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  2. ぱしん!

    と、乾いた音がした。


    「は?」


    左の頬が、じわりと熱い。

    目の前の女に叩かれたんだと、ようやく気付く。


    「離して! 何でもあなたの思いどおりになるわけじゃないんだから!」


    「なっ……隣町の族に絡まれてヤバかったくせに、生意気なんだよ!」


    「総長さんが助けてくれたことは感謝しますけど、好き勝手にされる筋合いはないです!」


    こいつ、信じらんねえ。

    おれが総長だって知っててその態度かよ?

    ムカつく。

    けど、同時に。


    「おもしれえ」


    手強い相手ほど、おれは燃える。

    おれは女の小さな手を取ってくちづけた。


    「な、何なの!?」


    「盟約の証。

    てめぇが今から、おれらの姫だ。

    お預けにしやがったその唇、てめぇのほうから差し出すくらい、おれに惚れさせてやるぜ」


    それまでは手ぇ出さねぇし、誰にもゆずらねえ。

    ただ、そばに置いて守ってやる。

    きゅん

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