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  2. よく分からない後輩がいる。

    この後輩はなぜか毎日毎日飽きもせず、教室にきてこう言う。

    「先輩、帰りましょー」

    無駄に高い身長

    並んで歩く私も身長は低くないはずなのに、こいつには追いつける気がしない。

    その高い位置にある顔を見上げて私は毎日毎日飽きもせず、こう言う。

    「だから私の家はこっちの道の方が近いって」

    「まあいいじゃないですか」

    わざわざ遠回りをする後輩。

    いつも渋々ついていくが今日は立ち止まってみた。

    「先輩、俺の遠回りの理由を考えてみてください」

    「知らない、あんたの考えてることなんて」

    そう言いのけた私の手を彼はぐっと引いて距離を詰め





    「先輩とちょっとでも一緒にいたいから、ですよ?」




    ───遠回りもいいのかもしれない、なんて思ったことは悔しいから言わないことにした。

    きゅん

    6

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