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  2. 「……ごめんね」

    そう言いながら愛しき我が子の頭を撫でる。

    この子は私の子なんだ。
    私の血を受け継いでくれた子供。

    今まで,必要とされない人生だった。
    私は身体が弱かった。そして五女だったから期待なんてされなかった。

    そんな私の人生は18歳でガラリと変わる。
    なんとこの大国に嫁ぐことになるなんて。
    陛下にとっては私はただ跡継ぎを生み出す機械だった。

    でも,この子だけは私を初めて必要としてくれた。
    この子はまだ3歳。
    幼い,壊れてしまいそうな子供。

    髪の毛は銀髪,目は青色。
    髪も目も茶色な私とは大違い。

    それでいい,容姿だけはくれてやる。
    でも,それ以外のこの子の全ては私のものだから。

    ポタリ,と白いシーツに小さなシミを作る。

    「…私,死ぬかもしれない。」

    でも,この子が生きてくれるならそれでいい。

    辛くても,苦しくても,前を見て,生き抜くんだよ?

    絶対……だからね。

    きゅん

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