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  1. 1010件ヒットしました

  2. 大丈夫。俺がついてるから
    離れたりしない。
    それに俺以外にも、皆いるんだから
    安心して?大丈夫!

    きゅん

    1

    かほさんをフォロー

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  3. 「無理、ダメ、絶対ダメ!」

    目の前で俺の彼女は俺のことを通せんぼしている

    「いい加減、零霧さんにもあわせてよ!」


    「無理、まじでやめて…」

    付き合って3年になるからそろそろお兄さんに会わせてもらおうと思ったが意地でも動かない晃ちゃん



    「大きくなった晃羅と零羅会いたいなぁ~」

    「………だ…め…」

    てこでも動かない気の晃ちゃんに俺もさすがにしびれを切らす


    「晃ちゃん」

    「な……~~!?」
    晃ちゃんを腕をひいてふれるだけのキスをする


    固まってしまった晃ちゃんの腕をひいて大山家の玄関に立つ


    インターホンを押しながら叫ぶ




    「バカ、界」
    背後から声がかかり、振り向こうと思ったら

    ……!?

    頬に何かが触れた

    それが晃ちゃんの唇だと気づく

    晃ちゃんの耳元で小さく囁く

    ──覚えとけよ、晃奈

    小さく晃ちゃんが息をのんだのは聞こえないふり

    きゅん

    1

    日菜々さんをフォロー

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  4. 私は幼馴染だったコウちゃんと付き合っている。

    告白された翌日にコウちゃんがクラス中に付き合った報告をしてくれちゃったおかげで、付き合ってるってことはクラス中……いや、学年中に広まった。

    そして、今日は付き合ってはじめての体育祭。

    「美波!俺アンカー頑張るから!応援しとけよ」

    「しとけよじゃなくて、してくださいでしょ。……言われなくたってするし」

    コウちゃんはニコッと笑って頭を撫でた。

    「大好き」

    「……っ」

    顔が一気に赤くなったのは気温のせい。決してコウちゃんの真剣な眼差しにドキッとしたわけじゃないし。



    「美ー波っ、俺頑張ったから。ご褒美のキスは?」

    「……っ!い、今は無理!」

    確かにすごかったけど、今は皆が見てるし!

    「“今は”って言ったね?後で、楽しみにしておくから」

    そして重なる唇。私からじゃなく、コウちゃんから。

    「――ごめん、我慢できなかった」

    きゅん

    6

    -mio-さんをフォロー

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  5. 唐揚げ、タコ焼き、りんご飴。

    色気より食い気……か。

    目の前の彼女は、俺の手を引っ張ってあちこち連れていく。

    もう少しくらい俺を見てくれても良いのに……

    そう思うけど、そんな彼女の笑顔をもう少し見ていたいとも思ってしまう。

    だから、これだけ許して?

    俺は、次はあそこと俺を振り返る彼女の唇を塞いだ。

    「……!!」

    彼女は俺を見上げて、赤い顔のまま睨み付ける。

    可愛いだけだけど。

    「今イカ焼き食べてたんだけど!? せめてわたがし食べてる時とかにしてよ! 恥ずかしいでしょ!?」
    そう言う問題なのか。

    少しずれた反応を見せる彼女が、可笑しくて可愛くて、つい笑ってしまう。

    やっぱり好きだ。

    幸せだなと見上げた空には、幸せを倍増させる、ロマンチックな花火が上がっていた。

    きゅん

    3

    わたがしさんをフォロー

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  6. 「ねぇ
    大好きだよ…」

    彼の服の裾を掴みながら言った

    「ありがとう
    俺も大好きだよ」

    後ろからギュッと抱きしめてくれた

    きゅん

    0

    小林紗奈さんをフォロー

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  7. 「天川…好きだ」

    ただいま私、天川波瑠は告白させています。

    どうしよう、なんて言えば正解なの?

    私は彼氏がいるからって感じ?

    アタフタしていると、彼、岡野くんはどんどん近付いてきて、私の唇を指でなぞった。


    「…っ」

    ついに、彼の唇が私の唇に触れそうになる。

    嫌だっ…ファーストキスは絶対に彼氏の高山くんがいいよ。

    涙が溢れてくる。

    そんな時、閉まっていたドアがガラッとあき、高山くんが入ってきた。

    涙目で高山くんに視線を送ると、びっくりした様子で岡野くんを睨んだ。

    「俺の彼女に触れるな。」

    低い声でそういった。

    そそくさと教室を出た岡野くん。

    すると私の唇に軽く触れた……高山くんの唇。

    ボンッと顔が赤くなったのが分かる。


    「波瑠にキスしていいのは……俺だけだろ?」

    私の涙を拭ってそう言った高山くん。

    それからとびきり甘いキスをされたのは内緒!

    きゅん

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    まやん。さんをフォロー

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  8. 「界。」

    私、小川美海は彼氏の手をそっと離し彼の名前を呼んだ。

    「どーした?美海。」

    彼氏の松山界は私の顔を覗き込んだ。

    「明日…私、引っ越すの。」

    緊張して小さな声になってしまったが、どうやら界には聞こえたらしい。

    「は?嘘だろ?」

    「…っ今まで言えなくてごめんっ。」

    涙が出てきて、視界がボヤけた。

    離れたくないよ…界。

    ずっと一緒にいたいよ…界。

    「泣くなよ…俺たちは…距離なんかには負けない。そうだろ?」

    界はそっと涙を拭った。

    「毎日電話っ…してくれる?」

    「もちろん。ってか、電話しないと俺が美海不足で死ぬ。」

    冗談で言ったのかと思ったけど、意外と目は真剣だった。

    「界っ……大好き。」

    普通に人が通ってるっていうのに、界は気にせず私の唇にキスを落とした。

    「俺も…愛してるよ、美海。」

    きゅん

    3

    まやん。さんをフォロー

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  9. 「友チョコだって、これ」
    甘い香りをさせて女の子達に囲まれている彼
    「それオレの?」
    彼に渡そうと持っていたチョコをギュッと握り締める
    「他の子から貰うでしょうから用意してないわよ」
    「あっそ。じゃいいよ」
    (あ‥怒らせた⁇)
    素直になれない私
    「おい!」顔を上げた私の口に甘酸っぱい味が広がった
    「‥?!」(これ私の好きな苺味‥)
    「好きだろ?」
    苺にチョコをコーティングした簡単なものだけど‥
    「これ、手作り?」
    いつもはツリ目な彼の目がクシャッと下がる
    (‥私の好きな笑顔‥)
    「本当はもっとスゲーの作りたかったんだけど失敗ばっかで‥」
    「必死なこいつマジウケるよ。でも真剣だったから彼チョコ作るついでに一緒に作っただけだから」
    「ここ数日甘い香りさせてたのって‥」
    疑った恥ずかしさと嬉しさがごっちゃになって涙が溢れた
    「好き‼︎」
    「‥知ってるし」
    「何赤くなってるの?苺がだよ。」

    きゅん

    2

    アオハルさんをフォロー

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  10. 「ここが咲良の学校か〜」

    「そうだよ!私の席はねここ!」


    放課後の誰もいなくなった教室



    違う学校に通う彼氏、帆稀が

    自分と同じ教室にいるのは不思議な感じ




    「ええ!俺の席ここだから

    もし同じ教室だったら前後じゃん」



    「何それ〜!最高すぎる」



    いつもの自分の席に座ると

    帆稀は俺の学校の席と言い

    私の前の席に座った




    目の前に帆稀の背中


    「なんか変な感じ」


    そう呟くと帆稀は急に後ろを向いてきた



    「後ろ振り返ったら咲良いるとか

    この席神席すぎる」



    「同じ学校だったらなあ」


    そう呟くと帆稀は私の頭をぐしゃぐしゃに
    して


    「同じ学校じゃないからこその
    特別感だろ?」

    そう笑った


    「それより今日なんの日か知ってる?」


    そうニヤニヤしている帆稀は本当に

    私の自慢の彼氏だ


    「Happy Valentine」

    きゅん

    4

    瀬界 和奏さんをフォロー

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  11. 「春花ちゃんって可愛いよな」

    廉が言ったあの日から、何かが少しずつ壊れ始めた。

    春花にアプローチもすることなく、私と付き合い続けた廉。

    ずるくても、嫌いになれなかった。

    でも、もう限界。
    昨日、バレンタインチョコを春花に催促する廉を見てしまったから。

    「別れよう」
    だから私は言った。

    「なんで?」

    「嫌いになったんじゃない。廉のことが好きかわかんないの」

    意味深な言葉を言ったのはわざと。
    そうすることで廉が少しでも長く私のことを考えればいいのになんて思ったから。

    だけど廉の表情は変わらない。

    「作ったからこれだけもらってくれない?」
    だから、このくらいの身勝手は許してよ。

    甘いものが苦手な廉にホワイトチョコのカップケーキを押しつけた。
    微かに触れた廉の手は冷たかった。

    「じゃあな」
    廉はやっぱり止めない。

    春を告げるような軽い風が、二人の間を切り裂いていった。

    きゅん

    9

    白木かれんさんをフォロー

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  12. 「屋上に呼ぶなんて珍しいね」
    「来てくれてありがとう」
    ちらりと、バッグの中を覗く。…来る前に出しておけば良かった。
    「ちょ、ちょっと、待ってね?めっ、目、瞑ってて!」
    「わかった」
    この顔、今日が何の日かわかってないな
    がさ、と音を立てて何かが落ちる。
    「あ…」
    「どうしたの?」
    目を瞑ったまんまで聞いてくる斗識くん。「なんでもない」と返して、心の中で壮大なため息をつく。最悪…
    失敗した方持ってきちゃった。ハートが割れてるのを…。それだけ取り出して渡そうと思ったけど、あいにくそれしか入ってない。
    「…」
    もういい。私のチョコになんて興味ないみたいだし。
    奥にしまい込む。
    「もう目開けていいよ。さっきまで用事あったけど、もうなくなっちゃった」
    「え…それだけ?」
    何を言ってるんだろう。
    「…僕は期待してたんだけどな」
    しょんぼりとした素直な言葉に、私は今すぐ取りに帰ろうと思った。

    きゅん

    1

    佐々木由美さんをフォロー

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  13. 「藍〜。この前言ってたバレンタインのチョコは?」
    「それが…。」
    今日はバレンタインの日。
    昨日、張り切ってチョコ作ったんだけど…。
    朝寝坊して急いで準備してきたからチョコの事、すっかり忘れてて。
    「ないです。」
    「へっ?!」
    「今日の朝、急いでたから、持ってくるの忘れたんです!」

    「嘘だろ?!」


    「ホントです。」

    先輩は、ガッカリした顔をした、
    だけど、


    「まぁ、いいや!


     その代わり、藍もらうから。」


    「へっ!
     それってどういう?」


    ドンッ!


    先輩に壁ドンされた。
    「今日は、もう我慢出来ないから。」

    先輩の顔が、近づいてくる。
    私と先輩は、バレンタインのチョコより甘いキスを交わした。

    きゅん

    6

    赤坂心さんをフォロー

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  14. 「俺らもいつか楽しい家族作ろうな」

    「うん!支恩大好き!!」

    「俺も、大好き」

    “ぎゅっ”

    「絶対幸せにする」

    「うん。当たり前でしょ!」

    「だな(笑)」

    「約束ね!」

    私はとても幸せ者です!

    きゅん

    1

    ☀︎ヒナタ☀︎さんをフォロー

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  15. 冬休み、彼氏の勇輝には一回しか会えなかった。

    会えない辛さと連絡する勇気のない自分への嫌気だけが膨らんでいった。

    今日はいよいよ始業式。

    雪道をシャクシャクと音を立てて進むごとにわだかまりが少しずつ溶けていくようだった。

    だって今日は勇輝に会える。

    「ひゃっ」
    不意に首筋に冷たいものが触れた。

    「ビビりすぎだろ」
    笑いながら私の顔を覗き込むのは勇輝。

    「久しぶり」

    「そう?」

    勇輝は寂しくなかったのかな。
    上を向いていた視線は自然と下に向かう。

    「彩佳、こっち向けよ」

    「勇輝は寂しくなかったの?」

    「バカ。俺だって会いたかったし」
    勇輝の声はいつもより甘く聞こえた。

    「私はたぶん勇輝より会いたかった」

    「俺の方が会いたかった」

    たった二週間会ってないだけなのに、私たちはバカみたいだ。

    だけど幸せだからいい。

    たった二週間でも私たちにとっては再会だ。

    きゅん

    10

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  16. 「雪、降らねえかなあ」

    最近の君はそればかり口にする。
    最近の君は空ばかり見上げる。

    「降ればいいね」
    私も頷くけど、本当に願ってることは違う。

    だって、空を見上げる君の瞳に私は映っていない。

    「真冬、どうした?元気ないけど」
    君は本当に鋭い。
    君をごまかせないのはわかってる。

    「私のことも見てよ」

    君はまっすぐに私を見て言った。
    「ごめん」

    「俺が空ばっか見てたのは、真冬が雪が好きだって言ってたから」

    「私、そんなこと言った?」

    「真冬が言ったことは忘れねえよ」

    寒さなんて忘れるぐらい頰が熱い。

    「あっ」

    手に落ちた冷たいもの。

    私たちははっと目を見合わせた。

    「雪降ったね」
    嬉しくて、君の手を握った。

    隣を見ると君の頬は真っ赤だった。

    「っ今は空見てろ」

    「はいはい」

    隣には大好きな君がいて。
    儚い雪が空を舞う。

    それだけで幸せだって思えた。

    きゅん

    4

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  17. 「あ、斗識くんだ…」
    嬉しくて頬が緩む。
    「来てくれてありがと…」
    「う、ううん」
    じっと私は斗識くんを見つめてしまう。
    「…」
    やっぱり、好きだなぁ…
    「…なに?」
    「ううん、好きだなぁって思って…」
    素直に言う。
    すると、目を逸らして「そういうこと、あんま言わないで」と言われた。
    がーん…
    「…ごめん、嫌、だった?」
    「じゃなくて」
    斗識くんが慌てたようにこっちを見る。…目があった。嬉しい、と思うのと同時に、目が逸らされる。
    「…僕も」
    顔が赤くなっているのが一瞬見える。頭はぼーっとしているけど、気分はそれだけで幸せになる。
    「えへ、両想いって嬉しいね。ずっと一緒にいてね」
    「…やだって言ったら?」
    …やなの…?
    その言葉がグサッと刺さって、頭が痛くなるような感じがした。…さっきまで、治ってきてたのに。
    「〜っ、嘘、ごめん。超好き。…離れ、ないで」
    耳まで赤くなった顔がこっちを向いた。

    きゅん

    3

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  18. 「あ、斗識くんだ…」
    ズル、と背負っていた鞄が落ちる。
    「来てくれてありがと…」
    「ううん」
    会った瞬間、そんな嬉しそうな顔するなよ…。
    じっと美由紀が僕を見つめる。虚ろな目で。
    「…なに?」
    「…好きだなぁって思って…」
    …っやばい
    「そういうこと、あんま言わないで」
    つい目を逸らして言う。
    今日こそ心臓がおかしくなる…
    「…ごめん、嫌、だった?」
    「じゃなくて」
    つい振り返る。思い切り目があって、慌てて目を逸らす
    「…僕も」
    なんて言おうと思っていなかった本心の方を言ってしまった。
    慌てすぎでしょ、僕…。てか、やばい。こういうこと言ったら…
    「えへ、両想いって嬉しいね。ずっと一緒にいてね」
    …ほら、爆弾が返ってくる
    「…やだって言ったら?」と、今度は思っていないことを言う。こっそり様子を伺うと、すごく悲しそうな、泣きそうな顔をしていた
    「〜っ」
    やっぱり、何を言っても美由紀には敵わない

    きゅん

    3

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  19. 走って、彼の家に行く
    「おはよ」
    部屋に入ると、斗識くんは寝ていたらしく、眠そうに顔を上げた。
    「ん、はよ…」
    ドキュンッ、と心臓が撃ち抜かれる
    斗識くん可愛すぎ…
    抱きついたいのをぐっと堪えて、「今起きたの?」と訊く
    「ん…音がしたから…」
    風邪を引いてなくても、斗識くんはたまに、変なことを言う。ドアを開けてここに来ただけなのにな…
    「…それに」
    ぐっと、腕を引かれる。風邪を引いているからなのか、それとも調整しているのか、その力は弱々しかった。
    「…気づかないわけないじゃん」
    かぁ…と私の頬が赤くなる
    「…あ、ありがと…?」
    「なんでお礼?」
    彼はまた弱々しく笑う
    「…こんな近いと、移る…」
    恥ずかしくて、そんなことを言ってしまう
    「あ、ごめん…」
    頭回んなかった…と呟くのが聞こえた
    「来てくれたのが嬉しすぎて…」
    きょ、今日は素直が度を越している…!
    「ねぇ、今日は泊まっていかない?」

    きゅん

    3

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  20. 冬は嫌いだ。

    寒いし、すぐ夜になっちゃうし。

    「澪、寄り道して帰ろ!」
    なのに彼氏の雪人はそんな誘いをしてくる。

    「寒いし嫌だ。早く帰ろうよ」

    「ほら行こ」

    私の手を雪人は大きな手ですっぽり包んで歩き出した。

    まだ5時半だっていうのに、もう外は暗い。

    「なんで澪は冬が嫌いなの?」

    「だってもう暗いし、めっちゃ寒いじゃん」

    温かいのは雪人に握られた右手だけ。

    すると雪人は私をぎゅっと抱きしめた。

    「ちょっと、雪人」

    「寒い時はくっついたらよくない?」

    雪人の心臓の音も聞こえる距離。
    確かに温かいけど、恥ずかしさで頬が紅潮する。

    「人に見られたら恥ずかしいって」

    「暗いから人に見えないよ」
    いたずらっぽい笑顔に胸が弾む。

    「冬もいいとこあるでしょ?」

    「まあちょっとだけね」

    笑う雪人を見て思う。

    やっぱり冬が好きだ。
    雪人といる冬が好きだ。

    きゅん

    4

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  21. ちら、と隣の席の髙田阿久を見る。
    私をじっと見てる。…嫌じゃないけど
    「奈胡、髙田。見つめ合うな」
    注意されたのに彼はこちらを見るのをやめない。それどころか、阿久は先生を睨む
    急に、手首を掴まれた。
    そのまま引っ張られて、どこかへ連れて行かれる。
    途中、後ろから先生の「授業中だ!」という怒鳴り声が聞こえた気がするけど、阿久は気にせず私を引っ張る。
    「ねぇ、どこ行くの?」
    「…」
    阿久は何も言わない。
    空き教室に着くと阿久ははぁっ、と小さくため息をつく。
    「なんで名前で呼ばれてんの?」
    「へ?」
    そんなの私と同じ名字の男子がいるから区別してるだけでしょ、と言おうとすると、唇に柔らかい感触がした。
    「奈胡は俺の物なのに」
    「…っ、そうだよ?だからそんなの気にしなくていいのに」
    我ながら、とんだ爆弾発言だ。少しずつ顔が赤くなる。
    「…離さないから」

    私達はそのあとの授業を全てサボってしまった。

    きゅん

    9

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