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  2. 「バレンタインなんて、しょーもないだろ。」


    少年が、王座の肘おきに肘を置き、ため息をつく。


    「坊ちゃんは、チョコをアイドル並みに貰っ

    ていて何が不満足というのですか?俗に言う

    非リア充でもないのに..」


    はあ..と大量のチョコを片付けるオジサン執事。


    「モテるぼくとモテないお前はやはり分かり

    合えないのだな。」


    執事の怒りの声に反応せず、少年は耳にイヤホン

    をつけた。



    ☆前、バレンタインに纏わる

    色んなお話を書きました。

    それを、確かバレンタイン当日と数日くらい

    だけ公開、そして一旦非公開していました。

    ..でも突然また公開にしてみたかったので

    公開してみました。

    すみません、季節外れのバレンタインの話ですが、どうかご一読お願いします(*´ω`*)..!

    きゅん

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  3. 「留愛先輩。花火大会、一緒に行きませんか?」
    登校中。後ろから現れた喜多が誘う。
    「断ります」
    「どうしてですか?」
    「人混みが嫌いだから」
    「迷子になるからですか?」
    「……何で…」
    何で知って…。
    「大丈夫です。
    留愛先輩は迷子になりません!!」
    私の右手を握った喜多の左手。
    「ずっとこうしてるので!
    一緒に僕と行きましょう? 留愛先輩!!」

    きゅん

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    有亜〔ありあ〕さんをフォロー

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  4. 「みんなとはぐれちゃったね」

    キミは不安そうにしている。

    でも、僕からしたら好都合だ。

    「とりあえず、なんか食べよう」

    キミが、楽しそうにしていると僕まで楽しくなってくる。

    もともと、花火大会に来ようとは思っていなかった。けど、キミが、行きたいって言うから…

    こんな笑顔を見ていたら、今にも抱きついてしまいそうだ。

    「うわ〜、花火だ。キレイだなー」

    キミは花火を見ているけど、僕は違う。

    今日、キミに伝えたい。この長年の思いを。ずっとしまってきたこの思いを。

    花火が僕たちを、てらしている。

    「キミのことがずっと、ずっと好きでした」

    きゅん

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    瀬奈谷 カレンさんをフォロー

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  5. 私、自分で言うのも何だけどかなりモテると思う。この4ヶ月で告白された数は13回。けど私には本命がいる。彼に運命を感じてから6年。私はアピールし続けた。彼にその気はなさそうだけど…
     けれど私は諦めない。彼が私の気持ちに気付き、そして自分自身の気持ちにも気付き、放課後の教室とかで告白してくれるその日まで。私は諦め…
    「おはよ。どーしたの?朝からニヤニヤしちゃって。いいことでもあった?」
    まさかそんな顔をしていたとは。恥ずか死ぬ
    「あさからいいことなんてないよ〜。」
    君が告白してくれれば朝からめちゃくちゃいいことあるんだけどな〜  
    「暇だからなんか面白い話ない〜?」
    「う〜ん‥・告白数がバグってる君に一つ、お話があります。」
    「バグってるはひどい…」
    「俺と付き合ってください」
    1年c組前の廊下が一気に静になる。
    「はいっ…喜んで」
    1年c組前の廊下が一気にうるさくなる。

    きゅん

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    木村 こーすけさんをフォロー

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  6. 「あれ?先輩?」

    「うわー、そこにいるのは利穏くんじゃん」

    「うわーって、失礼な人ですね……」

    私は何と!

    運の悪いことにあの!利穏くんに捕まったらしい。朝から!!

    いや、別に嫌いってわけじゃないけど…、この後輩:利穏くんはなんかと嫌味を言ってくるからな…。

    さっさと逃げよう!!

    「りおんくんとあえるなんてうんがいい。じゃーねー。」

    と言い残しダッシュ!


    「待って!」


    腕を引っ張られ、その拍子に近くにあった校舎の壁に強く押し付けられたから、

    「痛いっ!」

    「す、すみません。先輩、でも。」

    「でも?」

    「何で逃げちゃうんですか?」

    「だって利穏くん、いつも私に嫌味を言うんだもん。」

    「それは、」

    と言うと彼は私の頭の横に手を置いた。

    「先輩が____」

    「なんて?」

    「っ!な、なんでもないです!」



    その後

    「先輩が可愛いからって言えるか!」

    きゅん

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  7. 次の日の朝7時半。
    私はライオンに行き、素與さんからパンが入った茶色い紙袋を受け取った。
    「あの……」
    「はい!」
    「渡したい物が……あるんですけど……」
    私は持っていたカバンのポケットから手作りお守りを取る。
    「…どうぞ……」
    素與さんに差し出すと、手作りお守りを手に取り。
    「あんパンの形……。
    僕のために作ってくれたんですか?」
    「はい……。
    パン職人の夢を……応援したくて…」
    素與さんが私を抱きしめる。
    「ありがとうございます!!
    一生大事にします!!!」

    きゅん

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  8. 『七海(なな)‼︎......車!』

    あのときの瑞稀(みずき)先輩の声がまだ頭に残っている。
    車が私に向かって来ているのを見て守ってくれた瑞稀先輩。
    頭を打ってしまったらしい。
    まだ、病院のベットにいて、先輩は起きない。
    先輩が死んでしまったらどうしようっ。
    先輩の顔を見て考えていると、先輩がうっすらと目を開けた。

    「瑞稀先輩‼︎良かった...。」

    私が瑞稀先輩のベットに抱きつくと、先輩は私の体を振り払った。

    「誰?お前。...俺に触らないでくれる?........キモい。」

    えっ.........。瑞稀先輩っ?
    なんでっ?
    私は彼女だよね?私だけは先輩に触っていいんだよね?そうだよね?

    「瑞稀先輩っ‼︎...わた、私は......瑞稀先輩の...彼女ですよ?忘れちゃったんですか?」

    瑞稀先輩は泣いていた。私の言葉を聞いて。

    「七海か...?」

    そう言って私を抱きしめた。

    きゅん

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  9. 「あれ、美咲?」

    顔をあげると、目の前には陽斗先輩が立っていた。

    「せ、先輩…」

    先輩は、後輩の中で私のことだけ、名前で呼ぶ。『美咲』って。

    「どうしたんですか?ここ、1年の校舎ですけど」

    「ああ。委員会のことで、お前のクラスの担任に呼ばれたんだよ」

    今日も、先輩はかっこいい。

    窓から入ってくる光が当たって、金色に輝く髪。

    見ていると、吸い込まれそうになってくる瞳。

    整った顔に合わないほど鍛えられた、体。

    学年問わず、先輩に恋してる女子はたくさんいる。

    私だって、その中の1人だ。

    「朝からお前に会えて良かった。じゃあな。今日も頑張れよ」

    すれ違いざまに、クシャッと私の髪をなでる先輩。

    「─ッ////」

    今日も、先輩はズルい。

    きゅん

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  10. (ねぇ、蓮くん…何で目を覚ましてくれないの?)

    蓮くんと登校していると、車が私たちに突っ込んできて、蓮くんは私の体を庇って病院で数日寝たきり未だに目を覚まさなくて、
    毎日蓮くんの病室で泣いていた。

    「…ん」

    (!? 蓮くん、目が覚めたの!?)

    嬉しくて、ポロポロと涙がこぼれる。

    「君は、誰?」

    (私のこと、忘れたの?記憶をなくしたの?)

    「何か、喋ってくれない?」

    (蓮くんはもう、私の言いたいことを理解できないんだ。)

    急いでペンと紙を準備する。

    「蓮くんは事故にあって、記憶をなくした。
    私は蓮くんの幼なじみで、結城 紬。声が出ない。」

    「幼なじみ…だからかな、君の言いたいことが分かる。覚えてなくてごめんね。」

    そう言って蓮くんは私の頭をクシャッと撫でた。

    (記憶をなくしてても、私の言いたいことがわかるんだね。ありがとう、蓮くん。大好きだよ。)

    きゅん

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  11. 奏多はとってもモテる。
    「菊田先輩、
     ちょといいですか?」
    ほら、今日も朝から声をかけられてる。
    奏多が他の子に告白されるのなんて聞きたくない。
    奏多をおいて歩いて行こうとすると、奏多は私の手を掴んで引き留めた。
    「こいつも一緒じゃなきゃ聞かない。」
    なんで私のことを捕まえるの?
    もっと好きになっちゃうじゃん。
    「菊田先輩、好きです。
     付き」
    「あぁ、俺さ彼女はいらないから。」
    女の子の告白を遮り、奏多はいつものセリフを言う。
    どんなかわいい子からの告白でも、『彼女はいらない』って断ってしまう。
    奏多が彼女を作らない理由ってなんだろう?
    「歩華、行くぞ」
    私の手を掴んだままだった奏多にくいっと引き寄せられる。
    ぼーっとしてたから、奏多にぶつかってしまった。
    必死に普通な振りしようとするけど、ドキドキが止まらない。

    ねぇ、奏多がこんなことをするから、私、いつまでも、諦められないんだよ?

    きゅん

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  12. 廉 side



    今、目の前にいる木下夢瑠が愛おしい


    好きになったのはつい最近。夢瑠は学年でも人気な女の子でそれに性格も優しくてなんといっても可愛すぎる。

    びっくりすると分かっていながら今、告白した。


    「え、それって告白?」

    「うん。そうだよ。」


    本当に可愛い。
    栗色のロングヘアーでツインテールにくりくりの目、笑うと自然にできる涙袋、鼻筋が通った鼻、血色のいいぷるんとした唇。


    可愛い。本当に可愛い


    「可愛い。可愛すぎる。
    ねぇ、俺の彼女にならない?」


    今すぐにでも俺の腕の中で閉じ込めたい。


    「橋本君、どうしたの?」


    「可愛いよ。」

    「さっきからどうしたの?
    可愛い、可愛いって」


    そういうとポッと顔が赤くなった。

    顔が赤面しても可愛


    「またね夢瑠」


    ***

    続編も見てください

    きゅん

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  13. 登校中、友達の結衣と一緒に登校をしていた。


    学校が見えてきた頃、騒がしい声が聞こえてきた。


    なんだろうと不思議に思いながら校門前まで来ると女の子に囲まれた一人の男の子がいた。
    近づくととても容姿端麗な男の子だった。


    多分あれは私の同級生の橋本廉君だ。

    橋本君は学校で結構人気な男の子だ。


    「また、橋本君だね。」
    「そうだね。結衣女の子いすぎて通れなくない?」


    校門は女の子で溢れてとてもじゃないけれど通れる状況じゃない。



    結局、私達は女の子が帰るのを待つことにした。


    橋本君がこっちを向いて私と結衣のいるところに近づいてきた。


    どうしたんだろう


    そんなことを思っているといつの間にか橋本君が私の目の前に立っていた。


    「どうしたの?」

    皆の視線が私の方に向いた。

    「やっと見つけた俺のお姫様」


    *****

    続編もあるので見てください。

    きゅん

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  14. 「ねぇねぇそこのお姉さん♪」

    学校へ向かっていると、2人の男の人に声をかけられた。

    ピアスやネックレスをジャラジャラ付けてる。

    不良だ。

    「俺たちと一緒に遊ばない?」

    両腕を掴まれて、身動きが取れない…。

    「あの学校があるので……。」

    「いいじゃんそんなのサボって!」

    「いやっあのっ!」

    「ちっうるせぇな!静かにしろ!」

    そう言って、1人の男の人が手を振りあげた。

    殴られるっ!

    「……おい。」

    後ろから腕を引っ張られ、誰かに抱きとめられた。

    「俺の女に手ぇ出すなんていい度胸だな。」

    ルイ君…?ルイ君だっ!

    安心したのか、涙が出てきた。

    「ひっ!紅河の総長だせ!あいつ!」

    「まじ?!すみませんでしたァ!」

    そう言って逃げていった。

    「…ったく、もっと気をつけろよな。」

    「ごめん…ありがとルイ君。」

    「ん。無事でよかった。」

    大好きです、ルイ君。

    きゅん

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  15. 今日は酷くついていないみたいだ。
    わざとではない。眠気が取れず思わずふらついた体が見知らぬ人にぶつかってしまった。…見た目がイカつい男性たちに。

    「待てやクソ女ァ!」
    「ごめんなさいごめんなさいわざとじゃないんですー!!」

    正門が見えると、そこには制服チェックをしている先生の姿があった。先生は私と背後にいる男たちを認識すると顔をしかめてハァとため息をつく。

    「せ、先生!警察を…!」
    「いいから早く中入って」
    ぐいと背中を押されて門の内側へ押し込まれる。

    「先生あぶなッ…、い…よ……?」

    男たちは先生を視界に入れた瞬間ギョッと目を丸くしてすぐさま踵を返したーーというより、逃げた…?

    「…先生、知り合いですか?」
    「知らない。ほら早く教室入ってね」
    ひらひらと手を振り促す先生の笑顔はどこか張りついていて。
    「…帰ったら卒アル見せてもらってもいい?」
    「絶対ダメ」

    きゅん

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  16. 「遅刻する!夕陽送ってくんない?」

    「めんどくせぇ!」

    「夕陽も同じ学校だしイイじゃん!」

    「じゃあ早く乗れ!」

    「ありがと!」

    私、照橋優実と幼なじみである伊上夕陽は今日も寝坊しました。

    そこでいつも使うのがこれ!

    自転車で送って貰う作戦。

    夕陽が漕いで私がその後ろに座る。

    …ビュッ

    「飛ばすから掴んどけよ。」

    「うわ!」

    思わず夕陽の腰にギュッとしがみついた。

    「おい!掴むなよ!」

    慌てたような声がした。

    「掴んどけって言ったじゃん!」

    「腰はアウトだろ!」

    「何で!」

    「なぁ優実。お前って好きな奴いんの?」

    「急に何?まぁ…いるっちゃいるけど。」

    目の前に。

    「夕陽はどうなの?」

    「いる。」

    「だ、誰?」

    「…いつも自転車で俺の後ろに座る生意気な奴。」

    「なっそれって…!」

    「そのまんまの意味。」

    私の胸の音…伝わってないよね?

    きゅん

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  17. No.4
    【冬夜side】
    昨夜、いつもの溜まり場から帰る途中、妖精をみた。覚えのある声や姿。そちらを見ると、マジか…こんな形で再開できるなんて。
    どうやらナンパに絡まれているらしい…ちっ…。俺はそいつを助けた。
    結愛は俺に気づくことはなかった。結愛の制服からするに、この学校は青学か。……って、同じ学校じゃねえか。行ってなかったけど…

    そして今日___。
    俺は人混みの中から結愛をすぐさま見つけた。
    「と、冬夜さん!ど、どうしてうちの学校に…?」
    首をこてん、と傾げる結愛に愛おしさを覚える。
    「もともとこの学校なんだよ。行ってなかっただけで。」
    「そうなんですね…!」
    「でもこれからは通う。」
    「?どうしてですか?」
    「結愛がいるから。」
    結愛は意味がわかっていないみたいだ。
    「でも、これからも会えるの嬉しいですね…!」
    ……はあ。ほんと勘弁してくれ。
    でも、もう逃さない。

    続く__。

    きゅん

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  18. 【悪魔と天使♡4】
    花と付き合いだした翌日。
    「しーちゃーん!おはようっ!」
    「花、おはよ。」
    「えへへ…!」
    「?花どうかしたか?」
    「しーちゃんに会えたのが嬉しくて…!」
    「可愛いこと言わないで花。我慢出来なくなる。」
    「っ…!/////」
    顔を赤くしてる花。かわいい…

    「羽瀬〜!おはよー!」
    羽瀬というのは俺の苗字。今話しかけてきたのは中学から一緒の南。
    「今日もお熱いですねぇ!」
    そういって南は俺の肩をポンポンと叩いてくる。
    「うっせえよ。」
    「はいはい。照れない照れない!じゃあねー!」
    南がどっか行って、花の方を見ると花は少し不安そうな顔をしていた。
    「花?」
    「……しーちゃんあの人のこと好き、なの?」
    「は?」
    「仲良さそう…だったから。」
    「はあ…花?俺が好きなのは花だけだよ?花以外ありえないから。」
    「っ…!わ、私も…////」

    今日も俺の幼なじみは可愛すぎる。

    きゅん

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  19. 「ふぅ……」
    今日は、好きな人に告白をしようと決めた日。屋上に相手を呼ぶことに成功して、いま待っている。
    ガチャ
    「あ!七海くん——」
    好きな相手は双子で、有名暴走族、の総長、副総長らしい。
    「どうした」
    「あのっ、私、私、あなたのことがずっと好きでした!つ、付き合ってください!」
    「ぷっ、ははっ」
    笑い始めた七海くんは……七海くんでなく、弟の方の、七瀬くんだった。
    「へっ!?」
    「付き合ってやってもいいけど」
    ドンッとフェンスに追い込まれて壁ドンをされる。
    「奈々のこと好きだし……」
    「ふぇ!?」
    奈々ってっ……名前で呼んでくれたっ……!初めてだっ……!こんな時ながらも嬉しくなる。
    「兄貴は女癖ヒドいから。俺にしろよ」
    「ええっ……!?」
    「お前のこと好きって言ってんの、逃げたらどうなるかわかる?」
    「ううっ……」
    「ふっ、決まり、じゃあ今日からよろしくな、もう離さない」
    ギュウ
    end

    きゅん

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  20. 【悪魔と天使♡1】
    「しーちゃーん!」
    そういって嬉しそうに俺のことを呼ぶのは幼なじみの花。
    花は学年一、いや学校1かわいいとされている女子だ。
    それはもう天使みたいで、いやそれでも表しきれないくらいのかわいさだ。
    「おい、花。そんなに走ったら転ぶぞ。」
    「だいじょーぶだよー!…わっ!」
    花が途中で転び、倒れそうになる。
    「っと…大丈夫か!?」
    俺はとっさに花を受け止めた。
    「ほら…いったそばから…」
    「ごめん…でも…!いつもしーちゃんがたすけてくれるもんっ!えへへ…」
    ……はぁ…ほんとに煽るのもいいかげんにしてほしい…。
    俺がどんだけ我慢してると思ってんだ。
    「花、ほら行くぞ。」
    「うん…!ってしーちゃん…手…?」
    「嫌か?」
    「ううん…!すごく嬉しい…!」
    花はそういってまたにへら、と笑った。

    そんな顔誰にも見せんな。俺だけ…俺だけにしろ。
    お前は誰にも渡さない。

    きゅん

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  21. 「寝坊しちゃったーーーっ!!」

    渚は恋に恋するお年頃。

    みんなに可愛く見られたい。と思っているのに、食パンを咥えたまま走り出した。

    そこの角を曲がると、イケメンとぶつかって……

    運命の出会いがあるかも……

    ドンッ!!

    「あっ…ごめんなさい……」

    見上げるとイケメンが。

    ではなく、意地悪ばかり言う幼馴染みの涼だった。

    「涼か……残念……」

    「遅いから迎えに来てやったのに、残念ってなんだよ?」

    「イケメンとぶつかって運命的な出会いがあると思ったのになぁ」

    「また慌てん坊のチビッ子姫の夢物語か?」

    「いいじゃん…夢くらい見たって……」

    いつものように、子供扱いされて拗ねる渚の頭を、涼がポンポンと軽く叩いた。

    「俺じゃダメなのか?チビッ子姫が夢見てる、運命の王子様ってのは……」

    カァっと赤くなった渚は、俯いたまま答えた。

    「涼が王子様で大丈夫です……」

    と。

    きゅん

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