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  2. 「帰れ。とっくに熱下がっただろ」


    カーテンが揺れる中、プクーッと頬を

    膨らませる彼女は俺の生徒であり

    サボリ魔だ。

    こうして仮病を使っては保健室に居座る。

    「やだっ…」


    「…は?」



    「まだ、帰りたくないです。」



    ぐいっと、腕を掴まれたかと思えばギシっとベッドが揺れた音が聴こえて

    彼女のシャンプーの香りがふわりと

    香ると俺の瞳にはドアップの彼女。

    要するに…


    これは押し倒されてる?

    しかも、両手首つかまれてるし……わかってねえなほんと…


    こっちはずっと我慢してるのに。



    「…………先生がキスしないと帰りません」
    なにかわいすぎること言ってんの?


    「煽るとかいい度胸してるな。」


    「は?え先生!?」


    彼女の手を振り払い今度は俺が押し倒してー。

    「最後までやめないから。」
    「先生っ…んん」
    彼女のくちびるを奪い、ネクタイを緩めた

    きゅん

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  3. 「…は? もっぺん言ってみろ」

     目の前にはマジギレ5秒前の幼馴染と

    「んーと、葵ちゃんと帰るんだけど?」

     マイペースな男友達がいて。


     ――どういうわけか、口論を始めてしまった……。


    「葵と俺は同じマンションだ。オマエと帰る意味がわからねぇわ」
    「ただの幼馴染くんでしょー? キミは」
    「ンなこと言ったらテメェただのクラスメイトだろうが……!」

     やめてぇえ!!

    「はは。隣の席だよ? 今日は教科書見せてくれてありがとう葵ちゃん」
    「あぁ?」
    「机、わざわざくっつけてくれて。ふふ」
    「なん……だと、」
    「明日も教科書忘れちゃおうかなぁ」
    「オマエまさかワザと――」

    「ちょ、ちょっと。北嶋くんに絡むのやめて蓮……」
    「……わざとだって言ったら?」

     ――!?

    「キミさぁ。余裕ぶってたら葵ちゃんのこと僕が貰っちゃうからね?」
    「生まれたときからコイツは俺のモンだっつの」

    きゅん

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    犬甘さんをフォロー

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  4. 「ねえー。龍ちゃん一緒に帰ろ」
    「ムリ。用事あるから」
    「それって女の子?」
    「当たりー」

    ヘラっと笑って、あたしに背を向ける幼なじみの龍ちゃん。

    「あみちゃんまた龍にフラれてるし。カワイソウ、よしよし」

    隣の席の涼くんがポンポンと頭を叩いて、なぐさめてくれたけど。

    「別に龍ちゃんのこと好きじゃないし。一緒に帰る人ほしかっただけだもん」

    「じゃあ俺と帰る?」

    「え、いいの?」

    「うん。だって俺、あみちゃんのこと好……」

    涼くんの声が不自然に途切れた。

    ……行ったはずの龍ちゃんが、いつの間にかあたしの後ろに立っていたから。


    「だめ」


    肩を強い力で掴まれて、引き寄せられる。

    普段ヘラヘラしてるくせに、やけに冷たい目で見下ろしてきて。

    「お前が他の男に懐くの、なんかおもしろくないんだよ」

    不機嫌な声が、そう言った。

    きゅん

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  5. 「どうしても諦められないんだ!」
    「せめて、今日だけでも俺たちと遊ぼう?」

    ……困ったものだ。

    今は放課後なんだけど、ただいま3人の男の人に迫られている。

    どうやら3人とも私のことが好きらしいけど、興味ない。

    だけど、どれだけ断ろうが3人は中々諦めないのだ。

    「絶対俺たちの誰かに惚れるだろうから!」

    ………うん、それは絶対ない。

    だって私には昔から片思い中の幼なじみがいるもん。

    まあ向こうは私に興味すらないんだけど、と1人で思いながら落ち込んでると……


    「なぁ、それ俺にも参加させろよ。」


    聞きなれた大好きな幼なじみの声が聞こえてきた。

    「あ、あんたも何言って……!」
    「何?俺だってお前惚れさせたいんだけど。」

    「え……?」

    嘘、今彼はなんて……?

    「……やっぱ独り占めすることにした。」

    そんな幼なじみは私の気も知らないで私の腕を引き、歩き出した……。

    きゅん

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    三宅 あおいさんをフォロー

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  6. 教室前の廊下で隣の席の
    峰くんに呼び止められた。

    「ねぇ、今日一緒に帰らない?」

    私「あ…えっといつも奏と…「結衣!
    何してんの?帰るぞ」

    私の言葉を遮り現れたのはいつも一緒に
    帰る幼稚園からの幼馴染

    峰「(ボソッ)へぇ…君が結衣ちゃんが言っていた幼馴染か。」

    なんて言ったか聞こえなかった

    奏「なんだ?てめぇ。おいっ結衣
    もう帰る…「ゆーいちゃん!
    一緒に帰ろ!」

    私「へ!ちょっと悠君!?」
    後ろから抱きしめてきたのはさっき…

    悠「(ボソッ)さっき告白して振られたけど
    諦めないからね?結衣ちゃん?」

    耳元で意地悪な顔をして言われた。

    奏「おいお前!なんで結衣に
    抱きついてんだよ!離れろ!」

    峰「それには同感。
    離れてくれる?女の子みたいな人。」

    悠「誰が女の子だって?
    結衣ちゃんは俺が貰うし」

    悠・奏・峰「「「ねぇ、誰と

    一緒に帰る?」」」

    きゅん

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  7. 「ねぇ、由良」
    「何」
    「賭けをしようよ」
    その言葉に、カードを切っていた手を止めて目の前の彼を見上げる
    ぞくりと背筋が震えるような笑みを浮かべている彼に対して、私は挑戦的に聞き返す
    「何を賭けるの?」
    その問いに、彼は益々笑みを深める
    「君」
    「…は?」
    思わず眉を寄せる
    「君を賭けての勝負」
    「…どういう意味」
    なんて顔を顰めてみるけど…実際は分かってる
    「そのままの意味。僕が勝ったら君は僕の物、君が勝ったら…あー、君の願いを一つ叶えて上げようか」
    どう?とでも言うように見下ろしてくる彼に、私はフッと笑う
    「私が勝ったら貴方は私の物にならないの?」
    「それだと僕にしか利がないよ?」
    本当に?否
    「そうとも限らない」
    私の言葉に驚いた表情を浮かべる彼
    でも直ぐにそれは嬉しそうな笑みへと変わった
    「あぁ…へぇ〜…♪じゃあ、決まり…♪」
    その言葉に私はニヤリと笑う

    「「絶対勝ってやる」」

    きゅん

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    泡沫 黒無さんをフォロー

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  8. 雨の中、憧れの先輩と一つ傘の下。
    戸惑わないわけがない。

    「あ、あああああの!先輩!」
    「なあに?朱理(あかり)ちゃん」
    ひぇー、そのキラキラスマイルが眩しいっ!

    「や、やっぱり私は走って帰りますので、それに、傘、先輩のですし」
    「ん〜〜、それは困るなぁ」
    「な、なんでですか!?」

    「だって、君が走って帰っちゃったら、好きな子と帰れるって思ってる僕の気持ちはどうなるの?」
    可愛く言って私の顔を覗き込む先輩

    「す、す、好きって!!」
    「うん、好きだよ。」
    「せ、先輩が?」
    「うん、僕が君を好きなんだ」
    「だ、ダウトっ!」

    「嘘じゃないよ」
    「だ、だって、先輩が私なんかのことを好きだなんて…」
    「こーら、僕の好きな子の悪口を言うのはこの口だね?」

    __チュッ__

    「え……?」

    「僕と、付き合ってくれる?」

    きゅん

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    鈴里愛李さんをフォロー

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  9. 「俺がお前を好きだって言ったらどうする?」

    ……私たち以外、誰もいない教室。

    いつもはヘタレ男子を演じる上原が、私の顎を持ち上げそんなことを言ってきた。

    「からかわないで。」

    平然を装うけど、ドキッとしてしまう私がいた。

    できれば今すぐこいつから逃れたい。

    そう思った瞬間、私の顎を持ち上げていた上原の手が離れた。

    というか、誰かによって離された……。

    「何してるの?」

    上原の腕を掴んで突然現れたのは、上原と仲の良い須藤くん。

    いつも笑顔で、逆にそれ以外の感情は一切表に出さず周りと一線を引いている須藤くんが……


    上原を、睨んでいた。


    初めて見る姿に、私も上原も目を見開いて驚く。

    「悪いけど、小野田さんは渡せない。
    これだけは海斗に負ける気ないよ。」

    そんな須藤くんに対し、上原は手を振りほどき……

    「なら俺も、本気でいくから。」

    と言って睨み返していた……。

    きゅん

    4

    三宅 あおいさんをフォロー

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  10. 私たちは、下校中一緒に帰っていた。

    こいつの前だと素でいられて、気楽に話せて、学校ではしっかり者の委員長で通してるけど、この

    時間が私の一番の楽しみで気楽でいられるのだ。

    「なぁ?」

    「ん?どうしたの?」

    「髪に葉っぱついてるぞ。」

    私は、自分で葉っぱを取ろうとするがうまく取れない。

    「仕方ねぇな。」

    すると、突然私を抱きしめた。

    「え…!?」

    「悪い。我慢して。これが一番取りやすいの。」

    と…取りやすいって言っても、こんなに密着したらさすがに…。

    体に触れるその部分が熱く感じる。

    髪に手が触れると、私の心拍数が加速して心臓の音が聞こえそうで恥ずかしかった。

    「よし!取れた!」

    その時、私はすごく顔を真っ赤にしていた。

    「…何それ、…可愛い。」

    すると、あいつは顔を近づけてキスをした。

    「お前が可愛い顔するからいけないんだぞ?」」

    きゅん

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    神河巫女さんをフォロー

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  11. 放課後になって、女ものの香水が保健室から
    漂えば、あなたがいるっていう『合図』になる

    学校1の女タラシ、江口先輩
    私は、この人がキライ

    良い子ぶって、誰もがやらなかった
    保健委員を引き受けた自分を殴りたい

    「やぁ、今日も相変わらずだね」
    「…」
    キャスター付の椅子をくるくるともて遊ぶ先輩
    「江口先輩、真面目に仕事してください」
    「俺は、いつでも君には本気だよ」
    私はこの椅子だ。
    この人の辞書に、『本気』などない

    「何でかな、イライラする」
    ドサッ

    気づけば、ベッドの上に横たわり先輩が
    真上にいた
    「こうゆうの…!」
    拒もうとすると、強く手首を握られ
    だんだんと、顔が近づいてきて
    熱い吐息を耳にかけ
    「どうすれば、君は俺の物になる?」

    ズルい、ズルい
    私が欲しい時にこないくせに


    明日になれば、他の子にも言ってるのに、
    私は貴女を【大キライ】にはなれないのは。
    どうして?

    きゅん

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    あやせ辻さんをフォロー

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  12. 「グスッ・・・。」

    ぼろぼろ溢れる涙。
    悲しくて悲しくてどうしようもない。

    普段は立ち入り禁止の屋上に、うずくまるあたし。

    片思いしていた先輩に、告白して、結果は玉砕。

    もっと可愛げのある子がいいんだとか!

    で、その足で屋上に来たの。

    なんで、こんなに悲しいの?
    目、腫れちゃうよ・・・。
    「グスッ、先輩・・・。」

    バタンッ!

    突然屋上のドアが開いた。

    そこに立っていたのは、
    クラスメイトの、泉 冬夜君。

    「冬夜、君・・・?」

    「こないな所で、何やってんのや!風邪ひくで!」
    「いいもん・・・。」
    「いいわけあるかい!
    ほら、泣きやんでぇな。」
    「うぅ・・・」

    「そないに、あの先輩が好きやったん?」

    冬夜君が呟いた。

    そして、あたしの目を見つめ、こう言った。

    「オレじゃダメなん?
    オレ小春ちゃんの事、好きや。
    せやからオレに、
    小春ちゃん守らせてぇや?」

    きゅん

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  13. 先輩との委員会レポート作りがやっと終わった。
    (もう5時か...大輝くんに怒られちゃうな。)
    サッと立ち上がり、カバンを取ろうとした時、
    ぎゅっ
    先輩が、後から私を抱き寄せた。
    「きゃっ...、」
    先輩の荒い息が耳にかかり、心臓がバクバクとうるさく音を立てる。
    「せ、先輩...?」
    「夕子ちゃん...俺...」
    先輩は苦しそうにそう呟くと、私の顔を抑え、顔を近づけた。
    「せ、先輩!やだ...やめてっ」
    バンッ!
    突然教室の扉が勢いよく開く。
    「夕子...!くそっ、離せ...っ!」
    どうしてか駆け付けてくれた大輝くんが私をグッと引き寄せ、先輩を突き放す。
    「...はっ、!俺、夕子ちゃんになんつーこと...!」
    先輩が我に返ったように焦り出す。
    「コイツ俺のなんで、次なんかしようとしたら、」
    大輝くんはそこまで言うと深く息を吸い込んで、
    「ぜってぇぶっ倒す。」
    そう言い放った。

    きゅん

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  14. 誰もいなくなった放課後、居残りと称して教室に残された私は先生と2人きり。
    先生に片思いしている私にとっては嬉しい状況だ。

    何が始まるのだろうと心構えしていると、ドンッと壁に手をつき私を追い込む。

    「好きだ」

    クールな先生に似つかない震えたその声を、私は絶対に忘れない

    きゅん

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  15. 放課後に、帰る準備をしていると、隣の席の樋口君が声をかけられていた。

    「部活いこーぜー、瑛斗ー!」

    樋口君とは去年から同じクラスで、実は、私の彼氏。

    そのとき、教室の入り口に、なんと言うか...すごく可愛らしい感じの女子が立っているのに気付いた。

    「あ、あの、樋口君、ちょっといいですか?」

    樋口君が入り口に向かう。まさか浮気なんてことはないと思うけど、やっぱり気になる...。                          入り口に向かう樋口君を見ていると、樋口君と目があったような気がした。気にしていると思われるのが嫌だったから、スマホに目を向ける。

    しばらくぼーっとしていると、後ろから樋口君に抱きつかれた。

    「う、ぎゃっ」

    な、なんだろう。

    「俺が好きなのはお前だよ?心配すんな。」

    ドキドキした。

    きゅん

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  16. あ、また。

    ふわっと香るこの匂いが好き。

    「詩くんいい匂い。」

    「だろ。」

    幼馴染の詩くん。

    産まれた時からずっと一緒だった。

    自然と好きになった人。

    ふわっと詩くんの香りがすると

    すぐに分かるの。

    そしてドキドキするの。

    詩くん詩くん。

    好きだよ。

    大好き。

    でもね勇気がないから告白するなんて出来ないの。

    幼馴染だから側に居られるんなら

    告白なんかしたらもう側に居られない気がするの。

    理由もなく側に居られる幼馴染って関係が私の特権。

    だからね、まだこのまま。

    幼馴染のまま…って思ってた。


    詩くん、離れて行かないで。

    他の人のところになんて行っちゃヤダよ。



    「…俺を好きになれよ。」

    ごめん。詩くんじゃないと私、ダメだよ。

    きゅん

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  17. 「おっ、来たな。」
    「何で私だけ補習なんですか……。」
    「まあ、気にするなって」

    私は理科の先生…坂上先生に呼び出された。
    テストの点数が悪かったからだ。

    坂上先生は若くてカッコいいことから人気がある。
    「じゃあ補習始めるぞ。」
    先生の教え方は上手だった。

    「………で、こうなる。」
    「なるほど…分かりやすいです。」
    フッと顔をあげてみる。

    確かにカッコいい。
    目は切れ長な二重で、鼻筋が通ってる。
    唇は薄くて、ほのかに色づいていて。
    「…俺の顔に何かついてるか?」

    じっと見つめていたらしい。
    恥ずかしくなってうつむいた。
    頬に熱が集まる。
    「なあ………」
    先生の声が低くなった。
    「そんな顔、すんなよ。抑えられなくなっちまう。」
    「………え?」

    今、何て言った?

    すると先生は意地悪な顔をして、


    「俺と禁断の恋、しないか?」


    と、言ったのだった………。

    きゅん

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  18. 「おいユリ。帰るぞ」
    「わかってるって。」
    私は、幼なじみの友紀と毎日一緒に帰ってる。
    「おーい。ユリちゃん!」
    すると友達の朝日が走ってきた。
    「今日は、俺と帰ろうよ。いや今日から、かな?」
    朝日が挑むような目で友紀を見てる。
    (ん?なんだこの空気は…)
    「…くれない?。ユリちゃんのこと。」
    朝日が言う。
    「え?」
    話についていけない。
    「いいよ。」
    「!?」
    友紀はさらりとOKする。
    朝日は私の肩に手をおいて、
    「じゃ、いこっか。ユリちゃ」
    ぐいっと、友紀の方に私は引き寄せられた。
    「こいつのこと、とれるものならとってみろよ。」
    友紀はそう言うと、私をお姫様抱っこした。
    「!?」
    そのまま、友紀は全速力で抱えたまま走る。
    「ちょっと友紀!?落ちる!おろしてよ!」
    パニックのまま叫ぶと、友紀は
    「離さねーよ」
    耳元で囁く。
    「お前は俺に捕まってるだけでいいんだよ。」
    友紀は顔が赤かった。

    きゅん

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  19. 「まだかなぁ…」
    放課後の教室、黒板に落書きをするのも飽きてきた頃、教室のドアが勢いよく開いた。

    「あれ、夏目?何してんの?」

    そこに立っていたのはサッカー部のユニフォームを着た瀬尾君で、私は一瞬で緊張に包まれた。

    「えっと、友達待ってて」

    「ふーん」と言いながら私の隣まで歩いてきた彼は、黒板を見るなりブッと吹き出した。

    「な…なに?」

    「いや普通さ、動物の絵とかじゃねーの?黒板に落書きするときって」

    確かに私が黒板に書いていたのは、数学の公式だった。
    恥ずかしくて俯く。

    「…俺も書こー」

    瀬尾君が書いたのは、私の漢字フルネーム。

    「私?漢字まで…覚えててくれたんだ」

    彼は頭を掻いた。

    「書けるよ。好きな子の名前くらい」

    数秒後、意味を理解した私は慌ててチョークを手に取った。

    「私も…書けるよ」
    ゆっくりと瀬尾君の名前を書く。

    「ハハッ…すげー嬉しいんだけど」

    きゅん

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  20. 「今日こそカラオケ行こう」
    「せや。俺ら3人で遊ぶの飽きてん」
    「いつも断るんだから‼︎」

    飽きもせず毎日私を誘う3人。

    クラスでも目立ってて、そこそこモテて…私じゃなくても女子は寄ってくるはず。

    「お琴も新体操も今日はレッスンなし‼︎調査済‼︎」
    「駅前の新しいカフェのパフェも‼︎」
    「イケメン3人の送迎付きやで‼︎」

    いつも理由をつけて断るのに
    今日は断る理由が見つからない…!

    ずっと隣で帰る準備をしてる幼馴染をチラッと見る。
    目があってもそらされて…準備を続けてる。

    薄情者‼︎
    きっと『がんば(笑)』とか言って教室を出るんだ。

    もう行くしかないのかな…。

    「帰るぞ」

    私は彼が好きなのに…。

    「聞いてんの?帰るぞ」
    「…え?」

    気づけば彼に手を引かれ教室を出るところ。

    「お前らも、もうコイツ誘うなよ」
    「えー‼︎」

    …え?

    「暇な日なんかねーの。俺のだから」

    きゅん

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  21. 先生は物語をかくのが上手い。
    引き込まれるというか、魅力的な表現をするのだ。さすが国語の先生。

    「先生みたいな技術があれば作文や物語かくの楽しいだろうなー。真似したいから先生が意識してること教えてくださいよ。」


    「…それでいいのか?」
    普段優しい先生が怪訝そうな顔をした。

    え、?思わず言葉に詰まってしまった。


    「それでいいのか聞いてるんだ。他人の個性を真似して習得することができてもそれはお前の個性じゃないんだぞ。」

    「でも私は文才がないからだったら先生の真似した方がいいかなって…」

    「文才のあるなしはお前が決めることじゃなくて第三者が決めることだからお前はやりたいようにやればいい。そのための手伝いならいくらでもする。」

    それに、先生は続ける。
    「お前にはお前の文のかき方がある。自信を持て。」
    そう言ってくれたのは、いつもの優しい先生だった。


    …先生はいつもずるい。

    きゅん

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