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  2. 〜真希side〜
    「仕事どうだった?」
    そう聞いてくるのは私の彼氏の駿
    ここだけの話私は女優をしている
    「ちょっと疲れたかな」
    今日は渋谷デートをする予定
    待ち合わせ場所にはもう駿がいて
    サングラスを着けている
    「お前さ今日なんの日かわかるか?」
    来て早々にそんな質問をされたけど、さっぱり身に覚えがない
    「ごめんわかんないや」
    そう返せば、駿はそっか。と少し悲しそうに答えた。
    なんだろうと悩んでも答えは出ず歩き出す頃にはもう覚えていなかった。
    しばらく歩いて
    「休憩挟む?」
    私が疲れてきているのを理解してくれて
    近くにあったベンチに2人で座った。
    「今日何の日かわかる?」
    さっきもされた質問をもう一度されて
    さっきと同じように私は分からないと答えかけて
    「今日…何日?」
    ……
    「それって私の誕生日?」
    やっとかと言うような顔をした駿は私の後ろに回って何かを首にかけた
    「おめでとう。真希」

    きゅん

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  3. 『ごめん、バイト長引いた。少し遅れる。』

    君からの連絡にOKスタンプを返す。

    君を待つ時間は嫌いだ。

    もしかして、来ないんじゃないかとか。

    別れ話されたらどうしようとか。 

    嫌なことばっか想像してしまう。

    寂しい。すっごく。

    けど、寂しいから早く来てなんて言えない。

    ほんと、素直じゃない。


    「悪い、遅くなって。」

    「早かったね!……ってなんでサンタコス?」

    「これ?バイトの衣装。」

    「着替えてくればよかったのに。寒くない?」

    「着替える時間が惜しかったんだよ。寂しがってる気がしたから。」

    「…………なんで分かるの。」

    「そのくらい、好きってことじゃん?」

    なんだか、無性に泣きそうになった。

    そのときふわっと唇が優しく触れた。

    あまりに突然で驚く。

    「急にどうしたの?」

    「今キスして欲しそうな顔してた。」

    「…………バカ。」

    きゅん

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  4. 今夜、俺に抱かれる気ない?
    拒否権はないけど😏

    きゅん

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  5. 「うわぁ綺麗……」

    誰もいない図書館の中。
    私は勉強していた手を止めて、見上げる。

    木には、紅葉が彩られていた。

    「お前なあ、勉強教えてほしいからここ来たんだろ? 集中しろよー」

    「えへへっ、ごめん!」

    窓を開けると、フワッといきなり風が吹いてきて紅葉が入ってくる。

    「紅葉入ってきちゃったじゃんか。もう閉めとけよ。ここを掃除する人が大変になるだろ」

    彼のきつい言葉に、私はふてくされて窓を閉じた。

    「頭についてる」

    彼は、私のところにまでやってきて頭についた紅葉をとった。

    「確かに綺麗だな」

    ふっと笑った彼。

    「だから言ったでしょ!」

    「可愛い顔してそんな口とんがらがせて台無しだなあ」

    「……そっちこそ」

    優しくてかっこいい顔して、頭いいくせにきつい言葉ばっかり言うんだから。

    「じゃあ、これでいいか?」

    彼が私の唇と自分の唇を合わせて、ちゅ、と音を立てた。

    きゅん

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  6. 今日は文化祭。

    さっきまでわたしも文化祭で係としての仕事があったけれど、やっとそれが終わって交代。


    「沙良(さら)ー!」


    わたしの声を呼ぶ、愛しい彼の声が聞こえた。


    「拓哉(たくや)!」


    わたしと付き合ってくれている拓哉は文化祭でももちろん一緒にいろいろな教室へ行く。


    「お前、確かここ行きたいんだっけ?」


    パンフレットで、指さしながら言う。


    「あっ、うん」


    「行くか」


    「うん」


    拓哉、ちゃんと覚えててくれてたんだ……。
    あの時は、何気なく、ほんとに何気なく言っただけなのに。


    「そんな目で見んなよ。お前の行きたい場所優先して、変かよ!」


    「ううん。ありがとね」


    わたしがお礼を言うと、彼の小さな、おう、と言ったのが聞こえた。

    きゅん

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  7. 「なんしよーと?」

    私はソファーでスマホをいじる彼氏に後ろから問いかけた。

    「……方言でとーばい。」

    「あ……」

    彼の一言に、私は少しだけショックを受ける。

    「別にええやろ? あんたの家なんやけ。それに標準語って以外と難しんちゃ」

    いつかのために標準語の習得に挑戦中の私は、彼にそう拗ねて見せた。

    彼はそんな私を気にせず、にやりと笑う。

    「まぁな。別に良いっちゃけど…………こげなこともここじゃないと出来んしな」

    彼は私を引き寄せる。

    次第に彼の顔がアップになって……

    ---私は方言も標準語も関係なく、言葉すら出なくなった。

    きゅん

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  8. 大丈夫。俺がついてるから
    離れたりしない。
    それに俺以外にも、皆いるんだから
    安心して?大丈夫!

    きゅん

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  9. 私は幼馴染だったコウちゃんと付き合っている。

    告白された翌日にコウちゃんがクラス中に付き合った報告をしてくれちゃったおかげで、付き合ってるってことはクラス中……いや、学年中に広まった。

    そして、今日は付き合ってはじめての体育祭。

    「美波!俺アンカー頑張るから!応援しとけよ」

    「しとけよじゃなくて、してくださいでしょ。……言われなくたってするし」

    コウちゃんはニコッと笑って頭を撫でた。

    「大好き」

    「……っ」

    顔が一気に赤くなったのは気温のせい。決してコウちゃんの真剣な眼差しにドキッとしたわけじゃないし。



    「美ー波っ、俺頑張ったから。ご褒美のキスは?」

    「……っ!い、今は無理!」

    確かにすごかったけど、今は皆が見てるし!

    「“今は”って言ったね?後で、楽しみにしておくから」

    そして重なる唇。私からじゃなく、コウちゃんから。

    「――ごめん、我慢できなかった」

    きゅん

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  10. 唐揚げ、タコ焼き、りんご飴。

    色気より食い気……か。

    目の前の彼女は、俺の手を引っ張ってあちこち連れていく。

    もう少しくらい俺を見てくれても良いのに……

    そう思うけど、そんな彼女の笑顔をもう少し見ていたいとも思ってしまう。

    だから、これだけ許して?

    俺は、次はあそこと俺を振り返る彼女の唇を塞いだ。

    「……!!」

    彼女は俺を見上げて、赤い顔のまま睨み付ける。

    可愛いだけだけど。

    「今イカ焼き食べてたんだけど!? せめてわたがし食べてる時とかにしてよ! 恥ずかしいでしょ!?」
    そう言う問題なのか。

    少しずれた反応を見せる彼女が、可笑しくて可愛くて、つい笑ってしまう。

    やっぱり好きだ。

    幸せだなと見上げた空には、幸せを倍増させる、ロマンチックな花火が上がっていた。

    きゅん

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  11. 「ねぇ
    大好きだよ…」

    彼の服の裾を掴みながら言った

    「ありがとう
    俺も大好きだよ」

    後ろからギュッと抱きしめてくれた

    きゅん

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  12. 「天川…好きだ」

    ただいま私、天川波瑠は告白させています。

    どうしよう、なんて言えば正解なの?

    私は彼氏がいるからって感じ?

    アタフタしていると、彼、岡野くんはどんどん近付いてきて、私の唇を指でなぞった。


    「…っ」

    ついに、彼の唇が私の唇に触れそうになる。

    嫌だっ…ファーストキスは絶対に彼氏の高山くんがいいよ。

    涙が溢れてくる。

    そんな時、閉まっていたドアがガラッとあき、高山くんが入ってきた。

    涙目で高山くんに視線を送ると、びっくりした様子で岡野くんを睨んだ。

    「俺の彼女に触れるな。」

    低い声でそういった。

    そそくさと教室を出た岡野くん。

    すると私の唇に軽く触れた……高山くんの唇。

    ボンッと顔が赤くなったのが分かる。


    「波瑠にキスしていいのは……俺だけだろ?」

    私の涙を拭ってそう言った高山くん。

    それからとびきり甘いキスをされたのは内緒!

    きゅん

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  13. 「界。」

    私、小川美海は彼氏の手をそっと離し彼の名前を呼んだ。

    「どーした?美海。」

    彼氏の松山界は私の顔を覗き込んだ。

    「明日…私、引っ越すの。」

    緊張して小さな声になってしまったが、どうやら界には聞こえたらしい。

    「は?嘘だろ?」

    「…っ今まで言えなくてごめんっ。」

    涙が出てきて、視界がボヤけた。

    離れたくないよ…界。

    ずっと一緒にいたいよ…界。

    「泣くなよ…俺たちは…距離なんかには負けない。そうだろ?」

    界はそっと涙を拭った。

    「毎日電話っ…してくれる?」

    「もちろん。ってか、電話しないと俺が美海不足で死ぬ。」

    冗談で言ったのかと思ったけど、意外と目は真剣だった。

    「界っ……大好き。」

    普通に人が通ってるっていうのに、界は気にせず私の唇にキスを落とした。

    「俺も…愛してるよ、美海。」

    きゅん

    3

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  14. 「友チョコだって、これ」
    甘い香りをさせて女の子達に囲まれている彼
    「それオレの?」
    彼に渡そうと持っていたチョコをギュッと握り締める
    「他の子から貰うでしょうから用意してないわよ」
    「あっそ。じゃいいよ」
    (あ‥怒らせた⁇)
    素直になれない私
    「おい!」顔を上げた私の口に甘酸っぱい味が広がった
    「‥?!」(これ私の好きな苺味‥)
    「好きだろ?」
    苺にチョコをコーティングした簡単なものだけど‥
    「これ、手作り?」
    いつもはツリ目な彼の目がクシャッと下がる
    (‥私の好きな笑顔‥)
    「本当はもっとスゲーの作りたかったんだけど失敗ばっかで‥」
    「必死なこいつマジウケるよ。でも真剣だったから彼チョコ作るついでに一緒に作っただけだから」
    「ここ数日甘い香りさせてたのって‥」
    疑った恥ずかしさと嬉しさがごっちゃになって涙が溢れた
    「好き‼︎」
    「‥知ってるし」
    「何赤くなってるの?苺がだよ。」

    きゅん

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  15. 「ここが咲良の学校か〜」

    「そうだよ!私の席はねここ!」


    放課後の誰もいなくなった教室



    違う学校に通う彼氏、帆稀が

    自分と同じ教室にいるのは不思議な感じ




    「ええ!俺の席ここだから

    もし同じ教室だったら前後じゃん」



    「何それ〜!最高すぎる」



    いつもの自分の席に座ると

    帆稀は俺の学校の席と言い

    私の前の席に座った




    目の前に帆稀の背中


    「なんか変な感じ」


    そう呟くと帆稀は急に後ろを向いてきた



    「後ろ振り返ったら咲良いるとか

    この席神席すぎる」



    「同じ学校だったらなあ」


    そう呟くと帆稀は私の頭をぐしゃぐしゃに
    して


    「同じ学校じゃないからこその
    特別感だろ?」

    そう笑った


    「それより今日なんの日か知ってる?」


    そうニヤニヤしている帆稀は本当に

    私の自慢の彼氏だ


    「Happy Valentine」

    きゅん

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  16. 「春花ちゃんって可愛いよな」

    廉が言ったあの日から、何かが少しずつ壊れ始めた。

    春花にアプローチもすることなく、私と付き合い続けた廉。

    ずるくても、嫌いになれなかった。

    でも、もう限界。
    昨日、バレンタインチョコを春花に催促する廉を見てしまったから。

    「別れよう」
    だから私は言った。

    「なんで?」

    「嫌いになったんじゃない。廉のことが好きかわかんないの」

    意味深な言葉を言ったのはわざと。
    そうすることで廉が少しでも長く私のことを考えればいいのになんて思ったから。

    だけど廉の表情は変わらない。

    「作ったからこれだけもらってくれない?」
    だから、このくらいの身勝手は許してよ。

    甘いものが苦手な廉にホワイトチョコのカップケーキを押しつけた。
    微かに触れた廉の手は冷たかった。

    「じゃあな」
    廉はやっぱり止めない。

    春を告げるような軽い風が、二人の間を切り裂いていった。

    きゅん

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  17. 「屋上に呼ぶなんて珍しいね」
    「来てくれてありがとう」
    ちらりと、バッグの中を覗く。…来る前に出しておけば良かった。
    「ちょ、ちょっと、待ってね?めっ、目、瞑ってて!」
    「わかった」
    この顔、今日が何の日かわかってないな
    がさ、と音を立てて何かが落ちる。
    「あ…」
    「どうしたの?」
    目を瞑ったまんまで聞いてくる斗識くん。「なんでもない」と返して、心の中で壮大なため息をつく。最悪…
    失敗した方持ってきちゃった。ハートが割れてるのを…。それだけ取り出して渡そうと思ったけど、あいにくそれしか入ってない。
    「…」
    もういい。私のチョコになんて興味ないみたいだし。
    奥にしまい込む。
    「もう目開けていいよ。さっきまで用事あったけど、もうなくなっちゃった」
    「え…それだけ?」
    何を言ってるんだろう。
    「…僕は期待してたんだけどな」
    しょんぼりとした素直な言葉に、私は今すぐ取りに帰ろうと思った。

    きゅん

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  18. 「藍〜。この前言ってたバレンタインのチョコは?」
    「それが…。」
    今日はバレンタインの日。
    昨日、張り切ってチョコ作ったんだけど…。
    朝寝坊して急いで準備してきたからチョコの事、すっかり忘れてて。
    「ないです。」
    「へっ?!」
    「今日の朝、急いでたから、持ってくるの忘れたんです!」

    「嘘だろ?!」


    「ホントです。」

    先輩は、ガッカリした顔をした、
    だけど、


    「まぁ、いいや!


     その代わり、藍もらうから。」


    「へっ!
     それってどういう?」


    ドンッ!


    先輩に壁ドンされた。
    「今日は、もう我慢出来ないから。」

    先輩の顔が、近づいてくる。
    私と先輩は、バレンタインのチョコより甘いキスを交わした。

    きゅん

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  19. 「俺らもいつか楽しい家族作ろうな」

    「うん!支恩大好き!!」

    「俺も、大好き」

    “ぎゅっ”

    「絶対幸せにする」

    「うん。当たり前でしょ!」

    「だな(笑)」

    「約束ね!」

    私はとても幸せ者です!

    きゅん

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  20. 冬休み、彼氏の勇輝には一回しか会えなかった。

    会えない辛さと連絡する勇気のない自分への嫌気だけが膨らんでいった。

    今日はいよいよ始業式。

    雪道をシャクシャクと音を立てて進むごとにわだかまりが少しずつ溶けていくようだった。

    だって今日は勇輝に会える。

    「ひゃっ」
    不意に首筋に冷たいものが触れた。

    「ビビりすぎだろ」
    笑いながら私の顔を覗き込むのは勇輝。

    「久しぶり」

    「そう?」

    勇輝は寂しくなかったのかな。
    上を向いていた視線は自然と下に向かう。

    「彩佳、こっち向けよ」

    「勇輝は寂しくなかったの?」

    「バカ。俺だって会いたかったし」
    勇輝の声はいつもより甘く聞こえた。

    「私はたぶん勇輝より会いたかった」

    「俺の方が会いたかった」

    たった二週間会ってないだけなのに、私たちはバカみたいだ。

    だけど幸せだからいい。

    たった二週間でも私たちにとっては再会だ。

    きゅん

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  21. 「雪、降らねえかなあ」

    最近の君はそればかり口にする。
    最近の君は空ばかり見上げる。

    「降ればいいね」
    私も頷くけど、本当に願ってることは違う。

    だって、空を見上げる君の瞳に私は映っていない。

    「真冬、どうした?元気ないけど」
    君は本当に鋭い。
    君をごまかせないのはわかってる。

    「私のことも見てよ」

    君はまっすぐに私を見て言った。
    「ごめん」

    「俺が空ばっか見てたのは、真冬が雪が好きだって言ってたから」

    「私、そんなこと言った?」

    「真冬が言ったことは忘れねえよ」

    寒さなんて忘れるぐらい頰が熱い。

    「あっ」

    手に落ちた冷たいもの。

    私たちははっと目を見合わせた。

    「雪降ったね」
    嬉しくて、君の手を握った。

    隣を見ると君の頬は真っ赤だった。

    「っ今は空見てろ」

    「はいはい」

    隣には大好きな君がいて。
    儚い雪が空を舞う。

    それだけで幸せだって思えた。

    きゅん

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