰ってたようなのでいらないと思って」
    「他の奴のなんて受け取ってねーよ」
    「ひどいですね」
    どんな鬼畜野郎ですか。
    「…。つかお前、義理ってどういう事だよ」
    「普通に義理ですけど」

    「クソ、次は作ってこいよ」
    「はい?」

    「今回は義理で我慢してやる。でも来年は、本命チョコを持ってこいよ」
    「意味が分かりません」

    どういう事?


    「好きだって言ってんだよ」

    きゅん

    16

    ☪︎まふさんをフォロー

    通報する

  3. さっきの腕相撲のことがあってから

    私はおかしい

    一輝を目で追っちゃって

    目が合うと胸が苦しくなるの


    わかってる

    気づいてる

    でも、まだ認めたくない

    だって、もし勘違いとか

    そんなのだったら

    この心地よい関係が

    壊れてしまう…


    そんなことを5限の授業中に

    考えてると

    前の席の一輝が

    「なんかしらねーけど

    元気だせよ?」

    なんて言うから

    髪クシャなんてするから

    認めなきゃいけないじゃん

    また好きがつもるじゃん

    きゅん

    5

    HONEY BEEさんをフォロー

    通報する

  4. お昼ご飯を食べた時に、置き忘れた本。放課後それを取りに屋上へきたわけだけれど…。扉の向こうには涙を流す男子生徒。
    誰でどういう状態だか知らないけど、確実に面倒。何事もなかったように扉を閉めて来た道を戻ろうとして、

    「ま、まって!!」

    慌てた様子のそいつに半ば強引に屋上に引っ張られた。そしてなぜか屋上に唯一ある古ぼけたベンチに座らされる。

    「お、お願い!このこと誰にも言わないで!」

    「いや、言いませんけど。興味ないんで。てか、誰ですか」

    「へ…僕のこと知らないの…?」

    そんなぽかんとした表情されて知らない。けど、確かに見たことあるような気がする。

    「……あぁ、完璧王子さまか」

    顔を見ながらしばらく考えて、行き当たった人物。だから関わりなくても見たことがあったのだ。
    けれど、なんだろう。噂と随分違うような。

    きゅん

    9

    Aeoさんをフォロー

    通報する

  5. 「……あ」
    「……せん、せい?」

    まさか、と思った。
    今日、ここで会えるとは思わなかったから。

    保健室で先生に告白して以来、あまり保健室に行かなくなった私。
    返事は曖昧に誤魔化されたから先生の気持ちは分からないけれど。

    「……高校生がこんな時間にひとりでいたらダメだろ」
    「先生こそ、おひとりですか?」
    「大人にはひとりの時間も大切なんだよ」

    ふふっと笑う。
    よかった、今日先生が他の女の人とここのツリー見てなくて。

    人ふたり並べるくらい距離を開けて私たちはツリーを見上げる。

    「先生、ここのツリーの伝説知ってますか?あのいちごをですね……」
    「そんなのいいから、早く大人になれ」
    「え?」
    「伝説、現実にしてやるから」

    先生……今度こそ期待しても、いいですか?

    きゅん

    17

    蛭川ハルさんをフォロー

    通報する

▲