ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 先輩には、好きな人がいるらしい。

    昨日聞いた言葉が、未だに耳に残っていた。


    「おはよう」

    「あ、おはようございます」


    声をかけてきたのは、小さい頃から知り合っている仲の良い先輩だ。

    そして、わたしは密かに彼のことを想っている。

    噂のことを思い出して胸がぎゅっと痛んだ。


    予鈴が鳴った。

    ・・・もう行かないと。

    ちょっぴり切なくなりながら、先輩の元を離れようと足を踏み出した。


    「待って」


    先輩に腕を引っ張られる。

    なんで止めるの?


    「それ以上優しくしないでください・・・好きな人、いるんですよね?」


    だって、諦められなくなってしまうから。

    期待してしまうから。

    だからどうか、もう離れさせてーー


    「無理、だって好きだし」

    「へ?」

    「俺の好きな人、君だけど?」


    その言葉の意味を理解するまで、あと少し。

    きゅん

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  3. 「つばさ先輩、タオルどうぞ」
    「サンキュー。すずな」
    白い歯を見せて爽やかに笑うつばさ先輩は何を隠そう私の彼氏なのです。
    あー、今日もカッコいいなぁ。
    私は先月からバスケ部のマネージャーになった。はじめは大好きな彼を応援したいって思ってた。

    だけど、毎日一生懸命、練習に打ち込む部員達を間近にみていたら全員を応援したいって思うようになってきた。

    「そのタオルみんなに渡すの?」
    「はい、1人づつ渡します」
    「ふーん」

    ちょっと不満げな顔をするつばさ先輩。

    「渡してもいいけど、目を合わせたら駄目だよ。疲れてる時にすずなの笑顔を見たらあいつら絶対オチるから」

    「え、やだっ、先輩ったら」

    時々こんなヤキモチを妬くつばさ先輩。

    「おちおち練習もしていられない。俺の彼女は凄く可愛いから」

    体育館の隅っこで頭を軽くポンポンされて真っ赤になってしまう。

    ううっ、先輩、甘すぎますっ。

    きゅん

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  4. 今日は体育祭に向けてリレーの練習。
    なんで今日に限って先輩と体育なんてしなきゃいけないのっ…!
    「千秋、先輩いるよ」
    そう言ってにやにやするのは親友の彩。
    「えっ…!?」
    「はー、なんで1年と3年が合同で体育やるんだか」
    彩が遠くを見てボヤく。
    「千秋ちゃん、次出番だよ!一緒に走るの誰先輩だっけ…」
    クラスメイトに呼ばれ、3年の先輩と走る為位置に着く。その時隣にいたのは…
    「天野先輩っ…!」
    「あ、千秋ちゃん!」
    私の大好きな先輩。
    「いいんですか?私なんかと走って…」
    「あぁ、先生に俺からお願いしたんだよ」
    先輩はサラッとこういう事を言う。ドキドキしちゃうのに…
    「…あのね、千秋ちゃんは断ると思うけど…俺千秋ちゃんのこと好きだったんだ」
    「え…?先輩がですか…!?」
    「うん…もし走る時俺が勝ったら付き合ってください」
    「…負ける気しかしません」
    そう言った私に、先輩は嬉しそうに微笑んだ。

    きゅん

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  5. 「お前それわざとやってるのか?」

    先輩とお昼ご飯を食べていたらそう告げられた。

    「何の話ですか??わたし変なことしてますか?」

    「俺は絶対に取らないぞ。」

    何の話か全然分からなくてわたしは首を傾げた。

    その時・・・

    「ちゅ・・・」

    突然唇の横すれすれにキスされてペロッとなめられた。

    「へ??・・・せ、せんぱい?」

    いたずらな笑顔を向けられて

    「隙だらけのお前が悪い」

    そんな言葉を言い放った先輩に胸が締め付けられた。

    きゅん

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  6. 「バスケ部のみんなお疲れ〜!!!」
    部活中、元キャプテンの海斗先輩が遊びに来てくれた。
    「「「キャー!海斗先輩〜♡」」」
    女子部員が次々に海斗先輩を取り囲む。私もその一人。出遅れてかなり後ろになっちゃった。
    「暑いだろ?みんなにアイス買ってきたぞ!」
    「「「先輩!ありがとうございます!!!」」」
    先輩が買ってきてくれたのは1袋に2つ入ってて、分けるタイプのアイス。

    あれ?私、アイス分ける相手が居ない。そういえば、親友の彩は今日部活を休んでたんだ…。

    「美咲ちゃん、分ける相手居ない?俺と分ける?」
    「あっ、ありがとうございます。」
    「…そういえば、さっきのパスしなくても美咲ちゃんなら、あの位置からシュート出来たんじゃない?」
    「あの位置からじゃ、ちょっと厳しいかなって思ったので。」
    「あの位置なら大丈夫なはずだよ。もっと自分に自信持って!」
    そう言うと、先輩は頭をぽんぽんしてくれた。

    きゅん

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  7. 「ちょっといい?」
    「うわ?びっくりした」
    「…何悩んでいるんだよ」

    最近、外出が多い私。服について悩んでいると打ち明けた。

    「新しい服を買おうと」
    「派手なのはよせ。目立つのは嫌なもんだ」
    「そうですか」
    「ああ。あとは歩きやすい服装が良い。髪型も普段と違うと嬉しいもんだ」
    「待ってください。メモしますから」

    そんな私を先輩は見つめていた。

    「楽しそうだな」
    「いえ。どちらかというと、緊張してます」
    「お前…経験値ないもんな」

    先輩は頬杖をついた。

    「これは予行練習が必要だな」
    「練習?」
    「ああ。俺とデートしてみよう」
    「先輩と?」
    「ああ」

    彼は立ち上がった。

    「俺が服を選んでやるよ」
    「でもせっかくのお休みが」
    「いいんだよ。お前の初デートのためにデートしてやるよ」
    「あれ、でもデートって」
    「うるさい。さあ。生徒会だ」

    先輩の横顔はなぜか赤くなっていた。

    きゅん

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  8. 「ちょっといいかな」
    「何ですか?先輩」
    「君の家って、駅のそばだよね」
    「はい」

    部活の休憩中。先輩は私に水をくれた。

    「実はね。駅の近くにできた抹茶カフェに行ってみたいんだけど、場所知ってる?」
    「あそこは分かりにくいんですよ。少々お待ち下さい…」

    私はスマホを取り出した。が、先輩に手首を掴まれた。

    「ダメ」
    「は?」
    「僕は方向音痴なんだ」
    「でも。スマホの地図なら」
    「それもわかんない。スマホも苦手なの」
    「え?それは弱りましたね」

    先輩はため息をついた。

    「だから。昨日も駅の周辺を彷徨ってさ、もう倒れそう…」
    「先輩?しっかりして?」

    ここで練習再開の笛が鳴った。弱り顔の先輩の様子に私は決心した。

    「先輩。私が御案内しますよ」
    「…いいの?」
    「はい!一度行けば分かりますよね」
    「やった!あのね。明日の土曜日でもいい?」

    先輩の嬉しそうな顔に私も笑顔になった。

    きゅん

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  9. 【部活でのひととき2】
    「先輩、先輩」と同じ部活で俺の好きな人の瑞希先輩に話しかけて
    「俺のほしいものってわかったりしますか?」
    と聞いてたら、瑞希先輩は、
    「えーなんだろ。もしかして昨日発売だった漫画の新刊とか?それだったら私もう買ったから貸してあげよっか?」と答えてきた。

    正直俺は、瑞希先輩に対して、わかりやすい愛情表現をしていると思っていたから「私?」と答えて欲しかったけど、その答えが出てこなかったからイラッとして
    「やっぱり先輩の頭じゃわからないですよね。また今度同じ質問をするのでちゃんと考えておいてくださいね?」と煽ってしまった。

    次回は絶対に正解してもらうためにもっとアピールしていこうと決めた俺だった。

    きゅん

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  10. 「見つけた」
    「あ?先輩、劇に行けなくてすいませんでした」
    「あのね…」

    先輩は怖い顔で私の手首を掴んだ。

    「そんな事はどうでもいいの!君の体調の方が大事だよ」

    怒った顔の先輩、私は胸がドキとした。

    「ごめんなさい」
    「それに。まだ手が熱いし」
    「私はいつもこんな感じです」
    「顔も赤いし」
    「それは、先輩の顔が近いから」
    「ふーん」

    先輩はもっと顔を近づけてきた。

    「…おお、ジュリエット。その美しい顔は私だけのもの、だ」

    そう言って先輩は私の頬に自分の頬を寄せ、抱きしめた。

    「うん!これで満足」
    「先輩?」

    恥ずかしさでうつ向く私。先輩は嬉しそうに微笑んだ。

    「さて、と。今度は何をするの?」
    「ええと。校内に不審者がいないか、私はパトロールをする係なんです」
    「君が?じゃ、一緒にやろうか」

    先輩はそう言って私の手を握った。人が少ない廊下は南風が吹いていた。

    きゅん

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  11. 「見つけた」
    「あ。先輩」

    劇の本番前。私は貧血で倒れて保健室のベッド。先輩は心配そうにおでこに手を置いた。

    「もしかして。そんなにジュリエットが嫌だった?」
    「違うんです!昨夜緊張で眠れなくて」
    「…もういいよ。お前は寝てろ」
    「でも。もう本番だから」

    よいしょと起きあがろうとした私。先輩に抱き止められた。

    「行くな」
    「え」

    先輩はじっと私を見つめた。

    「俺達って、そんなに頼りにならない?」
    「そんな事ないです」

    私は先輩の胸から顔を上げた。

    「すごく頼りになります!」
    「嘘」
    「本当です!」
    「だったら寝てろ」

    彼はそっと私の髪にキスをした。

    「おお。ジュリエット…どうか休んでおくれ」
    「先輩?」

    先輩は恥ずかしそうにベッドの隣に座った。

    「さあ、これで劇は終わり。ステージはあいつらに任せよう」

    そう言って私に布団をかけてくれた先輩は頬を染めて微笑んでいた。

    きゅん

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  12. とある昼休み、わたしは屋上で仲のいい先輩を待っていた。

    今日こそは、告白したかった。

    なんとか呼び出して、先輩がここに来るはずだった。

    何度も言葉を考えて、ずっと胸は高鳴ったまま。


    でも・・・

    先輩は来なかった。



    ーー「昨日はごめん!」


    次の日、先輩は通学路に立っていた。

    いつも会わないはずだから、待っていてくれたんだろう。


    「話、聞かせてよ」


    二人っきりの通学路に、先輩の声が静かに響いた。


    「好きです」


    昨日何回も練習した言葉。

    来てくれなかったということは、断られるだろうと覚悟していた。

    でも・・・


    「俺も」


    先輩が言ったのは、予想もしなかった言葉。


    「何を言われるかと思って、行けなくて・・・それくらい好き」


    先輩の言葉に反応したみたいに、桜がふわりと舞う。


    「大好きです、先輩!」


    わたしは、思わず先輩に抱きついた。

    きゅん

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  13. 大雨の日、ブチッと音がして電気が消えた。

    私はちょうど先生のおつかいでほぼ人がいない第二校舎に来ていた。

    ただでさえ雨と雷で怖いのに電気が切れたら周りが全く見えなくなってしまった。

    力が抜けてしまって床に座り込んでいると後ろからペタペタと音がしてきた。

    もしかしてオバケ!?とさらに縮こまっていると「おーい。そこの子だいじょうぶー?」と後ろから声をかけられた。

    かろうじて「はい」と答えると今度は「立てる?」と聞かれた。
    「無理そうです‥」と答えるとその声の主が急にお姫様抱っこをしてきた。

    慌てて抵抗すると、声の主は「何もしない。第一校舎の入り口まで連れてってやる」と言って私のことを連れて行ってくれた。

    お礼をして別れてから、私は彼の顔を覚えていない事、名前を知らない事に気づいた。

    後日、わたしはその人が学校のプリンスと呼ばれている人だと知った。

    きゅん

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  14. 「もしもしお嬢さん?」
    「きゃ?いたんですか」
    「…ずっといるけど、貸せ」

    学校祭の台本を手に取った先輩。怪訝そうな顔を向けた。

    「これは?」
    「台本です」
    「…俺の聞き方が悪かった!このロミオが三人もいるのはなぜだ?」
    「それは」

    私は説明した。先輩の眉間の皺が寄ってきた。

    「…それで三人も」
    「はい。だから三人にセリフを用意したんです」
    「ここのロミオは?」

    肝心のキスシーン。このページを先輩は読んでいた。

    「未定です。今は決め方を決めている段階です」
    「…だったら。今度の試験の順位で決めるといいよ」

    先輩は椅子に座った。

    「それなら学校も文句言わないぞ」
    「そうですね!勉強も学校祭も頑張るって。良い事ですもの」

    胸がスッとした私。しかし先輩は真顔だった。

    「無理するなよ」
    「え」
    「俺ならそんな気持ちにさせないのにな」

    先輩の背後は燃えているようだった。

    きゅん

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  15. 「もしもしお嬢さん?」
    「うわ?先輩。どうしたんですか」
    「こっちが聞きたいよ」

    部活の休憩中。学校祭の劇を考えていた私。先輩は難しい顔をしていた。

    「何を悩んでいるの」
    「ええと。学校祭で私がジュリエットをやる話になって」
    「おっとこれは…」

    先輩の微笑み。でも目が笑っていなかった。

    「で、ロミオは誰?」
    「は、はい。幼馴染の」
    「あいつか……」

    先輩はため息をついた。

    「ここはダブルキャストかな」
    「は?」
    「俺もロミオをやってあげるよ」

    先輩はウィンクをした。

    「でも。先輩は学年が違いますけど」
    「俺のクラスって。全然やる気がないんだ。だから俺がそれに出て終わりにするよ」
    「でも」
    「嫌かな?俺では」

    彼の横顔は不安そうだった。私の胸がちくとした。

    「そんな事ないです」
    「嘘」
    「いいえ!心強いです」
    「俺もだよ」

    私の髪をクシャとした先輩は優しく微笑んでいた。

    きゅん

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  16. 「きりと先輩!すみません。待たせてしまって…」

    「別にいーよ。で、話って?」

    「好きです。先輩の事が好きです」

    「ごめん無理。俺の好きなタイプは、面白くて、真面目じゃなくてちょっとギャルっぽい女。だから無理」

    (あー、ふられちゃた。結構胸が苦しいな…)

    「ひっく、ひっくっ」

    「どうしたの?」

    「ご、ごめんなさい。」

    「どうして謝るの?」

    「だって、それは…」

    「いいよ、言わなくて。はい、これ。よかったら使って。」

    「ありがとうございます。あの、これ、洗って返します。」

    「いいのに」

    「いえ!だめです!絶対に洗って返します!」

    「ふふっ、じゃあ、お願いするね。」

    「はいお任せください!」

    「じゃあ、またね。」

    「はいまた。」

    (どうしてだろ…なんだか、胸がドキドキする…)

    きゅん

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  17. 「あの、先輩これどこにおいたらいいですか?」
    「あ、それはね~体育倉庫においといてくれたらいいよ」
    「あ、はい。分かりました。ありがとうございます」
    「いいえ。また困ったことがあったら、いつでも俺に言ってね。」
    私、涼宮那乃日はバスケ部のマネージャーをやってます。私には、好きな人がいる。その人はバスケ部のエースでもあり、学園のイケメン王子の佐倉零先輩で、とても優しくカッコいい先輩なのです。
    「あの、先輩今日用事ができちゃって、放課後の部活休んでもいいですか?」
    「全然いいよ。用事頑張ってね。」
    「本当にごめんなさい、私がいても大変なのに、」
    「そんなこと気にしなくてもいいよ。那乃日ちゃんがいるだけでも部活がはかどるよ、」と言って、先輩は、私の頭を撫でてきたので、私はびっくりして先輩を見た。

    きゅん

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  18. 憧れだった高校の写真部に入ってちょうど1年たった。今は屋上で1人、どうにか青春っぽい写真を撮ろうとカメラと格闘していた。
    「パシャ」
    聞き慣れた一眼レフのシャッター音が聞こえた。振り返ると、1番の憧れの岸先輩がカメラを持って立っていた。
    「先輩何撮ったか見せてくださいよ。」
    全然気が付かなかった。
    すると、先輩は顔をポッと赤くしてそっぽを向いた。
    「教えてくださーい」
    耳元で言ってもさらに赤くなるばかり。痺れを切らしてカメラを覗くと、夕日に照らされながら写真を撮る私が写っていた。
    「先輩、これって」
    言おうとすると、先輩が急に頭をぽんぽんしてきた。
    「このことは秘密でお願いします…」
    先輩が照れ隠しのようにずっと頭を撫でてくるからこっちにまで赤いのが移ったじゃん。
    先輩、これ以上ドキドキさせるのやめてくださいよ。

    きゅん

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  19. 「私の事、好きになってくれる可能性はありますか?」
    「妹みたいな存在だからなぁ。好きにはならない…と思う……」

     中二の時、当時から好きだった高一の先輩とした会話。お兄ちゃんの友達である先輩から勉強を教えて貰える事になって、家でその時にした。彼が質問の返事をした時に、私だけが知っている、先輩が嘘をつく時にする“ もみあげくるん ” をしていたから、もしかして可能性あり? って思っちゃって、同じ高校合格したらもう一度聞いてみようと思った。

     そして今、同じ高校に入れた私は先輩を屋上に呼び出して。

    「先輩、私の事、好きになってくれる可能性ありますか?」
     
    「これと同じ質問、前にされた時から意識しちゃって。いや、もっと前からだけど。家遊びに行くたび気になって……。でも、友達の妹だしって考えてたらこっちから言えなくて」

    「えっ?」

    「答えは、可能性あります。ってか、もう好きです!」

    きゅん

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  20. 今日は待ちに待ったホワイトデー!
    もちろん私は大好きな先輩にチョコを渡した。
    でも恥ずかしくて本命だと伝えることはできなかった。

    〜昼休み〜

    「宮ちゃ〜ん」

    教室の後ろドアから私を呼ぶ声がした。

    「光先輩?!どうしたんですか?」

    「宮ちゃんにお返し渡しに来たんだ」

    「部活の時でよかったのにわざわざありがとうございます!」

    「ん...会いたかったから」

    お返しはすごく可愛い香水でテンションが上っていて
    先輩が小さい声で何か言っているのを聞き取れなかった。

    「何か言いました?」

    「なんもないよ」

    〜〜

    今日は幸せな日だ。

    きゅん

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  21. 「あ、一口ください」

    「ん?ええよ」


    差し出されたフォークをそのまま口に含む。

    フルーツの仄かな甘みとサクサクのタルトが口の中に広がり、チョコレートケーキとはまた違った美味しさがあった。


    「にしても、努君がこういうのを食べんのは意外やな」

    「まあ、たまにはこういう食べ物を食べんのは美味しいっすから」

    「今度なんか貰ったら、また一緒に食べような」


    ふふ、なんて微笑まれて、危うく持っているフォークを落としそうになった。

    ……仲間に優しいのはいい事だが、いくらなんでも甘すぎる気がする。


    「そうっすね。……今度は俺も持ってくんで」


    少しの無言も辛かったので、とりあえずチョコレートケーキを口に詰め込んだ。

    甘ったるい味も、今だけはいいかななんて思ってしまった。

    きゅん

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