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  2. マラソン練習。
    既に折り返してきた男子グループとスレ違った。

    「!」

    すごい。

    互角どころか、サッカー部の一ノ瀬くん達を抜いて、海也くんがトップを走っていた。
    彼の走った後から、微かな汗と海の匂いと
    石鹸のような柔軟剤の匂いがした。

    ……いい匂い。


    「あ、緒先だ」
    「走ってる姿もカワイイ♪」


    後に続く男子にからかわれて、一瞬、足が止まりそうになったけど……。

    さっきスレ違った、海也くんの真剣な顔を思い出したら、それも恥ずかしいことのように思えた。


    あの人、冬なのに、額に汗が光ってた。


    良くわからないけど、海也くんみたいになりたいと思った。

    気がついたら先頭グループのあとについて走っていた。

    冬なのに、とても暑くて、潮風が気持ち良くて、走りながら左手に広がる大村湾を見ていた。

    キラキラして、夏の海みたいだと思った。


    【指先からwas唇からlove】完結

    きゅん

    9

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