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  2. 私達は屋上で弁当を食べていた。
    『七瀬、お前、食べないのかよ?』
    実は今、そこそこ体調が悪かった。
    食欲が無かった。
    でも…
    『ダイエット。女子にそんな事聞かないでよね』
    この隣に居る昴(すばる)やクラスの友達の叶美(かなみ)に心配はさせたくない。
    だから、嘘をつく。
    叶美みたいに分かりやすく嘘をつくような事は無い。
    嘘は上手い自信が有った。
    しかし、この男は違かった…
    『お前、顔赤い。熱有るだろ?』
    そう言うと、額に手を当てられる。
    手がひんやりしている気がした。
    それ位に体温が上がっていたらしい。
    『保健室連れてってやる』
    『え、休み時間終わっちゃ『大丈夫だ。
    歩けないだろ?』
    『うん…』私は力無く頷く。
    『授業遅れても何も言われないように、怪我して絆創膏取りに行った事にするから気にするな。
    そーすりゃ、噂にもなんねぇしな』
    『そりゃ、どーも』
    本当、何処までも優しいんだよね、昴って。

    きゅん

    3

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  3. 『おい、看病しに来てやったぞ』
    遠い意識の中で彼氏の声がする。
    『うぅ…うつっちゃうから大丈っゲホッ!ゲホッ!…』
    『無理するな。黙って看病されてろ』
    そう言ってから彼は私に気を使って無言で看病をしてくれた。
    『本当…に…ありがと…』
    『喋るな。黙れ。元気に成ったらいくらでも聞いてやる』
    私が喋るのも辛いのを分かってるからだと思うと嬉しくて、私は笑顔で頷く。
    『っ…』
    すると、急に彼の顔が赤くなった。
    私は近くのメモにペンで『君も風邪?大丈夫?』と、書く。
    『違ぇよ…
    俺、我慢してるからそーゆーの辞めろって事』
    『?』私は分からなかった。
    『だから…その…
    襲わないように我慢してんだから…可愛い笑顔するな』
    『え』
    『お前!作っといたからお粥食って寝てろ!
    俺、帰るから!』
    『君が看病してくれたから直ぐ、元気に成る!』
    『バタンッ!』
    照れ隠しのようにドアを彼は勢い良く閉めたのだった。

    きゅん

    5

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