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  2. 「高校卒業したら、趣味じゃなくて本気でそれで勝負するバンドを組む。」


    「え・・・。」


    「・・・じゃあな。」


    「あ、ちょっと・・・。」








    「悪りぃ待たせた!・・あれ?本郷は?」


    「・・・・・・・。」


    「おーいカスミ。」


    「・・あ、ごめん。本郷は先に行っちゃった。」


    「なんだよ、待っててくれてもいいのに。」


    「・・・・・。」


    「・・あいつから聞いたか?」


    「・・・・うん・・。」


    「で?どうすんの?」


    「どうするって・・?」


    「・・・本郷め・・。
    肝心な事は俺任せかよ・・。」


    「??どういうこと?」


    「お前も俺達と一緒に来いよ。」


    「え!?」


    「本郷が言ってたぞ。
    “カスミ以外にボーカルはあり得ない”って。」


    「・・・ホント・・?」



    「 “メジャーデビュー”・・・だったか?
    俺達がお前の夢叶えてやるよ。」

    きゅん

    3

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  3. 3歳の時、俺達は出会った。

    いつも一緒にいた。
    気付けばお互い恋に落ちていた。





    8歳の時、彼女は故郷を去った。

    皆に見送りされる車を遠くで見つめながら、
    無力な自分に涙が止まらなかった。






    毎月手紙のやり取りをした。

    新しい場所、新しい学校、新しい友達。
    楽しかった事、嫌だった事。

    文字を通して俺達は繋がっていた。









    20歳の時、異変を感じ取った。

    大学生活の事、就職活動の事。

    何ともないよう内容だったけど、
    彼女が書く文字が俺に訴えてきた。

    【助けて。】



    「何があった?」
    一言だけ書いて手紙を出した。






    次に送られてきた手紙を読んで、
    声を枯らして泣き叫んだ。

    彼女が故郷を去ったあの時と同じように。


    だけどもう俺は子供じゃない。
    無力じゃない。




    「お前には、俺がいる。」

    手紙を出すと共に、故郷を飛び出した。

    きゅん

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