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  1. 380件ヒットしました

  2. 「高嶺せんせ〜富里さんが怪我しました!」


    「はぁ…またか」


    呆れたように言った高嶺廉斗先生。
    保健室にいるイケメン。


    そんな彼が私の彼氏。
    内緒の恋なんだけどね?


    「瀬良さんは戻っていいよ」


    「じゃあ失礼します!富里ちゃんお大事にね!」

    「ありがとうございます先輩」


    ガラガラ───


    「千華?気をつけろって前言ったよね?」

    「ごめんね?先生」

    もっと気をつけてよ、そう続けて言われた。

    うーん気をつけてるんだけどね。


    「まぁ保健室来てくれたのは嬉しいけどね」

    え!?


    「ほんと?じゃあもっと怪我しなきゃ」


    「バカ、そういう事じゃない」

    じゃあどういう事なんだ。


    「とにかく今から先生じゃなくなるから、手当も終わったし」

    …まさか
    「廉斗?な、にするの?」

    「決まってるでしょ?」


    ニコッと笑ってとびっきり甘い手当をたっぷりしてくれた。

    きゅん

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  3. *律兎の誕生日 結side

    今日は律くんの誕生日。
    普段は律くんにご飯作ってもらってるけど今日は私が作るんだ。
    そう意気込んだものの…慣れないことはするんじゃなかった。


    「ただいまー…って、何これ」
    机の上の料理に律くんは唖然。
    それもそうだ、見た目がえげつない料理達ばかりだから。
    「誕生日おめでとう。いつものお礼にご飯作ったんだけど上手く出来なかった」
    泣きそうになっていると律くんがガシッと私の手を取った。
    「絆創膏だらけ。手切ったんでしょ」
    「これくらい平気」
    「ダメだよ」
    そう言って絆創膏の上から傷口にキスを落とした。
    「俺のもんに傷つけるくらいなら何もしないで。結の綺麗な手が台無しじゃん」
    でも手料理めちゃめちゃ嬉しい!と言って料理を一口。
    「うん。見た目はアレだけど味は美味しいよ」
    ありがとう、と今度は唇にキス。
    「でも、料理より結がいいかな」
    見た目も味も絶品な俺の結が。

    きゅん

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  4. きびすを返して歩き出そうとしたらグイッと腕を掴んで引き止められる
    嫌だって言ってるのに離してくれないのにいい加減腹が立って澄晴を睨みつけようと振り返ったら、思わず固まってしまった

    眉尻を限界まで下げて情けない顔をして…本気で私のことを心底心配しているような顔をしていたから

    「不安なら俺と手繋いどこうよ。それなら大丈夫でしょ?」

    言葉に詰まっているとニコッと人懐っこい笑顔を見せた澄晴がするりと私の手を握ってきた

    不安だからって手なんか繋ぐのはおかしいと思うし、そんな顔で騙されるもんかとも思ったし、ただでさえ暑いのにそんな事したらもっとひどくなるじゃないとか色々考えが巡ったけれど、不本意にもその手に安心してしまった

    「…しょうがないわね」

    それを知られるのは恥ずかしくってついそっぽ向いて可愛くない返事をした
    俯いていたから分からないけれど、そう言うと澄晴が手をぎゅっと一度強く握った

    きゅん

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  5. 初恋も一目惚れも…

    2つとも甘酸っぱくて

    つまり叶わないことが多いらしい。








    じゃあ

    2つともの私の恋は叶わないってこと?










    「りーさちゃん」

    音符がついていそうなほどご機嫌な声をかけてきたのは私の一目惚れで初恋の相手の耀くん。

    「どうしたの?」

    「もう!『どうしたの?』じゃないよ。僕が貸した教科書まだ返してもらってないよ」

    一目惚れで恋に落ちたはずなのに性格までいいという完璧男子。

    「あ、うん。今返すね」

    そう言うと「すんなり返すなんて珍しいね」と言ってくる。

    彼のことを知るたび、どんどん好きになっていく。

    こんな完璧男子と両想いになれるわけないから、これ以上好きになりたくないのに、どうしてこう…どんどん恋という名の海に落としていくんだろう。

    優しく笑った彼は耳元で囁くように「好き」と言った。

    初恋は叶わないって本当かな?

    きゅん

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  6. 「未喜!」
    「…翔?」
    下駄箱から靴を取り出そうとした時、翔に呼び止められた。
    「…良かった。間に合った」
    急いで来たのか額には少し汗をかいていた。
    「どうかした…?」
    忘れ物でもした?と思っていると
    「…はい、これ」
    「…これって」
    右手を首の後ろにやる翔。
    「…バレンタインのお返し」
    「…あ、そっか!今日ホワイトデーか!」
    「ふはっ。忘れてたの?」
    「忘れてたっていうか…」
    お返し貰えるなんて思ってなかった。
    「…ありがとッ!」
    お礼を言うと「…別に」とそっぽを向く翔。
    「ふふっ。もしかしてだけど…照れてる?」
    「は…?何言ってんの」
    少し頬が赤いのは走ってきたせい?それとも…
    「…帰るぞ」
    手をギュッと握られる。
    翔の温かい手を優しく握り返した。

    きゅん

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  7. 一人で出かけると、手をつないで歩くカップルにばかり目がいってしまう。

    私だって……
    彼氏がいないわけじゃないのに。

    だけど、彼にわがままは言えないって、そんなことわかってる。



    いつもは家デートが多いけど、久しぶりに彼と出かけた。
    家の近くじゃなく、ちょっと遠出して。

    二人で歩いていても、私の目に映るのは手をつないで歩くカップルだった。

    でも、愛し合ってるこの関係だけで十分だから…なんて思ってみたり。


    …そんなことをしてるうちに、彼に手を握られた。

    「えっ、ちょっと………いいの…?」

    「だってお前、羨ましそうに見てた。
    俺が先生なだけに、わがままなんて…って思って言えなかったんだな…」

    ごめんね、と付け足して、そのまま腕組みされた。


    「…外でこんなに身体が密着するの、初めてだね。
    冬だし、この辺なら知ってる人いないだろうし、このままいよう。
    これは俺のわがままね」

    きゅん

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  8. 「眠……」

    「もう?」



    そんな彼には綺麗な女子達が高級チョコを渡していたので私は教室を出た。



    ……そうよね。


    セレブの彼へ告白を断念した私は、涙と共に屋外に出た。
    北風の校庭にはお地蔵さんがいた。


    ……私みたい……



    私は地蔵さんに彼へ編んだマフラーを掛け、チョコを捧げようとした。



    「誰だ?」


    「!」



    用務員さんから逃げた私はこの日、寂しく下校した。






    翌朝。


    教室は昨日の話になった。



    「これをもらった」


    「すげ?手編みじゃん」



    この話を耳にした私は男子を向いた。




    「え?それは」


    「あのさ」



    彼は私の席へ来て囁いた。





    「直接くれよ」


    「どうして私って?」


    「カードの字、お前だし?」



    そんな彼は巻いたままのマフラーで私を包んだ。
    この甘さで私は溶けそうになるのだった。

    きゅん

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  9. 『撮影で近くまで来たんだけど、会える?』


    そんなメッセージが彼から届いたのは、学校が終わってすぐのタイミングだった。

    会えますと送ってすぐついた既読。
    きっと彼は、わざわざ私が学校終わるまで待っていてくれたんだろう。

    指定された駅に行くと、マフラーで顔の下半分を覆った、目立つイケメンを見つけた。

    「し...づきくん!」

    目元だけでわかる、その整った顔。
    優しく細められた瞳で、微笑んでくれたことがわかった。

    「急にごめんな」

    もうすぐワンマンライブを控えた彼の髪は、暗い紫に染まっている。

    私は慌てて首を振って、どきどきする胸を抑えた。
    ずっと憧れ続けた人が、目の前で笑ってる。

    「何か、用とかですか?」

    私の問いに、彼はふるりと首を横に振った。

    手を、差し出される。


    「20分だけ空いたから、デートしよ」


    ──いつもはみんなのアイドルな彼だけど、今は私だけの彼氏。

    きゅん

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  10. 美凰「最近寒いなぁ」

    今はもう、12月半ば、、、、
    周りはイチャラブの人が多い。
    私は今の家に預かってもらってはや1年
    最近は私のことを救ってくれたキリトさんが
    気になっている。






    「はぁ、、、、」

    ?「おい。探したぞ。携帯なんで出ねえんだよ」

    「え」

    「あ。ごめんなさい。」

    ?「ったく、」

    「(キリトさん)」

    桐斗「?早く帰るぞ」

    頭をポンポンされた私は顔真っ赤

    「子供扱いしないでください!」

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ

    きゅん

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  11. 待ち合わせ場所に行くと、彼女はすでに待っていた。


    マフラーも手袋も完全装備してるのに、鼻の頭を赤くしている。


    「ごめん、遅れた」


    後ろからハグをすると、彼女は俺を見上げ、嬉しそうに頬を緩めた。


    それから彼女は手袋を外し、俺の右手を握った。
    俺は流れるようにその手をポケットに入れる。


    隣を歩く彼女は、息を吐いてはそれが白くなることを楽しんでいる。


    「冬、好きなの?」


    俺が聞くと、彼女は空いている手の人差し指を頬に当てた。


    「寒いのは苦手だけど、君と手を繋いで引っつけるから、嫌いじゃないよ」


    彼女はさらに俺の腕に引っ付いた。
    そしてまた、白い息を吐く。


    だけど、ときどきそれは白くならず、彼女はつまらなそうに頬を膨らませる。


    そうやって素直に俺といられることが嬉しいと言ってくれる君も、無邪気に息で遊んでしまう君も、たまらなく愛おしく思うよ。

    きゅん

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  12. 「はぁ〜……」

    保健室の静寂の中、数十秒おきに聞こえるのは

    幼馴染の嶺緒(れお)の溜息……。

    「嶺緒〜、溜息つくと幸せ逃げるよ〜」

    「幸せ逃げたらお前のせいだから。

    ったく、階段から落ちそうなヤツ助けて、

    自分が落ちるとか、バカなの?」

    そんな事を言いつつも、私の捻挫したところの

    手当をしてくれてる。

    「はい、終わったよ。人助けも良いけど、

    自分の安全を優先してよ。

    ……心配するだろ……」

    「///// ありがと。わかった。」

    「なぁ、俺、お前の事好きなんだ。

    俺と付き合ってくれないか?」

    「/////私も、嶺緒の事好きだったの。

    ……よろしくお願いします!/////」

    この時、私の心から幸せが溢れそうだった……

    きゅん

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    星谷きらら**さんをフォロー

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  13. 真っ暗…日直遅くなっちゃった…、
    あれ?昇降口誰かいる…?

    「すみれ!」

    「理玖?!」

    なんで理玖が、?
    確か今日は部活早く終わるって…

    「どうしたの理玖?」

    「ん?すみれ待ってた」

    私の頭に、はてなマークが並ぶ。

    「ほら帰るぞ」

    「あ、うん!」

    靴を履いて理玖を追いかけると、理玖が止まって右手を後ろに差し出す。

    〝ん。〟

    ??

    「だから、ほら。手貸して!」

    あ、そういうこと。とか何とか思ってる間に、理玖は私の手をとった。

    「あんま遅く帰んなよ?すみれになんかあったら心配だから…」

    __ッ!

    「………ずるいよ(ボソッ」

    ずるいよ理玖。そうやって、いつも私ばかりドキドキしてる。
    また今日も、理玖をどんどん好きになる。

    「すみれ、暗いから俺の手、離すなよ?」

    ほらね?
    また今日も、理玖が一枚上手。


    だから私はまた言えない。


    〝好きだよ〟って___

    きゅん

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  14. 拝啓、奏多(かなた)様。

    元気にしてますか。
    私と奏多が出会ったのはいつだったかな、もう覚えてない位昔だよね。

    奏多、覚えてる?
    学校の登下校やバスケの応援、遊園地や映画館!
    2人でいろんな所に行ったね?楽しかったなぁ。

    友達沢山いるのに引っ込み思案な私の事いつもかまってくれてたの、私知ってるよ…
    奏多は優しくて、かっこよくて私には勿体ない幼なじみでした、ありがとう笑

    あなたがこの世界からいなくなって2年が経ったよ…
    居なくなる前の日、
    「春、好きだ付き合ってくれ」
    「お前を一生守ってやれる存在になりたい」
    って、照れながら言ってくれたよね…びっくりしたー

    あの時出来なかった返事をさせて下さい、私も奏多の事が大好きです!

    私の心の中で奏多はずっと生き続けてます。
    あと、奏多の分まで幸せになってみせるよ!じゃないと、怒られちゃうからね笑

    今までもこれからもありがとう!

    春より

    きゅん

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  15. 「あれ?」

    私が席に着いて机の中を覗き込んだ時だった。
    そこには一枚の手紙が置かれていた。なになに、友達になりたいのでメールして下さいと。
    私は咄嗟に辺りを見回した。う〜ん、その手紙を置いた犯人らしき人はいない。

    「どうしようか」

    私はきっとおふざけで入れただろうと思って、メールしてみることにした。内容は“俺の彼女に何してんねん”。架空の彼氏を気取った。

    ピコン。私の後ろの席から着信音が鳴った。
    私は息を止めて、後ろの人の気配を読み取った。小さく息を吐いている。メールの返信を考えているのだろうか。

    その時だった。私のスマホにメールが届いた。

    『彼氏さんがいたんですね、ごめんなさい。ただ友達になりたかっただけです……。

    もうお気づきでしょうが、その手紙は後ろにいる俺が書きました』

    私は恐る恐る後ろを振り返ると、恥ずかしそうにしてる彼と目が合った。友達からなら始めてもいいかな?

    きゅん

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  16. 12月中旬。いよいよコートが必要になってきたこの時期。私は彼氏と下校中。
    「まり…手ぇ出せ」
    「ん?」
    ヒロの言葉に不思議に思いつつ、手を出すと…。ヒロが私の手に触れた。
    「っ…つめてー」
    そう言って彼は恋人つなぎをして、彼のコートに突っ込んだ。
    「ヒロっ!?」
    「なんで手袋してねぇんだよ?」
    不機嫌そうに呟く彼。そんな表情がたまらなく好き。根が優しい彼が私のことを想っての行動だとわかった時が一番幸せ。
    「忘れたの…」
    「はぁ?こんな真冬に忘れるなんて…」
    「嘘!…ホントは持ってるけど」
    「ハァ?ならなんでつけねぇんだよ?」
    いっそう不機嫌になったヒロ。
    私は一呼吸置き、
    「だって…ヒロと手を繋ぎたかったもん…」
    照れて、うつむきながらそう言うと
    「っ!?その顔反則…」
    そう言って、ヒロの顔が近づいてきて…

    ヒロ、好きだよ。

    愛してる。

    きゅん

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    城山リンさんをフォロー

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  17. 「あ、飛行機雲だ!」

    そういって指差す私に、隣にいる彼は冷めた視線を送ってくる。

    「梓、もうちょっと高校生っぽくできないの?」

    冷たい言葉も送ってくる彼に、私はうっと言葉を詰まらせる。

    「だって~、楽しんで生きてかないと損じゃ~ん」

    ぶーぶーと子供っぽく口をとがらせる私に、はぁっとため息をつく彼。

    「まぁ、梓がそう思って生きてけるようになったのは喜ばしい事か」

    そう言って彼は私の左手を手に取る。すっと撫でられた手首がくすぐったくって、私は首をすくめた。

    「やめてよ冬、くすぐったい~」

    そう言って笑う私に、彼は何も言わず寄りかかってきた。

    「もう、あんなことはしないで」

    そういって肩にすり寄る彼がいとおしく見えて、そっと目を伏せる。

    「どうだろ…でも、冬が側にいてくれるならもうしないかな」

    そういって静かに目をつむった私は、手首に置かれた手に指を絡めてそっと笑った。

    きゅん

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    泡沫 黒無さんをフォロー

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  18. 鈴木 美鈴 ただいま、国語の授業を受けています!!

    私の好きな男の子は私の席の前!

    暇だったから、「彼」に手紙を書いた。ちょっとしたメモみたいな感じだけど。

    手紙には
    「〇〇君って好きな人いる?」って書いた。

    なんて言われるかわからないから、怖かったけど彼はすぐに返事の手紙をくれた。

    「俺の好きな人はお前だよ!

    なんでずっと気づかなかったんだよ。ほんとお前って鈍感っていうか、天然でかわいいよな」

    私は両思いだと知って、浮かれていて席を立ってしまった。

    皆から注目を受けて恥ずかしかった私は彼のこと見つめた。

    そうしたら、

    「バーカ。いちいちかわいい行動すんなって。」

    って小さな声で囁かれた。

    私は彼から離れられそうにないです。

    きゅん

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    天野 雪さんをフォロー

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  19. 「ごめん、暗くなっちゃったね…」

    「ほら、早く帰ろう」

    そう言いながら彼は、私の手を握った。


    「えっ、ちょっ…ど、どうしたの?」

    「暗いから。危ないから」

    「大丈夫だよ、いつも繋いでないじゃん!」

    突然のことに驚いた私は、そう言って彼の手を振りほどいた。


    「…ごめん、勝手に」

    「あっ、そうじゃなくて、その……」



    ''恥ずかしくて。好きだから…''

    そう、ちゃんと言える私なら、区切りをつけずにこんなに長く片想いなんてしてない。


    俯き、落ち込んだようにも見える彼に、なんだか申し訳なくなってしまった。

    好きなのに…


    言えない想いがもどかしくて、苦しくて、
    それでも無くしたくなくて、


    言葉の代わりに、今度は私から彼の手を握った。
    優しく、想いをのせて…

    顔を上げた彼は微笑んで、空いている片手で私を抱きしめた。


    「ありがとう。
    お前が好き。愛してる…」

    きゅん

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  20. あの日、あの瞬間、私はあの人と手を繋ぎたかった。


    普通の高校生とは少し違う、通信制の高校。

    そこで出会ったあの人は、同じ高校生だけど私より年上の人だった。

    その時の私は年上の彼がとても大人に見えた。



    もしあの時、私が勇気を出していれば。

    私にとって憧れだったあの人に手が届いていたのだろうか。


    部活帰りの夜、その日はやけに寒いクリスマスだった。

    部活仲間が先を歩く中、私と彼はゆっくりと街中を歩く。

    ふと空を見上げると白くてやさしい雪が降ってきた。


    「雪だね」、そう言って彼はいつものように笑った。

    空を見上げる彼の横顔が切なくて愛おしかった。

    彼の空いた左手をそっと握りたかった。



    もしあの日、あの雪が降った瞬間に。


    私が彼の手を握っていたらなにか違ったのだろうか。


    消えることのない憧れ。

    その時の彼の年齢を超えてしまった今の私の、小さな恋だった。

    きゅん

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  21. 蒼君との待ち合わせの為に駅に着くと女子達に囲まれている蒼君がいた。
    「あっ…」
    どうしよう。声かけようにもあんな綺麗な人達ばかりだと声かけずらいよ。ずっと後ろを向き歩き出した時だった。
    「…どこ行くの?」
    「…っ!?蒼君!?」
    あたしの腕を掴んでいる蒼君。
    「理奈見えたから来るのかと思ったら来ないし」
    「それは…」
    しどろもどろになり下を向くとクイッと顎を持たれ蒼君の綺麗な顔が目に入り込んだ。
    「…理奈は俺の彼女なんだから」
    「…う、ん」
    「…理奈以外の女子に興味無いから心配することないよ」
    「で、も…」
    「でも?」
    「あんな綺麗な人達だったら自信持てないよ…」
    「…別に他の誰が綺麗だろうが俺には関係ない。理奈が可愛すぎるから」
    「っ…!?それより、カフェ行こ!」
    恥ずかしくなり話題を変えたらギュッと手を握られた。
    「うん。行こっか」
    蒼君が彼氏で本当に良かったなって思った。

    きゅん

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