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  2. 最低のクリスマス。
    どうしてこんな日に振られちゃったの。

    「廣瀬?」
    「…先輩…」
    「どうしたんだよ、こんなとこで。鼻、すげー赤くなってる」

    笑いながら先輩が付けてたマフラーを外して私をぐるぐる巻きにする。

    「なんでもあびばせん…」
    「そんな鼻声で言われても全く説得力なし」

    隣に腰かけた先輩が、私の頭を肩に抱き寄せた。

    「彼氏に振られた。……正解?」
    「…うっ…、モテモテのぜんばいに私のぎもぢなんで…っ」
    「ごめんごめん傷を抉るつもりはなくてさ」
    「えぐってます!」
    「それは、ごめん」

    全然ゴメンなんて思ってない口調で先輩が笑う。

    「なー、クリスマスに振る男も最低だって思うけど…振られて傷心中の女の子に告白すんのも最低だと思う?」

    ふと顔を覗き込んだ先輩の顔が、すごく近い。

    「……俺にしとかない?すんげーお買い得なんだけど」

    こんなに顔が熱いのは、きっと寒いせいだ。

    きゅん

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  3. 浮気ばっかりする海都
    『海都。今までありがとう…』
    海「ごめん。別れたくない。」
    莉「いい加減にして!」

    きゅん

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  4. ーーー
    「浪川先輩!好きです!付き合ってください!」
    このセリフを何回言ったのだろう。

    浪川撤也先輩。
    サッカー部の3年生でたまたまグラウンドの横を通った時にプレーしてる姿を見て心を打たれた。

    それから1年のサッカー部の男子に浪川先輩のクラスを聞き、毎日通うようになった。

    「浪川先輩っ!」

    昼休みは浪川先輩のクラスへ行くという日課になっている。

    私が名前を呼ぶとやれやれというような顔して出てきた。
    「また来たの?懲りないね」
    「はい!私諦めませんから!」

    ーーー
    それから数ヶ月が過ぎ、試合を見に行くことにした。

    「浪川先輩〜!!!!」

    浪川先輩は大活躍。
    結果、圧勝。

    試合が終わるとすぐに先輩の元へ駆けつけた。
    「お疲れ様です!」
    「ありがとう」
    今日は素直。

    「遥菜ちゃんいつもありがとう」
    ふっと笑顔を見せた先輩。

    ねえ、神様。
    この恋が叶うことはあるのでしょうか。

    きゅん

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  5. 「先輩。なんで後輩の私が勉強を教えてるんですか~?」 

    「だって、美玲。頭いいんでしょ?」


    「私より頭いい子なんていっぱいいますよ!」


    怒ったふりをしているあたし。

    さっきからドキドキしまくり。

    本当は嬉しいんだ~。



    「ここの相似を使うの?」


    「違います!先輩。ちゃんと授業受けてます?」



    「さぁ~。」


    意味深な笑みを浮かべる先輩。


    「あ!西条くん!なにしてんの~?」


    教室に入ってきたのは、この前なんかのコンテストで受賞した綺麗な方。


    「勉強教えてもらってんの。」


    「えー!西条くん頭よかったんじゃなかったのー?」


    え?え?うそ!


    「普通にいい方だよ。」


    普通な顔してそんなことを言う先輩。


    「あ!急がないとやばい!じゃあね!」



    あ、あれ?


    「好きな人といたいって思っただけだから。」



    か、確信犯め。

    きゅん

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  6. 私は知っています

    先輩が“あの人”を見てる事

    そして“あの人”には彼氏がいる事

    いつも笑っているけど
    ふとした瞬間に悲しそうな目をする事

    意地悪なのに
    “あの人”には優しい事


    私は“あの人”には敵わないのに
    私は先輩が好き


    私は“あの人”みたいに
    美人じゃないし
    頭も良くない

    それでも私は“あの人”より
    先輩をみています

    「…俺はあんたが好きだよ。
    彼氏がいると知っていても」

    屋上に来た時聞こえた先輩の声
    戸惑う“あの人”の声

    そして「ごめんね。ありがとう」
    “あの人”は去って行った

    扉の後ろに隠れていたのに
    “あの人”と目が合う
    “あの人”は私をみて微笑んだ

    …私は“あの人”には敵わない

    わかっています
    でも

    「先輩。」

    私は扉の裏から出て先輩の前に立った

    「先生なんてやめて、私にしませんか?」

    私を見て先輩は目を丸くする

    「先輩が…好きです。」

    きゅん

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  7. 「ほんと、キミって可愛いよね」
    急に髪に触れられて
    直感で逃げないとって思った

    「よ、用事があるので失礼します」
    パッと手を掴まれ
    逃げる事は叶わない

    「逃げるの?俺から?」
    引き寄せられて体が密着する

    私は全力で先輩を突き飛ばした
    「そういう事は彼女にしないとダメだと思います!」
    それだけ言い残して走る

    いつも女の人に囲まれてる先輩。
    私なんかが付き合えるわけもないのに
    ふと見せる優しさを
    好きになってしまった

    「…あっ…」

    すぐに追いつかれて後ろから抱きしめられ
    捕まってしまう

    「逃げたってまた捕まえるよ?それに。
    逃げたら追いたくなるの男の性だし」

    抱きしめる力を緩める気は無いらしい
    「…んっ」
    軽く耳を噛まれ声が漏れる

    「ほんと。可愛い」

    甘い声が私をドロドロに溶かしてしまいそう
    「せん、ぱ…」
    「さすが俺が好きになった女だよねー」

    先輩は私の唇を強引に奪った

    きゅん

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  8. 彼氏である先輩と帰ろうと教室までやってきた私
    「っ…」
    見てしまったのは先輩のキスシーン

    「…お前なんでここに」
    先輩はかっこいいし
    モテるってわかってたけど浮気されるとは。
    私は逃げる様に走った

    「話を…」
    追いかけてくる先輩
    遊びだったとか
    言われるくらいなら私から…
    「別れますっ!私先輩と別れます」

    「っ…話を聞けって言ってんだろ!?」
    追いつかれて後ろから抱きしめられる

    「本気で好きじゃないくせに、離して!」
    暴れてその腕を解こうとすると彼はその腕に力を入れた

    「好きだよっ…!」

    その言葉に動きが止まる
    「じゃあなんで…」
    「強引にされたんだ」

    嘘だ。だって
    「私はあの人みたいに可愛くないから」
    そう言うと先輩は叫んだ

    「っ…本気で好きだよお前が!どんな美人に告白されようがお前しか見えない!
    だから、別れるなんて悲しいこと言うな!」

    好きなの
    先輩
    …好きなの

    きゅん

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  9. 俺には1つ年下の彼女がいる
    受験勉強で忙しい俺を応援してくれる優しい彼女だ
    クリスマスなのに隣にお前はいない
    お前がいてくれたらどれだけ嬉しいか
    勉強もひと段落ついてそんなことを考えていると無性に会いたくなった

    俺は携帯を取り電話をかける

    俺のために我慢してくれているのにわがままは言えない
    俺はただ
    「メリークリスマス」とだけ。

    電話の向こうから小さなお前の声が聞こえる

    「先輩…会い、たい」

    その声は震えていて泣いていたと理解する

    なにやってんだよ、俺。
    俺は走り出した


    見つけて駆け寄ると
    彼女の瞳はやっぱり濡れていて。

    寂しい思いさせてんのに
    それでも健気に笑おうとしてくれる姿が愛しくて
    俺は強く抱きしめた

    「ごめん」

    俺の言葉にお前は笑って
    俺の腕の中で泣いた
    泣いたことには気づかないふりをして腕に力を込めた

    何よりも大切なのはお前だったってことに今更気がついた

    きゅん

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  10. 屋上にあるツリーを見ながら私は先輩のことを考えた
    私より1つ上の先輩は受験で今の時期は忙しい

    たとえ目の前でカップルがイチャイチャしていても私は我慢をするべきなのだ

    日が落ち
    ツリーにイルミネーションが灯る
    その光景が綺麗で涙が出た

    寂しい


    …プルルルル…
    そこへタイミングよくかかってきた電話
    私は袖で涙を拭いながら電話を取る

    『…メリークリスマス』

    先輩の優しい声に寂しさが募り…
    「先輩…会い、たい」

    …ガチャン。ツーツーツー…

    切れてしまった
    先輩の声に心が締め付けられてつい発してしまったのに後悔する

    迷惑かけた
    応援しなきゃいけないのに

    数分後勢いよくドアが開く
    そこには息を切らした先輩がいた

    「なんで…」
    驚いて声が出ない私に近づき、先輩は力強く私を抱きしめた

    「寂しい思いさせてごめん」
    「先輩…っ」

    抱きしめられて見えないから
    嬉しさに溢れた涙を隠した

    きゅん

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  11. 「さっむ!」
    学校の行事で屋上にツリーにイルミネーションが灯る今日
    先輩とその瞬間を見るためにそこにいた

    先輩はあまりこういうのが好きじゃないはずなんだけど、私に付き合ってくれる優しい人

    「仕方ないなぁ」

    先輩は微笑みながら私に向かって両手を広げた

    「おいで」

    寒がる私を温めるつもりなのかもしれないが…
    心臓がギューってなって私は先輩の背中に手を回した

    「そろそろだよ」
    先輩の甘い声を聞きながらツリーを見上げる


    パァっと光が灯って目の前が一気に輝いた

    「きれー!すごい綺麗ですよ!先輩」

    先輩は私を見て微笑んで

    「寒い中見に来る甲斐があったよ
    それに…
    お前が喜んでくれてよかった。」

    そう言って私の手をとった

    「そうですね」


    こんなに綺麗なイルミネーションを

    あなたと見れたことが一番嬉しいです。


    私は優しく繋がれた手に力を込めて握り返した

    きゅん

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  12. 「先輩はクリスマスの鐘ってどんな音がすると思います?」

    私は急な質問を先輩に投げかけた

    「あれだろ?“シャンシャン”とかだろ?」

    あまり深く考えずに質問の答えを返す先輩
    その姿がなんだか可愛く見えて。

    「ぶっぶー。違いまーす」
    ちょっとからかいたくなって
    悪戯に笑ってみせた

    「…なんかその顔ムカつく」

    先輩は私の頬をぐにぐにと引っ張る
    「いひゃいでふ」
    痛いです
    うまく言葉が話せない私を見て先輩はふっと笑った

    「馬鹿だなぁ」
    「な、なんでですか」

    やっと手を離してもらって頬を撫でるように触ると先輩が体を屈めた

    軽く唇が触れる
    一気に体温が上がる感覚がして心臓が跳ねる

    「好きだよ」

    先輩の笑顔で私まで笑顔になる

    「大好きです」

    私はそう言って先輩に飛び付いた



    「で、クリスマスの鐘の音って何?」

    「みんなに“幸せを運んでくれる”音ですよ」
    私はそう言って笑った

    きゅん

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  13. 「メリークリスマス…です」

    私はそう言って1つの箱を差し出した
    「なに?」
    先輩はニヤニヤしながらその箱を手に取る

    「クリスマスケーキ。昨日作りました」

    「…まじか」

    先輩には…
    大事な人には思いを込めた物を渡したかった
    重いって思われたかなぁ
    怖いのと緊張でドキドキが止まらない

    食べて…くれるかなぁ


    「ありがとうな」
    頭上から声が聞こえて私は先輩の顔を見上げた

    「すげー嬉しい」
    その姿はサンタさんのプレゼントを貰ったこどもみたい
    少し顔が赤くて、頬がゆるゆる。

    「重くないですか…?」

    私の言葉に先輩は目を丸くした
    「確かに、びっくりはしたけど
    俺はすげー嬉しいよ」

    「よかった」

    私は安堵のため息を漏らす
    と、
    先輩の顔が近づいて唇が触れた

    「ごめん。お前が可愛すぎて…つい」

    「っ…!」

    なんだか恥ずかしくてペシッと先輩の肩を叩いた

    きゅん

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  14. 寒い

    けど動けません
    先輩が私の肩にもたれかかって寝ちゃったから
    風邪をひきませんようにと付けてきたマフラーを先輩の首に巻く
    起こせばいいのにもう少しこのままでって思う自分がいる

    「先輩…もうすぐクリスマスですよ。
    はやくしないと私取られちゃいますよ」

    好きだって伝えたら迷惑だよね…
    それに、こうやって無防備な姿を見せてくれなくなるかもしれない

    「誰にも取られたくないなぁ」

    肩口から甘い声が聞こえた
    「先輩起きて…」
    「お前の声で目ぇさめた」
    「すいませ…」
    先輩は「はぁ…」とため息をつきながら私がかけたマフラーを取る
    迷惑、だった…?

    「お前が風邪引いたら意味ないし。
    てゆーかクリスマスに告ろーと思ってたのに焦らせたお前が悪いからな」

    先輩はそういってマフラーを私の首にかけながら体を寄せた
    唇が触れる

    「せ、んぱ…」

    「クリスマスプレゼントにお前が欲しい。付き合って」

    きゅん

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  15. 「何ですか」
    私を呼び出した先輩を睨む
    私は…このヒトが嫌いだ

    「これやるよ」
    投げられた物を見事キャッチ
    「ナイスキャッチ」
    「なんで投げるんですか…」
    そう言いながら投げられた袋を開ける
    「…シュシュ?」
    「お前に似合うなって思ったら300円だったから」
    300円って…

    「ありがとうございます」
    一応お礼を言ってそのシュシュで髪を結ぶ

    「絶対つけとけよ」
    先輩はそう言って背中を向けた
    私も教室を出て友達の所へいく

    「髪結ぶなんて珍しい…ってそれ人気ブランドの数量限定シュシュじゃん!」
    見せてくれた広告にはあり得ない値段が記されている
    300円って言ったじゃん

    「帰るよ」
    鞄を持ち廊下に出ると先輩の声が聞こえた
    「珍しいなプレゼントなんて」
    「アイツ可愛いから
    先に俺の物だって証つけただけ」

    やっぱり
    先輩のことが嫌い

    でも先輩のことが好きで好きで仕方がない自分が
    一番嫌い

    きゅん

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  16. あなたに好きな人がいること知ってます

    いつも
    私の馬鹿な行為も笑ってくれる
    優しく手を差し伸べてくれる
    私は
    頭も良くなくて
    スポーツも得意じゃなくて
    リーダーとかにも向いてなくて。

    特に突出して良いところはないけれど

    好きになってしまいました


    あなたが
    好きです

    ーー

    「っ…!また先輩はそれ読んで…!」

    「良いだろ?俺がもらった好きな人からのラブレター」
    私の彼氏は意地悪だ
    「昔のことは忘れて下さい!」
    取り返そうと手を伸ばすけど上にあげられて届かない
    「返して下さい!」
    「やだね。俺の宝モンなのに」
    先輩はニヤリと笑い私を引き寄せて抱きしめた
    「可愛いなぁ俺の彼女は」
    「可愛くないです。可愛くないんで返してください!」
    いつものやり取り

    あの頃はこんな幸せになるなんて思わなかった

    勇気を出して本当に
    よかった

    あの時の言葉は忘れられない
    ーー

    俺も
    お前が好きだ

    きゅん

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  17. 「会いたかったです…」
    私はそう言って先輩を抱きしめた
    「どした…!?」

    …これは1つのドッキリ。
    いっつも意地悪されている私は仕返しをするために考えに考え抜いた作戦なのだ

    「先輩は…どうですか?」

    先輩を見上げる
    抱きしめてキスして
    なのに「好き」って言ってくれない先輩

    私はただその言葉が聞きたいだけ

    「会うだけでいいの?」
    予想外の切り返しに戸惑う
    でもここで折れたら負けだ
    「会うだけじゃ足りない。もっと先輩に触れたい…」

    恥ずかしい
    私こんなキャラじゃない!

    「そっか。俺もだよ」
    先輩は身をかがめた
    キス…
    目を閉じたけど
    いつもの温もりは来ず

    「何企んでんの?」
    先輩の低い声が聞こえた
    ば、ばれてる…
    「企んでなんていませんよ」
    「ふーん。まあ、いいけどさ」

    先輩は私の耳元で囁いた
    「好きな奴に迫られて耐えれるのなんて俺くらいだから」

    少し先輩の顔が赤い気がした

    きゅん

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  18. 「どんな男がタイプなの?」

    最近美術部によく来る先輩。
    部長のお友達らしく、部長が戻るまで
    いつのまにか相手をする担当になってしまった。

    「別に…ないです」

    「真面目だね~。何かない?強いて言うなら的な」

    しつこく聞かれ
    「真面目でチャラチャラしてなくて寡黙な人」
    と、目の前にいる先輩と真逆になるように答えた。


    「ハハっ!俺と真逆じゃん」と楽しそうに笑う先輩。

    何がそんなに可笑しいのだろう。私は顔をしかめ首を傾げる。


    「俺はね、ギャルで派手で喋る子がタイプ」

    聞いてもないのに好みの女性を語り出す先輩。


    「でも実際好きになんのは、真面目で地味~な子なんだよね。何でだろー?」

    「…知りません」

    コロコロと椅子に座ったまま私の目の前に移動してきた先輩。

    「実際に好きになんのは、俺みたいな奴?でしょ」

    ニヤリと意地悪く笑った先輩に、

    カァと私の顔は熱くなった。

    きゅん

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  19. 整列するときは出席番号順に並ばなければならないから
    渡辺という苗字の私は基本、一番後ろだ。

    けど全校集会のときだけは別。
    前のほうの子に代わってもらう。

    (今日もかっこいい…)

    隣の列に並ぶ3年生の先輩を眺めるために。



    先輩はよくクラスメイトとふざけ合ってる。

    その時の笑顔がもう、それはもう。


    めちゃくちゃ可愛いんです。



    ある時
    「おい、安田。お前一番後ろだろ」

    そう先生に注意されたのは笑顔が可愛いその先輩だった。
    「げ、カワセンにバレたー」
    とふざけている先輩は"カワセン"こと川内先生に
    ひっぱられながら列の後ろに戻っていく。



    まさか先輩も出席番号後ろ組だったとは!


    私は次の全校集会から一番後ろに並び直した。





    そんな私に気付いた先輩は

    「やっぱり。あんた俺のファンでしょ?
    ちゃんと出席番号順に並ばねーと」

    と意地悪な笑顔を見せた。

    きゅん

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  20. スマホから流れる少しハイテンポな音楽。

    「何かさ"青春"じゃね?これ」

    真面目にダンスの練習をする私をよそに
    寝転んで空を仰いでいる先輩がポツリそう呟いた。
    「何がですか?」
    振り付けをゆっくり確認しながら聞く。
    「んー、このシチュエーション?」
    屋上、夕焼け、放課後…
    言われてみればそうかもしれないと思い「確かに」と笑う。

    「ていうか先輩、練習付き合ってくれるんじゃないんですか?」
    「付き合ってんじゃん。応援という形で」
    いたずらっこみたいな笑顔で言われ何も言えなくなった。

    「なぁ、ちょっとこっち」
    先輩が寝転んだまま手招きする。
    「はい?」
    「こっち来て」
    素直に先輩のすぐ右隣にしゃがみ見つめると
    先輩はムクッと上半身だけ起こした。




    「もっと青春ぽいことしてみる?」



    「え?」



    静かに先輩の左手が私の顔を包み、
    私の視界は夕焼けに染まる先輩でいっぱいになった。

    きゅん

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