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  2. 「明日こそは脱妹キャラ!!」



    妹にしたい、と好意を持たれているのは嬉しいけど妹止まりだと困る…!
    もうここはやっぱりググるしかない…
    そう決めてスマホで記事を漁っていた時、



    「妥協するな、意識される女に…?」



    上から突然声が。先を見ると…


    「彼方先輩!?」


    私のスマホを覗き込んでいる彼方先輩がいた。


    「なんの記事読んでたの?」


    そう聞かれたけど、ここでバレたらまずい、計画ができなくなる…!
    そう思った私は咄嗟に、

    「何もないです~!ではまた明日!」

    と言って距離を取ろうと走り出した。

    …が。追いかけてくる。


    (なんで~!?!?)



    なんとしてでも逃げ切りたくて赤信号でもお構い無く飛び出したら


    後ろからハグされた。

    「はあ、捕まえた。危ないわ、ばか。」


    捕まえるためのハグでも、キュンとしちゃうよ、先輩。

    きゅん

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  3. 「先輩……っ。ねえっ……んっ…」
    私は今、校舎裏でキスされている。
    私にキスしているのは、私がマネージャーをしているサッカー部の先輩、夏哉先輩。

    「…どうした…んですか?」
    私がそう言うとやっと先輩は唇を離してくれた。

    はあっ、と色っぽい息を私の髪にかけ、こう言った。

    「お前俺が好きなんじゃなかったの?
    勘違い?」好きな人にそんなこと聞かれたら返事はひとつしかないじゃん。

    「好きに決まってるじゃないですか。」

    私がそういえば、また先輩は私にキスをした。
    さっきより、もっと深く、甘いキス。

    「…先輩…!」キスをやめない先輩。

    「お前可愛すぎるんだよ。他の奴に取られないか心配だわ。」

    「大丈夫ですよ、私先輩のこと大好きですから。」

    そう言った瞬間に先輩は首に唇を這わせ、強く吸った。

    「先輩…?…何して……?」

    「痕。これで俺のってわかるだろ?」

    きゅん

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  4. 両親をそれぞれ乗せたパトカーが病院の敷地を出ていく。

    隼人と二人でそれを見送る。

    そして、パトカーが視界から消えてすぐ。
    隼人が私を抱き締める。












    「愛してる」











    たった一言。

    たった一言だったのに……私の頬に涙が伝った。


    誰かの前で涙を見せたのは、初めてかも知れない。

    隼人は泣く私を更に強く強く抱き締める。






    「愛してる。…………愛してやる、俺がお前を一生愛してやる」





    私は堪えきれなくなって隼人を強く抱き締め返した。

    腕の間から、嗚咽が漏れる。





    ――愛してる





    私はきっとずっとその言葉を求めていたんだ。



    ずっと、誰かに愛されたかった。

    たった一人で良かった。
    たった一人で良いから、誰かに “愛してる” とただ抱擁して欲しかった。

    その温もりを求めていた。

    ただそれだけだったんだ。

    きゅん

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  5. 「どう?調子は?」
    「あ?海堂先輩」

    倉庫の戸が開かないと美友と芹那は言った。

    「この戸はね、押してダメなら?」
    「火をつける」
    「美友ちゃん?違うでしょ」

    芹那のツッコミに海棠は微笑んだ。

    「いいね君、俺とも仲良くしよ?」
    「うわ?フェロモンだだ漏れ……」

    セクシー海棠にビビる芹那になぜか美友がムスとした。

    「どうぞ?お二人で仲良く」
    「え」
    「おっと?」

    こんな美友は戸を横に押して中に入った。

    「あれ、出られない?海棠先輩、出して!」
    「俺を好きって言って」
    「言わないわ!好きじゃないもん」

    「いいのかな?芹那ちゃんと俺でラブラブ」
    「美友ちゃん?そんな事ないから!」

    「……すきです」
    「誰が」
    「海堂先輩」

    ここで彼が開けた戸から美友が飛び出してきた。

    「すきありー」
    「え」
    「捕まえた!」
    「いいよ。もっと捕まえて?」

    こんな二人を芹那は今日も呆れていた。

    きゅん

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  6. 「翔、急に屋上に連れてきて、どうしたの?」

    「お前、クラスの奴に頭触られてたろ。」

    「髪にゴミがついてて、片瀬くんがとってくれたの。」

    「…」

    翔が急に黙ったと思ったら、だんだんと迫ってきて壁に追いやられた。

    ードンッー

    「俺以外の男に勝手に触られてるんじゃねーよ。」

    これって、いわゆる壁ドンってやつ?

    「あれ、翔、耳真っ赤////」

    「こんな恥ずいことするの、お前限定だから////」

    恥ずかしいのか、翔は顔を反対側に背けた。
    でも、自分だけドキドキさせられっぱなしは嫌だから意地悪しちゃおう。

    「ねぇ、翔。」

    「なんだよ。」

    翔がこっちを向いた瞬間に

    ーチュッー

    「してやったり!フフッ!」

    私から翔の頬にキスしたんだ!やっぱり、耳真っ赤になってる!大成功ー!

    「美桜…」

    ーチュッー

    「頬じゃなくて口にするのがキスってもんだろ?」

    「バカッ////」

    きゅん

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  7. 「ええと、バスは」
    「……何してんの」

    迷子の美友は背後の先輩に驚いた。

    「え?退けます、あ!」
    「おっと」

    彼はすっと腕を伸ばし美友の行手を阻止した。

    「そっちは船乗り場だけど」
    「す、すみません」

    彼は腕の中の彼女に溜息をついた。

    「新入生だろ。一緒に来いよ」
    「いいんですか」
    「ああ。船に乗られたら困る」

    そんな二人はバスに乗った。

    「揺れるぞ」
    「きゃ」

    またまた美友を抱きしめた彼は微笑んだ。

    「お前さ。学校に通う気あるの」
    「ありありです」
    「ハハハ」

    そして一緒に空いた席に座った。

    「眠……着いたら起こせよ」
    「はい」

    美友の肩に頭を乗せて彼は寝たが美友も寝たので、他生徒が学園前で起こしてくれた。

    「降りますよ生徒会長って、彼女ですか」

    美友の寝顔に彼は頬寄せた。

    「……どうかな?おい!お前、着いたぞ」

    寝起きの二人は手を繋いで校門へ向かった。

    きゅん

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  8. 「調子はどう?」
    「海堂先輩」
    「入学式だよ?緊張しているの?」
    「実は」

    新一年の美友は彼をじっと見た。

    「私の髪型どうですか?」
    「普通に可愛いよ」
    「先輩女子に目をつけられて体育館裏に呼び出しされないですか?」
    「それは……」

    ここで彼はバチンとウインクをした。

    「問題ないよ」
    「良かった!」
    「しかしね」


    美友は可愛ので意地悪されるかもと海棠は言った。

    「いいかい?呼び出しされても行くんじゃないよ」
    「でも、ひどい目に」
    「大丈夫。俺に相談してよ。なんでも助けるから」

    すると美友は真顔で海棠に向かった。

    「あの、そういう特別扱いの方が問題だと思うんですけど」
    「俺のせい?」
    「はい、だって先輩かっこいいから」
    「美友ちゃん……」

    海棠は彼女を抱きしめた。

    「俺の彼女って事にしよ」
    「ダメですよ。本当に好きな人を彼女に、あ?」

    抱きしめる海棠は微笑んでいた。

    きゅん

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  9. 「あ、雪が降ってきた……もうこんな季節か……」
    ほんとだ……そっか……もうすぐ先輩は卒業……しちゃうのか

    「鈴菜!」
    「え?」
    ふいに先輩に呼ばれたので私は後ろを振り向いた
    先輩はいない。
    あれ、どこいったんだろう……
    私は辺りをキョロキョロ見渡す。


    ギュッ


    すると何か後ろから暖かいものを感じた
    また後ろを振り向くと先輩が私にぎゅっと抱きついていた。

    「ど、どどどどうしたんですかせんぱぃ!」
    「え?どうって暖めてるんだよ。だってこんな雪なのに寒いでしょ?」
    ま、まぁ今違う意味で暖められましたけど……

    先輩の息が私の耳元にあたる

    「俺……鈴菜のこと好き俺と付き合ってくれない?」
    先輩からの告白は思いがけないものでした。

    きゅん

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  10. 今日は街がピンク色に染まる日。
    そう、バレンタイン!!
    私、松崎 みおは、今日憧れの先輩(音弥 優)にチョコを渡します!

    音弥先輩にはとっくの前に好きって伝えるんだけど、特に反応無し、、。何回伝えても「あっそ」「しってる」「はいはい」くらいしかかえってこない。
    いわゆる、ドS男子ってやつです。
    でもやっぱり好きって言わせたい!!
    だから絶対美味しいチョコつくってびっくりさせてやるっ

    2月14日PM16:20【下駄箱】

    「音弥先輩!今いいですか?」
    『おう』
    「チョコ、作ったんです。音弥先輩に、食べて欲しくって。」

    緊張しながらそうチョコを渡すと、何だか驚いた顔で見つめている。


    『これ、お前作ったの?』
    「そ、そうですよ?あ、気に入らなかったら食べn・・」

    『すげぇうまそう。』
    先輩が小さく呟いた気がした。
    「え?」

    「、、ありがとな、」
    何だか先輩の顔が火照って見えた

    きゅん

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  11. 「調子どう?」
    「ダメです……」
    「どれ?顔を見せて」

    見学で高校にいた中3の美友は緊張で保健室で休んでいた。

    「ごめんなさい。先輩も忙しいのに」
    「お兄さんはボランティアだから遠慮しないで?」

    そんな彼は美友のベッドに腰掛けた。

    「あの、今日はバレンタインでしたけど、先輩は何個ですか」
    「トラック1台分かな」
    「ウフ。あ?」

    その時、美友のお腹がグー!と鳴った。


    「……恥ずかしい。そうだ!私もチョコが」

    店の割引チョコを買った美友に海棠は食べたらと言った。
    そして二人で食べていると足音がした。

    「怒られる!?あ、先輩、これ」
    「おっと?むぐぐ」

    先生が入室すると二人はマスク姿だった。
    美友が元気なので海棠が送ると言い二人は退室した。

    「俺まだ口に入っている」
    「私も」
    「ねえ……美友ちゃん」
    「え?ウフ!」

    マスク越しの冗談キスの二人は爆笑しながら帰って行った。

    きゅん

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  12. 「北島先輩遅いなぁ。」
    放課後の教室は思った以上に静かだった。
    そんなことを思いながら待っていると北島先輩が
    「伊藤!遅れてごめん!」
    そう言って近づいてきた。
    私は
    「忙しいのにごめんなさい。あの伝えたいことがあって」
    と言うと
    「ん?どした?」と北島先輩が微笑んだ。
    私は勇気を振りしぼって言った。
    「あの。入学してからずっと好きでした。よかったらもらってください。」
    いざ告白すると照れて北島先輩が見れなくてうつむいていた。
    その時、北島先輩の手が私の頭の上を軽く跳ねた。そして顔を上げると北島先輩が…
    「俺も好きだ。チョコもお前からしかもらわねぇって思ってた。」
    私の顔を見てそう言った。






    放課後の教室は先輩と甘いチョコの匂いがした。

    きゅん

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  13. あーあ、遅くなっちゃった..。

    さすがに先輩もう残ってないよね?

    私は片思いしてる先輩にチョコを渡すために部活終わるまで待ってたんだけど...
    いつの間にか寝ちゃっててもう真っ暗
    はぁ、最悪のバレンタインだ...
    頑張って作ったのにな...家に帰ってお父さんにでも渡そう

    鞄を持って帰ろうと教室を出た時、
    「渡邉、やっと起きた?」

    え!?なんで先輩が..!?
    「お、大久保先輩!?まだ残ってたんですか!?」
    夢だよね?先輩が残ってるわけない。
    「帰ろうと思ったら教室に電気が付いてたから覗いたらお前が寝てたんだよ」
    み、見られてた..。お恥ずかしい..
    「も、もしかして起きるまで待っててくれたんですか?」
    「まぁな、こんな暗いのに1人で帰らせられねーだろ」

    もう、こういうとこだよ先輩。
    私はクスッと笑って

    「へへ、すみませんっ、一緒に帰りましょ
    あ、私先輩に渡したい物があるんですっ」

    きゅん

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  14. 私には一つ上の要(かなめ)先輩が好き。
    でも先輩に思いを伝えれてないから
    今日は絶対に思いを伝えよう、そう思っている

    「おはよ」

    声をかけられて振り返ると要先輩の姿があった

    「お…おはようございます
     あの先輩今日の放課後話があります」

    「分かった。俺が茉優の教室に行くわ」

    「あ、はい。待ってます」

    …放課後

    「茉優」

    「わざわざ呼び出してすいません」

    「大丈夫。それでなんかあった」

    「あの、えっと、ずっと先輩が好きでした 付き合ってください」

    「ほんとか?」

    「はい」

    「俺も茉優が好き 付き合おう」

    断られると思っていたから嬉しくて
    泣いてしまいそうになった

    恥ずかしくて後ろ向いた
    その時、ギュっ

    先輩が私を後ろから抱きしめた

    「茉優、これからよろしくな。大好きだよ」

    「はい、私も要先輩が大好きです」

    私のバレンタインは最高に幸せな日になった

    きゅん

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  15. 「お兄ちゃん!待って〜。」
    「置いてくぞ」

    こんにちは!私は高野なぎ。絶賛片思い中の高校3年生!
    今日は2つ上のお兄ちゃん、神野昴お兄ちゃんと【学校デート】です!

    『先輩好きです!付き合ってください!』
    『よろしく、』

    あ、あれって…

    「なぎ知ってるか?」
    「なに?」
    「ジンクス」

    お兄ちゃんのいうジンクスはきっと、

    「バレンタインに好きな人と結ばれるとずっと一緒にいられるってやつ?」
    「そ。俺が高校生の時もあったな〜って思って」
    「ふーん、」
    「なぎは今年誰にも渡してないの?」
    「渡したよ」

    ドンッ

    「いたっ、お兄ちゃん!」

    どうしよう、壁ドンされちゃった/////

    「俺はもらってない」
    「え?」
    「お前にチョコもらってない」
    「ふっ、クスクス」
    「なんだよ!」
    「あのね、私のチョコ全部女の子だよ?
    だって…」

    「お兄ちゃんに渡したいもん!」
    「なぎ大好きだよ、」

    きゅん

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  16. 「眠……」
    「先輩は勉強しすぎですよ」
    「君は眠くないの?」
    「私は授業中、寝てましたから」

    そんな彼に彼女は少し寝たら?と話した。

    「会議まで時間ありますよ」
    「そう?じゃあ、お言葉に甘えて……ZZZ」

    隣椅子に座って寝た彼の肩に彼女は膝掛けを掛けた。

    ……一人でこんなに資料を作って……

    苦労を感じた彼女はそっと立ち上がろうとした。


    「……美友さん」
    「え」

    名を呼ぶ寝言にドキとした彼女は顔を覗き込んだ。

    ……寝てる……よし!今!

    彼女は静かに彼の制服のポケットに赤包みを入れようとした。

    「こら」
    「きゃあ?」
    「……ひっかかった!」
    「え?起きてたんですか?」

    彼女の手首をつかんだ彼は嬉しそうだった。

    「だってこうしないと、くれなさそうだし」
    「でも、これ義理チョコですよ」
    「そんな事言うなよ……」

    そして頬にキスされた彼女は夕焼けよりも真っ赤になっていた。

    きゅん

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  17. 私の憧れの先輩はバスケ部のキャプテン。
    私は先輩に渡そうと小さなピンクの箱を
    持って体育館に向かった。
    体育館のギャラリーはいつも以上に、
    黄色い声援と香水の香りにあふれていて、
    意気地なしの私では到底いられない空間。
    先輩もまだ来てないみたいだし諦めよう。
    体育館の外に出たとき丁度正面から、
    先輩がやってきた。
    「あ、お前練習見に来たの?やば…。」
    先輩は私を見ると眉間に皺を寄せた。
    やっぱり、私がこんなところまで
    来たら迷惑だったんだ…。
    私は涙を堪えながらうつむいた。
    「ご、ごめんなさい!」
    「え、なんで謝って…泣いてるの!?」
    先輩は私の涙がポロポロ落ちるのを
    目の当たりにしてぎょっとする。
    「だって先輩…やばって…迷惑って!」
    「え!?そういう意味では!!」
    先輩ははぁっとため息をついて、
    私の涙を拭うと言った。

    「違うよ、期待しちゃったんだ。
    その箱…俺にくれないかなって。」

    きゅん

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  18. カタカタ パチン パソコンをたたく音、ホチキスの音。

    今日はバレンタインだっていうのに…

    先輩はチョコとかあげるのかな?…ないな。先輩って恋愛に関して疎すぎだし。


    「奏太くん、ごめんね。付き合わせちゃって」

    「いーえ、先輩と一緒なら構わないですよ」

    「そう?ならいいんだけど…」

    「俺先輩と一緒ならいくら仕事あっても大丈夫です」

    「?ありがとね」

    こんなにアタックしてるのに何で気づかないんだ…?


    パソコンを打ち続ける先輩が少し疲れているように見えてきた。

    「咲先輩、疲れてません?休憩しましょう」

    「ん、わかった」

    言いつつも打つのをやめない先輩。

    どうやったら止まるかな?

    …あっ!

    先輩、今日だけは許してください。


    チュッ 先輩の頬に軽くキス。

    「え⁈」

    驚く先輩も可愛い。

    「ごちそうさまです」

    先輩、来年こそはチョコくださいね?

    きゅん

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  19. 「い…伊奘諾先輩っ…これ…その…バレンタインなのでっ…そのぉ…」
    あーもう!私のバカ!先輩にチョコを渡す練習昨日100回以上やったのに…
    今私の目の前にいるのは伊奘諾麗音(イザナギレオン)先輩。軽音部でボーカル担当の女子に大人気の先輩だ。そんな先輩と運良く2人っきりになれたというのに私は…
    私が恥ずかしくて俯いていると
    「へぇ、これ瓶原(ミカノハラ)が作ったの?スゲェ!サンキュ!」
    先輩は嬉しそうに私からのチョコを眺めていた。いや、そんなことより…
    「せ、先輩…今私の名前…」
    いつも沢山の女子に囲まれている先輩にとって私なんてその中の1人に過ぎないハズ。なのに今先輩は私の名前を呼んだ。
    「当たり前だろ?俺入学当初から瓶原の事狙ってたし。…ってことで、瓶原…いや、小鳥音(コトネ)。今から俺の彼女になれよ。拒否権ねえから!」

    え…ええええええ?!
    バレンタインのその日、奇跡は起きたのでした。

    きゅん

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  20. 「颯斗先輩!!」


    「あれ、未里奈ちゃん?」

    「先輩、なんで帰っちゃったんですか」

    「いや、ごめん…早く休みたくてさ」

    手には鞄があって、きっとその中にはチョコが入ってる。

    そう思うとなんだか悔しかった。

    「単刀直入にいいます。私、先輩のことが大好きなんです。出会った時からずっと。あなただけが大好きなんです」


    いきなりの告白に驚いたのか目をパチパチとさせてからふわっと笑って

    「まさかチョコもらえるとは思わなかった、ありがとう。…でも君から好きって言われたくなかった。」

    私の頭をぽんぽんしながら言う。

    「俺の方が、好きだから。だから俺から言いたかったの。未里奈、好きだよってね」

    刹那、唇に温もりを感じた。

    チュッとリップ音を立てて離れたそれは、ゆっくりと弧を描いて、「これからは彼女としてよろしくね」なんて。


    バレンタインは甘すぎる。

    きゅん

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  21. 「大丈夫だから顔上げて、ね」

    頭を深々と垂れて土下座をする私の頭上から、気を遣って優しい言葉をかけてくれる彼に、ますます泣きたくなった。

    「…ごめんなさい…まさか、甘い物が苦手なんて、好きな人の嫌いな食べ物も知らないなんて…彼女失格です…死んできます…」
    「こっちこそごめん。せっかく作ってくれたのにわがまま言って。でも嬉しいよ、ありがとね」
    にこっと仏のような微笑みに、私の胸がキュンと高鳴る。好き…!と惚れ直すと同時に、やはり後悔は募るばかりだ。

    「じゃあ、何かして欲しいことありませんか?」
    「して欲しいこと…。何でもいいの?」
    「はい!何でもします!」
    いつもの優しげな口元とは裏腹に、瞳の奥がスッと黒くなったのを見て違和感を感じた。
    あれ?と戸惑っている間に、彼の手が私の首筋に指先を触れさせたまま、するっと鎖骨まで指で撫でた。
    「今年のバレンタインは、君が欲しいな。もらっていい?」

    きゅん

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