ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 席替えをした。
    窓際の後ろから2番目。
    最高の席。
    だと思ったのに。

    「やったー!いちばん後ろの窓際!」
    なんて騒ぐアイツの声。
    それに反応してクラス全体が騒ぐ。

    最悪。
    同じクラスになってから頑張ってた。
    なるべく話さないように。
    距離も近くならないように。
    好きにならないように。

    授業が始まると一気に静かになった。
    さっきまであんなにうるさかったのに。
    静かすぎて後ろが気になる。
    寝てるんだろうかと思って振りむく。

    バチッと音がするくらい目があった。
    ニコニコしながら私を見ている。
    恥ずかしくなって前を向く。
    アイツがなにか私の背中に書き始めた。

    ス…キ…
    まさかそんなわけない。
    私が首を傾げるとアイツがまた書き始める。
    ス…キ…
    ダ…イ…ス…キ…
    ア…イ…シ…テ…ル…

    いつもあんなにうるさいのに。
    告白の言葉は私だけに聞こえた。

    きゅん

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  3. 「今日何からやんの?」
    「数学。」
    「俺もそうしよ。」
    家に帰っても集中できないから学校で宿題を済ませるようになった。
    海斗とふたりだけどそれぞれ自分の席に座ってる。
    会話もほとんどなくて教室に響くのは二人のシャーペンの音だけ。

    「さむっ。」
    窓の外を見ると雪が降っていた。
    「雪。」
    「ほんとだ。」
    今年初めての雪だった。

    見ていたら手が冷たくなったので新品のカイロを取り出して必死に振る。
    「それ振っても温かくならないらしいよ。」
    「しってる。」
    「じゃあ暖房強くしたら?」
    「乾燥するからいや。」
    「わがままだな。」
    海斗はそう言うと私の席の前に立ち両手を差し出した。
    「手、貸してみ。」
    「高校生で男友達と手繋ぐとか恥ずかしい。」
    「いいから。」

    私が手を離そうとすると海斗がぎゅっと握りなおした。
    「彼氏と彼女なら…恥ずかしくない?」
    「うん。」

    手よりも先に心と顔が熱くなった。

    きゅん

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  4. 「先生、雪!降ってきた!」
    窓際に立ち、降りはじめた雪を眺めて言った。
    先生は、へぇ、と短い返事をするだけ。
    素っ気ないのはいつものこと。

    「積もるかな?」
    「どうだろう」
    「わたし、雪は好きだけど、寒いのは苦手」
    「そう。……というか、早く帰りなさい」
    積もるといけないから、と付け足した先生は、開いていた日誌をパタンと閉じた。

    「送ってくれたりする?」
    「特別扱いはしない」
    「……約束、だもんね」

    【卒業するまで先生と生徒でいる】
    10分足らずの教室デートでも手に触れることさえ許されない。

    「卒業したら、いっぱいデートしようね」
    わたしの言葉に目を細めた先生。
    なにも言わないけど、同じ気持ちでいてくれるのだと思う。

    「じゃあ、帰ります。またね」
    「さよなら。気をつけて」
    先生がめずらしく手を挙げて応えてくれた。

    それだけで頑張れる。

    「風邪ひかないように。頑張れ、受験生」

    きゅん

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  5. 「今日、雪降るんだって」
    時山くんが窓の外を見ながら呟いた。
    「えっ、そうなんだ。」
    傘忘れちゃったな…
    「傘忘れちゃったの?」
    「え、なんでわかったの?」
    時山くんがニッと笑う。
    「柊さんは困ると眉毛が下げる癖がある。」
    瞬時に顔が熱くなった私はハッと眉毛を隠す。
    時山くんが意地悪そうに笑って私の顔を覗き込む。
    「あと怒ったときは逆に少しだけ上がるし、照れてるときは少し俯いて…髪を触る」

    まさに髪を触っていた私、慌てて離す。
    時山くんがまた笑う。

    「俺、傘持ってるよ。どうする?」
    「…入れてください」
    「いいけど、条件がある。」
    「?」
    「俺、寒がりなんだ。」
    「そうなんだ。」
    知らなかった。
    「はい」
    時山くんが手の平を見せる。
    「?」
    分からなくてそこにあった消しゴムを置いてみる。
    「なんでやねん」
    「すいません」
    「…欲しいのはこっち。」
    「!」

    …手、熱いじゃん。嘘つき。

    きゅん

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  6. 「良くそんな甘いの食えるな。」

    隣に座っている南くんが私の食べているアイスへ視線を向けながら呟く。

    「すっごい美味しい!幸せ〜!」

    南くんは甘いものが苦手らしいけど、私はこの上なく大好き。

    そんな私を見てニヤッと口角を上げた南くんは

    「佑麻……ついてる。」

    「へ?……っ!?///」

    そのまま私の唇に優しくキスを降らせて、不敵に笑う。

    南くんが甘くて、辛いぃぃ!!いや”からい”じゃないよ?”つらい”だよ?

    「み、南くん…本当キス魔。」

    「嫌?」

    「い、嫌じゃ…ない、けど。」

    「けど?」

    余裕たっぷりの南くん。本当いつもいつも不意打ちで、私の反応見て楽しんでる。ここ、教室だってば!

    う、嬉しいけど!!

    「…恥ずかしい。」

    「ふっ、可愛い。」

    「〜〜っ//」

    ~南くんの彼女(熱烈希望‼︎)~

    きゅん

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  7. 「悪い、、、俺お前のこと好きだわ。」

    「、、、え?、、、えっ!!!」

    驚きすぎてペンを落としてしまった。

    「本当ですか?私の好きな気持ちとおなじですか?」

    「ああ、、同じだ。」

    先生の笑顔が眩しくて、嬉しくて、、、

    ギュ。

    「嘘だって言われてももう絶対放しません!」

    「愛してる。」

    そう言われて私たちは甘い口ずけをした。

    きゅん

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  8. 「ここなら誰もいないな」

    「おいで?希愛(のあ)」

    ぎゅっ。

    そう言いながらも君は我慢できなかったのか後ろから私の体を包み込んできた。

    甘くて優しくて落ち着く香り。

    私の大好きな香り。

    それは私の大好きな人がまとう香り。

    「もー。誰か来たらどうするの?」

    そう言いながらも私の顔のニヤニヤは止まらない。

    「にやけてるのバレバレだかんね?笑 それで隠してるつもり? めっちゃかわいいんだけど笑」

    君はいつも余裕たっぷりで、私の心を優しく、でもちょっぴりいじわるにくすぐるんだ…

    きゅん

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  9. 「わぁ!叶見て見てっ雪!」

    今年、初めて見た雪につい子供みたいにはしゃいでしまった。
    誕生日に雪が降るなんていいことあるかもっ!

    「ふっ本当だ。綺麗だね。」

    はしゃぐ私を見て叶は笑っている。

    「なっ!笑わないでよねっ!」
    「ごめんごめん。可愛くてつい。」

    ごめんと言いながらも笑っている叶の言葉に顔が赤くなっていくのが分かった。顔が赤くなっているのがバレないよう叶に背を向けた。

    「美優、これあげる。」

    声をかけられ振り向くと叶の手には赤いチューリップの花束があった。

    「チューリップ?なんで?」
    「今日誕生日でしょ?プレゼント。頑張って探したんだからね。」
    「ありがとう!」

    次の日、私は叶に1本のチューリップをプレゼントした。

    きゅん

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  10. 啓太はサナコをからかって、笹山さんと呼ぶ。
    付き合えと言う啓太に付き合わないと言うサナコ、膠着状態である。

    女子の間でシュシュが流行っている。
    サナコが、今日は髪を結っている。
    茶髪にシュシュは、少し大人びて見えるようだ。
    「かわいいね」
    「え?」
    「それ」
    「……そう?」
    啓太がシュシュを指さした。
    啓太は、大人びて見えるサナコがかわいい。
    髪を結っているのは、いつもと変わって、少し不思議な感じがした。
    シュシュなど、啓太は早くサナコの身の回り物を自分で買ってやりたい。
    自分が買い与えた物でサナコの周りを囲みたかった。
    ……中学生にはまだ早い。
    早く大人になりたい、と啓太は思う。
    「バイトをするようになったら、プレゼントしてあげるよ」
    啓太が言った。
    こんなんじゃ持ってるだけサナコに使ってしまいそうだ。
    僕はおかしい位入れ上げてる、啓太は思った。

    きゅん

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  11. 啓太はサナコをからかって、笹山さんと呼ぶ。

    教室。期末テストが返って来た。
    「笹山さん、テストどうだった?」
    「うーん、まあまあ。思ったより取れてた」
    「僕の点数聞け。98点。一問ミスだった」
    「えー、いいなあ。啓太頭良いよね」
    啓太は勉強ができる。
    勉強ができる奴を好きという女子も居る。
    笹山さんがその手だったら良いのに、と啓太は思う。
    啓太はこのテストでは、本当は百点を取ったつもりだった。
    「私88点だよ。国語、みんな結構高いんだって」
    「そうなの?」
    「うん。佐伯くんのクラスだけど。もう返って来てるって」
    佐伯。啓太が眉を顰めたのに、サナコは気づかない。
    「佐伯何点だって?」
    「勝手に言っちゃ悪いよ」
    「悪くない。そこまで言ってるんだし。何点?」
    「そこまでって、何も言ってないよ」
    「いいから、何点?」
    「な、なんで聞きたがるの」
    啓太は、ライバルには絶対負けたくないのだった。

    きゅん

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  12. 啓太はサナコをからかって、さん付けして笹山さん、と呼ぶ。

    新学期。
    啓太はサナコと教室で話していた。
    「笹山さん、自己紹介、趣味以外も言うの?」
    「言わないよ。面倒くさいもん」
    「だよな。自己紹介あんま好きじゃない。趣味関係ないだろって思うし」
    「緊張するしね」
    自己紹介は生徒同士のパット見の品定めである。
    生まれつきハキハキ物を言う啓太は、実は女子の評判が良かった。
    最初の自己紹介辺からで、数名から好きだと言われる。
    笹山さんに一途だからごめんねと、啓太ははたまにお断りしているのだった。
    啓太が言った。
    「僕には彼女が居ますって、言おうかな。」
    わざわざそんな事言うやつ居ない。冗談で。
    「彼女って、お前の事だから」
    啓太が確認するように言った。
    サナコは萎えた顔をした。
    「知らないよ……。」
    目の前には自己紹介カード。
    何書こうかな、とサナコは言った。

    きゅん

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  13. 「あ、雪だ」


    授業中、わたしがそう呟くと、みんなが一斉に窓の外を見た。


    窓の外でひらひらと舞う雪は・・・


    「綺麗だね」


    急に後ろからそんな声。


    もしかして。


    そう思って後ろを向くと、先生が後ろに立っていた。


    「ちょっと、先生! 秘密じゃなかったんですか!」


    わたしは慌てて小声で囁く。


    実は、わたしと先生は秘密で付き合っている。


    だから、誰もいないとき以外は、なるべく話さない約束だった。


    「君が綺麗だって言ってるの」


    もう我慢できない、と先生。


    「・・・わたしもです」


    せめて、みんなが雪を見ている間だけ。


    そう思って、わたしは先生と抱きしめ合った。

    きゅん

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  14. 彼は、今日もかっこいい。

    教室のど真ん中。
    私の席を表すのにそれほど適切な言葉はない。
    対して、彼の席は窓際。

    彼の後ろでちらちらと雪が降っている。
    ああ、懐かしい。

    雪、と聞くとあの情景が今でも鮮明に私の瞼に蘇る。


    まだ彼と付き合う前。
    雪が降った。

    約一年前、だね。
    私は、庭に積もった雪をスマホの画面に収めて彼に送った。

    期末テスト前だったな。


    あの頃は、気兼ねなく喋れたのに。

    近いキョリにドキドキして、
    お互いの好きな人を当てようと奮闘して。


    今はもう、遠い存在。
    元カレ、になって。


    接点はイラストでしか作れない。
    それも、私からしか話しかけず。


    それでも、私は彼が好きだ。

    好きで、好きで、たまんなくて。

    今日も、日曜のくせに、彼の姿を瞼の裏に描いている。

    バカじゃん。
    絶対報われないのに。

    したかないじゃん。
    それでも、大好きなんだから。

    きゅん

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  15. 「ええっと、転入生の飛鷹颯太君の席はっと……山脇さんの隣が空いてるわ」

    ええ?
    おいおい、里谷先生、私の隣の席を指名するの!?

    もしやと思っていたけど……私の隣席は空いていた。

    先月、転校していった男子が座っていた席なのだ。

    ちなみに転校していった男子は、当然、私とは単なるクラスメート。
    深い間柄ではない。

    飛鷹……颯太君が、私の隣に座ると聞き、

    女子たちが「ええ~っ!? 山脇の隣ぃ!?」と不満の声を上げた。

    もお!
    しょ~がないじゃない。
    颯太君をひとりのぼっちで座らせるわけにはいかないじゃない。
    クラスメートの『誰か』の隣に座る事になるのよ。

    そもそも!
    私が颯太君の隣を望んだわけじゃない!
    単なる偶然なんだもの。

    その後、とんでもない事件が起こったのである。

    きゅん

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  16. 「月が綺麗だな」



    そう放った彼はいつものチャラさが消えていて


    少し緊張している空気をまとっていた。

    きゅん

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  17. 「ねえ、まだ起きないの?」


    「・・・!?」



    少し低い声に顔をあげると、目の前にクラスメイトがいた。


    しかも、よく「怖い」と噂をされている人だ。


    もしかして私、帰りの学活から寝てたの?


    睨みつけられている気がして、声が出せずにいると。



    「こんなとこで寝てたら、風邪ひくぞ?」



    ・・・あれ?


    思っていたよりずっと優しい。


    どうせ睨みつけられるだけだと思ってたのに。



    「っていうか、お前の寝顔可愛いんだな」



    そう言って、頭を撫でられた。



    「ね、寝顔見てたの!?」



    もしかして、起きるまでずっと見てたのかな?


    しかも、可愛いとか・・・


    冗談だって思っても、頭から離れない。


    ・・・もう、好きになったってしょうがないよね?


    そう思って、赤くなった顔を押さえた。

    きゅん

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  18. 「ねえ、俺のこと好き?」


    「・・・え」



    クラスメイトにそう声をかけられたのはさっきの事。


    前の席の彼は、後ろを向いて話しかけてきている。



    「だから、好きだって言ってんの。 お前、鈍くない?」



    私が何も反応しない事に苛立っているのか、早口でそう聞いてくる。



    「好きっ・・・て!?」


    「何だよ、お前そんなのも知らねーの?
    ーー俺が教えてやろっか?」



    気づくと私は頬にキスされていた。



    「・・・っ!?」


    「あれ? お前、顔赤いけどどうしたの?」



    ー鈍いのはそっちじゃないの?


    私は頬を押さえながら考える。


    本当は私、ずっと前から、彼の事が大好きなのに・・・。



    「何? やっぱ、俺のこと好きなんでしょ?」


    「・・・!」



    もしかして、全部分かってたの?


    ・・・私が彼から、一生離れられないことまで。

    きゅん

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  19. ねぇ 聞いてる?
    僕 誠空が好きなんだよ
    恥ずかしからないでよ
    泣かないでよ
    ほら 誠空って撫でられるの好きだったよね
    これからは僕の特権だね
    (赤面)
    その笑顔 僕だけに見せてね
    ありがとう
    僕を好きになってくれて
    幸せだよ

    きゅん

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  20. 私は女の子らしくない。
    オシャレとかも普通に好きだし恋だってしてる。
    だけど,男子ですら寝てない授業中に平気で寝たり,掃除は好きなくせして片付けが苦手で,引き出しが酷いことになってたり…
    今日も私は誰もいなくなった教室で,机にうつ伏せていた。
    ただ眠たかったから。
    「あーマジ疲れた」
    意識が遠のく感覚に身を委ねようとして,一気に覚醒した。
    嘘…何で。
    「ったく雑用ばっかり… ?まだいたんだ」
    人間驚くと動けない。
    顔をあげる度胸もなく,私は狸寝入りをした。
    すると彼が寄ってくる気配がして,更に心拍数が上がる。
    「すきだ」
    ぼそっと呟くような声だった。
    ガタッと顔を上げる。
    「ぅ,え?」
    動揺からで,やってしまったと思った。
    「お,まっ…起きてんなら言えや」
    目を泳がす私を見て更に言う。
    「お前のそうゆうギャップにやられたんだよ…」
    言わせんな。
    そういう彼の頬には,ほんのり朱がさしていた。

    きゅん

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  21. 只今テスト真っ最中!
    緊張するうう!

    なんて言ったって、テスト監督は皆んなにはナイショで付き合ってる担任の浅倉先生。

    皆がテストに集中してるのを良い事に、口パクで『好き』『愛してる』『ご褒美もらえるかな?』とか言ってくるから全く集中できない.……

    しかも!

    基本教卓なんだけど、たまに教室を巡回している最中に髪クシャってしてくの!!
    集中できる訳がない。

    ついうっかり、消しゴムを落としてしまった。

    静かに手を挙げると先生が拾ってくれる。

    そっと、手渡してくれた時に耳元で囁く。

    「テストの結果、クラス1位じゃなかったらお仕置きね」

    ぴぇ!

    チラリと先生の顔を見るとイタズラっぽく笑っている。

    それから、先生は口パクをしなくなった。
    私は必死に問題を解く。

    だけど、先生のいう"お仕置き"が気になりすぎて、やはり、私は集中できないのだった。

    「先生ごめんねお仕置きして」

    きゅん

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