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  1. 362件ヒットしました

  2. 同じクラスになってから密かに気になっている。
    いつも前の席の女の子と楽しそうに手紙交換したり、しゃべってたり…私はそれを眺めるだけ。
    じっと見つめているのに、全く気づくそぶりがない。
    そんなのが当たり前だったのに、急に私に手紙を回してきた。
    何を書いてるんだろう?
    紙を開くと、
    『そんなに見つめられると恥ずいんだけど、どうしたの?』
    と書いてあった。
    かぁぁぁと赤くなる私の顔。
    そんな私を見て彼はクスッと笑った。
    口パクで【かわいいね!】
    もうそのあとはどうしたかわかんない…
    やっと私の青春が動き始めた気がした。

    きゅん

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  3. 「あんず、好きだよ。」



    そういって微笑む隼のストレートすぎる告白に毎回惑わされて。


    ああ、でも。

    私は彼女なんだから、その気持ちに応えることくらい許されるかな。



    ガラ空きになっていた隼の左の手を取ってぎゅっと握り、届くか届かないか分からないくらいの小ささで言葉をこぼす。


    「わたしも、隼のこと…すき。」


    恥ずかしくて俯き加減だった顔を上げると、繋いでいない方の手でふわりと目隠しされた。


    「あんずは、もー…。無自覚でそれって、タチ悪すぎ。」



    かわいいって、言ってるの。


    その言葉は聞こえたか、聞こえなかったか。


    さっきちょっとだけ見えた顔は、赤かったような気がした。

    きゅん

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  4. 呼ばれた理由もわからず、呆れるくらい綺麗な笑みを浮かべている意味もわからないので、げんなりした表情を隠さずに何を言い出すのかと見ていると、笑みを深めた澄晴が手を差し出した


    既視感のある
    私をここに無理やり連れてくる時にしたのと
    同じ状況


    さっき松井さんに友達になろうと差し出された手に
    そっと触れるか触れないかでさわったのが嘘みたいに、
    私はそれが普通の事みたいに
    呆気なく澄晴の手に自分の手を乗せた


    目の端に驚いた表情の変人他三人と松井さんが
    見えたけれど、
    多分、今一番驚いているのは私だと思う


    なんでこの手は落ち着くんだろう
    白くて綺麗な、ピアノを習っていると言われれば
    なるほどと納得するしなやかな手
    チャラそうな顔からは全然想像つかないのに






    手をとった先にあった顔は、
    これ以上ないってくらい、甘いものだった

    きゅん

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  5. 「よっ、遅ぇぞ。」
    家のドアを開けた私は、外にそいつがいる事に気付き唖然とした。

    「よっ、じゃないわよ‼︎なんで家の前にいんの⁉︎」
    そいつ、幼馴染の俊の家は、ここから学校を挟んで逆方向。
    そんな俊がどうしてこんなに遠い私の家の前にいるのだろうか?

    「いーだろ別に!つかせっかく来てやったんだから感謝しろよ‼︎」
    「頼んでないわよ‼︎訳わかんない…」
    と、俊の近くまで来て、気づいた。

    昨日、先生に「近所で不審者が出たので付近に住む人は十分に注意すること」と言われたこと。

    そして、

    小さかった俊の背が、私よりずっと高くなっていたこと。

    「おい、どうした?怒ったのか?ごめんって…あ、ほらこれ!」
    と言ってポケットから小さな飴を取り出す俊。

    「やるよ。よし、学校行くぞ!」
    ギュッと手を掴まれて、そのまま私達は学校へ向かった。

    俊と私の手が少し熱かったのは、きっとこの気温のせいだ。

    きゅん

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  6. 「あーあ、寝ちゃったね、美香ちゃん」
    俺の肩に寄り掛かって寝てしまった美香を見て、キャプテンが苦笑する。

    「そーっすね」

    すやすやと寝息をたてる美香が愛しくて、髪を撫でる。

    「でれでれだな」
    キャプテンが笑う。

    「えっ」

    「ばれてないとでも思ったか? さっきからずっと『彼女が可愛くて仕方ありません』って顔してるぞ」

    「そーだそーだ! 顔緩みっぱなしだぞー。ちったあ顔ひきしめろや!」

    チームメイトが野次を飛ばす。
    出来上がってるな、あいつら……。

    「真剣に付き合ってんだろうな?」
    うって変わって真面目なトーンで話すキャプテン。

    「美香ちゃんはまだ高校生だ。お前と10も違う。加えてお前はこれからだ。……ちゃんと責任取れるんだな?」

    「はい」

    そう言うと、美香が俺の腕をぎゅっと掴んだ。

    「お前、起きて……!?」

    次の瞬間、美香に唇を奪われた。

    きゅん

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  7. 『取れねぇ…』何でこんなに高いとこに有るんだよ…
    『っ!?…』後ろから手が伸びてきた。
    『これでしょ?』本を渡してきたのは、同じ位の身長の、片想いの相手だった
    『あぁ…』話せたのは嬉しいが、俺は何故か、彼女に負けた気分になった
    『ねぇ、どうかした?て、うわっ!?』俺は、ぼーっとしていたら、いつの間にか近付いていた彼女に驚いて、彼女を本棚に押し付けるような状態に成ってしまった
    『わ、悪い…』俺は退こうとした
    すると…
    『う…うん…だ…大丈夫』彼女は顔を赤くしながら言った
    『あーもー…』『どうかしたの?』
    『いや…だから…その…そーゆー反応は期待しちゃうんだけど…』
    『期待…まさか!』
    『ゴメン…その…お前が好きだ』
    『えぇっ!?』
    『なぁ…お前は?』
    『その…えと…その…』
    『好き…だよ?』彼女は更に照れる
    『そっ…そうかよ…』可愛いかよ



    それは、俺達の想いがやっと、繋がった瞬間だった

    きゅん

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  8. 『お前、好きな人居るらしいな』
    『…』
    彼女は頬を赤らめ頷いた。
    あぁ、彼女から聞きたかったのにな…
    何て、俺はくだらない事でイラつき始めるのを何とか隠そうとする。
    今は皆、部活中で、夕日の見えるこの教室には誰も居ない。
    なぁ…誰だよ?
    聞きたいのに、喉の奥で声が止まる。
    言ったらこの気持ちに気付かれて、友達で居られなくなるかも…
    フラれたら…
    嫌な予想がよぎって、自分の声を遮る。
    『君は?…』
    おどおどした様子で彼女は聞き返してくる。
    言いたい。怖い。
    2つの気持ちが交差する。
    俺は、逃げた。
    『居ない』
    彼女は好きなんかじゃなくて、大好きな人で…
    とか、逃げてしまった。
    『そっか…
    じゃあ、出来ると良いね』
    『は?』
    俺に好きな人出来ても良いのかよ。
    『だって楽しいから』
    一人、彼女が部活へ向かった後に教室で呟いた。
    『こんな筈じゃないのにな…』
    それを聞かれていたと知るのは…?

    きゅん

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  9. 見た目で勘違いされがちなキミ
    キミの本性、魅力、全部見つけたのは私がハジメテだよね?
    いつしか離れてしまった。
    あの手あの声あの体温全て覚えていると言うのに
    初恋って
    叶わないって
    誰が決めたの?
    学校が、離れてもずっと隣が良いの!!

    あの日、豪雨の中で、野良猫に触れた手が偶然重なって私の持ってた折り畳み傘でキミは帰ったね

    出会いは戻り
    別れてしまうの?
    学校違くても…会いたいのは私だけなの?

    又、あの日のような雨が降った今日、
    会えないかな?
    あの日の空き地へ私はあの日の猫にそっくりな猫を追いかけて走って向かうよ

    遠くにあの日のキミが見えた気がした
    『気のせいじゃない…』
    『久しぶり』
    『会いたかったよ』
    『俺も…会いたかった』
    あの日あの時、あの瞬間から
    恋に堕ちてたのは私だけじゃなかったんだね?

    『『キミが好きだよ』』








    二人の涙と雨は、恋の熱に溶けて消えた。

    きゅん

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  10. あなたに、溺れた。

    ただそれだけのことが、大きすぎて。
    何よりも守りたい想いで、でも儚くて。



    あなたを知って6年。恋人同士になって4ヶ月。

    幾度となく話して、お互いを伝えあって、知って。
    もっと深いところに触れたくて、付き合って。
    新たに知ることも、好きになるばかりで。

    でも、こんなにお互い想い合っているのが分かるのに、
    嫌われるのが怖くて触れられなくて。



    「…なぁ。手、繋がね?」

    下校中、彼からの言葉。

    こんなに長く一緒にいるのに、初めての言葉。
    私の喉でも、いつも詰まっていた言葉。



    彼の一歩斜め後ろを歩いていた私は、彼の手をゆっくりと取った。



    …伝わる温もりは、思うより何倍もあたたかいもので、心にも伝わって、
    また新たな''深いところ''を知った。



    「ありがとう」

    私の言葉。
    伝わる涙も、暖かくて。


    ……覗いてみると、彼の頬にも伝っていた。

    きゅん

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  11. 「先生、想いが溢れてしまいました。
    私、先生のことが好きです。
    伝えずにいる方がいいのかな…とも思ったけど、
    それは伝える勇気のない私の言い訳で。
    気づいたので気持ちに嘘がつけません。

    私、どうしようもないくらいに先生のことが好きなんです。
    先生と知り合って、先生と話して、先生を知って、
    先生の心と ものの考え方が好きだな、って。
    苦しい時にもらった言葉も、他とは違いました。
    誰よりも、先生に助けられてます。
    先生に ぎゅっとしてもらった時、恋愛としての''好き''だと気づきました。

    一人でいたいと思う夜が多くあるけど、結局一人じゃいられなくて、泣きそうになって 先生に会いたくなってしまいます。
    その時間が、想いをもっと大きくするんです。
    そんな感情に私は''好き''という名前をつけました。

    先生と出会えた私には、唯一の光が差し込んだようでした。

    本当は、それだけで幸せです……」

    きゅん

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  12. 「ちょっ待ってっ先輩!」
    「え?」
    朝早くに私を真っ赤な顔で呼び止めたのは高校の後輩だった。

    「先輩…まだ、朝。間に合う…から…ちょっと良い…ですか?」
    「あ…うん。」
    真っ赤な顔で言う彼は、歯切れ悪くぽつりぽつりと呟く。消えそうな彼の言葉を私はしっかりと聞く。一言も漏らさないように
    彼に連れられて歩くと駅裏にポツンと立った桜の木があった。その木にはまだ薄っすらとしか桜は咲いていない。
    そして彼は私の顔を見て言った。

    「この桜が満開になるのを…その…」
    「いぃよ。ゆっくりで。」
    彼は大きく深呼吸して言った。
    「ふぅ…僕と!僕の隣で桜を見てください‼︎」
    「うん。いいよ、満開にならないかな?」

    そんな呑気な私を横目に彼は少々不服そうに私の右手の小指をキュッと掴んだ。
    その後、彼の行動を不思議に思った私が何度か顔を覗き込もうとしたが
    「ダメです…」
    という彼の小さな呟きで制されてしまった

    きゅん

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  13. 夏休み、5年ぶりに卒業した母校に全員集結。久しぶりに会った同級生は皆変わってない。
    そして私の片思いも・・・
    ずっと好きだった蒼とは大学では離れ離れ
    彼女ができたって話。だから今日は気不味くて一人教室でみんなが花火で盛り上がるのを見ている。
    「何やってんの?」
    後ろから声がした。蒼の声だ。
    思わず胸が高鳴る。恥ずかしくて振り返ることもできず、私は答えた。
    「みんなが笑ってるとこ見るの好きなの」
    「ゆりらしいな」
    振り向かないまましゃべっていると、蒼が近づいてくるのがわかった。蒼は隣に立って一緒に外を見下した。
    「蒼・・・名前覚えててくれたんだね・・」
    気まずくなって話しかけたけど蒼は何も言わない。
    その時。突然私の左手を蒼の右手がぎゅっと包み込んだ。
    「!」
    私は驚いて蒼を見上げたけれど彼は私を見ないで早口に
    「・・・好きだ」
    と言った。嬉しすぎて顔まで真っ赤になる。
    「蒼のバカ。遅いよ」

    きゅん

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  14. 私と彼はギター担当。
    私はボーカルも。
    私達はギター同士で練習をしていた。
    『うぅ~…このコード難し過ぎー!』
    『こうすりゃ良いだろ』
    『そのこうすりゃが出来ないのー!もー!休憩してやる!』
    『確かに…そろそろ休憩するか』
    集中し過ぎてぶっ通しで三時間程練習してたから丁度良いかも。
    『やっぱ難しくても、ギター弾くのすっごく楽しい!』
    『俺もだ』
    私達は仲が良い5人組でバンドを組んでいるから、話が合う。
    『あ、君とのこーゆー練習も凄く好き!』
    『そう…かよ』
    すると、彼が少しだけ顔を赤らめた。
    『あれ?もしかして、少し照れてる?』
    『っ!?』
    彼は気付かれた事に予想以上に驚く。
    『お前のせいだ』
    『へ?私、別に何もしてない『わけないだろ?』
    『へ?』
    『お前、鈍感過ぎ。一応、男と二人っきりだぞ?』
    『へ?』
    いつもと違って少しだけ妖艶な雰囲気の彼が近付く。
    『ずっと前からお前の事が好きだよ』

    きゅん

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  15. 「わー凄いなぁ」

    私が一人呟いた言葉はタイムアップの音に消された。
    体育館の片隅で、他の女子に混じって声援を送れない私はこっそり見てることで満足してた。こんな根暗な私が元気な女子達と一緒になったら邪魔者扱いされるのは目に見えてる。
    後片付けが始まった体育館から立ち去ろうとした、その時だった。

    「あれ、君来てたの」
    「っ!」

    外に出てたバスケ部員に見つかった。それも人気ナンバーワンの選手に。私はミーハーじゃないことを説明するのに必死になった。

    「ちょっと覗いてただけです! どんなのかなって」
    「女子バスケに入るの?」
    「……えっと」
    「じゃあ誰かの目当てで?」
    「う」

    あっさりと見破られた私は口をつぐむしかない。
    冷や汗をかいて固まった私に、その人は一頻り笑うと頭をポンポンした後、悪魔的なことを囁いた。

    「近くで見たいならマネージャーになっておいで。
    一人分くらい空けてやるから」

    きゅん

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  16. 「センパーイ!」
    「何が白々しくセンパーイ!よ。」
    「えーだって後輩だし?」
    「今更よく言うわ!全く馬鹿コースケ」
    「何だよー、せっかくミユのこと先輩扱いしたのに俺が馬鹿なのかよ…」
    「で、要件は?」
    「あ!今日はな!手相を覚えてきたんだ!ミユ!手出せ!」
    「はぁ、全く性懲りも無くようやるわ」
    「えーっとこの線が…」
    こうやってコイツとふざけられるのがいつまで続くかな…
    「そーいえば、ミユの手ちっせーな!」
    「ちーさくないですー!フツーの女子よりでかいわ!」
    「えー、俺、彼女作るなら手が小せえ方がいいなあ」
    「あーそーですか!じゃあ手の小さい可愛い彼女でも作ってきてくださいよモテ男め」
    「おう!だからミユ俺と付き合え!」
    「はっ?」
    「だーかーらー俺と付き合えって言ってんの」
    「私さ、手でかいって言ったじゃん?」
    「俺より小さいならいいの。元々ミユより身長がでかくなったら告るつもりだった」

    きゅん

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  17. 高校になって初めての運動部マネージャー。もう一年半が経った。

    中学までは文化部だったから、少し緊張した。

    運動部のマネージャーだから、することが多くて大変だけど、やりがいがあると思ってる。

    いつも通り部活終了後の片付けを行なっていたら、

    「あっ紅蘭センパイ!
    それ、僕が運びますよ」

    そう言って走ってきてくれたのは、可愛い系の後輩の琉偉(るい)くんだった。

    「ええっ⁉︎大丈夫だよ?私は。それよりも、琉偉くん部活やって疲れているでしょ?」

    「僕は全然!大丈夫ですよ?
    ハイ、僕が持ちますねー」

    笑顔で答える琉偉くん。

    「えっ⁉︎ちょっ……」

    強引に私の手からモノを奪い取った琉偉くん。

    「紅蘭センパイ、いつも誰もわからないところで頑張ってくれているから、こういう重いものを持つときは僕を頼ってくださいね?」

    きゅん

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  18. 「おはよー!」

    通学途中、挨拶してきたのはサッカー部エースの先輩だった。

    「おはようございます、先輩。」

    私は、先輩が好きだ。頰が熱を持ち、それと同時に冷たい冬の風が頰を冷ます。

    冷たい空気に晒された私の素手は、すっかりかじかんでしまい、無意識に手を擦り合わせていた。

    「あれ、手袋は?」

    「あー、その、忘れてきちゃって…」

    「そっか…なら、」

    そう言った途端、先輩は私の手を握って、
    ブレザーのポケットの中に先輩の手ごと入れた。

    「えっ、先輩、何して…」

    「かじかんじゃうでしょ?僕が温めてあげる。」

    きゅん

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  19. クリスマスの日、私と來夢は、手を繋いでいると、私の手が冷たくなってること気づいた。來夢。

    「手‥‥冷たいね、じゃあ今繋いでいる手を暖かくしてあげるよ。ほら、コートのポッケにいれてあげるよ!」

    そう言って、來夢は繋いでいる手をポッケの中に入れた。
    7色の光り輝くマロロンランドの遊園地の中で、
    しんしんと降り積もる雪は、まるで恋人たちの恋を祝ってるように今宵は、ホワイトクリスマスだね。
    來夢。



    メリークリスマス。

    きゅん

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  20. キーンコーンカーンコーン……。

    子守唄のように話す国語教師が、
    教科書を読み始める。

    「この6時間目の国語の授業ほど
    眠いものは無い。」

    とクラス全員が口を揃えて言っている授業。

    しかし私は、この授業が楽しくて仕方ない。

    (そろそろかな……。)

    「ねぇ、これ」

    (来た来た(笑))

    小さな声で私を呼んでノートの端の紙切れを
    渡してきたのは隣の席の颯太(そうた)くん。

    3ヶ月前、席替えをしてからは、
    いつも国語の授業の時は
    だいたい私にギャグや絵しりとりなど
    書いた手紙を回してくる。

    (今日はギャグかな)

    そんなことを思いながら、
    くしゃくしゃっと丸まった紙切れを
    広げると……

    『付き合ってください』

    と書かれていた。

    あまりに急で、私は紙をまた丸めて、
    ポッケにしまった。

    すると、彼は照れながら
    小さな声でこう言った。

    「すきだよ」

    きゅん

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