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  2. 加速しかけたキスの途中。

    おれは、華奢な肩を押して顔をそむけた。


    「送ってやるから、帰れ」


    バカ、そんな目で見つめるな。

    離れにくくなるだろ。


    「わたし、嫌われてるんですか?」


    泣き出しそうな声。

    すがりつかれて、振りほどけない。


    「嫌ってねぇよ」


    「だったら、どうして……だ、抱かないんですか?」


    族に関わらせちゃ危険なのに、手放せない。

    惚れて惚れて、どうしようもなくて。


    「結婚するまで我慢するって決めた」


    逆らう男は皆無の、おれの宣言。

    でも、おまえは逆らって。


    「そんなの、わたしが待てません」


    清楚で無邪気なお嬢さま、と油断してた。

    いきなりのキスに驚かされる。


    「ちょ……」


    「我慢できなくしてあげます」


    小悪魔の笑みに、理性が蒸発。

    タイマン勝負で初めて負けた。


    「後悔すんなよ」


    この際、明日入籍するか。

    きゅん

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