ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 校門を出ると、見慣れた人影が。

    「先輩…?」

    「遅いよ、もう外真っ暗だよ」

    「え、約束してましたっけ?」

    「…何?俺とは約束してなきゃ、一緒にいたくないの?」

    「そ、そんなこと、ないです」

    嬉しい。待っててくれて。


    帰り道、一言も喋らない先輩に不安になって。

    「先輩? なんか、怒ってます?」

    「……今日、廊下でめっちゃ笑ってたよね」

    「え」

    「あの時、話してたのって、幼なじみ?」

    「そうですけど…?」

    「俺の前では、あんな無邪気に笑ったことないくせに」

    「せ、先輩……もしかして、やきもち?」

    「なんで、そんなに驚くの」

    「だ、だって私ばっか好きだと」

    ちゅ、と塞がれたのは唇。

    固まった私を少し赤い顔が覗きこんだ。

    「俺が独占欲強いって、ちゃんと覚えといて。
    ……バカ」

    きゅん

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  3. 「あーーやる気出ねぇ」
    ぐで、と机の上に突っ伏す会長に、私は仕事してくださいと睨む。
    黙々とホッチキスで手際よく資料をまとめる私を、呆れたように眺めた後、ははっと彼は肩を揺らして笑った。
    「な、なんですか」
    「やー?気持ちいくらい仕事できるなぁと思ってさ」
    「会長がしない分が私に回ってくるんだから嫌でも身につきます」
    「わーお辛辣」
    いくら嫌味を言っても、彼は全く気にも止める様子はない。むしろー…
    「あ、指挟まないように気をつけてね」
    「…会長、私の事嫌いにならないんですか」
    は?とぽかんとした表情に、恥ずかしい事を聞いてしまったと顔が熱くなった。
    「だ、だって私、嫌味なことしか言わないし…」
    「ならないよ。だって可愛いなっていつも思ってるし」
    「…は?」
    知らなかった?と頬杖をつくと、にっと笑った。
    「俺、おまえのこと好きだから」
    「…はあ!?」

    きゅん

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  4. 「今日先輩には良いことがあるそうですよ。」

    「は?」

    「星座占いです。先輩のも朝見ておきましたから。」

    「ふーん。」

    「いいことおきました?」

    「特には。
    でも、お前は今日、あまり良くないんじゃないか?

    朝、廊下でこけるし、弁当も家に忘れてきたみたいだし。」

    「はい。じゃんけんに負けて掃除当番もやらされました。トラブル連発ってその通りですね。」

    「俺の弁当やるよ。」

    「先輩の食べる分がなくなりますよ?」

    「パンあるから大丈夫。」

    「私がパン食べます。多い方を食べてください。」

    「気に入ってるやつだからあげない。」

    「えー。」

    「トラブルはまだ終わらないんだから、これで体力つけとけ。」

    「なんでそんなこと言い切れ...。
    んっ!」

    「...お前、今日はツイてないな。
    俺にキスされるなんて。」

    「...連発、ですよね?」

    「ああ、もちろん。
    覚悟しとけよ。」

    きゅん

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  5. 「あーもう!やっぱり私にはゲームなんて無理です!」

    「どうしたんだよ。」

    「これ、最近流行ってるゲームなんです。でも、私なんか全然できなくて、ランキング圏外ですよ。」

    「始めたばかりならそうだろ普通。」

    「私よりも後に始めた人に越されちゃったんです。」

    「ふーん。俺も大分前にそれやったけど長続きしないよな。」

    「先輩もやってたんですか?」

    「暇つぶしでな。」

    「またログインして一緒にやりましょうよ」

    「仕方ないな。」

    ...。

    「あの、先輩。」

    「なに?」

    「そのアカウント、本当に先輩のですか?」

    「俺のだよ。」

    「殿堂入りしてますけど。ほら、ここに名前出てます!世界でたった3人ですよ!?」

    「へえ、こんなの出てるんだ知らなかった。早々にやることなくなったから1ヶ月も持たなかったのに。」

    「先輩...?他の2人、少なくとも5年かかってるみたいですけど?」

    きゅん

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  6. 「美礼、コーヒーいれて。」

    「俺ですか。」

    「美礼のいれるコーヒー美味しいんだもん。」

    「エスプレッソのブラックですよね。」

    「そ。さすがよく分かってんじゃん。」

    先輩...会長と仲良さそう。

    しかも、コーヒーいれて、だなんて。

    「結野も飲む?」

    「はい...でも、あまり苦いのはちょっと。」

    「そうだよねー。甘いのじゃなきゃ始めはきついよね。私はもう慣れてるけど。」

    慣れてる...。

    先輩に、いれてもらってるから...?

    「おいしー。やっぱこれだよね。」

    「どうも。

    はい、結野のぶん。砂糖とミルク入れて飲んで。」

    「はい...。」

    なんか恥ずかしい。

    きっと、甘いのじゃなきゃだめなんて、私だけなんだ。

    でも、甘いとおいしい...。

    高級なチョコレートみたい。


    ...ん?

    「え、美礼も砂糖とミルクいれるの??」

    「俺はたっぷり甘いのが好きです。」

    きゅん

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  7. 「かっこいい...。」

    「こんなとこでこそこそ何やってんだよ。
    というか今の呟きはなんだ。」

    「え、な、なんでもないですよぉ?」

    「隠すな。後ろ手になにか持ってるだろ。」

    「持ってません!」

    「最近、校内でアイドルかなんかの写真がこっそり売買されてるってきくけど。」

    「ギクッ!」

    「なんだその反応。
    まさかお前も俺に内緒で...?」

    「だったらなんだって言うんですか!」

    「開き直るな。見せろ。」

    「なんでですか。」

    「俺がいながらなんてことしてんだよ。」

    「先輩ごめんなさい...。」

    「謝ったってことは、認めるんだな。」

    「はい...これです。」

    「...。」

    「写真部の人が先輩のをいっぱい持ってたので全部現像してもらいましたごめんなさい!」

    「そうか。」

    「お願いです。これ宝物にさせてください!」

    「今度一緒に撮ろうな、結野。」

    「先輩...。」

    きゅん

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  8. 今日はホワイトデーだけど
    私には関係ない。

    だって、先輩のために頑張って作ったチョコ、
    義理チョコとか言っちゃって。

    しかも先輩は、卒業しちゃって
    もう学校には来ない。

    「また明日!」

    浮かれた雰囲気の教室を後にして、
    校門を出る。

    「お疲れ!」
    「先輩!?」

    私のこと待っててくれたとか?
    いや、まさかね。

    「どーしたんですか?」

    首を傾げていると、
    先輩はちょっと拗ねた顔をした。

    「本当にわかんねーの?」
    「…すみません」
    「何かオレに言うことない?」
    「え」

    …もしかしてバレてる?

    「あんな本気チョコくれといて…」

    先輩は私の瞳を覗き込む。
    もう、ウソはつけそうにないな…
    私は覚悟を決めた。

    「好きです」
    「知ってるよ」

    先輩は笑って頭を撫でてくれた。

    きゅん

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  9. 「先輩先輩先輩っ、あたし幸せすぎます!

    先輩とオシャレなカフェに入れるなんて!」


    「うるさい、黙れ」


    甘いものが嫌いなおれは、バレンタインは完全拒絶状態だった。

    唯一の例外は、後輩がくれたマフラー。

    おれが好きなブランドの、好きな色の。


    「おれはコーヒー、おまえは好きなもの選べ。

    値段とか気にするなよ。

    ホワイトデーだから」


    「気にしちゃいますよー」


    「マフラーのほうが高い」


    だから、何回か誘っても問題ないよな。

    借りを返すって名目で。


    果物が載ったケーキが来て。

    一口ほおばった後輩は笑顔全開になった。


    「幸せーっ!

    あ、先輩も食べます?

    果物は好きでしょう?」


    使ってないフォーク差し出すって、違うだろ。

    おれは右手で頬杖を突いて、左手で後輩の右の手首をつかんだ。


    「これは、おまえが自分のフォークでおれに食わせる場面じゃねぇの?」

    きゅん

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  10. 「部誌の読者はほとんど女子だから、ぼくみたいな男の書き手は不利です」


    文芸部室で、後輩に愚痴をこぼしてしまった。

    後輩は微笑んだ。


    「あたしは、先輩の作品、好きですよ」


    「男目線の恋愛物はニーズがない気もしますが」


    「ありますよ。

    男子が何を感じてるか、リアルに知りたいし。

    先輩がそれを書いてることにドキドキするし」


    「ぼくが恋愛に無縁の堅物に見えますか?」


    後輩はわかっていない。

    ぼくが誰を想って書いてい……待って、苦しいから。


    「鈍感!」


    「ネクタイを引っ張らな……」


    「ドキドキするって言ってるのにスルーしないでください!

    文から伝わってくるけど、先輩は今、恋愛中ですよね?

    相手は……っく、うぅ」


    伝わっていないよ。

    だから、今ここで、素直な言葉を。


    「きみも鈍感です。

    相手はぼくの目の前にいるのに、何を泣いているんですか?」

    きゅん

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  11. 「写真でも陸先輩はかっこいいな〜…」

    大好きな陸先輩の画像を昨日友達から送ってもらった私は
    暇があれば夢中で画像を眺める。

    ここが昼休みの廊下だということも忘れて。

    「しのちゃん、何ニヤニヤしてんの?」

    「陸先輩!」

    急に後ろから声がして、びっくりしてスマホを落とす。

    「何やってんの〜」
    ヒョイとスマホを拾った陸先輩が画面をみると、そこには先輩の画像。

    「いや!これは違うんです!これは!」

    動揺する私に陸先輩はニヤニヤしながら

    「あんなに夢中になって見ちゃうぐらい、オレのこと好きなんだ?」

    なんて言ってくる。

    (え〜い!もう言っちゃえ!)

    「好きです!友達から画像もらって喜んでずっと見ちゃうくらい!」


    「…へぇ、じゃあ今度は本物と1日ずっと一緒に居ようか」

    「それって…!」

    「そう、デートしよ」

    そんなの!私の心臓が持ちません!

    きゅん

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  12. 「春先輩!」
    「よっ來未」
    「ぎゃ!お前じゃない!」
    「どうしたの?來未」
    かっわいいなぁ、俺の彼女。が、なんでっ海斗がくっついてんだよ!
    「離れろよ、海斗」
    「なんで?好きなんだし!」
    「っ!」
    なんで顔赤いんだよ…來未
    「俺の彼女返して。おいで」
    「ひっ」
    きっと俺は顔が怒っているのだろう
    「早く」
    「は、はい」
    「行くよ!」
    「へっ!?」
    腕を引っ張って屋上に連れていく
    ドンっ
    「せんぱっ」
    「ちゅっ」
    「んっ」
    「//か、壁どん…」
    「可愛い、なんでさっき顔赤くしていたの?」
    「うぅ男に免疫ないからです!」
    顔真っ赤…かわいい
    「先輩好きです」
    「えっ//なに突然」
    いきなりの告白に不覚にもドキッとした
    「だって嫉妬じゃないんですか?」
    「へっ!?」
    嫉妬…そうかも
    「嫉妬したからたくさん甘いのちょうだい?」
    口に手を当てる彼女はと恥ずかしそうに顔真っ赤にして抱き着いてきて頷いた。

    きゅん

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  13. 三年フロアはお昼休みということもあり、
    沢山の人で溢れていた…。
    私は紙束を抱く腕に力を込め、歩みを進めた。
    緊張しながら教室を覗きこむ…先輩は?
    どうやら…いないみたい…ど、どうしよ。
    「もしかして、俺に用事?」
    真後ろから透き通った綺麗な声が降ってくる。
    私は驚いて思わず飛び退いた…。
    「ひぇ、先輩!えと…生徒会の資料です!」
    先輩は私の珍妙な動きにクスクスと笑う。
    「せ、先輩…笑いすぎです…。」
    「ふふっ、ごめん…お前本当に可愛いなぁ。」
    先輩は犬を撫でる様に私を撫でた。
    「むぅっ…」
    まただ…私、女として見られてないな…。
    「資料ありがとう、また放課後ね。」
    で…でも、今回はそうはいかないんだから!!
    教室へ向かう先輩の指先を掴んだ。
    「先輩、私!!………先輩?」
    「あ…いや、こっ、これは…」
    先輩は私から顔を背け、誤魔化すように笑う。

    けれど…先輩の頬は確かに紅く染まっていた。

    きゅん

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  14. 私には付き合って半年になる先輩がいる。

    彼を廊下で待っていると、
    仲の良い男子が話しかけてきた。
    二人で世間話をしていると

    彼が迎えに来てくれた。

    すると先輩をむすっとして
    私の手を引いてどこかへ向かった。

    「俺にしか可愛い笑顔見せないで…」

    彼は私をそっと抱き寄せた。
    彼とは頭一つ分身長が違うので、
    心音が近くで聞こえた。

    「ねぇ、こっち向いて?」

    顔を見上げた途端、

    ちゅっ

    優しくキスをされた。
    彼は嬉しそうにはにかんでいた。

    「もう一回しても良い?」


    彼は本当にずるい、

    いつもはかっこいいのに
    たまに見せる甘えたさんが可愛すぎるんだから。

    目を見つめながら頷いた

    その時

    ーん、んんぅ!?ー

    触れあうだけの優しいキス
    かと思えば、彼の暖かな舌が絡んできた。

    先輩は止まる事を知らなくて
    息がだんだんと苦しくなってきた。

    「俺の事しか考えないで……」

    きゅん

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  15. 「何かあったんですか」
     卒業して大学生をしている彼氏がなぜか高校にいる。

    「彼女が他の男と話していないか確かめに」
    「大丈夫ですよ。それに先輩の弟さんが目を光らせているので」

     偶然先輩の弟さんと同じクラスになった。それで私が男子と話していないかどうかとか逐一報告させられているらしい。この前、クラスの男子に「お前ら、俺が兄貴から八つ当たりされるからコイツとあまりしゃべるな」と睨んでいた。不憫に思った私はクラスの男子に謝った。

    「おい、日直の仕事忘れてるぞ……、あ、兄貴、来てたんだ」
     先輩の弟さんがこっちに来た。
    「あ、ごめん、忘れてた。先輩、すみません、まだ仕事が残っているので、待っていてくれますか?」
    「待たない」
    「えっ」

    「俺の弟でも仲良くされると腹が立つし、日直の仕事とはいえ教室で2人きりにさせたくないから手伝う」

    きゅん

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  16. 「練習頑張ってるから今度ジュース奢ってやるよ」

    この間、柊部長が言ってくれた

    やった!
    なんて楽しみにしてたのに

    部長はみんなに炭酸のジュースを配ってる

    なんだ、部員全員にって意味か

    別にいいけどさ

    勝手に自分だけだ、って勘違いしてた

    「榎本はコレな」

    私に渡されたのはオレンジジュース

    「ありがとうございます」

    「お前、炭酸苦手だったろ?」

    覚えてくれてたんだ

    そういうさりげない優しさに惹かれてしまう

    みんなに優しい部長だけど、私だけ特別だったりしないかな、なんて期待してしまう

    部長から貰ったオレンジジュースは嬉しくて甘酸っぱくて

    炭酸なんて入っていないはずなのにシュワシュワと弾けるような炭酸の味がした

    きゅん

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  17. 「はぁ…」

    先輩、告白されてたなぁ。
    叶わない想いなのは、わかってたけど。

    せめて伝えるぐらいはしたかった。

    「あれ、お前まだ残ってたの」

    「あ…うん」

    誰もいなかった放課後の教室に、クラスメイトの男子が入ってきた。

    そして、何故か私の隣の席に座った彼。

    「ど、どうしたの?」

    不思議に思ってそう聞いてみる。

    「別に?お前、落ち込んでるっぽかったから」

    …え、それだけ?

    「優しいんだ」

    思わず顔が綻んで、彼にそう言った直後

    グイッ

    誰かに、後ろから腕を引かれて抱きしめられた。

    「!?」

    驚きすぎてもう声も出なかった。

    「あんまりもたもたしてると奪っちゃいますよ。先輩」

    「はっ、させねーっつの」

    耳元で聞こえる大好きな人のそんな声。

    せ、先輩…?

    「他の男に笑顔向けてんなよ」

    そして、私だけに聞こえるようにそう言った先輩に、何故か涙が止まらなかった。

    きゅん

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  18. 「リオン君、がんばってぇ!」
    「おうっ!!!」

    むぅ。むぅ。むぅぅぅぅ!

    あたし、スズカは今絶賛不機嫌モード。
    理由は… あたしの彼氏モテすぎじゃありませんんんんん⁉︎

    いや分かるよ⁇かっこいいしスタイル良すぎだし性格良すぎだし⁇あの笑顔ヤバいし⁇
    でもさぁ⁇彼女であるあたしを押しのけて応援ってどうなのよ!!

    スネた顔でじーっとリオン先パイを見つめていたら先パイとパチっと目があった。
    そしたらあのキラッキラの笑顔で
    「今日一緒に帰ろーぜ、すず!!」
    っておっきな声で言われた。結構距離あるのに!てかヤバいあの笑顔!

    「おっまえ部活中だぞ、彼女とイチャつくなっつーの」
    「へっへ、いーだろ俺の彼女。あーまじかわいい、早く部活おわんねぇかなぁ」

    そんな会話が聞こえてきたような気がして顔が真っ赤になったのは内緒のお話。

    先パイ、ダイスキです!!!

    きゅん

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  19. 「優羽」

    先輩は私が他の男子といるのを見るとすぐに屋上に呼び出す。

    「優羽は俺のだろ?」
    不安そうな声。

    「そうですよ。もうちょっと私のこと信じてくださいよ」
    頬を膨らませて先輩を軽く睨む。

    先輩は私から目を逸らした。

    「…だって優羽、かわいいし。絶対モテるじゃん」
    胸がドクンと鳴る。

    先輩からかわいいって初めて言われた…。

    「でも先輩はやきもち妬きすぎですよ」
    照れ隠しにからかってみる。

    「お前のこと好きなんだからしょうがねーじゃん」
    いつもは好きとか言ってくれないのに。

    「先輩、今日はどうしたんですか?」

    「ん?てか優羽、真っ赤」
    先輩は声をあげて笑っている。

    さっきまで私がからかってたのに、もう形勢逆転されちゃった。

    「やっぱり、やきもち妬いてもいいですよ」
    小さく呟いた。

    聞こえないはずだったのに。

    「バカ、妬かせんなよ」
    先輩は笑って、私の唇を奪った。

    きゅん

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  20. ーお昼休みになり、屋上でいつものように遥人先輩とお昼を食べる。

    「寒くね?」

    今は11月後半。

    『たしかにちょっと寒いかもです…』

    ぴゅーっと風が吹く。

    っさむ!

    かれこれ毎日の屋上も、もうすぐで終わりかな。

    そう考えていると_

    ギュッ

    後ろから遥人先輩が抱きついてきた。

    『ちょっ、先輩!』

    「ぷっ何照れてんだよ。あったけ」

    もう…少しはこっちの身にもなってくださいよ〜

    『…長くないですか?』

    「そんなのはなすわけねーじゃん」

    そう言って抱きしめる力を強くする。

    ドキドキ

    やけに心臓がうるさい。

    「まじで離さねーかんな」

    『…遥人先輩』

    …屋上で2つの影が重なった。

    きゅん

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  21. 図書室で彰先輩と勉強、なんて幸せな時間のはずなのに先輩は全然私に構ってくれない

    「先輩、ずーっと勉強ですね」

    「まぁな、さすがに高三で留年だけは勘弁」

    「面白くないなぁ、先輩のくせに」

    「先輩のくせにってなんだよ」

    「先輩はバカのままでいいってことです」

    「バカって言うなバカ」

    そう言うと先輩はまたテキストに目を向ける
    つまんないなぁ
    先輩のノートの隅に落書きしてみる

    「邪魔すんなって。俺のこと応援してくれてんじゃないの?」

    「だってー、先輩が留年してくれれば来年は同級生として過ごせるんですよ?」

    あと半年したら先輩とは会えなくなる

    「…心が揺らぐだろ、バカ」

    「バカって言うな…バカ」

    私の声は震えていた
    先輩のノートにポタリと水滴がひとつ落ちる

    先輩が私の頬をつたう涙を親指で拭ってくれる
    「泣くのが早いぞ、バカ」

    あと何回先輩のバカを聞けるだろう

    きゅん

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