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  1. 32件ヒットしました

  2. チャンス。これはチャンスだ。

    俺の想い人、明川鱗は一部記憶を失っている。彼女には彼氏がいる。ラブラブだ。
    だけど今は彼氏がいたことすら覚えてないという。もちろん俺のことも覚えてない。だけどこれはチャンスだ。
    ズルいことかもしれないけど、そんなことを考える位、好きなんだ。
    「鱗、一緒に帰ろ」
    「え、と。もしかしていつも一緒に帰ってたの?」
    嘘をつくようで悪いけど、ここは頷いておいた。
    「だから一緒に帰ろ」
    鱗の記憶喪失をチャンスとばかりに皆話しかける。正直ライバルは多い。だけど。
    俺のトラウマを解消してくれたのは君だから。諦めたくない。
    幼なじみでイケメンのラブラブ彼氏なんて、勝てっこないかもしれない。
    だけど、諦めたくないんだ。ここで諦めたら、この恋はあっけなく終わるから。

    絶対に振り向かせてみせる。

    きゅん

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  3. 好きだから、守りたいんだ。悪いけど、諦められない。

    幼なじみに彼氏ができた。…と言っても、俺は幼なじみなんて思ってない。
    ずっと前から好きだった。
    真司と鱗はお似合いだと思う。だけど、それまでだ。絶対に諦めてなんかやらない。
    一生鱗しか見えないかもしれない。そしたら一生独身だ。どうだっていい。
    鱗以外の子を好きになる気はない。
    だって俺、山本裕典は鱗しか見えないんだ。
    「鱗」
    愛しい彼女が振り向く。今すぐに抱きしめたい。だけど我慢だ。
    だって彼女は俺のことを忘れている。
    こんな病気、悲しすぎる。だけど。
    「え、誰?」
    「鱗の幼なじみ」
    絶対に諦めない。今が0なら0からやり直せばいい。そうだ。俺は鱗をよく知ってる。
    また、やり直させてください。

    今度こそ俺のものにするから。

    きゅん

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  4. 好きすぎてやばい。

    香川真司、俺は昔から女子にモテてきた。だけどどうしても俺に気持ちが向いてくれなかった子がいる。
    その子が好きなのに。他の女の子に好かれたって意味ない。
    俺は、幼なじみの関係が壊れるのが怖くて言えない…というわけではなくて言っているのにわかってくれない。何度玉砕したことか。
    「鱗、あとで図書室来て」
    「え、うん」
    あーやばい。本当好き。
    この笑顔が、この瞳が。全部好き。
    ちゅっ
    「…え?」
    やば、我慢できなかった。鱗のほっぺにキスしちゃうなんて。
    彼女は忘れている。俺と付き合っていることを。
    だから俺は我慢しなければいけない。こんなに好きなのに。
    「ん、約束」
    「へ、へ?」
    2回も言ってる。耳まで赤くしちゃって、本当に可愛い。
    「じゃあ、図書室でね」
    教室の中ってこと忘れてた。
    隣の席だけど「う、う、うん…」と最後消えそうな声で言う俺の彼女。
    思い出して。ずっと待ってる

    きゅん

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  5. 体育の授業中に突き指して、挙句嫌いな明川に酷いことを言った。
    …だけど。
    「保健室の場所、わかんねー」
    我ながら、本当にダサいと思う。
    しゃがみ込むと後ろから「源くん!」と大きな声が廊下に響いた。
    「明川⁉︎」
    突き放したはずなのに、どうしてここにいるのかが分からなくて大声で叫んでしまった。…ここに誰もいなかったのが唯一の救いだ。

    「なんで「だって源くん、怪我してるじゃん。それに、今保健室の先生いないの。だから少しでも役に立てたらいいなって思って」
    そう言って笑う明川に、なぜか胸が締め付けられた。
    ドキドキと胸が高鳴る。
    …なんだこれ。
    そう思っても理由はわからない。
    「あ、源くんって呼んじゃってごめんね」
    その言葉に、今日『下の名前で呼ぶな』と言ったことを思い出して、申し訳なく思った

    なんで嫌ってたんだ俺…

    あとこの気持ちはなんだ?

    この気持ちの名前を知るのは、もう少し後のこと…

    きゅん

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  6. 「私斗識くんのこと好きだ」

    ドクンと、鼓動が跳ねた。
    何やってんだ僕、盗み聞きみたいなことして…。
    隠れて僕の親友の様子を見る。
    僕の親友が好き…か。
    自分で2人を恋人同士にしようと2人きりにしたくせに、勝手に傷ついて…笑えるよ。
    僕は気づくのが遅いな。
    僕も、美由紀さんが好きだったんだ…。でなきゃ、こんなに傷つくことはない。

    もしかしたら僕は、初恋の“あの人”と重ね合わせてもう一度恋をし直そうとしてたのかも…。
    「ごめん、トッシー…」
    トッシー…親友のことを考えると、ここは身を引くべきだ。
    それなのに、諦めきれない自分がいる。

    『僕なぜか、美由紀がユーキと話してるのを見ると、どうしようもなく嫌な気分になるんだ。病気なのかな?』
    そんなふうに僕に相談してきた彼の様子を思い出す。

    なんで今更気づいちゃったんだろう…。

    言葉にすることすらできない僕の恋は、始まる前に終わってしまった。

    きゅん

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  7. 「うぇーん、えぇーん」

    5歳の僕は独り、泣いていた。

    楽しみにしていたお祭り。

    とても楽しみにしていたお祭りで、迷子になってしまった。

    「ねぇ、どうしたの?大丈夫?」

    そんな僕に小さな女の子の声がかけられた。

    「僕、迷子になっちゃった…」

    「え、そーなの?君もなの?私も迷子だよ、仲間だねっ」

    僕と同じ迷子のその子はそう言って笑った。

    「怖くないの?」

    「怖い。君がいなかったら泣いてた」

    そう言って笑ったその子。その子は、僕よりずっと強いみたい。

    「だから、ありがとう」

    にっこりと笑って言ったその子の言葉で、僕の涙は引っ込んだ。

    「僕こそ…。ねぇ君、名前なんて言うの?」

    「相坂夢だよ」

    そう言った彼女は、今まで見たどんな娘よりも、とてもとても美しくて。

    つい、見入ってしまった。

    「決めた。僕のフィアンセになって」


    この恋が叶うまで、絶対に諦めないから。

    きゅん

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  8. 可愛い…そんな寝顔…見せられたら…
    ちゅっ
    「やばっ!」
    俺はほっぺにキスをしてしまったことに気づいて大声をあげる。
    「ん…?」
    俺の初恋の相手、鱗は今の大声で起きてしまったようだった。
    虚ろな瞳が、可愛くて…
    俺はいつものポーカーフェイスで「あ、起きた?」と聞いた。
    顔が熱いのは気づかれただろうか。
    「今、何した⁉︎」
    「え?」
    「わかった!ほっぺつねったりとかしたんでしょ!」
    するかよ…そんなこと…
    「絶対そうだ、それ以外ありえない」
    うんうんと頷く彼女。
    「いたずらしたくて」
    これ幸いと思ってそう誤魔化す。
    「酷い」
    笑みは浮かべずに彼女を見る。
    そして耳元で囁く。
    「好きだよ」
    「えっ…?」
    やばい理性が…
    今度はぐっと堪えたのは意味がなかったらしく。
    ちゅ
    今度は彼女からのキス。
    「私も…ずっと好きだったよ」
    にっこり笑った彼女。
    「好きだよ」
    その言葉と次のキスは同時だった。

    きゅん

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  9. 2月14日は何の日か?

    バレンタイン、男女共にそわそわする日だ。

    もちろん俺もその内の1人だ。

    「あ、優!今日って時間ある?」

    そう声をかけてきたのは幼なじみの桃原夏菜子。

    「おう、どした?」

    「今日放課後教室に残ってて」

    「ん、分かった」

    毎年夏菜子から貰えていたから今年も貰えるだろうとまいあがっていたが今年はいつもと少し違った。

    放課後になり、夏菜子と俺は今、教室に二人きりだ。

    「あの···優、これ」

    「おう、さんきゅ」

    「優!あのね···私、優の事が好き」

    え······

    夏菜子からの予想外の言葉に頭が真っ白になる。

    夏菜子が俺を···?

    そう思うと嬉しすぎて思わず夏菜子を抱きしめた。

    「夏菜子···俺も好き」

    そう伝えながら夏菜子の小さい唇に自分の唇を押し付けた。

    初めての彼女の唇は甘いチョコレートの味がした気がした。

    きゅん

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    藤乃宮華蓮さんをフォロー

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  10. 「先輩!!きてたんですね!」

    「あ、なずな、久しぶり。
    母校は懐かしいね〜。
    受験どう? がんばってる?」

    「はい!がんばってますよ。
    先輩、約束…覚えてますか?」

    「覚えてるよ。
    ちゃんと、俺の後輩になったら…ね??」

    - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
    〜1年前〜
    「先輩、卒業おめでとうございます。
    先輩、わたし受験勉強がんばります!
    だから、ちゃんと後輩になれたら…
    わたしと付き合ってください!
    先輩、好きです」

    「ん〜、いいよ。
    約束」
    - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

    「待ってるよ、なずな」

    俺は、もうずっと前から、なずなのことが好きなんだから。
    はやく、俺の後輩になってよ?

    きゅん

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  11. 雨が降る帰り道、君に出会ったのは...

    偶然?必然?

    「大丈夫ですか?」

    「ほっとけよ。」

    「怪我してる。」

    「触んな。」

    「傘と絆創膏おいときますね。」

    目の前の奴は俺と同じ高校の制服を着た知らない女

    誰もが素通りする中コイツは俺にてを差し伸べた

    「向川優梨...。」

    今どき傘に名前書くヤツいるのか

    次の日から、いつの間にか向川を目で追っていた

    「あっ、ケンカの人。」

    「人聞き悪いな。」

    「もう大丈夫なの?」

    可愛い。柄にもなくそう思った

    「何かお礼する。」

    「別にいいよ。」

    「いや。」

    「その代わりもう喧嘩をしない事。私、喧嘩する人嫌いなの。」

    その日から喧嘩をしなくなった俺は出会ったあの日からコイツに溺れていたのかもしれない。

    数年後。

    俺たちは付き合っている
    優梨、俺の彼女でいてくれてありがとな。

    出会いは最悪でも今は...

    きゅん

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  12. 「目覚め」


    コンビニで成人雑誌のコーナーを遠目に見る。

    …買ってみるか。

    俺は周りを見渡して知り合いが誰もいないことを確認した。


    雑誌コーナーを通るふりをして、一番取りやすそうな手前の雑誌を取る。
    そして、すぐにお菓子コーナーに移動してうまか棒とポテトチップスでそれを隠しながらレジに持って行った。


    レジは50代くらいのおばさん。若い女の人よりはいいか…

    「ポテトチップスコンソメ味一点。うまか棒コーンポタージュ味一点…」

    ちょ!何で商品名!?

    「アダルト大王7月号…あら!ごめんね~!これは18歳未満の子には売れないのよー!もう少し大人になってからね!」

    デカい声で!やめてくれ!

    「…ッ」

    俺は顔を熱くして、走ってコンビニから出て行った。


    もうあのコンビニ行けねぇ!っつーかもう絶対あのコンビニいかねぇ!


    何で商品名声に出してんだよ!しかもデカい声で…クソ!

    きゅん

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  13. ────ガラッ

    「せーんーぱーい!!」
    ―来たよ。うるさいやつが。
    「冬馬先輩!冬馬先輩!」
    「はいはい。うるさいよ、神崎。で、なに?」
    「トリックアトリート!!です!」
    「…は?」
    「だから!トリックアトリートですよ!ハロウィンですよ!」
    「あー、今日か」
    「そーですよ!はいっ!」
    「ん?何?」
    「お菓子!」
    「持ってるわけねーだろ」
    「え!飴も持ってないんですか?」
    「うん。…あ、あるかも」
    ──ゴソゴソ
    「あった。はい」
    「おぉ!いただきまーす!」
    ( ̄▽ ̄)ニヤリッ
    「辛い!!辛いですよ!?」
    「眠気覚まし用だからな」
    「ひどいですよ!!」
    「それしかないし。俺もトリックアトリート」
    「あ、はい。─アレ?教室置いてきちゃった!! 」
    「お前なぁ。ま、いっか。こっちで貰うから」
    「え─チュッ
    「え?え!?……/////」
    「俺のお菓子はオプション付きだから」
    ──なんてな。

    きゅん

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  14. 「‥‥お姫サマの場所、教えてもらおうか?」


    屋上のコンクリートの上に倒れ込む男を見下ろす。人数は多いけど、幹部以上の奴らを倒せば後はどうでもいい。



    「っ、お前‥‥アイツ、目当てか‥」
    「俺は最初に言ったはずだ。"証が欲しい”と」
    「それ、はオレらのトップの座の、ことじゃ‥‥」



    「そんなの要らねぇよ」


    お前らの薄汚いトップの証なんて要らない。俺が欲しいのは--‥‥




    "‥‥優しい人、ですね”

    ---俺だけの証だ。





    「お前の傍にいることが彼女の幸せなら、諦める」


    だけど、と俺は倒れている男の胸ぐらを掴んだ。




    「--‥‥アイツが笑顔を消した理由がお前にあるのなら、俺はお前を許さない」


    それだけを伝え、俺は屋上をあとにした。向かうのは彼女がいるだろう教室。






    「--‥‥待ってろよ。お姫サマ」


    今度は絶対に、俺が幸せにしてやる。

    きゅん

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  15. 俺には天然でかわいい幼なじみがいる。そして俺はあいつが好きだ。そんな幼なじみと今日も帰る。

    近い距離、少し肩が当たっただけで赤くなる俺はシャイだ。
    そんな俺を見て

    「優くん、顔赤いよ?熱あるの?」

    なんて顔を覗き込んでくる。
    心配してくれるのは嬉しい。だが見当違いだ。
    俺は赤くなった顔を見られたくなくて

    「ちょっとこっち見んな。」

    と、あいつから顔をそむけた。
    しかし、鈍いあいつが俺が照れてることを理解できるわけもなく、しつこく俺の顔を見ようと覗き込んでくる。
    それでも俺が顔をそむけるからあいつは

    「顔を見なきゃいいの?」

    と聞いてくるから、やっと分かってくれたかと頷くと
    「えいっ!」と抱きついてきた。

    「ちょ、何してんの⁉︎」慌てると

    「だって、こうしたら顔見えないし私はくっつけるでしょ?」

    なんて笑顔で言ってくる。
    冗談じゃない。いや嬉しいけど。
    そんな俺の毎日。

    きゅん

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  16. 「なんか悩んでんのか?」

    「まあ、そうですね」


    サッカー部のマネージャーの彼女。

    部活中の浮かない表情が気になり、終わったあとで問いただすが歯切れ悪い返答。

    ここで先輩として頼りがいがあるところを見せなければ!


    「なんでも俺に相談してくれよ!」


    にっこり笑顔で言った言葉に彼女は眉根を寄せた。

    …もしかしたら俺は失敗したのかもしれない。

    戸惑う俺に彼女がため息混じりに言う。


    「悩みの元凶は先輩ですよ」

    「え?」


    不意に背伸びした彼女の唇が────


    「え、え?」

    「好きな人が鈍感すぎて悩んでたんですよ、先輩」



    何が起きたか飲み込めない俺に後輩の彼女はにっこり微笑んだ。

    きゅん

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  17. 俺は今、幼馴染みのほたると

    腕相撲の勝負中

    ほたるは俺を男として見てないし

    本当に自分が勝ち続けていると

    思っているだろう

    でも、そーいうとこが俺にとっては

    かわいくて

    勝ったときのあの笑顔が

    ほっとにかわいくて

    本気に見える負け方をしている

    ねばってれば、ずっと手をつなげる

    そんな役得もあるんだ

    今日はなんとなく

    ほたるに触れていたくて

    ねばりすぎたかな?

    一瞬、悲しそうな表情をしたんだ

    ばれた…

    と思いながら

    いちごミルクを買いにいく

    これで身長が伸びると信じてる

    そんなかわいいほたるを

    どーやって落とそうか?




    俺たちの関係が

    少しずつかわっていくことを

    まだ俺らは知らない。

    きゅん

    15

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  18. 俺の名前は、泉 歩

    2時間前、俺は幼なじみの海に告白した

    「ごめん。歩のこと、好きすぎて辛いから」

    返事はそれだけ。 はあ?って感じだけど、海は泣いていたから

    俺は何も言えなかった

    「何でだよ…」

    帰り道、俺はぼそっとそう言った

    え?

    俺の行こうとしてる先には、海がいた

    やべ! 今あったら、流石に気まず…

    「うんうん。そうなの…好きなんだよ…?でも…」

    海は友達と電話をしてるそう

    でも何だよ…っ

    こんなに好きなのに…!

    俺は我慢できなくなって、思わずとびだし、海の腕をつかんだ

    「え?」

    ガシャンと携帯を落とす海

    もしもーし、と友達の声が聞こえた

    「好きだよ。ずっと」

    俺はそう言って、海を抱きしめた

    「歩…私、も」


    俺たちは、そのまま、人の目も気にせず、抱きしめあった



    ※この物語は「NO.2」に続きます!

    きゅん

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  19. 学校に着いて、まず最初に向かうのが屋上だ。


    ‥‥授業はサボりで、単位はギリギリ。

    そんな日常だけど、学校に来る理由は決まっている。



    「‥‥いた」


    開かれた屋上の扉から、顔を出したのは"彼女”だ。

    --嬉しくて緩みそうになる頬を、何とか抑えた。



    「‥‥‥‥‥‥‥‥ねぇ、」


    暫くの沈黙を破り、彼女は口を開く。こちらを睨んでいるのか、その顔は険しい。


    彼女からしてみればオレは天敵‥‥というかライバルみたいな存在らしい。

    そんなやつのことなんて放っておけばいいものを、度々彼女は屋上にやってきては‥‥



    「‥‥授業、出ないの?」


    なんて聞いてくる。


    「‥‥次のは、でる」
    「そう」


    多分無自覚なんだろう、その顔は少し嬉しそうだ。

    パタン、と閉められた扉に向ってポツリと呟く。




    「‥‥お前のせいだからな、」

    頼むから、これ以上好きにさせるなよ。

    きゅん

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  20. 「チッ‥‥」

    白い天井に、薬品のニオイ‥‥昔からこの空間が大嫌いだった。
    ここに来たのだって半強制的だ。


    「舌打ちしない。とりあえずベッドに寝て」
    「あ?‥‥誘ってんのか?」
    「違うからっ」

    彼女に体を押され、渋々寝ることにした。


    「朝から具合い悪かったんじゃないの?」
    「‥‥しらねー」


    あー‥‥なんかぐらぐらするかも。久しぶりにやべぇな。

    ‥‥眉間にシワを寄せるコイツの顔もだけど。


    「もう少し可愛い顔して看病しろよ」
    「っ、はぁ?宮本にはこれで充分だから」


    ふん、と横を向く姿は本当に可愛げがない。
    ‥‥可愛げがないけど、そんな姿まで可愛いと思うのはもう色々とダメかもしれない。



    「なぁ、」
    「なに」
    「手ぇ、握って」


    ダメもとの一言。


    「‥‥少しだけね」

    -‥‥重ねられた小さな手が愛しい。



    「っ‥‥好きだ」

    (お前を諦めるなんて無理なんだ)

    きゅん

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  21. 熱で倒れた俺は今、保健室にいる
    暇だなー。 ガチャッ
    『ん?綾乃、どうした?』
    彼女の綾乃が俺が寝てるベッドの横に来た
    「あっあのね、翔が熱で倒れたって
    聞いて走ってきたの…大丈夫?」
    なに、こいつ…可愛すぎだろ
    「あっ、翔!顔赤いよ?!大丈夫?
    熱、上がっちゃったの?…えいっ!」
    すると綾乃が俺のおでこにおでこを
    くっつけてきた。かっ顔近い…
    『だっ大丈夫だから!大丈夫!』
    「ほんと?さっきより顔赤いよ?」
    『本当に大丈夫だから!』
    「よしよし、無理しちゃダメだからね?」いつも、甘えん坊のくせにこういう時に
    大人ぶって、嬉しいけど、なんか…
    余裕を見せられた気がする。綾乃、
    治ったら覚えてろよ?

    きゅん

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