ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 朝、他の生徒が登校するまでまだ時間がある。私はこの時間に静かな空間で本を読むのが大好きだ。いつもと違う事がただ一つ。1つ上の幼馴染の江くんがいること。今日は偶然家の前で会ったから、一緒に学校に来た。江くんは私の前の席の椅子を引いて、私の本を眺めている。
    「その本面白い?」
    「面白いよ」
    そんな他愛も無い話をしていたらもう他の生徒が登校してくる時間だ。
    「江先輩」
    滅多に呼ばない呼び方で呼ぶとなんだか少しだけ不機嫌そうな顔になった。
    「もう教室に戻ったらどうですか?他の生徒が来ちゃいますよ?」
    「良いじゃん、別に」
    良くないです。
    「先輩そんなほっぺた膨らましてもだめです。ギャップ狙っても無駄です。諦めて戻ってください」
    「わかったよ。」
    そういうと江くんはいつもの凛とした顔になったと思うと、私の髪をわしゃわしゃって撫でて帰っていった。
    「男どもに狙われんなよ」
    なんて言葉を残して。

    きゅん

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  3. side京 
    朝か〜おはよう。って、急に言われたら困るか。
    俺の名前は雨宮京(あまみやきょう)よく周りから「冷静沈着」といわれる。
    あー、まじでここにきてよかったわ、毎日思う。なぜかというと、同じルームシェア「愛恋」にいる、斉藤美莉(さいとうみり)という天真爛漫な女の子が好きだ。美莉には、日々アピールしている。なぜ、美莉が好きかというと、ここに来たときに、少し気になっていた。そして…あることが起こり、美莉が好きになった。そのこととは、俺がイケメンで冷静沈着で、女に持てているのをよく思ってない男がいるらしく、その男たちが、突如昼休みに「なぁ、雨宮のこと、どう思う?好きなやつ手ー上げて、おーじゃあ、嫌いなやつ、手ー上げて、ハッハッハ!お前は嫌われている!」と、同じクラスの、後藤(ごとう)がいった。どうでもいい。すると…「何いってんのー!!そんなの意味分かんない」ヤバい。好きだ。こいつがほしい。

    きゅん

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  4. side美莉(みり)
    あー朝だ。太陽おはよう、あっ、こんにちは!って、いま朝だからおはようございます!私の名前は、美莉!美莉って呼んでね〜てか、今日は京(きょう)が、朝ごはん担当だ!やった!!京のご飯。あっ、私が今嬉しいのは、京が好きだから。キャー恥ずかしい…あっ、早くいこっ!と。そして、自室を出ると…
    京「おはよう、早いね」
    わっ、京だ!!ただいま、テンション爆上がり中。
    美「おはよう!」
    京「あっ、そういえば、ーーー」
    そして、少し他愛のない話をした。

    きゅん

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  5. 私は美術室に所属している。
    文化祭で作品を展示する為、頑張って作品を作った。
    幼なじみのヒロキも当日観に来てくれた。
    「お前の作品は好きだな」
    私のことも好きになってくれたらいいのに。
    そんな事を考える自分が恥ずかしくなって、ヒロキを残してその場を去った。
    ところが、ヒロキは追いかけてきた。
    「ごめん、あれは嘘。お前の作品も好きだし、お前のことも好きだよ」
    ヒロキの顔が真っ赤に染まっていた。
    好きって、そういう好き?
    こんな偶然があるなんて……。
    「私もヒロキのそういう優しいところが好きだよ。同じ意味で」
    「小悪魔」
    言って、軽いキスをしてその場を去ったヒロキ。
    勝ち逃げはズルい。
    ヒロキを追いかけてそっと手を繋いだ。

    きゅん

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  6. 「俺と付き合って」

    「…は?」

    「だから俺と付き合ってよ」

    「…何言ってんの?」


    いきなり何を言ってきたかと思えば、付き合えって言ってきたあいつ。

    なんなの?


    「メリットがない、付き合うメリットが。」

    「メリットならある」


    そういうとあいつがグイッと私を引き寄せて…

    チュッ…

    私の口にキスを落とした。


    「…なに…すんの………」

    「やっば、赤くなった顔も可愛い。」

    「教室でするなんて…最低」

    「教室じゃなかったらいいの?」

    「そーいうことじゃない」

    「んじゃ、今から俺の彼女で」

    「はぁ!?」


    そう言ってそそくさと教室を出て行ったあいつ

    なに勝手に決めてんの…?

    追いかけようと思ったら友達に止められた

    「顔、赤いよ…?」

    「っ!!!!////」

    あいつのせいだ…

    あいつのせいで…

    その日から私の頭の中はあいつでいっぱいになった…。

    きゅん

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  7. 薄暗い教室で泣き声が静かに響く。

    声を殺し、必死に涙を袖で拭う

    憧れの先輩に思い切って
    告白したけど、その恋は叶う事は無かった

    先輩には他に好きな子がいるって...
    それが私だったら良かったのに。

    すると、ガラガラと教室の扉が開く音が
    聞こえる

    「ゆな、迎えに来たよ....」
    「...ほっといてよ」
    「ほっとけないよ、ゆなが泣いてるのに。
    泣いてる理由はあの先輩?」

    そう聞かれて、私はコクリと頷く

    「...俺ならゆなを泣かせたりしないのに」
    「え?」
    「大丈夫、俺はずっと傍にいるから」

    颯太はそう言うとギュッと包むように抱きしめ
    頭を軽く撫でる。
    「泣きたい時、泣いてもいいんだよ。
    声を出して泣いてもいいんだよ。ゆな、だから
    笑って?」

    颯太のその言葉で
    私は大粒の涙を流したのだったー....。

    颯太は私が泣いてる時、聞こえない声で
    呟いた


    「ゆな...好きだよ」

    きゅん

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  8. 「転入生を紹介するから入って来なさい」
    先生の言葉でガラガラとドアを開く音が響く

    「桐谷恭弥です、よろしく」
    教室が騒めく程の顔が整った転入生。
    軽く会釈をすると先生からの指示で
    私の隣の席に彼が座る。
    よろしくね。と小声で挨拶すると
    恭弥は驚いたような顔で私を見る

    「お前、雛だよな?」

    「う...うん」

    「マジか、ようやく会えたな、雛!」
    恭弥は眩しい程の笑顔を浮かべる
    「俺の事、覚えてない?昔よく遊んだ恭弥だよ」

    一瞬で思い出した、恭弥は私の
    幼馴染みでよく泣いていて可愛い顔立ちの男の子だった。

    昔はかなり可愛くて女の子と間違えられてたのに今じゃ全く面影がない

    「ごめんね、最初誰だか分からなかった
    恭弥くん雰囲気変わったよね」


    そう応えると恭弥はフッと微笑み
    頭を撫でた
    「これから楽しみだね雛。
    雛とまた一緒にいられるなら俺はなんだってするよ?悪い虫から守るよ」

    きゅん

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  9. 私はずっと大好きだった先生がいた。
    当時は先生と生徒の関係で

    先生を好きになってしまった私は
    思い切って告白した。

    先生は、驚いた表情で一瞬
    目を丸くし、少し悲しそうな声で応える

    「僕は先生で君は生徒だ」

    その言葉の重みは当時の私でも理解できた。

    精一杯の言葉を絞る

    「...先生、私...ずっと待ってますから。
    諦めたくないんです...」


    ーーーー


    あの日から3年の月日が経ち、
    先生はあの日を最後に他の学校へと
    就任してしまった。

    私は学校を卒業し、母校の教室の窓を
    眺めている

    するとガラガラと教室のドアを開く音が響く

    「結奈、帰るよ」
    「はーい、先生!」
    「もう僕は“先生“じゃないよ」

    夕日が差し込む教室で私達は手を繋ぎ
    お互いの左手の薬指には指輪が輝く

    先生と再会した時は嬉しかった
    そしてまた想いを伝えると今度は笑って
    私を抱き締めてくれたのだった

    きゅん

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  10. 「行ってきまーす」

    私は学校に行く為、家の玄関を開けた。

    「あっ!先輩!おはようございますっ」
    眩しいキラキラの笑顔であいさつをする男子生徒がいた

    「!!???」


    私が困惑した表情を浮かべると
    それを察したのか丁寧に説明し始める

    「お久しぶりです先輩!会いたかったです!
    僕の事、勿論覚えてますよね?」

    ニコニコと笑顔を浮かべている

    「あ..えと...悠...くん?だよね...?」

    中学時代、1つ下の後輩。

    「そうです!先輩がこの高校に通ってると
    情報を聞いたので僕もこの学校に入学したんですよ!
    これでまた先輩と一緒にいられるんですよねっ!もう、僕から“逃げない“で下さいね?」


    そう言うと不意に腕をグイッと掴まれ
    彼の腕の中にスッポリと収まってしまう形になってしまった。

    私は慌てて抜け出そうとするけどそれすら
    叶わなかった

    「再会出来たんだよ、嬉しいでしょ?先輩」

    きゅん

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  11. 私が憧れていた先輩は
    想いを伝える前に卒業してしまった。

    先輩のいない学校に行く日々が
    寂しく感じる。

    ちゃんと告白しとけば良かったかも....


    先輩とはよく2人で遊んだり時には喧嘩もする仲だ

    ただ、お互いの気持ちは何も言わない。
    周りから、付き合ってるの?と聞かれるけど
    否定も肯定もしなかった。

    恋人未満、友達以上。の関係。

    最初はそれでも良かったけど
    先輩と過ごす内に好きになった.....。

    だけど、この気持ちを伝えられず今に至る。
    我ながら情けない...

    先輩が卒業して以来、連絡は取り合ってるけど
    お互い時間が合わなくて会えてない。


    「ーーー先輩に会いたいな....」

    上を向き空に願いを込めるように呟く。


    「...へぇ?俺に会いたかったの?」

    突然、後ろから声が聞こえたかと思うと
    少し照れ臭そうな表情を浮かべる先輩がそこに立っていた....。

    きゅん

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  12. 私には6つ離れた幼馴染みがいた
    物心付いた時からずっと一緒だった

    だけど、私が小学生の時
    幼馴染みの彼は私に別れを告げ転校してしまった

    あれから6年。
    私は高校3年になり、日々を過ごしている
    何気ない日常、友達もたくさん出来た。
    彼氏もいた。だけどどんなに付き合っても
    幼馴染みの彼が忘れられずにいて
    長続きはしなかった。


    私はきっと叶わない恋をしたからだ。

    もう会えない人を考えるのはやめた方がいいのに....

    その事を考える度に
    胸がチクリと痛む。

    私はずっと好きだったから。
    今でも...。

    そんな事を考えながら足早に駅のホームへ
    向かおうした瞬間
    突然後ろから声が聞こえた

    振り向くと同時に抱きしめられたのだーー


    そしてその声の持ち主はそっと
    呟いた

    「会いたかった...柚月」

    私はその声を聞いた瞬間、涙が溢れ出る

    ーーーずっと想いを寄せていた彼だった

    きゅん

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  13. 午後の授業中に体調が優れなくなったから
    保健室で寝てたらいつの間にか
    放課後になっていた。

    窓を見ると部活をしている生徒が見える

    ...先生もいつの間にかいないし

    保健室は静かなものだった。

    するとガラガラとドアを開ける音が部屋中に
    響く

    「ひびきー、いる〜?」


    声の持ち主は私の5つ上の幼馴染みの翡翠だった

    「翡翠..?なんでいるの?」

    「え?いちゃ悪い?」
    翡翠はキョトンとした表情を浮かべる

    それもその筈翡翠は数年前に姿を消していたからだ。
    それが今日、今。姿を現している

    「...理解出来てない顔だね」
    翡翠はそう言うとクスリと笑う

    「俺はね、ずっと会いたかった。だけどさ
    周りがそれを邪魔するの。なんでかな。俺はひびきの事大好きなのにね〜?」

    そう言いながらベッドにいる私の所まで
    歩み寄る

    私はゾッとする

    彼の表情に

    「本当...会いたかったよひびき」

    きゅん

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  14. 「雫(シズク)!」

    呆れぎみに振り向くと、やっぱり蒼太(ソウタ)は変顔をしていた。

    …なんなのこの子は

    「早く行かないと学校遅刻するよ」

    家が隣の蒼太とはいつも一緒に学校へ行ってるけど、風邪をひいてしまい、私は学校に行けなくなってしまった。

    「雫!」

    今度はなに…

    振り向くと今度は、ズボンを頭からかぶって、もはや変人になっていた。

    前から思っていたけど、どうして私が風邪をひくとこうして変なことをするんだろう。

    …まぁ、いつも変なんだけど

    「ほんとに遅刻するよ」

    「…はぁーい、じゃぁいってきまーす!」


    「……ふふっ」

    ほんとに素直で可愛い

    「ちょっと忘れもの_って、雫が笑ってる!かわいぃ!」

    …?!

    「俺、雫の笑った顔が大好きなんだ!」

    …昔からずっと、風邪でしんどい私を笑顔にしようとしてたのか

    「…ありがとう」

    バカで変人で優しい君が、私も大好きだ

    きゅん

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    一 織さんをフォロー

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  15. 「おはよっ」私は友達に挨拶を交わしながら自分の席へ向かう、隣の席は今日も空席だ。

    「はぁ…」私は今日も朝からため息を1つついて教室を出る、向かうのは今日も屋上だ。

    〝ガチャン〟屋上の扉を開けると呑気に寝ている男子生徒が1名。

    「カズヤ起きろっ!!」軽く頭を叩きカズヤを起こすのが私の日課になっている。カズヤはムクっと起き頭をかきながら「はよっ」と眠そうな声で返事をしてくる。

    「大体さ、なんでいつも屋上で寝てんの?
    だったら家でもっと寝てから学校来なよ」
    と私がカズヤに言うと、カズヤはあくびをしながら、「だって寝過ごしたら遅刻じゃん」
    と返してテクテクとドアまで歩いてく。

    真面目なんだか不真面目なんだか…

    私も立ち上がりカズヤの後をついて行こうと歩き始めるとカズヤが後ろを振り向き

    「あと、お前が起こしに来てくれるから」
    イタズラな笑顔でニコッと笑う。

    胸がキュッと苦しくなった。

    きゅん

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  16. 「こんなジメジメしたところで何してんだ?」

    頭を上げるとサトウ君がいる。

    「休憩。ちょっと疲れちゃって」

    視界が揺れるのを堪えると心配そうな顔が見えた。

    「しんどいなら無理して来なくてもいいだろ」

    サトウ君は横に座る。

    「今日はマシだったんだ。休みすぎると卒業出来ないから」

    再び俯くと酸素が回る気がした。

    「だから『助けてください』だったのか」

    廊下の七夕飾りうっかり名前を書いていたのか。

    迂闊なことをした。

    「そうだよ」

    諦めて認める。


    幾ばくかの沈黙。

    誰かに頼ることが迷惑だと思い誰にも言えなかった私の願い。

    七夕なら書いても許されると思った。


    「俺はお前を助けられるか」


    望んでいた言葉を何度も反芻する。

    嘘ではないと確かめようとゆっくりと顔をあげる。

    揺らがなくなった視界でそれが本当だと理解する。

    「私を助けてください」

    きゅん

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  17. 「おはよう」
    窓の外を見ている少女に声をかける
    「・・・おはようございます」
    少女は振り返らず挨拶を返す
    「なんで最近僕の事避けるん・・?」
    少し怒りがこもっている声で問う
    「避けてなんか、ないですよ・・」
    「僕なんかしてもうたかいな・・・?」
    少女の返答に次は悲しみのこもった声で問う
    「・・・あなたは、悪くないですし関係のない事です」
    少女の返答を聞いた澪人は無言で少女に近づき
    少女の手を取り目線が合うよう身体ごと自身の方に引き寄せる
    「関係のうなんかあらへん」
    しっかりと少女の眼を見て声にする
    「関係あらへんんて寂しい事言わんといて、ちゃんと君の気持教えて?
    僕は君の声で言葉で聞いてちゃんと君の気持を知りたいで」
    澪人は少女を優しいながらも強く抱き寄せ
    頭を肩に乗せ弱々しいくも気持ちのこもった声で少女に言葉をかける
    少女は小さく声を漏らし澪人の身体に弱々しくもしっかりと腕を回した。

    きゅん

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  18. 「どうしたの?」

    ドン

    わっ

    「さっき男と話してたけど、あれ誰?」

    「なんでそんなに怒ってるの?」

    「事務所の秘書だよ?」


    「あっそ」

    「あのぉー手どけて?」

    「ヤダ」

    「えっ!!やだって言われてもぉー」

    「いい加減、自分が可愛いって自覚してよ?」

    「可愛い奥さん浮気はダメだよ?」

    「だからぁー誤解だって耕輔。」

    「じゃぁ、お仕置で由佳からキスして?」

    「やだぁー」

    「してくれるまではなさないよ?」

    「うっ」

    「ほら、早くしないと撮影始まっちゃうよ?」

    「分かったよ」

    チュッ

    「ん」

    「家で散々いじめたあげる♥゛」

    「可愛い奥さん♥」

    きゅん

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  19. 同棲を始めて約5ヶ月がたった夏の朝

    朔夜の大きなTシャツの上からエプロンをはおった私はキッチンに立っている


    少し身動きが取りずらいのは、私のお腹に手を回し、頭に顎を乗せて背中にピッタリくっついて離れない朔夜のせい


    「ちょっとー、危ないから離れてよー」


    2人で桜並木をバイクで走った日、初めてのキスをした



    そしてあの日から朔夜のボディタッチが急増し、今この状況に至る

    2人きりになればいつでも触れてくる


    昨日の夜のキスだって、思い出しただけで顔から火がでそうなくらい大人なものだった…

    最初は小鳥がついばむようなキス

    だんだん深くなって 舌がからまって
    自分のものとは思えないような声が溢れて…



    「何思い出してんだ、顔あけーぞ」



    「なっ あー!」

    朔夜ができたて切りたての卵焼きを、後ろからつかんで口に放り込んだ

    きゅん

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  20. 俺は、ヴァインがアンネの世話をしている事を知り、敢えて二人にしておこうと思い、自室へと向かった。
    『キィィィー…』
    古い木製のドアを俺が押すと、それらしい音をたてて開く。
    『…』
    俺は無言で後ろ手にドアを閉めつつ、自分のベッドを見た。
    (此処に…あいつと一緒に寝てたんだよな…)
    すると、急激に顔が熱くなっていくのが自分でも分かった。
    同時に、顔が真っ赤に成っている事も。
    (こんな所、誰にも見せられねぇ…)
    そう思い、俺は、本棚に敷き詰められた、本に集中する事にしたのだった…

    そんな事も知らない、彼の顔が真っ赤に成った原因の張本人の私は、彼の部屋のドアをノックしてから『入るぞ』と、開く。
    『…て、うわっ!?い、いつの間に居たんだ…?』
    珍しく彼は慌てた様子だった。
    『いや、さっきドアをノックして声をかけたのだが…あぁ、その本に集中していたのか』
    『そ、そうだ…』
    彼の本心を知るのはまだ先…

    きゅん

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  21. 君の吐いた息が、白く昇る。

    それももう見ることが出来なくなると思うと、あるはずのない胸が痛くなった。

    もう、私は死んでいる。

    君と一緒に人生を歩むことなんて、できやしない。

    「和哉くん、ありがとね」

    私の未練を果たさせてくれて、手伝ってくれて、ありがとう、好きだったよ。

    大好きになっちゃったよ。

    「なあ、ほんとにいっちゃうのか」

    うん、いくよ。

    逝くんだから、そんな顔しないでよ。

    泣きそうになるから、お願い。

    「来世で待っててよ」

    君が私を見た。

    生気に満ちいていた。

    君は生きている。

    残念だな。好きだな。

    君の瞳が潤んでいた。

    分かってた。君も私の事好きだって。

    言わないでくれて、ありがとう。


    『もちろん待ってる』


    消えてしまう最後の瞬間、君の唇にキスを落とした。


    君も私も泣いていた。

    きゅん

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