ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 14歳の夏ーーーー

    「あった。
    星の貝殻ーーーー」

    6歳の時。
    海で女の子に出会った。
    長い髪が印象的で、名前はあげはちゃん。


    ずっと、海岸沿いを歩きながら、何年も探し歩いた。



    「絵、これーーーー僕だよね。
    あげはちゃんーー」

    小さな時に書いた絵は、未だに消えないのが謎だけど。

    だって、砂で書いた絵。
    雨で固まったのか、その絵だけは消えなかった。


    だけどーーーー確かに僕達はここに居た。


    「ーーーー君を探しに行きます。
    僕のたった一つの宝物。」

    僕は海を見つめ、空に祈った。




    「会いに行っても、いいですか?」


    誰かが、答えるわけじゃない。
    だからって会いに行かないわけはない。


    待ってて、大切な人。

    海岸をかけた。。

    きゅん

    3

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  3. 飯島たちから守るために、走るのを止めて引き返してきてくれた海也。


    傷だらけの顔と、その潤んだ瞳を見つめた。


    「ありがと…」

    いつも、困った時に助けてくれて……。



    「好きだよ……」


    初めての言葉、こんなときに出るとは思わなかった。


    「…約束と違うけど」


    傷だらけの顔を掴んで、触れてみたいと思っていた唇に、指を乗せた。


    「緒先……」


    これ、合図だよ。

    それに気付いた海也が、私の指を掴んで、けしてキレイではないそこに唇を這わせる。

    視線が重なった瞬間、自然と瞼を閉じると、温かな唇が、ちゃんと私の唇に重ねられてきた。


    血の味は直ぐに消えて、

    人間らしい匂いに包まれた口元は、
    角度を変えながら、何度も触れ合った。


    私達のファーストキスは、
    やっぱり、海の匂いがした。


    【指先からwas唇からlove】ファーストキスより。

    きゅん

    11

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  4. 「私らの前で始めないでよ!」

    深雪先輩たちは止めてはいるけど、高みの見物と言った感じで笑っていた。

    「飯島ここではマズイって!」

    飯島の友達も高揚してきた様子で近寄ってくる。


    「え?ここ俺ら以外誰かいんの?」
    「いねーけどさっ!」

    飯島は、動けない私の体をギューっと抱き締めてきた。


    「めっさいい匂い」

    言葉も息も行動もコワイ。
    なのに、大きな声が出てこない。


    「……や、やめ…」

    同じ事されてるのに、どうして相手によってこうも感じ方が違うんだろ?

    海也から抱き締められた時はドキドキして苦しいのに、幸せだった。

    「う、ヤバ…」

    飯島の髭の生えた口元が頬にチクチクと擦り付けられ、それが耳元にくるとゾわッとするのに力は抜けていく。
    唇が顔を這い出して、この時初めて大きな声がでた。

    海也の事が頭に浮かんだ。



    【指先からwas唇からlove】より

    きゅん

    8

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  5. 晃志のきれいな顔が すぐ目の前にあった。



    今度こそほんとの"晃志"。

    __弟の晃大じゃない……



    温かい手と唇の感触……。


    揺れる心臓のせいなのか、震える自分の手のせいなのか



    自分の唇も、震えてるような気がした。



    「………」


    違う、


    震えてるのは晃志のほう…………




    二人のファーストキス。




    【複数愛1/4迄公開】―迷い―より

    きゅん

    8

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